JPS59231081A - 新規結晶形の(+)−カテキン1水和物及び無水(+)−カテキン,並びにその製造方法及び該化合物を含む医薬製剤 - Google Patents

新規結晶形の(+)−カテキン1水和物及び無水(+)−カテキン,並びにその製造方法及び該化合物を含む医薬製剤

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JPS59231081A
JPS59231081A JP10510783A JP10510783A JPS59231081A JP S59231081 A JPS59231081 A JP S59231081A JP 10510783 A JP10510783 A JP 10510783A JP 10510783 A JP10510783 A JP 10510783A JP S59231081 A JPS59231081 A JP S59231081A
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catechin
anhydride
monohydrate
hydrate
tetrahydrate
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エルビン・マルチ
オスカ−・ハイバ−
アレクサンドレ・グマ
グスタフ・フ−バ
勇 内海
寛 中川
宮田 龍彦
秋本 恒一
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GSK Consumer Healthcare SARL
Kanebo Ltd
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Zyma SA
Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は(+)−カテキンの1水和物又は無水形の新規
結晶形、その製造方法及び前記化合物を含む医薬製剤に
関する。
(+)−カテキンは式(■): の化合物であり、(2R,3S) −2−(3、4−ジ
ヒドロキシフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−1−
ベンゾビラン−3,5,7−ドリオール、(2R,38
)−5,7,3’、4’−テトラヒドロキシ−フラバノ
ール−3又は(2R,3S)−3゜3’、4’、5.7
−−!’ンタヒドロキシフランと言われる。また、前記
化合物はd−カテキン及び(+)−ンアニグノールー3
、又は正しくはないがd−カテコール、d−カテキン酸
、d−カテキュ酸、又はd−シアニドールとも言われ、
(+)−形を示すrd−Jは必ずしも使用されない。
この化合物は主として高等木質植物に(−)−エビカテ
キンと共に存在し、工業目的でウンカリア・ガンビール
(Uncaria gamb ir)の葉及び枝又はア
カシア・カテキュ(Acacia catechu)の
木部を熱湯で抽出し、抽出物を蒸発し、生ずる残渣、即
ちいわゆるガンビール阿仙薬及びにグ呵仙薬をそれぞれ
更に水から再結晶することにょシ精製し、結晶を乾燥す
ることによって得られる〔メルク・インデックス(Me
rck Index) 9仮、1976年、19o1貞
〕。
(+)−カテキンは収数剤であり、肝臓病の治療に使用
される〔ランセット(Lancet、) il、115
3〜1155、(1977)およびフォルトシュリッチ
・デル・メディツィン(Fortschri−tte 
der Medizin) 92% 75〜79頁(1
978))。
(+)−カテキンが4水和物、1水和物又は無水物とし
て結晶形で得られることは従来知られている〔クラウザ
ア(R,C1auser)著、ヘミ、7シエ・ペリヒテ
(Chemische Bertchte) 36巻1
01−107頁、1903年〕。粗カテキンを水から再
結晶し、室温で風乾すると、(+)−カテキン4水和物
(融点96℃、本明細書では4水和物と略記する)が得
られ、この4水和物は室温で硫酸上で乾燥すると、公知
の(+)−力チキン1水和物(憎点17601本明細書
では「β−1水和物」と略記する)に変わシ、β−1水
和物を100℃で大気圧下に乾燥すると、(+)−カテ
キンの公知無水物形(融点210℃、本明細書では「η
−無水物」と略記する)が得られることは一般に認めら
れている。
ヘルケ9ルト(H,L、Hergert)及びクルト(
E、F、Kurth ) 著、ジャーナル・オグ・オー
がニック・ケミストリー(Journal  of O
rganicChemistry) 18巻251g(
t9s3)は、粗(+)−カテキンから得られる低融点
形(融点176〜177 ’C)及び高融点形(融点2
19 ’C)のX−線回折スペクトルを報告した。本発
明者は、文献ベリヒテに記載された方法によシ製造され
だβ−1水和物及びη−無水物のX−線回折図の比較か
ら、文献ツヤ−ナル・オプ・オーガニック・ケミストリ
ーに記載されている2つの形態について、低瀬点形が文
献ペリヒテに記載されているβ−1水和物とη−無水物
との混合物であり、高融点形は文献ベリヒテに記載され
ているη−無水物に相当することを見い出しだ。
(+)−カテキンの4水和物、β−1水和物及びη−無
水物の公知結晶形は、異なるX−線回折スにクトル(例
えば、Cu:に−線を使用して得られる)及びそれぞれ
の温度で常圧で5℃/分の速度で試料を加熱した時の水
の減量を重量分析にょシ測足する熱重量分析にょシ区別
することができる。
種々の結晶粉末のX−線回折スペクトルの下記の格子間
隔■は、ギニア(Guinier) Nカメラを用いる
フィルムでCu : KCt−線(λ=1.5405X
)の回折線を記録することによって得られる。標準とし
て、α−石英を使用し、そのd−値をa =4.913
K及びC3=5.405Xから計算する。
線の相対強度を眼で観察することによって算出される。
4水和物のX線回折スペクトルは下記の11の主回折線
を有することを特徴とする: 4水和物のX−線回折スペクトルは更に、前記の11の
回折線の他に下記の6つの回折線を有することを特徴と
する: 以下余白 β−1水和物のX−線回折スにクトルは下記の12の主
回折線を有することを特徴とする:β−1水和物のX−
線回折スペクトルは更に、前記の12の回折線の他に下
記の5つの回折線を有することを特徴とする: β−1水和物は更に、前記の熱重量分析法によシ下記の
結果を有することを特徴とするニル〔1“、入!、″7 黒見吃−−ニー!左ン84勲1 40   命 0.3±010 5010.6±0.15 □ 60   1  1.1±0.20 ネ 70   1 1.6±0.25 8012.2±030 90       3.3±0.35 100  1 4.5±0.40 130     :  5.9±05014016.0
±0,50 β−1水和物に関する所定の条件下の最大蒸発速度は、
93℃の温度で観察される。
η−無水物のX−線回折スペクトルは文献値(ヘルケ゛
ルトウの前掲文献)と一致して下記の9つの回折線を有
することを特徴とする:η−無水物は、更に前記の熱重
緻分析により下記の結果を示すことを特徴とする: 、以下余白 η−無水物に関する所定の条件下の最大蒸発速度は、5
0℃の温度で観察される。
η−無水物の含水巌は強い吸湿避による。この観察は文
献(ヘルク゛ルトらの前掲文献)と一致している。
本発明箭の研究によれど、前記の文献ペリヒテに記載さ
れている方法によシ製造される4水和物は、低水分(含
水率)の雰囲気中に置くと、室温で脱水剤、例えば硫酸
の不存在でβ−1水和物に変わシ、4水和物、β−1水
和物及びη−無水物は室温で周囲の雰囲気の水分量に応
じて相互に変化することが判る。
例えば、添附図面の第4図が示すように、20℃の温度
でη−無水物は約10係より高い相対湿度でβ−1水和
物に変わシ、β−1水和物は約40係よシ高い相対湿度
で4水和物に変わり、4水和物は約70係より低い相対
湿度でβ−1水和物に変わる(参考例1及び第4図参照
)。
従って、公知の(十ノーカテキン結晶形は、その水和度
が常温で周囲の雰囲気の水分量の変化と共に変化するの
で、特にこれらの化合物を含む医薬製剤の製造の際に、
重大な欠点を有する。医処組成物の製造工程の間に起る
水和度の変化は、医薬製剤の精密でなければならない(
