JPS5923468Y2 - コンバインに於ける脱穀用扱胴 - Google Patents
コンバインに於ける脱穀用扱胴Info
- Publication number
- JPS5923468Y2 JPS5923468Y2 JP7529478U JP7529478U JPS5923468Y2 JP S5923468 Y2 JPS5923468 Y2 JP S5923468Y2 JP 7529478 U JP7529478 U JP 7529478U JP 7529478 U JP7529478 U JP 7529478U JP S5923468 Y2 JPS5923468 Y2 JP S5923468Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handling
- threshing
- combine harvester
- cylindrical body
- culm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Combines (AREA)
- Threshing Machine Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はコンバインを多目的に利用せしめることを目的
とした扱胴の改良に関するものである。
とした扱胴の改良に関するものである。
現在、稲、麦の収穫作業を目的とした日本独自の自脱型
コンバインが多数市販され、はとんどの農家で使用され
ている。
コンバインが多数市販され、はとんどの農家で使用され
ている。
しがし、このコンバインは高価な機械であるにもががわ
らず、その稼動率は非常に低く、一般的農家においては
稲、麦双方の収穫に用いたとしても1o日が、或いは1
5日程度の稼動日数であった。
らず、その稼動率は非常に低く、一般的農家においては
稲、麦双方の収穫に用いたとしても1o日が、或いは1
5日程度の稼動日数であった。
しがも稲作のみの地域にあっては稼動率は更に低下して
いたのが実状で、農業経営の上がらも非常に高コストと
なることが避けられなかった。
いたのが実状で、農業経営の上がらも非常に高コストと
なることが避けられなかった。
出願人はこの様な問題を解決せんとして、コンバインの
年間稼動日数をでき得る限り多くすべく、従来、稲、麦
の収穫作業のみに使用されていたコンバインで飼料用殻
稈の収穫を図ったが、コーン等飼料用穀物の収穫には搬
送装置の改良並びに扱網の目合いの変更等が必要となり
、その取替えを容易とすることはできながった。
年間稼動日数をでき得る限り多くすべく、従来、稲、麦
の収穫作業のみに使用されていたコンバインで飼料用殻
稈の収穫を図ったが、コーン等飼料用穀物の収穫には搬
送装置の改良並びに扱網の目合いの変更等が必要となり
、その取替えを容易とすることはできながった。
また水分の多い青刈り飼料の作物の収穫にあっては、回
転する扱胴の扱歯で飼料作物が打梳されることにより発
生する青汁が扱室内及び選別部等に付着し、かんじんの
稲、麦の収穫時に支障をきたしていた。
転する扱胴の扱歯で飼料作物が打梳されることにより発
生する青汁が扱室内及び選別部等に付着し、かんじんの
稲、麦の収穫時に支障をきたしていた。
而して本考案にあっては係る問題に鑑み、扱胴の扱歯を
容易に取外し得るようにして水分の多い青刈り飼料作物
をも収穫せんとするものであり、局面に抜歯軌跡と略同
−の螺旋状溝を形成した適宜の円筒体を扱室内部に軸架
せしめると共に、該円筒体の周面には、周方向に複数個
に分割し、その分割された夫々の円弧形状の表面に多数
個の扱歯を植設せしめてなる後板を着脱自在に係着せし
めるべく構成し、該後板を係着しての脱穀作用と、後板
を取外しての搬送作用の両作用をなさしめるべく構成し
たことを特徴とするコンバインに於ける脱穀用扱胴を呈
せんとするものである。
容易に取外し得るようにして水分の多い青刈り飼料作物
をも収穫せんとするものであり、局面に抜歯軌跡と略同
−の螺旋状溝を形成した適宜の円筒体を扱室内部に軸架
せしめると共に、該円筒体の周面には、周方向に複数個
に分割し、その分割された夫々の円弧形状の表面に多数
個の扱歯を植設せしめてなる後板を着脱自在に係着せし
めるべく構成し、該後板を係着しての脱穀作用と、後板
を取外しての搬送作用の両作用をなさしめるべく構成し
たことを特徴とするコンバインに於ける脱穀用扱胴を呈
せんとするものである。
以下本考案に係る一実施例の態様を図面に基づいて詳述
すれば、1はコンバインの機体、2は殻稈引起し装置3
、搬送装置4等を有する刈取搬送装置。
すれば、1はコンバインの機体、2は殻稈引起し装置3
、搬送装置4等を有する刈取搬送装置。
iは刈取搬送装置2の移送方向前方適所に搭載した脱穀
装置で、内部扱室6内に扱胴7を軸架せしめる。
装置で、内部扱室6内に扱胴7を軸架せしめる。
該扱胴7は扱胴軸8に楔着せしめ、周面に扱歯9,9・
