JPS592328B2 - 高速パルス光検出装置 - Google Patents

高速パルス光検出装置

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JPS592328B2
JPS592328B2 JP6277277A JP6277277A JPS592328B2 JP S592328 B2 JPS592328 B2 JP S592328B2 JP 6277277 A JP6277277 A JP 6277277A JP 6277277 A JP6277277 A JP 6277277A JP S592328 B2 JPS592328 B2 JP S592328B2
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JP
Japan
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cable
cathode
anode
detection device
light detection
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JP6277277A
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English (en)
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JPS53148482A (en
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達郎 林
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Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
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Publication date
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Publication of JPS592328B2 publication Critical patent/JPS592328B2/ja
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 レーザ光のような超高速パルス光をオツシロスコープ等
で観測し、あるいは計数する場合等にその光電変換器と
してパイプレーナ型の光電管が用いられる。
この光電管は各部の電子走行時間を均一でかつ出来るだ
け小さくするために、光電子放出陰極と陽極とを狭い間
隔で平行に形成したもので、そわらの間に数千ボルトの
電圧を印加すると共にこれを同軸ケーブル等で測定器に
連結する。上述のような装置において、光電管に光を入
射した場合における信号の立上わ時間は、これを数百ピ
コ秒以下とすることができる。しかしその入射光を遮断
した場合には、信号が完全に消滅するまでに上記ケーブ
ルの特性インピーダンスRと電極間の静電容量Cとで定
まる時間遅れを生じて、信号が初期値の90%から10
%まで減衰するに要する時間は2.2RCで与えられる
。すなわち高速パルス光を截頭1するためには、ケーブ
ルの特性インピーダンスRまたは電極間の容量Cを小さ
くして、信号の減衰時間を小さくしなければならないが
、インピーダンスRを小さくするとこれに伴つて測定器
の入力インピーダンスを小さくする必要があるから、検
出される信号電圧が減少してSN比が低下する。また電
極間の距離を増大して容量Cを小さくすると光電子の走
行時間の増大によつて信号の立上りに遅れを生L電極面
積を小さくすると入射光量に制限を受けて信号出力が減
小すム従つて本発明は臨界制動の条件を満足するような
インダクタンスを光電子放出陰極および陽極とケーブル
との間に直列に挿入することにより信号の減衰時間を短
縮しようとするものである。第1図は本発明実施例の縦
断面図で、バイプレーナ型の光電管1は円環状をなした
コバールの電極2に円板状のガラスフェースプレート3
および有底円筒状のガラス容器4を封着し、上記フェー
スプレート3の内面にメッシュ状の陽極5を添着して電
極2に接続すると共に表面に光電面6を形成した円板状
の陰極Tを円柱状の支持杆8の先端に取付けて支持杆8
を容器4に封着してある。すなわち上記光電子放出陰極
7とその放出光電子を集収するための陽極5とを相対向
する平行平面状に形成したもので、このような光電管1
をほぼ漏斗状をなした金属容器9に収容して、該容器の
尖端部に同軸ケーブル10の外部導体を連結し、絶縁体
板11または後述の抵抗Rを有するディスク゛形抵抗体
で保持された導体12vcよつて該ケーブルの芯線13
を前記支持杆8の先端に連結してある。また容器9の内
面には絶縁層14で被覆された円筒状の導体板15を嵌
合して、この導体板を板ばね16で光電管の電極2に連
結すると共に套管ITに取付けられた端子18に上記導
体板15を接続してある。すなわち端子18と容器9と
の間に例えば数千ボルトの直流電源19を接続すること
によりケーブルを介して陰極7と陽極5との間に光電子
の加速電圧を加えるもので、陽極5は更に導体板15と