+)−カテキン含有量を変化させる。水和度の変化の影
響は、例えばβ−1水和物1gが4水和物117gに相
当することが判るように、重大である。
更に、(+)−カテキンの水利状態の変動は、バルクの
貯蔵中または種々の医薬製剤(例えば散剤、碇剤笠)の
製造及び貯蔵中の環境湿度の厳密な制御を必要とする。
例えば、β−1水和物を含む綻剤は、貯蔵中に水分が増
加すると共に膨潤しやすく、従って変形するか、または
硬度を低下する(下記の例1及び第3表参照)。公知の
結晶形は不快な苦い味を有し、この味のだめ経口投与に
適さないことに注意すべきである。味をかくすため、公
知の結晶から成る鋺剤を被覆しなけれIばならない。活
性物質の品質を改良し、公知結晶形によって起る欠点を
克服する強い必要がめった。
ところで、(十)−力チキン1水和物の新規結晶形(以
下「α−1水利物」と略記する)及び無水(+)−カテ
キンの2種の新規結晶形(以下「γ−無水物」及び「δ
−無水物」と略記する)であって、従来のβ−1水和物
及びη−無水物の結晶形とは異なり、(+)−カテキン
の公知結晶形をほとんど含まないものが、意外にも前記
の要求を満足することが判った。即ち、新規α−1水和
物は温度、湿度及び光に対して著しく改良された安定性
を示し、新規γ−無水物及び特に新規δ−無水物は公知
η−無水物に比べて、特に湿度に対して著しく安定であ
る。
本発明の目的は、温度、湿度及び光に対して安定であシ
、苦い味をあまり有しない(+)−カテキン1水和物の
新規結晶形(α−1水+1物と記す)を提供することで
ある。更に本発明の目的は、とのα−1水和物の製造方
法を提供することである。
また、本発明はとのα−1水和物を含む固体医4μ製剤
を提供することを目的とする。
本発明の目的は、更に、従来公知のη−無水物よシ安定
な無水(+)−力チキンの2種の新規結晶形(r−無水
物及びδ−無水物と記す)を提供すること、これらの新
規結晶形の製造方法を提供すること及びこれらの新規無
水結晶形を含む医薬製剤を提供することである。
従って、本発明は、Cu:にα −W−を使用して得ら
れるX−線回折スぜクトルにおいて少なくとも下記の9
つの格子間隔及び相対的線強度を有することを特徴とす
る: 前記のX−線回折スペクトル及び本明細書における他の
すべてのX−線回折スぜクトルにおける格子間隔に関す
る一測定値の誤差は68係レベルでの信頼区間によって
表しだものである。
前記の新規α−形の(+)−力チキン1水和物は、前記
の9つの回折線の他に、更に下記の8つの回折線及び相
対強度を有するのが好ましい:1水和物の新規結晶形(
α−1水和物)は、2種のX−線回折スペクトルの比較
から明らかなとおシ、従来公知の1水和物の結晶形(β
−1水和物)とは異なる。
新規α−1水和物は更に、前記の熱重量分析法に特徴づ
けられ、β−1水和物とは区別されうる。
5℃/分の走査速度で測定した常圧での水分の損失は、
種々の上昇温度について下記の表に示す:α−及びβ−
1水和物における前記条件下での水の損失に関する平均
値の誤差は68係レベルでの信頼区間によって表わす。
所定の条件下でのα−1水和物に関する水の最大蒸発速
度は130℃の温度で観察される。
α−1水和物及びβ−1水和物は同一の元素分析値(C
45H1406・H2O)、含水率、Uy 、x−eク
トル、薄層クロマトグラム、ガスクロマトグラム及び比
旋光度を有する。
意外にも、新規α−1水和物は、以下に示すように公知
のβ−1水和物よシ温度、湿間て水)及び光に対して安
定である。
β−1水和物及び他の公知形に対比してのα−1水和物
の意外な利点及び医薬製剤の製造に対するそれらの関係
を以下に更に詳述する。
前記のX−線回折スにクトルを有する新規(+)−カテ
キンα−1水和物の製造方法は、a)  (+)−カテ
キンα−1水和物に関してだけ過飽和の水溶液に(+)
−カテキンα−1水和物の結晶を接種し、(+)−カテ
キンα−1水和物を結晶させ、(+)−カテキンα−1
水和物を集めるか、又は b)α−1水和物とは異なる固体(+)−カテキン又は
これと(+)−カテキンの別の固体形との混合物全水の
存在で約50〜140℃の温度に保持し、(+)−カテ
キンα−1水和物を集めるか方法a) (+)−カテキンα−1水和物に関してだけ過飽和の水
溶液とは、所定の結晶温度での(+)−カテキンの濃度
が所定の溶剤中の(+)−カテキンα−]水和物の溶解
度曲線よシ高く、他の任意の(+)−カテキン結晶形の
溶解度曲線よシ低因、特に(+)−カテキン4水和物ま
たは(+)−カテキンβ−1水和物の溶解度曲線よシ低
い水溶液である。
この過飽和水溶液は、この化合物の公知の形、例えば4
水和物、β−1水和物又はη−無水物、又は本発明の適
当な新規形、即ちγ−若しくはδ−無水物、又は異なる
結晶形の(+)−カテキン若しくはその無水物の混合物
(α−1水和物との混合物も含めて)を水又は水と有機
溶剤との混合物中に室温又は例えば使用する溶剤の沸点
までの高温で溶解し、種結晶又は他の結晶形を除去し、
得られたきれいな溶液を下記のようにして過飽和状態に
することによって製造することができる。
水と有機溶剤との混合物が望ましい場合、化合物を有機
溶剤に溶かし、次に水を加えるのが好ましい。使用しう
る溶剤は、(+)−カテキン出発物質が溶ける溶剤であ
る。このような溶剤は特に極性溶剤、例えばアルコール
、特に低級アルカノール、例えばメタノール、エタノー
ル若しくはプロ・ぐノール、液状酸;−9uえば相応す
る低級アルカン酸、例えばギ酸若しくは特に酢酸、ケト
ン類、特に低級アルカノン、例えばアセトン若しくはメ
チルエチルケトン、エステル、例えば低級アルキルアル
カノエート ばノー低級アルキルエーテル、若しくはノオキサシクロ
アルカン化合物、例えばジエチルエーテJし若しくはジ
オキサン、アミド、例えばN−低級アルキル置換アルカ
ン酸アミド、特にホルムアミド、例えばジメチルホルム
アミド、ニトリJし、特に低級アルカン酸のニトリル、
例えばアセトニトリル等である。その前の結晶化工程の
間に、水溶液の過飽オロの状態を増強するだめに、溶剤
を留去することができる。過飽和出発溶液の濃度は広範
に変化しうる。実用的には、過飽和出発溶液は例えば約
1〜50係、好ましくは約10〜20係の無水(+ラー
カテキンを含む。
方法a)において、達成すべき過飽和状態はα−1水和
物に関する状態である。過飽和溶液は、結晶を起す粒子
を含まない化合物の、場合により暖かい飽和溶液を冷却
するか、又は所望の結晶性α−1水和物がち凍り溶けな
い溶剤を所望の結晶性α−1水利・吻が良く溶ける溶剤
中の(+)−カテキンの溶液に添加するか、又は溶剤若
しくは溶剤混合物を蒸発するか、又は溶剤若しくは溶剤
混合物を所望の結晶形より一層1J溶件の結晶形で飽和
することによって得られる。これらの方法の任意のもの
を組み合せてもよい。α−1水和物よシ一層可溶性の形
の(+9−カテキン、特に4水和物を約50〜90゛C
、好ましくは約80℃の温度の水に、飽和溶液が得られ
るような量で溶かし、この飽和溶液を、α−1水和物の
結晶を接種した後、室温に冷却するのが有利である。α
−1水和物だけの結晶を確実にするため、冷却工程を充
分ゆっくシ実施すべきである。結晶化混合物をあまシ急
速に冷却すると、他の結晶形、特にβ−1水和物及び/
または4水和物が同時に晶出するという危険がある。
α−1水和物の種結晶は、方法b)により得るか、又は
(+)−カテキンの固体非ーαー1水利物−形を水中で
約50〜140℃の温度に保持する方法b)の変法によ
り結晶化混合物中でその場で製造することができる。例
えば、α−1水和物に関して過飽和の(+)−カテキン
水溶液を、若干の4水和物若しくはβ−1水和物又はこ
れらの混合物が結晶するまで急速に冷却し、その後結晶
化混合物を、必要に応じ好ましくは約50〜90C、特
に約60〜80℃で加熱した後、前記温度に保持する。
その温度に長時間保持する間に、中間結晶形は所望のα
−1水和物に変わシ、α〜1水和物の充分な種結晶がで
きたら直ちに、冷却を続ける。
種結晶を微細な粉末、好ましくは10μm以下の粒径で
、α−1水和物だけが結晶するのに充分な量で接種する
のが有利である。種結晶の量は広範囲に変動しうる。一
般に、約0.1〜10係、好ましくは約1〜3係の量の
種結晶で充分である。
この方法は大気圧で容器中で実施するか、又は100℃