・・の配列と略同軌跡で螺旋状溝10を形成した円筒体
11と、この円筒体11の周面に係着せしめるべく周方
向に複数に分割され、その分割された夫々の部分円弧状
の表面に、前記扱歯9,9・・・を植設せしめた根板1
2.12からなり、該根板12,12を係着しての脱穀
作用と、根板12.12を取外しての被脱穀作用、即ち
搬送作用の両作用をなさしめるべく構成している。
・・の配列と略同軌跡で螺旋状溝10を形成した円筒体
11と、この円筒体11の周面に係着せしめるべく周方
向に複数に分割され、その分割された夫々の部分円弧状
の表面に、前記扱歯9,9・・・を植設せしめた根板1
2.12からなり、該根板12,12を係着しての脱穀
作用と、根板12.12を取外しての被脱穀作用、即ち
搬送作用の両作用をなさしめるべく構成している。
13は脱穀装置5の一側に懸回するフィートチエンで、
このフィートチエン13の移送終端部に近接して排藁搬
送装置14を懸回している。
このフィートチエン13の移送終端部に近接して排藁搬
送装置14を懸回している。
15は穀稈さし)断機、16はさい傷薬移送装置、17
は原動機である。
は原動機である。
次にその作用を説明すれば、稲、麦の収穫作業をする場
合、機体1を圃場内で進行せしめ殻稈引起し装置3で立
毛殻稈を梳起ししながら刈取搬送装置2の刈取り部にて
刈取り、次いでフィートチエン13へ綿製し扱室6内へ
供給される。
合、機体1を圃場内で進行せしめ殻稈引起し装置3で立
毛殻稈を梳起ししながら刈取搬送装置2の刈取り部にて
刈取り、次いでフィートチエン13へ綿製し扱室6内へ
供給される。
扱室6内へ供給された殻稈はフィートチエン13で移送
方向前方へ送られながら、扱胴7の回転に伴し)扱歯9
.9・・・にて穂先部を打梳され脱粒される。
方向前方へ送られながら、扱胴7の回転に伴し)扱歯9
.9・・・にて穂先部を打梳され脱粒される。
脱粒後の殻稈はフィートチエン13より排藁搬送装置1
4に綿製され、次いで殻稈さい断機15へ供給されて短
寸にさい断され、さい傷薬移送装置16にて収納袋等へ
供給される。
4に綿製され、次いで殻稈さい断機15へ供給されて短
寸にさい断され、さい傷薬移送装置16にて収納袋等へ
供給される。
一方、青刈りで飼料用殻稈を収穫する場合には、扱胴7
より扱歯9゜9・・・を植設した根板12.12を取外
し、螺旋状溝10を有する円筒体11単体として作業を
行なう。
より扱歯9゜9・・・を植設した根板12.12を取外
し、螺旋状溝10を有する円筒体11単体として作業を
行なう。
この際刈取り搬送されフィートチエン13に綿製された
飼料用殻稈は、フィートチエン13で移送されて扱室6
へ供給されるのは前述のとおりであるが、該扱室6内で
回転する円筒体11には扱歯9.9・・・は植設されて
いないので殻稈が打梳されることはなく、フィートチエ
ン13の回動により株元側を挟持されて移送される飼料
用殻稈は、回転する円筒体11の周面に形成された螺旋
状溝10の作用により、株元側と略同速度で穂先側を移
送方向に送り、排藁搬送装置14に綿製されて殻稈さい
断機15により短寸に切断され、さい傷薬移送装置16
にて収納袋等へ供給される。
飼料用殻稈は、フィートチエン13で移送されて扱室6
へ供給されるのは前述のとおりであるが、該扱室6内で
回転する円筒体11には扱歯9.9・・・は植設されて
いないので殻稈が打梳されることはなく、フィートチエ
ン13の回動により株元側を挟持されて移送される飼料
用殻稈は、回転する円筒体11の周面に形成された螺旋
状溝10の作用により、株元側と略同速度で穂先側を移
送方向に送り、排藁搬送装置14に綿製されて殻稈さい
断機15により短寸に切断され、さい傷薬移送装置16
にて収納袋等へ供給される。
以上のように本考案は、周面に扱歯軌跡と略同−の螺旋
状溝10を形成した適宜の円筒体11を扱室6内部に軸
架せしめると共に、該円筒体11の周面には、周方向に
複数個に分割し、その分割された夫々の円弧形状の表面
に多数個の扱歯9゜9・・・を植設せしめてなる根板1
2.12を着脱自在に係着せしめるべく構成し、該根板
12.12を係着しての脱穀作用と、根板12.12を
取外しての搬送作用の両作用をなさしめるべく構成した
ものであるから、従来のコンバインが、稲、麦の収穫作
業にのみ用いられることにより稼動日数が年間を通じて
も10〜15日程度しかなく、その後は格納しておくと
いう効率の悪い使用状態であり、また、飼料用殻稈の青
刈り等についても、従来はモアー等で刈取りこれをレー
キ等にて集積し、人力で運搬車に積載していたものであ
るが、本考案におし)ては扱歯9,9・・・を植設した
根板12.12を容易に脱着自在としているので、稲、
麦の収穫に合わせて飼料用殻稈の青刈り等についても殻
稈が打梳されることはなく、従来は不可能とされてlV
)た青刈りにコンバインを用いること力呵能となり、従
って該コンバインの稼動率は大幅に向上し得るばかりで
