JPS5923539Y2 - うちわ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、夏などの暑いときに涼を得るためのうちわ
に関するものである。

従来のうちわは、細い竹を手に持つ部分だけを残して細
かく幾本かの骨に割り、これに紙を張ったもの、あるい
は厚紙を切り抜いて肩部を形成し、該肩部に丸竹或はプ
ラスチックの柄を取り付けたものであるが、それらのう
ちわは単に涼をとるだけの道具にすぎないものである。

又肩部に広告文などを記載してうちわの機能の他に広告
としての機能をもたせたものもあるが、不使用時には置
き場所に困る問題点がある。

この考案は、上述の問題点を解決しようとするものであ
り、この考案の一実施例を図面を参照して説明すれば、
肩部１は、厚紙を丸く裁断して形成する。

手に持つ柄２は、肩部１と同質の材料の厚紙を手に握れ
る程度の幅広の帯状片４により形成する。

即ち、幅広の帯状片４の中央部を山折り５となし、その
山折り部５の左右等間隔位置を谷折り６゜６して、幅広
の帯状片４をＷ字状に形成して柄２となし、また幅広の
帯状片４の山折り部５の中心位置であって且つ幅方向に
細長だ円形の透孔５ａを設け、該細長だ円形透孔５ａの
両端５ｂ、５ｂは山折り部５の折り線上に位置するよう
に設けてあり、また該Ｗ字状の柄２の上端２ａを前記扇
部１下部に取り付けて扇のがなめ部３に形成する。

一方Ｗ字状柄２の山折り部５を有する下方部２ｂは肩部
１に対して水平方向に山折り部５が伸縮できるように形
威しである。

なお、かなめ部３には、親指が入る程度の大きさの透孔
７を設けである。

次にこの考案の作用を説明すると、第２図に示すように
柄２の下方部２ｂを縮めると中央山折り部５は内方に折
り返されて柄の握り部を構成する。

又第５図に示すように柄２の下方部２ｂの中央山折り部
５を肩部１に対して水平方向に伸長すれば柄２の下方部
２ｂは基台となるので、テーブル等の上に載置して表示
板として使用できる。

なおベローズ状に伸縮する柄２の下方部２ｂは、中央山
折り部５に長だ円形の透孔５ａを設けたので、全体を厚
紙で形成されたうちわに於て、鉄桶２の中央山折り部５
が他部と比して脆弱に形成されることになり、厚紙にも
かかかわらず、伸縮が容易で簡単に柄或は基台にするこ
とができる。

この考案は上述の如く肩部１に広告文その他の表示文を
記載しておき、うちわとして使用しないときは、柄２の
下方部２ｂを広げて表示板として使用し、又うちわとし
て使用するときは、柄２の下方部２ｂを縮めて握り部に
構成できるので、うちわとして使用できる。

更にうちわとして使用する場合にかなめ部３に透孔７が
穿っであるので、該透孔７に指を差し込んで使用すれば
、かなめ部に無理な負担がかからないので、かなめ部が
ら破損するようなこともない。

【図面の簡単な説明】

図はこの考案のうちわの一実施例を示すものにして、第
１図はうちわの正面図、第２図は同側面図、第３図は第
１図のＩＩＩ−ＩＩＩ線の断面図、第４図は柄の展開図
、第５図は表示板として使用した状態の斜視図である。 １・・・・・・肩部、２・・・・・・柄、２ａ・・・・
・・柄の上端縁、２ｂ・・・・・・柄の下端部、３・・
・・・・かなめ部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 肩部１に取付ける柄２を広幅にして且つ断面形状がＷ字
   状の柄に形成し、該Ｗ字状の柄を形成せる幅広帯状片４
   の中央山折り部５の中心部に幅方向であって且つ両端５
   ｂ、５ｂが山折り線上に位置する長だ円形の鍔孔５ａを
   設は鉄桶２の上端縁２ａを肩部１に取付けてかなめ部３
   となし、又柄２の下端部２ｂをベローズ状に伸縮可能に
   形威したことを特徴とするうちわ。