より高温が必要である場合には、加圧下に密閉容器中で
実施する。
生ずる(+)−カテキンα−1水和物を結晶化混合物か
ら公知方法、例えばp過、遠心分離等によシ集め、必要
に応じ、例えば水で洗浄し、約50〜100℃の温度で
、必要に応じ減圧下に、α−1水和物中に存在する結晶
水1モルを除去しない時間だけ乾燥する。
方法b) この方法に使用しうるα−1水和物とは異なる固体(+
)−カテキンは公知4水和物、β−1水オロ物又はη−
無水物、または更に下記の新規γ−若しくはδ−無水物
である;出発原料として使用する(+)−カテキンの固
体形の混合物は前記の形態のものとα−1水和物との混
合物を含む。出発原料を固体の形で、例えば適当な含水
溶剤、例えば方法a)に挙げた含水溶剤中若しくは好1
しくは水中の懸濁液の形、乾燥粉末の形又は融解した状
態で所定の条件下に保持する。存在する水は懸濁液の液
相又はその一部又は好ましくは少なくとも50係の相対
湿度の含水ガス相の形であってよい。
ガス相は環境雰囲気、即ち空気から成るのが好ましいが
、不活性ガス、例えば窒素又は種々のガスの混合物又は
ガスと空気との混合物から成っていてよい。
懸濁液、例えば出発原料の水性懸濁液を加熱時間の間、
静置または攪拌する0100℃以上の温度を保持するに
は、智閉耐圧容器を使用する。出発物質を保有する懸濁
液、例えば水性懸濁液丑だは気相を約50〜90℃の温
度、特に約60〜80℃の温度に保持するのが好ましい
。気相は約70〜90%の湿度を有するのが好ましい。
前記の雰囲気中に粉末として出発物質するため、物質を
密閉容器内でその雰囲気中に放置するか、まだは開放系
に保持した出発物質に気相流を通すことができる。最も
簡単な方法は、恒温恒湿装置によって前記の気相を形成
させ、出発物質を気相中に1呆有させることである。
4水和物から、これをその、融点以上であって、4水和
物がその水の一部を失なう温度、即ち90℃以上、特に
約140〜160 ’Cまで、特に約]、 50 ’C
まで加熱することによって融解物を作るのが好ましい。
出発原料をα−1水和物に変換する工程は、出発原料を
粉砕し、(+)−カテキンα−1水和物の種結晶を混合
し、水性懸濁相に粉末を懸濁するが、粉末を約15Cm
tでの厚さの層、好ましくは約2〜10Crnの層に拡
げ、懸濁液又は粉末層を時々攪拌することによって、促
進し、均一にすることができる。融解物に、4水和物中
に存在する含水量の約3モルを蒸発した後、種結晶を添
加するのが有利である。
出発物質の加熱に必要な時間は、使用する出発原料の種
類、懸濁液の温度父上気相の温度及び相対湿度に応じて
変動する。加熱時間は数分〜約300時間の間で変動し
、通常、懸濁液及び乾燥粉末の場合には約12〜35時
間、融解形の場合には数分〜数時間である。
η−1γ−及びδ−無水物は、まず1水和物又は場合に
よシイ水和物形に変換されるので、若干長い時間を要す
る。無水物を出発物質として使用する場合、気相の相対
湿度は好ましくは少なくとも80係であシ、温度は約5
0〜70 ’Cである。
懸濁液からα−1水和物を回収するだめ、方法a)に挙
げだのと同じ方法を適用することができる。
α−1水和物は、好ましい方法a)により得たものでも
、又は方法b)による好寸しい懸濁操作により得たもの
でも、公知のβ−1水和物よシ極めて緩和で、はるかに
苦くない味を有する。
公知出発原料である4水オ■物、β−1水和物及びη−
無水物は常法で製造される。例えば、4水和物は、ラン
がリア・ガンビールの葉及び枝又はアカシア・カテキュ
の木部を水で抽出し、水抽出液を蒸発して最高15係の
含水率にし、得られた主として(+)−カテキンの4水
和物を含むガンビール阿仙更を種々の溶剤及び/又は水
から再結晶することによって得られる。β−1水和物は
、4水和物を硫酸又は他の乾燥剤上で乾燥して3モルの
水を除去するか、又は120℃までの温度で及び/又は
乾燥空気、乾燥窒素又は他の乾燥剤で乾燥することによ
って得られる。η−無水物は、4水和物又はβ−1水和
物から更に乾燥するか、又は(+)−カテキンの水溶液
を38〜4.0 ’Cで再結晶することによって得られ
る〔バイルシュフィン(Beilsteil) 17巻
211画及び]−7/3+4巻3842頁〕。
結晶水を全く又はほとんど含まない(+)−カテキンの
υ「規γ−及びδ−無水物、その製造方法及びこれらの
化合物を含む医薬製剤も本発明の目的である。
水を全く又はほとんど含まない(+)−カテキンの新規
r−無水物はCu :Ka−線を使用して得られるX−
線回折ス4クトルにおいて、少なくとも下記の9つの格
子間隔及び相対強度: 以下余白 を有することを特徴とする。
γ−無水物のX−線回折スペクトルは更に、前記の11
の格子間隔及び相対強度の他に下記の6つの格子間隔及
び相対強度: γ−無水物は更に前記の熱重量分析により下記の結果を
有することを特徴とする: γ−無水物のX−線回折図はη−無水物のそれとは異な
り、従って、両者は結晶形において相互に異なる。
γ−無水物は(+)−カテキン(C45H7406)の
η−無水物と、元素分析値及び含水率において一致し、
寸だ薄層クロマトグラフィー及び比旋光度において完全
に一致する。
新規(+)−カテキンγ−無水物の製造方法は、C)β
−1水和物を約100〜130℃の温度及び約20係ま
での相対湿度に保持し、(+)−カデキンγ−無水物を
集めるか、又は d)  (+)−カテキン4水和物をその融点〜約18
0℃の温度に加熱し、融、V4シたものに(+ ) −
カテキンγ−無水物の結晶を接種するか、又は接種しな
いで、(+)−カテキンγ−無水物を集めるか、又は e)  (+)−カテキン4水和物を相対湿度約Oで約
130〜180Cに少なくとも15分加熱し、(+)−
カテキンγ−無水物を集めることから成る。
方法C)では、加熱時間は温度に応じて約50〜150
時間である。出発原料を約110〜130℃、特に約1
120で約50〜80時間、特に約70時間加熱し、実
験の終シに相対湿度は約O〜約20係であるのが好まし
い。
方法d)では、出発原料を約96C(4水和物の融点)
以上、好ましくは約140〜150C−Iでの高温に加
熱し、水を蒸発させ、融解相をη−無水物が結晶し始め
る前に、(+)−カテキン4水和物の種結晶を接種する
。必要な時間は使用する出発原料の緻に左右される。好
ましくは、湿めった4水和物を出発原料として使用する
方法e)では、出発原料を約150〜170Cの温度で
加熱するのが好寸しい。加熱時間は約15分〜約3時間
まだはそれ以上であシ、温度に左右される。好ましい温
度では、約30分の加熱時間で充分である。加熱を水分
排除下、即ち相対湿度0またけ約0で行なうのが好まし
い。
水を全く又はほとんど含まない(+)−カテキンの新規
δ−無水物は、Cu :Ka −線を使用して得られる
X−線回折スペクトルにおいて、下記の11の格子間隔
及び相対強度: 以下余自 を有することを特徴とする。
これらのδ−無水物のX−線回折スにクトルは更に、前
記の格子間隔及び相対湿度の他に、下記の6つの格子間
隔及び相対強度: を有することを特徴とする。
δ−無水物は更に前記の熱重量分析法により下記の、結
果7有することを特徴とする:δ−無水物のX−線回折
スにクトルはη−無水物及びγ−無水物のそれとは異な
シ、新規結晶形を有する。
新規δ−無水物は、(+)−カテキン(C15H440
6)のη−無水物及びγ−無水物と、元素分析値、UV
−スペクトル、薄層クロマトグラム、ガスクロマトグラ
ム及び比旋光度において一致する(下記の例5及び第2
表参照)。
(+)−カテキンδ−無水物の新規製造方法は、f)η
−無水物を約100〜130℃の温度で、20%までの
相対湿度に保持し、(+)−カテキンδ−無水物を集め
るか、又は g)  (+)−カテキン4水和物をその・融点〜約1
800の温度に加熱し、融解したものに(+)−カテキ
ンδ−無水物の種結晶を接種するか又は接種しないで、
(+)−カテキンδ−無水物を集めるか、又は h)  (+)−カテキンβ−1水和物を20%までの
相対湿度で約50〜90℃の温度に加熱し、(+)−カ
テキンδ−無水物を集めることから成る。
方法f)では、加熱時間は温度に応じて約10〜100
時間である。出発原料を約100〜120℃、特に11
2Cで約10〜30時間、特に約23時間加熱し、実験
の終シに相対湿度が約1〜10係であるのが好ましい。