なく、飼料用殻稈収穫機として飼料用殻稈等の収穫にも
多大な能率向上を計り得るものである。
状溝10を形成した適宜の円筒体11を扱室6内部に軸
架せしめると共に、該円筒体11の周面には、周方向に
複数個に分割し、その分割された夫々の円弧形状の表面
に多数個の扱歯9゜9・・・を植設せしめてなる根板1
2.12を着脱自在に係着せしめるべく構成し、該根板
12.12を係着しての脱穀作用と、根板12.12を
取外しての搬送作用の両作用をなさしめるべく構成した
ものであるから、従来のコンバインが、稲、麦の収穫作
業にのみ用いられることにより稼動日数が年間を通じて
も10〜15日程度しかなく、その後は格納しておくと
いう効率の悪い使用状態であり、また、飼料用殻稈の青
刈り等についても、従来はモアー等で刈取りこれをレー
キ等にて集積し、人力で運搬車に積載していたものであ
るが、本考案におし)ては扱歯9,9・・・を植設した
根板12.12を容易に脱着自在としているので、稲、
麦の収穫に合わせて飼料用殻稈の青刈り等についても殻
稈が打梳されることはなく、従来は不可能とされてlV
)た青刈りにコンバインを用いること力呵能となり、従
って該コンバインの稼動率は大幅に向上し得るばかりで
なく、飼料用殻稈収穫機として飼料用殻稈等の収穫にも
多大な能率向上を計り得るものである。
しかも、飼料用殻稈は刈取り後、圃場での放置時間が長
くなると風雨等にさらされて糖分含有量の低下をまねき
、また土砂の耐着も多くなって飼料としての品質低下を
きたすのである。
くなると風雨等にさらされて糖分含有量の低下をまねき
、また土砂の耐着も多くなって飼料としての品質低下を
きたすのである。
が、該コンバインを利用することにより刈取り直後の殻
稈を直ちに短寸にさい断し、収納するので乳牛、肉牛等
の嗜好性の高い飼料用殻稈を収穫することができ得る等
誠に顕著なる効果を有し、農家、特に畜産との兼業農家
には多大の貢献をなすものである。
稈を直ちに短寸にさい断し、収納するので乳牛、肉牛等
の嗜好性の高い飼料用殻稈を収穫することができ得る等
誠に顕著なる効果を有し、農家、特に畜産との兼業農家
には多大の貢献をなすものである。
; 第1図は本案を具備したコンバインの平面図。
第2図は扱胴の抜板分離作用を説明するための側面図。
第3図は円筒体の正面図である。6・・・・・・扱室、
9・・・・・・扱歯、10・・・・・・螺旋状溝、11
・・・・・・円筒体、12・・・・・・根板。
9・・・・・・扱歯、10・・・・・・螺旋状溝、11
・・・・・・円筒体、12・・・・・・根板。
Claims (1)
- 周面に扱歯軌跡と略同−の螺旋状溝を形成した適宜の円
筒体を扱室内部に軸架せしめると共に、該円筒体の周面
には、周方向に複数個に分割し、その分割された夫々の
円弧形状の表面に多数個の扱歯を植設せしめてなる後板
を着脱自在に係着せしめるべく構威し、該後板を係着し
ての脱穀作用と、後板を取外しての搬送作用の両作用を
なさしめるべく構成したことを特徴とするコンバインに
於ける脱穀用後胴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7529478U JPS5923468Y2 (ja) | 1978-05-31 | 1978-05-31 | コンバインに於ける脱穀用扱胴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7529478U JPS5923468Y2 (ja) | 1978-05-31 | 1978-05-31 | コンバインに於ける脱穀用扱胴 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54177360U JPS54177360U (ja) | 1979-12-14 |
JPS5923468Y2 true JPS5923468Y2 (ja) | 1984-07-12 |
Family
ID=28989593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7529478U Expired JPS5923468Y2 (ja) | 1978-05-31 | 1978-05-31 | コンバインに於ける脱穀用扱胴 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5923468Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-05-31 JP JP7529478U patent/JPS5923468Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54177360U (ja) | 1979-12-14 |
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