容器9との間に形成されたバイパスコンデンサを介して
ケーブル10の外部導体に連結される。第2図は土述の
ケーブル10の先端をオツシロスコープのような計測器
20に接続した状態の等価回路で、光電管1の陰極7と
陽極5との間の静電容量がC、ケーブルの特性インピー
ダンスがR、支持杆8のインダクタンスがLであつて、
計測器20の入力インピーダンスは当然Rであわ、また
導体板15と容器9との間に形成されるバイパスコンデ
ンサCbは前記容量Cに比較して充分大きいから、これ
を無視することができる。
な訃第1図に示したようにケーブル10の芯線13を支
持杆8に連結する導体12の外径とこの導体を囲む容器
9の内径との比は、上記ケーブルに訃ける芯線の径と外
部導体の内径との比に各部共等しくなるように形成され
ているから、実質的にケーブル10が支持杆8の先端ま
で延長しているものとみなされる。このような装置に卦
いて、第1図第2図に矢印で示したように光電子放出陰
極7に時間幅の極めて小さいパルス光を入射させたもの
とすると、陽極から陰極に向つて上記パルス光の光量に
対応した電荷が移送される。その電荷QOがケーブルの
芯線を計測器20に向つて進行し、該計測器の入力イン
ピーダンスRによつて生ずる電圧波形pがブラウン管等
で観測されるが、この波形は第2図VC訃けるコンデン
サCとインタグlンスL訃よびケーブルの特性インピー
ダンスRの直列回路に流れる電荷Qによつて上記インピ
ーダンスRに生ずる電圧波形と同一である。士述のよう
な閉回路に卦いては、の関係が成立し、また該閉回路に
振動電流を生ずることなく、しかも電流の減衰時間が最
小となる臨界制動の条件はであつて、この条件を上記(
1)式に適用すると共に時間tが0に卦ける電荷を前記
Q。
とするとが得られる。従つて電流をiとすると観測され
る電圧vはである。
この電圧vはt=2L/Rvc卦いて極大値に達したの
ち単調に減衰する。第3図の曲線Aは電圧vが極大値に
達した時刻をOとして時間tをCBの単位で表わすと共
に上記極大値を1として該電圧vを示したものである。
また曲線BはインダクノンスLが零の従来の装置に卦け
る同様の減衰曲線で、何れの場合も電極間容量Cを5p
F、ケーブルの特性インピーダンスRを50Ωとしてあ
る。このように電圧vが0.9から0.1まで減衰する
に要する時間Ta,Tbは曲線AVC訃いて1.7CR
すなわち425pS1曲線Bは前述のように2.2CR
すなわち550pSである。以上実施例について説明し
たように本発明は、パイプレーナ型の光電管をケーブル
によつて計測器に連結する場合に、例えば上記光電管の
電極支持杆8を適当な形状寸法に形成することにより、
光電管の電極とケーブルとの間に臨界制動の条件を満足
するようなインダクノンスを直列に挿入して信号の減衰
時間を短縮したものである。
従つて振動電流を発生することなく、しかも入射光の遮
断時に卦ける信号の減衰時間が短縮して、高速度のパル
ス洸な観測することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の縦断面図、第2図は第1図の装
置の等価回路、第3図は本発明並びに従来の装置の特性
曲線である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 光電子放出陰極と該陰極から放出された光電子を集
    収する陽極とを相対向する平行平面状に形成して、上記
    陰極と陽極とを特性インピーダンスがRのケーブルでパ
    ルス電流の計測器に連結すると共に上記陰極と陽極との
    間の静電容量をCとするとき該陰極および陽極とケーブ
    ルとの間にR^2C/4の値を有するインダクタンスを
    直列に挿入したことを特徴とする高速パルス光検出装置
JP6277277A 1977-05-31 1977-05-31 高速パルス光検出装置 Expired JPS592328B2 (ja)

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JPS53148482A JPS53148482A (en) 1978-12-25
JPS592328B2 true JPS592328B2 (ja) 1984-01-18

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62246320A (ja) * 1986-04-21 1987-10-27 原 勤 ベツド用補助装置
JPH0337618Y2 (ja) * 1986-12-29 1991-08-08
JPH041934Y2 (ja) * 1989-09-22 1992-01-23
JPH0422736Y2 (ja) * 1987-10-02 1992-05-26

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JP4940852B2 (ja) * 2006-09-21 2012-05-30 井関農機株式会社 根菜作物の整列供給装置

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JPS53148482A (en) 1978-12-25

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