方法g)では、出発原料□を約96 ’C(4水和物の
懺点)以上、好ましくは約140〜150℃までの高温
に加熱し、水を蒸発させ、η−無水物が結晶し始める前
に、融解相にδ−無水物の種結晶を接種する。攪拌を行
なうのが有利である。必要な時間は使用する出発原料の
量に左右される。湿めった4水>a物を出発原料として
使用するのが好ましい。
方法h)では、加熱時間は温度、使用する出発原料の量
及び結晶粉末の層の厚さに応じて約30〜100時間で
ある。出発原料を恒温恒湿装置中で約15係の相対湿間
で約3〜4CrITの結晶粉末のj−厚で約45〜50
時間加熱するのが好ましい。
方法b)〜h)による結晶を反応容器から機械的掻き取
り、及び所望の結晶の人為的分離及び分取によって集め
る。
本発明の新規結晶的態を含む医薬製剤は、固体製剤、例
えば粉末、顆粒、錠剤、被覆錠剤、懸濁液等である。こ
れらの医薬製剤を製造するには、薬学的に許容しうる添
加剤、例えば賦形剤、結合剤、滑沢剤、被覆剤、着色剤
及び香料を使用することができる。製剤のため、常用の
製剤技術を適用する。
例えば、乾燥又は水性懸濁液として顆粒を製造するには
、新規結晶形を必要に応じてバーミチェリの形に押し出
し、乾燥し、適当な装置を用いて20〜200μ、好ま
しくは50〜100μの微粒子に粉砕する。
こうして得た活性物質を増粘剤、例えばアカシアゴム、
寒天、ポリビニルピロリドン、二酸化珪素、ナトリウム
カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチル澱粉、
トラガントゴム、キサンチンゴム、グアーコ8ム、アラ
ビアゴム、ポリアクリル酸〔カルボポール(Carbo
pol)■〕等、及び甘味料、例えばマンニット、ソル
ビット、キシリット、蔗糖、サッカリンナトリウム、サ
イクラミン酸ナトリウム、アスパルタム、果糖、水素添
加ブドウ糖ンロッゾ〔リカリン(LycasinρLブ
ドウ糖、グリノルリノン酸アンモニウム、ネオヘスペリ
ノン、ジヒドロカルコン又は乳糖と混合する。
こうして得た混合物を通風床乾燥器又はプラネタリ型混
合器中で造粒し、押し出し成形する。そのため、結合剤
溶液、例えばポリビニルピロリドン、ゼラチン、澱粉ペ
ースト、低粘度のヒドロキンゾロピルメチルセルロース
及ヒメチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセ
ルロース、カルノウム力ルゼキノメチルセルロース、ホ
リヒニルアルコール、ポリビニルピロリドン(7) コ
f ’) マー、酢酸ビニル等の溶液を使用する。通風
床乾燥器中で造粒する場合には、結合剤を噴霧する間に
顆粒を形成する。
ゾラネタリ型混合器を用いる古典的造粒の場合には、形
成したペースト状湿潤塊を振動造粒器全通して適当な篩
で粒径調整を行うが又は穿孔板を通して適当な装置で押
し出し成形する。こうして得た顆粒を加熱乾燥器又は通
風床乾燥器中で乾燥し、100〜1000μ、好ましく
は200〜700μの粒径の顆粒にする。これらの顆粒
を帯電防止流動剤、例えばタルク、二酸化珪素、カオリ
ン等、及び場合により快す香味を与える芳香性物質、例
えばバナナ香料、チェリイ香料、ラズベリイ香料等と混
合する。こうして得た混合物を活性物質の一回の投与量
を含む単位用量薬包に充填する。また、計量装置にょ9
−回の投与量に分割する多量投与量薬包に充填すること
もできる。
マンニットをサッカリンナトリウム又はサイクラミン酸
ナトリウムと共に甘味剤として、マンニット2部に対し
て活性物質1部の割合で使用するのが好捷しい。しかし
、この割合は、活性物質:マンニットの比で1=1〜1
:10の間で変動しうる。懸濁剤としては、カルボキシ
メチル澱粉をカルデキ/メチル澱粉1〜10部に対して
活性物質10〜1部の濃度、好ましくはカルボキンメチ
ル澱粉1部に対して活性物質2部の濃度で使用する。
直接圧縮によって錠剤を製造するには、新規結晶形を必
要に応じてパルミチン酸の形に押し出し成形し、乾燥し
、1mmの篩に通し、直接打錠に使用しうる賦形削、例
えば微品質、セルロース、微粉状乳糖、燐酸二カルシウ
ム〔エンコンプレス(Frncompress)■〕、
噴霧結晶化? ルトース又はデ入、Z+−ロース〔エン
デクス(Emdex摂〕、トウモロコブ澱粉ポリーー(
STA−■の)等と混合する。これらの成分は活性物質
に対して5〜50係であってよく、1〜20係程度の充
填剤、例えばカルボキシメチル澱粉、ポリビニルピロリ
ドン〔ポリシラストン(Polyplasdson)■
几〕、グアーコゞム、低粘度のすトリウムカルボギノメ
チルセルロース、低粘度ノヒドロキ/プロピルセルロー
ス、架橋ナトリウムカルビキンメチルセルロース、アル
ギン酸塩等と混合することもできる。
更に、打錠スタンプへの錠剤の粘着を避け、その自由流
動性を改良するため、0,1〜5係の量の滑沢剤、例え
ばタルク、ステアリン酸マグネノウム、パルミチン酸及
びステアリン酸とグリセロールとのモノ−、ノー及びト
リーエステルの混合物〔プレノロール(Preciro
l)■〕、ポリエチレングリコール、ステアリン酸、水
素添加ヒマン油、塩化ナトリウム、DL−ロイシン、オ
レイン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ソリカ
ケ8ル〔カブ−オー−ンイル(Cab−0−8o+ 1
 戸又はエーロゾル(Aerosil)■〕等を配合す
ることもできる。
造粒により打錠するには、新規結晶形を遠心分離し、粉
末状に乾燥し、希釈剤、例えば乳糖、微品質セルロース
等、及び充填剤、例えばカルボキシメチル澱粉、澱粉、
低粘度のカルぎキシメチルセルロース等と混合し、こう
して得た混合物を水中の結合剤の溶液、ゼラチン、ポリ
ビニルアルコール等の溶液と混捏し、振動造粒器又は押
し出し成形機により造粒し、通風床乾燥器中で乾燥する
こうして得た顆粒を篩に通し、滑沢剤、例えばステアリ
ン酸マグネノウム、タルク、ラウリル硫酸ナトリウム等
と混合する。偏心又は回転打錠機を用いて、この混合物
を錠剤の製造に使用する。
こうして得た錠剤を薬学的に適当なフィルム−形成性溶
液(フィルムコーチイング)で被橢することができ、そ
の際有機溶剤を使用しても、有機溶剤を使用しなくても
よい。有機溶剤に基づいてこれらの錠剤をフィルムコー
チイングするには、う、りがム及び低粘度のヒドロキノ
プロピルメチルセルロースのようなフィルム形成剤を使
用することができる。他方、有機溶剤を使用しない被覆
には、ヒドロキングロピルメチルセルロース、ポリエチ
レングリコール又はラテックス、例えばアクリルさん及
びメタクリル酸のコポリマー〔ユードラソット(Eud
ragi t)■E −3(’) −D ]又はエチル
セルロースのコポリマー〔アクアコート(Aquaco
at)■−EDC−3(’1 ) ff基質とするフィ
ルム形成物質を若干の可塑剤、例えばトリアセチン、ポ
リエチレングリコール、ヒドロキシプロビルメチルセル
ロース、顔料、例えば二酸化チタン、タルク、酸化鉄を
基質とする着色剤及びビタミyA[アリアビット(Ar
iavitJ”]と共に使用する。通常、史に消泡剤及
び湿潤剤を使用する。
カプセル剤を製造するには、前記の直接圧縮法でも、湿
式造粒法でも、前記の2つの方法が一般的である。同じ
顆粒を少量の滑沢剤と共に、との剤形の製造に一般に使
用される装置を用いて硬質セラチンカプセルに充填する
ため使用することができる。
添付図面の第1図、第2図及び第3図は、本発明のα−
1水和物が高い湿度安定性を有し、0ツーカテキンの公
知結晶形より光に対して一層安定であることを示す。即
ち、α−1水和物は医薬製剤に処方するため、或いは例
えば医薬製剤の形で貯蔵するため極めて有利な特性を有
する(第3表及□ び第3図参照)。
第1図は、雰囲気の水分含有率に左右されない本発明の
α−1水和物の含水挙動を示す。第1図から、δ−無水
物は容易にα−1水和物に変わるが、α−1無水物は低
湿度(相対湿度O〜20%)で又は高湿度(60%より
高い相対湿度)で含水率においてほとんど変化を示さな
いか、又は実質的変化を示さないが判る。
添付図面の第4図は同様に、雰囲気の水分含有率と共に
変化する公知4水和物、β−1水和物及びη−無水物の
含水挙動を示す。第4図から判るとおり、これらの公知
水和物及び無水物は雰囲気の水分含有率によシ含水率を
容易に変化する。
添付図面の第2図は、紫外線曝露に対するβ−1水和物
及びα−1水和物の安定性を示す。β−1水和物は紫外
線照射によシ着色する(白から褐色に変わる)が、α−
1水和物は紫外線照射によっては容易に着色しない(下
記の例4及び第2図参照)。
医薬製剤を製造する際には、本発明の新規←)−カテキ
ン結晶形、特にα−]水和物は公知の結晶形より著しい
、決定的利点を示す。第一に、α−1水和物が水分(ホ
)に対して安定であるので、医薬組成物の製造及び特に
その貯蔵の間に環境湿度(含水率)の煩雑な調節は必要
ない。更に、−宇金有量の活性成分〔(ト)−カテキン
〕を含む医薬製剤全製造することができる。更に、公知
のβ−1水和物を含む医薬製剤とは異なり、本発明の新
規結晶形を含む固体医薬製剤は重量、厚さ及び硬度にお
いてあまり変化を受けず、極めて安定である(例1及び
第3表参照)。医薬組成物から活性成分の溶解挙動は影
響されず(例7、第4表参照)、医薬組成物は紫外線に
対して安定である(例H及び第3図参照)。本発明の例
えば新規α−1水和物のバイオアベイラビリティは、公
知β−1水和物のそれと同じである(参考例2及び第5
図参照)。
熱湯から方法a)により結晶させるか、または方法b)
により水性懸濁液から製造しても、新規α−1水和物は
従来公知の結晶形よシはるかに苦くなり味を有する。こ
のことは、本発明の操作によれば、(1)−カテキンに
通常伴なう苦味成分が除去されることを示す。
本発明によるα−1水和物、並びにγ−及びδ−無水物
、及びこれらを含む医薬製剤は、公知の4水和物又はβ
−1水和物を含むものと同じ治療目的で、同じ投与方法
で同じ投与量((ト)−カブキン七して計算)で投与す
ることができる。
例えば、急性肝炎の治療に、新規結晶形を患者に1日約
1.5.!9〜約3.0.9(無水(ト)−カテキンと
して計算)の投与量で1度に又は2回或いは3回に分け
て経口投与する。
下記の実施例及び参考例は本発明及びその利点を詳述す
るものである。
下記の略号を使用する: HPLC:高圧液体クロマト
グラフィー;カラムRP型、溶剤メタノール/酢酸/水
250 : 10 : 1000 ; TLC:薄層ク
ロマトグラフィー;セルロース上、溶剤系水/ )オキ
サン1.(LO二10を用いる。
以下余白 例1゜ a)予め精製した(ト)−カテキン4水和物の攪拌水溶
液を3〜4時間以内に75℃から50℃に冷却する。6
5℃でl kgのα−1水利物種結晶を加える。反応容
器を窒素(1,2〜1.3バール)で洗浄し、連続的に
攪拌しながら20℃に冷却する。
結晶が終ったら、懸濁液を約30分間遠心分離したとこ
ろ、得られたα−1水和物の結晶の含水率は2]、、6
%である。乾燥を通風床乾燥器中で50℃で約1時間続
け、その後温度を100℃まで数分間上昇させる。結晶
が水を1モルだけ含む〔カー ルーフィッシャー (K
arl−Fisher )法によシ制した〕場合に、乾
燥の終点に達する。得られた(1)−カテキンα−1水
和物は下記の性質を有する:〔α〕−〇−+15°(水
−アセトンl : 1 v/v)含水率二側算値 58
5% 実測値6.23%(カール・フィッシャー)HPLC:
(ト)−カテキン 101.3%(無水形として計算)
及びエビカテキン01 係未満: HPLC又はTLCにより他の不純物なし。
X線粉末回折図はα− 1水和物の存在を示す。
得られた(ト)−カテキンα−1水和物(粉末として)
のX−線回折スにクトルの格子間隔■を、ギニア■カメ
ラを用いてフィルムに記録されたCu:Kal −線(
λ=1.5405X)の回折線から計算する。標準とし
てα−石英を使用し、そのd−値をao =4.913
 X及びc6 =5.405 Xから計算する。線の相
対強度を目で観察して計算する。下記の格子間隔及び相
対強度が得られる:このα−1水和物は、別々の温度で
通常の空気雰囲気中で試料を5℃/分の速度で加熱して
水の減量を重量分析により測定することによシ熱重量分
析によシ下記のような特性を示す: α−1水和物の代わシに、4水和物又はβ−1水和物又
はその混合物を得たい場合には、出発原料を更に精製し
なければならず、よシ微細及び/又はよシ多くの種結晶
(よシ多くの種芽)を施し、及び/又は接種後の冷却時
間をα−1水和物の結晶化を確保するため延長しなけれ
ばならない。
b)純粋な(ト)カテキン4水和物の攪拌水溶液(無水
(ト)−力チキン18.4%を含む溶液543 g)を
澄明な溶液として87.5℃に5分間保持し、25分以
内に69℃に冷却する。微細な結晶粉末(10μmよシ
小さい粒径の結晶)としてのα−1水和物2.17jj
を種結晶として添加する。
温度を69℃に18分間保持する。著しい結晶化が観察
される。
温度を下記のプログラムにより段階的に低下する: 以下余白 懸濁液を濾過し、得られた結晶を拡げ、室温で風乾する
。X−線回折スペクトル及び熱重量分析はα−1水和物
と一致する。
結晶の形:微細な、僅かに黄色の剣状漏熱重量分析によ
る含水率:59% 粉末及び水溶液として得られるα−1水和物の味は、β
二1水和物の代表的試料の味と比べて極めて緩和である
例2 水100m1中ノ(−1−)−力7キ74水和物(37
%の含水率の湿式遠心分離した4水和物)27.5.@
の懸濁液を59.5℃まで22時間加熱する。結晶を戸
数し、風乾して(ト)−カテキンα−1水和物12.6
gを得る。X−線回折スペクトル及び熱重量分析はα−
1水和物と一致する: TLC:分解生成物は検出されないO 旋光度は例1に記載したものと同一である。
例3 30バールまでの蒸気圧に耐える耐圧カッセル中で(ト
)−カテキンβ−1水和物53m9の試料をDSC−2
C()f−キン・ニルマー社の差動走査熱量計)中で1
0℃/分の速度で126℃の温度まで加熱する。直ちに
冷却した後(冷却速度320℃/分)、試料はα−1水
和物のX−線回折スペクトルを示す。TLC:分解生成
物は検出されない;熱重量分析はα−1水和物の存在を
示す。
例4 ヘミッシェ・ペリヒフ36巻101〜107頁(190
3)に記載されている方法で製造した0→−カテキン4
水和物を10μの粒径に粉砕し、粉末400gを恒温恒
湿装置(タバイ製作所の作ったPR−3A型)中で拡げ
、粉末層は3〜4crnの厚さを有する。粉末を70℃
の温度及び80%の相対湿度で一夜放置して下記の性質
を有するα−1水和物を得る: 形:白色針状晶 C15H1406・H2Oとして元素分析:CH 計算値  58.44チ 5.23% 実測値  58.35% 5,09% 含水率二 計算値 5.84チ 実測値 5.72襲 X−線回折スペクトル、前記のとおシ。
ヘミッシェ・ペリヒフ36巻101〜107頁(190
3)に記載されている方法によシ製造されたβ−1水和
物又はη−無水物を出発原料として使用する場合にも、
前記と同じ性質を有するα−1水和物が得られる。
使用した4水和物、β−1水和物及びη−無水物の製造
方法及び物理的性質については、下記の参考例1を参照
添付図面の第1図は、環境雰囲気(20℃)の水分(第
1図の横座標に相対湿度として示す)に応じて本発明の
α−1水和物の含水率(縦座標に示す)の変化(第1図
の点線を接続することによって得られる線)を示す。実
験を下記のように行った:試料1gを秤量びん中に取り
、下記の相対湿度を有する各基の飽和水溶液を使用して
湿度の調節されたデシケータ中で20℃で2週間放置し
た。試料の含水率をカール・フィッシャー法によって測
定した。
相対湿度鈍)   ′−塩 12       LiCL 23       CH3CO0K :33       MgCl、2 44に2C06 57NaBr 68CuCt2 75           NaCt 84       KBr 4KNO3 第1図から、本発明による新規結晶形の1水和物の含水
率が雰囲気の湿度が変化してもほとんど変化しないこと
が判る。
添付図面の第2図d:、公知のβ−1水和物の安定性(
小さい円を結合して得られる線)と−緒に、紫外線に対
する本発明のα−1水和物の安定性(第2図に点線を結
合して得られる線)を示す。
実験は下記のように行なった:試料6gを色差計(日本
デンンヨク工業株式会社製デジタルカラー及び色差91
、ND−101D )の粉末測定用セル中に充填し、高
圧水縁ランプ〔エイコシャ(Eikosha)K、に、
製300W高圧水銀ランプ〕より約10 cnr下に置
き、光で照射した。セルを定期的に取り出し、色差計で
ノ・ンターのり、a及びb値を測定した。・・ンターの
色差(ΔE)を下記の式により計算した。
ΔE=   (Δa)”+(Δb)2+(ΔL)2第2
図に示すようにα−1水和物を光で照射したときの着色
(白〜褐色)の程度ばβ−1水和物のそれより小さく、
従って前者に良好な配光性を有する。
α−1水和物は下記の第1表から明らかに判るように、
公知のβ−1水和物と化学的に同一の物C*1):カー
ル・フィッシャー水分計に測定。
(*2):UVスペクトルは、対照としてエタノールを
使用して試料のエタノール溶液(1→20.000)に
関して測定した。
(*3):薄層クロマトグラム 薄層プレート:薄層クロマトグラフィー用セルロース〔
メルク社(Merck & Co、)製DCフェルティ
ヒ・プラテン・ セルロース(D CFertig PlattenCe
llulose):lを使用して製造展開溶剤   ニ
ジオキサン/酢酸/水(1:1:10)検出方法  :
10%炭酸ナトリウム水溶液及び05係フアースト・ブ
ルーB・ ソルト(Fast Blue B 5alt)水溶液を
スプレーした。
(*4):ガスクロマトグラム 分離カラム =2%シリコーンUC,2mカラムの温度
:250℃ キャリヤガス:窒素50m1/分 試料を、トリメチルシリル化された後クロマトグラフィ
ー処理した。
(*5):50%アセトン水溶液を使用して測定した。
例5 (1)β−1水和物をlOμの大きさに粉砕し、粉末4
oog@恒温恒湿装置中で3〜4c1nの厚さの層に拡
げ、次に70℃の温度及び15係の相対湿度に48時間
保持して下記の性質のδ−無水物を形成する。
形二白色針状晶 融点:203〜207℃(分解) 元素分析 C15H1406として 計算値:C62,07係、H4,86係実測値:C62
,35係、H4,73係X線回折スペクトル:上記のと
おシ 第1図は大気(20℃)の湿度によるδ−無水物の含水
率の変化(第1図に小さい円を結合することによって得
られる線)を示す。
第2表は、δ−無水物が公知のη−無水物と化学的に同
一であることを示す。
(2)  δ−無水物50!jを恒温恒湿装置中に置き
、温度60℃、相対湿度90係に48時間保持してα−
1水和物を形成する。
jlす下余白 例6 (+)−カテキンβ−1水利物3Iの試料を乾燥型中で
112℃で70時間加熱し、これにより67チの水を消
失する。(+)−カテキン4水和物の得られた結晶を冷
却し、前記のX線粉末回折図を作り、この図は更に痕跡
の(+)−カテキンδ−無水物の存在を示す。
γ−無水物の種結晶を出発原料に注意深く混合すること
によってr−無水物の形成を促進することができる。T
LC:検出しうる分解なし。結晶の形態及び化学組成は
、密閉粉末びん中で室温で58係の相対湿度で貯蔵する
と、少なくとも10チ月間安定である。
例7 直径約4cmのガラスビーカー中の(+)−カテキン4
水和物の微細な結晶粉末3.08138係の含水率で湿
式遠心分離した)の試料を油浴中で147℃で加熱する
。結晶は約5分以内に融解する。更に5分攪拌すると、
固相が形成し、これを室温に冷却し、粉砕し、分析した
。X−練粉末回折図は、純粋なγ−無水物の結晶形を示
す。合計含水率(熱天秤で測定):19チ; HPLC
:無水(+)−カテキン]、 02. ]%及びエピカ
テキン0.1%未満; TLC(シリカケ゛ル/ CH
Cl3−酢酸エチル−水−ギ酸5:5:0.3:1)他
の不純物は検出されない。
結晶融液の濃稠度が増加する場合、結晶の含水率がゼロ
付近になる壕で147℃での加熱時間を延長した。
例8 (+)−カテキングー無水物1gの試料を乾燥型中で1
12℃に23時間加熱し、これによシ非結晶水(表面に
結晶した水)の4.41を除去する。冷却後、X線粉末
回折図は痕跡のη−無水物と共に(+)−カテキンδ−
無水物の存在を示した。TLC(シリカグル/CHCt
3−ばP−酸エチルー水−ギ酸5:5:0.3:l)で
分解生成物は検出されない。合計含水率(熱天秤):0
.5%、 例9 ガラスビーカー(直径4 cm )中に入れた(+)−
カテキン4水和物(45%の含水率を有する4水和物を
湿式遠心分離した)3.0:lの微細な粉末を油浴中で
149℃に加熱する。結晶は約1分以内に融解して僅か
に黄色の液体を生ずる。融解工程の間に遊離水及び結合
水を蒸発する。微粉末状δ〜無水物(50mg )の種
結晶を液体に加えると、融液は直ちに結晶する。得られ
た固相を室温に冷却し、粉砕し、分析した。X線粉末回
折図は主成分としてδ−無水物の結晶形を示し、別の成
分としてα−1水和物及びγ−無水物を示しだ。
結晶融解物の濃稠度が増加する場合、結晶の含水率がほ
ぼゼロになるまで149℃での加熱時間を延長する。
例】0 (+)−カテキングー無水物の試料全乾燥型中1.50
〜170℃で30分加熱する。下記の性質を有する(+
)−カテキン4水和物が得られる:X線粉末回折図(格
子間隔X):5.60±0.06 :4.63±0.0
5;4.00±0.03 ; 3.81±〇、03;形
:針状晶 融点:200〜206℃(分解) 元素分析:C15H1406として 計算値:  C62,07% H486%実測値:  
C62,52% H4,92%例A(薬包):1250
薬包当りの成分(リ マンニット          
2500F(2)  カルホキ/メチル殿8     
 625F(3)(+) −カテキンα−1水和物  
1250.?(4)  サッカリンナトリウム    
   50F(5)粉末状バナナ香料       1
25g(6)水      1875.!i’例A−B
において、処理工程の順序は下記のとおシである: (
1)、 (2)及び(3)をプラネタリ型混合器中で2
0分間混合し、製造した混合物上に(6)中の(4)の
溶液を注ぎ20分間混捏する。得られるに一スト状混合
物を2.5mmの篩に通し、通風乾燥型中で60℃で2
0分間乾燥する。
乾腺した顆粒を1朋の篩に通し、プラネタリ型混合器中
でバナナ香料と混合する。
適当な装置を用いて薬包に充填し、熱融着する。
薬包はそれぞれ、顆粒3.64.9の投与量当月→−カ
テキンα−1水利物1000Inge含む。
例B(薬包) 例Aと同様に、下記の成分を粒状粉末中に配合し、12
50個の薬包に充填する。
(1)  ソルビット          2500.
!i’(2)  カルM キシメチルセルロース  6
25,9(3)  (+)−カテキンα−1水和物  
1250.f(4)サイクラミン酸ナトリウム    
50.9(5)  ラズベリイ香料        1
25J(6)水      1875g 例C(薬包) 例Aと同様に、下記の成分全粒状粉末中に配合し、12
50個の薬包に充填する。
(1)果糖     2500g <2)  カルボキシメチルセルロース  625.9
(3)  (+)−カテキンα−1水利物  125Q
g(4)  サイクラミン酸ナトリウム     50
.9(5)チェリイ香料         125g(
6)水      ]、 875 g以下余白 例D(錠剤) 錠剤1.00,000個用成分: (1)(リーカテキンα−1水和物   50.0kg
(2)  カルボキシメチル殿粉      2.Ok
g(3)二酸化珪素(エーロシル■−200)  0.
5kg(4)  ステアリン酸マグネシウム   0.
25 ky(5)  微晶性セ)w−ス〔アe−hしく
Avicel)■−1025,0kg57、75 kl
? (→−)−カテキンα−1水和物のパーミテエリ状物を
振動口径測定器上に設置した1 mmの篩に通した。
ドラム混合器中で活性物質をカルボキシメチル殿粉(2
)、二酸化珪素(3)及び微品性セルロース(5)と2
0分混合し、次にステアリン酸マグネシウム(4)を加
え、混合工程を更に5分間続ける。混合物を577、5
 my 7錠の重量を有する直径10.5++++++
の両面が凸状の丸い錠剤の製造に混合物を使用する。
これらの錠剤の硬度は130〜18ON[ヒーバーライ
ン(Heberlein) 〕であり、人工胃’M、 
(pH1,2: Pharmacopee He1v、
 M )中での崩壊は15分以下である。これらの錠剤
を作るため、回転打錠機を使用する。
例E(錠剤): 錠剤ioo、ooo個用成分 (1)  (+)−カテキンα−1水和物   50.
0kl?(2)  カルボキシメチル殿粉      
1.0 k!9(3)蒸留水    (21,0)kg
(4)二酸化珪素(エーロフルー200)   0.2
5k17(5)  ステアリン酸マグネシウム   0
.25kg(→−)−カテキンα−1水和物を遠心分離
し、粉末の形で乾燥し、グラネタクイ型混合器中でカル
ボキシメチル殿粉(2)と20分間混合し、蒸留水で湿
潤させ、20分間混捏する。
こうして得たぜ一スト状物質を振動造粒機上に設置した
3、 0 mmの篩を通して造粒し、70℃の通風床乾
燥型中で乾燥する。こうして得た顆粒を1.5mmの篩
に通し、自由落下式混合器中で二酸化珪素(4)及びス
テアリン酸マグネシウムと混合する。
こうして得た混合物を回転打錠機により120〜15O
N(ヒーバーライン)の硬度、5151n97錠及び1
5分以下の人工雪′g!i、(Pharm、He1.V
l )中での崩壊速度を有する丸い錠剤に圧縮する。
例F(被覆錠剤): 錠剤1.0.000個用個用 性 ()−含水物質 懸濁液の製造 ファルマコート■を80℃の水中に分散する。
二酸化チタンを加え、螺線スパイクを廟するホモレック
ス(Homorex)■混合器中で均質化する。
こうして得られた懸濁液をディノーミル(Dine−M
i I 1 )”に通す(再循環しながら)・被覆懸濁
液の製造 ファルマコート@−180℃の水中に分散し、着色剤懸
濁液を弱く攪拌しながら冷却分散液に加える。
適用 着色剤@濁液を連続噴霧によシ錠剤に施す。吹き込む空
気の量は適用の間錠剤を30〜35℃に保持しなければ
ならない。錠剤をタービン中で弱く回転しながら50℃
で10分間乾燥する。
これらの被覆錠剤の人工雪W (Pharm、 He1
−■)中での崩壊は60分以下である。
例G(カプセル) カプセル10,000個用個用 性1)  (+)−カテキンα−1水和物  5,00
0 &(2)ステアリン酸          30g
(3)  ステアリン酸マグネシウム    10g(
+) −カフ” キンα−1水和物のパーミテエリ状物
適当なカプセル充填装置を用いて、この混合物を活性成
分500 nr9を含む寸法00カプセルの製造に使用
する。
人工前#j、(Pharm、 He1v、 Vl )中
でのこれらのカプセルの崩壊は15分以下である。
例H(粉末) 例4で得だ(+)−カテキンα−1水和物20gを乳糖
20gと混合して粉末を形成する(医薬製剤A)。
比較のため、(リーカテキンβ−1水和物20 gを乳
糖20gと混合して粉末を作る(対照医薬製剤A)。
本発明の医薬製剤A及び対照医薬製剤Aをそれぞれ20
℃の温度で84%の相対湿度で1週間貯蔵し、これらの
製剤の重量変化を試験した。本発明の医薬製剤Aは重量
変化を示さないが、対照医薬製剤Aは8.8%の重量増
加を示した。従って、本発明の製剤Aは対照医薬製剤A
より高い貯蔵安定性を有する。
添付図面の第3図は、本発明の医薬製剤Aの紫外線に対
する安定性(第3図における点を結合して得られる線)
を対照医薬製剤Aのそれ(小さい円を結合して得られる
線)と共に示す。実験を例4と同様に行なった。第3図
から、本発明の医薬製剤Aが対照医薬製剤Aより高い紫
外線安定性を有することが判る。
例I(錠剤) 例4で得た(+)−カテキンα−1水和物結晶、ヲ10
μの粒径に扮砕し、生ずる粉末265 、!i”tカル
ボキノメチルセルロースカルシウムsg及oニステアリ
ン酸マグネシウム2gと混合した。混合物を回転打錠機
(直径9mm及びIIRのパンチ:錠剤の重量275m
9)によシ打錠してα−1水和物の錠剤を作った(本発
明の医薬製剤B)。
比較のため、(+)−カテキンβ−1水和物の結晶を前
記と同じ方法で打錠してβ−1水和物の錠剤を作った(
対照医薬製剤B) 本発明の医薬製剤B及び対照医薬製剤B′f:それぞれ
20℃の温度で84%の相対湿度で貯蔵し、各製剤の車
量の変化、厚さ及び硬度を試験した。
エルウニ力(Erweka )硬度試験機cエルウニカ
ーアミ9ラーテパウ(Erweka−Appara t
ebau )製TB24型〕を用いて硬度を測定した。
結果を第3表に示す。
第3表 第3表に示しだように、本発明の医薬製剤Bは対照医薬
製剤Bより高い貯蔵安定性を有する。
例J(被覆錠剤) 例■で得たα−形のく+)−力チキン1水和物の錠剤(
本発明の医薬製剤B)に、ヒドロキノプロピルメチルセ
ルローフ9部、酸化チタン1部及び水90部から成る被
覆醪液を11m97錠の速度で被槍した。こうしてα−
1水和物の被覆錠剤(本発明の医薬製剤C)が得られた
本発明の医薬製剤C140℃の温度で80%の相対湿度
で貯蔵し、錠剤から(」)−カテキンの溶解速度を試験
した。
(→−)−カテキンの溶解試験を下記の方法で実施した
。試験浴液(JPX、第一浴液;1t)及び1個の試験
錠剤を日本薬局方に示されている電解試験装置(回転バ
スケット法)中に入れた。装置を100回/分で回転し
、内容物を安期的に試験した。(+)−カテキンの量を
分光光度計で測定した。
溶解試験の結果を第4表に示す。
V、下余白 第4表 溶解時間(t5o)(月) (月);(→う−カテキンが試験錠剤からの試験溶液中
の50%の量で溶解するまで経過する時間。
例K (4)−カテキンα−1水和物の代わ9、(+)−カテ
キン4水和物又は(+)−カテキンδ−無水物を使用す
ると、例A−Jに記載したのと同様の方法で薬包、錠剤
、被覆錠剤、カプセル及び粉末を製造することができる
参考例1 ((リーカテキン4永和物、β−■水和物及びη−無水
物の製造)。
(1)  (+)−カテキン4水和物の製造。
粗製カテキン(500y)k加熱しながら水5000m
lに溶かした。溶fを冷却し、沈殿した結晶を沖過によ
り集めた。結晶を、室温で4時間通風して乾燥して4水
和物の結晶を得た。
形;白色針状晶 融点=95〜96℃ 元素分析:C15H1406・4H20として計算値 
C49,72% H612% 実測値 C49,52% H6,07%含水率: 計算
値 1989% 実測値 20.05% X線回折スペクトル:前記のとおり (2)  (+)−カテキンβ−1水和物の製造(+)
−カテキン4水和物の結晶(<oog)を硫酸デシケー
タ中で室温で大気圧で2日間乾燥してβ−1水和物結晶
を得た。
形:白色針状晶 融点;170〜177℃ 元素分析:C15H1406・H20として、計算値 
C5,8,44% H523%実測値 C58,20%
 H5,10%含水率;計算値:584チ 実測値;580係 X線回折スペクトル:前記のとおり (3)(→)−カテキングー無水物の製造4水オl物の
結晶を通風により100℃で2時間乾燥した。
形、白色針状晶 融点:205〜210℃(分解) 元素分析;C15H1406として 計算値 C62,07% T(4,86襲実測値 C6
2,37チ H4,71%含水率;計算値 Oチ 実測値 02係 X線回折ス被りトル、前記のとおり 第4図は、大気(20℃)の湿度(第4図に横座標に相
対湿度として示す)にょる4水和物(第4図において点
を結合して得られる線)、β−1水和物(第4図におい
て小さい円を結合して得られる線)、及びη−無水物(
第4図において小さい3角を結合して得られる線)の含
水率(第4図の縦軸)の変化を示す。実験を例4に示し
たのと同じ条件下で行なった。第4図から、4水和物の
含水率は大気の湿度の低下と共に徐々に減少し、β−1
永和物及びη−無水物の含水率は、これらが4水和物に
変わるまで、大気の湿度の増加と共に除徐に増加するこ
とが判る。
参考例2(吸収−排泄試験) 体重10〜IIk17の雄ビーグル犬1グルーフ04匹
を1日間断食し、無水物として計算して500n(li
のα−1水和物、4水和物及びβ−1水和物を交差法に
よって犬に経口投与した。投与から0.5.1.2.3
.4及び6時間後、血液約3ml!?動物から毎回採取
し、遠心分離した。血漿1 wrlを取り、酢酸塩緩衝
液(pf(5,0) 2mA及び酢酸エチ/l/ 5 
rn/?を加えた。混合物を振盪した。上層として酢酸
エチル層4ml’、を取り、蒸発させた。生じる固体に
ピリノン30μ!及びビスーTMS−トリフルオロアセ
トアミド50μfを加えた。混合物をガスクロマトグラ
フ〔日立製作所製ガスクロマトグラフ163型:カラム
2%0V−1,2m;カラム温度280℃;キャリヤガ
ス窒素30m17分)。血漿中のカテキン濃度を生ずる
がスクロマトグ2ムのピークの高さくRt=4.5分)
から計算した。
結果を第5図に示す。第5図において、横座標は投与後
の血液採取時間(時間)を示し、縦座標は血漿のカテキ
ン濃度(μg/ml! )を示す。第5図において、点
はα−1水和物に関して得られた結果を示し、小さい円
及び三角はそれぞれβ−1水和物及び4水和物に関して
得られた結果を示す。
第5図は、α−1水和物、4水和物及びβ−1水和物が
同じ血漿濃度・ぐターンを有し、顕著な差は存在しない
ことを示す。従って、これらの物質は同等のバイオアベ
イラビリティを示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のα−1水和物及びδ−無水物を保持
した雰囲気の湿度に対する、これらの物質の含水率の変
化の関係を示すグラフである。 第2図は本発明のα−1水和物及び公知β−1水和物の
紫外線照射による変色を示すグラフである。 第3図は本発明のα−1水和物を含む医薬製剤及び公知
β−1水和物を含む医薬製剤の変色を示すグラフである
。 第4図は、公知4水和物、β−1水和物及びη−無水物
の含水率の変化とこれらを保持する雰囲気の湿度との関
係を示すグラフである。 第5図は本発明のα−1水和物及び公知の4水和物及び
β−1水和物を経口投与しがときの血漿濃度の変化を示
すグラフである。 特許出願代理人 弁理士  青 木    朗 弁理士   西  舘  和  之 弁理士  内 1)幸 男 弁理士  山  口  昭 之 図面の浄書(内容に変更なし) 0α−1水和物 相対湿度(%) Oβ−1水和物 時間(時間) 第30 0123456 時間(時間) 第4面 相対湿度(%) 第5田 時間 (時間) 第1頁の続き 0発 明 者 宮田龍彦 大阪市部島区友淵町1丁目3番 80号 0発 明 者 秋本恒− 羽曳野型白鳥2丁目8番10号 0出 願 人 鐘紡株式会社 東京都墨田区墨田5丁目17番4 号 手続補正書(方式) 昭和58年10  月碕日 特許庁長官 若杉和夫 殿 1、事件の表示 昭和58年 特許願  第105107号2、発明の名
称 新規結晶形の(+)−カテキン1水和物及び無水(+)
−カテキン、並びにその製造方法及び該化合物を含む医
薬製剤3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 4、代理人 (外 3 名) 5、補正命令の日付 昭オロ58年9月27日(発送日) 6、補正の対象 (11委任状 (2)図 面 7、補正の内容 (1)別紙の通り (2)図面の浄書(内容に変更なし) 8、添付書類の目録 (1)委任状      2通

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、他の公知結晶形の(+)−カテキンを全<又はほと
    んど含まず、Cu :Kcl  −線を使用して得られ
    るX−線粉末回折ス(クトルにおいて、(+)−カテキ
    ン1水オロ物〔(+)−カテキンα−1水和物と記す〕
    の場合下記の9つの格子間隔及び相対強度: を肩するか、又は一方の無水(+)−カテキン〔(+)
    −カテキンδ−無水物と記す〕の場合下記の8つの格子
    間隔及び相対強度: を有するか、又は他方の無水(+)−カテキン〔(+)
    −カテキンδ−無水物と記す〕の場合下記の11の格子
    間隔及び相対強度: 以下余白 を有することを特徴とする新規結晶形の(+)−カテキ
    ン1水和物及び無水(+)−カテキン。 2、他の公知結晶形の(+)−カテキンを全く又はほと
    んど含まず、特許請求の範囲第1項記載の9つの格子間
    隔及び相対強度の他に、下記の8つの格子間隔及び相対
    強度を有する結晶形の特許請求の範囲第1項記載の(+
    )−カテキンα−1水利物: 3、他の公知結晶形の(+)−カテキンを全く又はほと
    んど含1ず、特許請求の範囲第1項記載の8つの格子間
    隔及び相対強度の他に、下記の6つの格子間隔及び相対
    強度を肩する結晶形の特許請求の範囲第1項記載の(ト
    )−カテキンδ−無水物:3.01士0.02   j
      羽い 4 他の公知結晶形の(+)−カテキンを全く又はほと
    んど含まず、特許請求の範囲第1項記載の11の格子間
    隔及び相対強度の他に、下記の6つの格子間隔及び相対
    強度を有する結晶形の特許請求の範囲第1項記載の(+
    )−カテキンδ−無水物: 5、Cu:にα −線を使用して得られるX−練粉末回
    折スペクトルにおいて、下記の9つの格子間隔及び相対
    強度: 以下余白 を有する(+)−カテキンα−1水和物を製造するため
    、 a) (−1−)−カテキンα−1水和物に関してだけ
    過飽和の水溶液に(+)〜カテキンα−1水和物の結晶
    を接種し、(+)−カテキンα−1水和物を結晶させ、
    (+)−カテキンα−1水和物を集めるか、又は 以下余白 b)α−1水和物とは異なる固体(+)−カテキン又は
    これと(+)−カテキンの別の固体形との混合物を水の
    存在で約50〜140℃の温度に保持し、(+)−カテ
    キンα−1水和物を集めるが又は、Cu 、’ Ka 
    −線を使用して得られるX−線回折スにりトルにおいて
    、下記の8つの格子間隔及び相対強度: を有する(+)−カテキンγ−無水物を製造するため、 C)β−1水和物を約100〜130℃の温度及び約2
    0t4までの相対湿度に保持し、(+)−カテキンγ−
    無水物を集めるか、又は d)  (+)−カテキン4水和物をその融点〜約18
    0℃の温度に加熱し、融解したものに(→−)−カテキ
    ンγ−無水物の結晶を接種するか、又は接種しないで、
    (+)−カテキンγ−無水物を集めるか、又は e)  (+)−カテキンn−無水物を相対温度約Oで
    約130〜180℃に少なくとも30分加熱し、(+)
    −カテキン4水和物を集めるか、又はCu 、’ Ka
      −線を使用して得られるX−線回折ス4クトルにお
    いて、下記の11の格子間隔及び相対強度: 1す下全白 を有する(+)−カテキンδ−無水物を製造するため、 f)η−無水物を約100〜13clcの温度で、20
    %1での相対湿度に保持し、(+)−カテキンδ−無水
    物を集めるか、又は g)  (+)−カテキン4水和物をその倣点〜約18
    0℃の温度に加熱し、融解したものに(+)−カテキン
    δ−無水物の種結晶を接種するが又は接種しないで、(
    +)−カテキンδ−無水物を集めるか、又は b)  (+)−カテキンβ−1水和物を20係までの
    相対湿度で約50〜90℃の温度に加熱し、(+)−カ
    テキンδ−無水物を集めることを特徴とする新規結晶形
    の(+)−力チキン1水和物及び無水(+)−カテキン
    の製造方法。 6、  (+)−カテキン4水和物を約80℃で水に溶
    解することによって得られる(+)−カテキンを約10
    〜20%含む過飽和水溶液に(+)−カテキンα−1水
    和物の結晶を接種した後、冷却することにより(+)−
    カテキンα−1水和物を製造する特許請求の範囲第5項
    記載の方法。 7、  (+)−カテキンα−1水和物を製造するため
    、(+)−カテキン4水和物、β−1水和物又はη−無
    水物を水中に懸濁し、約60〜80 ’Cまで加熱する
    特許請求の範囲第5項記載の方法。 8 (+)−カテキンα−1水和物を製造するため、(
    +)−カテキン4水和物、β−1水和物又はη−無水物
    を乾燥粉末の形で、約70〜90係の相対湿度を有する
    雰囲気中で約60〜80℃まで加熱する特許請求の範囲
    第5項記載の方法。 9、  (+)−カテキン4水和物を、4水和物中に存
    在する水の約3モルが蒸発するまで、約140〜150
    Cまで加熱し、羞解物を冷却することによって(+)−
    カテキンα−1水和物を製造する特許請求の範囲第5項
    記載の方法。 10、  (+)−カテキン1水和物を製造するだめ、
    (+)−カテキンβ−1水和物を約110〜130℃の
    温度及び約O〜20係の相対7′8度に約50〜80時
    間保持する特許請求の範囲第5項記載の方法。 11、  (+)−カテキンγ−無水物を製造するため
    、(+)−カテキン4水和物を約140〜150 ’C
    まで加熱して水を蒸発させ、独解相に(+)−カテキン
    γ−無水物の種結晶を接種する特許請求の範囲第5項記
    載の方法。 12、  (+)−カテキンγ−無水物を製造するため
    、(+)−カテキンクー無水物を約150〜170Cに
    約30分加熱する特許請求の範囲第5項記載の方法。 13、  (+)−カテキンδ−無水物を製造するため
    、(+)−カテキンクー1水和物を約100〜120C
    の温度及び約1〜10%の相対湿度に約10〜30時間
    保持する特許請求の範囲第5項記載の方法。 14、  (+)−カテキンδ−無水物を製造するため
    、(+)−カテキン4水和物を約140〜150℃まで
    加熱して水を蒸発させ、倣解相に(+)−カテキンδ−
    無水物の種結晶を接種する特許請求の範囲第5項記載の
    方法。 15、  (+)−カテキンδ−無水物を製造するだめ
    、(+)−カテキンβ−1水和物を約15係の相対湿度
    で約45〜50時間約50〜90℃の温度で加熱する特
    許請求の範囲第5項記載の方法。 16、種結晶を方法b)によりその場で製造する特許請
    求の範囲第5項のa)記載の方法。 17、特許請求の範囲第1項〜第J7項記載のいずれか
    1項によシ得られ、特許請求の範囲第1項による結晶形
    の(+)−カテキン1水和物又は無水(+)−カテキン
    。 18  人又は動物の治療用の、特許請求の範囲第1項
    〜第4項、第17項又は第19項のいずれか1項による
    (+)−カテキン1水和物又は無水(+)−カーキ・の
    新規結晶形。 19、肝、峨病の治療のだめの、特許請求の範囲第1項
    〜第4項、又は第17項のいずれか1項による新規結晶
    形の(+)−カテキン1水和物又は無水(」−)−カテ
    キンの用途。 20、医薬製剤の製造用の、特許請求の範囲第1項〜第
    4項、又は第17項のいずれか1項による新規結晶形の
    (+)−力チキン1水和物無水(+)−カテキンの用途
    。 2、特許請求の範囲第1項〜第4項、又は第17項のい
    ずれか1項による新規結晶形の(+)−力チキン1水和
    物又は無水(+)−カテキンを含む医薬製剤。 2、特許請求の範囲第1項記載の結晶形の(+)−カテ
    キン1水和物又は無水(+)−カテキンを常用の医薬添
    加物と混合することを特徴とする特許請求の範囲第21
    項記載の医薬製剤の製造方法。
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