JPS5922629B2 - 摩擦圧接装置 - Google Patents

摩擦圧接装置

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JPS5922629B2
JPS5922629B2 JP7480279A JP7480279A JPS5922629B2 JP S5922629 B2 JPS5922629 B2 JP S5922629B2 JP 7480279 A JP7480279 A JP 7480279A JP 7480279 A JP7480279 A JP 7480279A JP S5922629 B2 JPS5922629 B2 JP S5922629B2
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JP
Japan
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main shaft
phase
clutch
piston
friction welding
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Expired
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JP7480279A
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English (en)
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JPS561288A (en
Inventor
茂生 深谷
幹雄 北野
洋一 浜西
顕二 笹崎
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Toyota Industries Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
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Publication date
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Publication of JPS561288A publication Critical patent/JPS561288A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は独立した2つの被溶接物または素材(以下素材
という)を、互にある圧力の下に接触させながらある相
対回転速度をもつて回転させるときにその接触部に発生
する摩擦熱を利用して圧着接合する摩擦圧接に係り、と
〈に画素材を予め定められた位相関係位置に接合する摩
擦圧接装置に関するものである。
摩擦圧接法は形状、寸法等の加工を完了した2つの素材
を一定の相互位相の下に、かつ充分な強度をもつて接合
し得るならば、その利用範囲はきわめて広範なものとな
る。
従つてこの位相修正手段については幾つかの先行技術が
公知になつて(゛るが、中でも同出願人の出願に係る発
明(特開昭55−1960号)にお(゛ては、抜群の性
能で一応の成果は得られたものの、該技術によれば位相
合せのためのクラッチ装置の噛合いのタイミングが制御
されておらず、従つて不十分な噛合いに基因するクラッ
チ装置の爪部の破損事故を誘発する可能性を具有してお
り、またその故に位相合せ準備段階での主軸の回転速度
を余り高いものに設定することができないため、位相合
せ準備段階のための所要時間のばらつきが大きくなつて
圧接末期における摩擦発熱量のばらつきが大きくなり、
寸法精度にばらつきを生じ易(・と(・う欠点が未だ解
消されてはいなかつた。そこで本発明は、摩擦発熱工程
の終了の後回転側の駆動力を断つて制動力を働かせなが
ら減速し、その回転速度が比較的低速の設定値に達した
後、主軸とクラッチ装置が設定位相の関係になつたとき
該クラッチ装置に係合指令を発し、その係合が行なわれ
た後この素材を含む回転系に抵抗を付加して該回転系を
急速停止させることによつて画素材の位相合せを確実か
つ迅速に行い得るとともに。
全アップセット量のばらつきを防止し、高品質な圧接製
品を得ることができ、かつ延命化の可能な摩擦圧接装置
を提供しようとするものである。以下、本発明を具体化
した図示の実施例につ(・て詳述する。第1図に示すよ
うに筐体1に軸受2a、2b、2cを介して回転可能に
支持された主軸3に、チヤツク4を介して主軸3と同心
に支持された一方の素材5は、筐体1と一体の摺動台6
に前記主軸3の軸心方向に摺動可能なテーブル7を介し
てチヤック8に支持された他方の素材9に対し摩擦接触
せしめられる。そのためにテーブル7は油圧装置10に
よつて主軸3に対して近接6離隔および加圧が可能であ
る。主軸3はブーリ11、ベルト12およびプーリ13
を介してモータ15(原動機)によつて回転駆動される
。主軸3に固着されたブレーキ盤41は筐体1に取付け
られたブレーキ作動装置42によつて挟圧されることに
よつて前記主軸3に制動作用が付与される。ここでブレ
ーキ盤41とブレーキ作動装置42を含めて制動装置4
0と総称する。また前記主軸3には円周部に同一円上に
配列された設定数の穿孔52を有する円盤51が固着さ
れ6該穿孔52の位置に対応してたとえば1対の投光器
54および受光器55が前記円盤51を挾圧して対向す
る光電管装置53が筐体1に取付けられている。該光電
管装置53の出力側は演算器(図示せず)の入力側と接
続され6円盤51の回転によつて前記光電管装置53よ
り発せられるパルス信号を基に、演算器より前記主軸3
の回転速度を示す信号を得ることができる。また前記主
軸3の特定位相に対応した位置の穿孔52を他の穿孔と
区別するように構成(例えば当該穿孔52を他と比較し
て大なるようにする)しておけば、それに対応するパル
ス信号の大きさが他のものとは区別されるため6そのこ
とに基づいて回転中にある主軸3の特定位相の位置を示
す信号を,前記演算器からの出力信号として得ることが
できる。なおここで前記円盤51.光電管装置53およ
び演算器等を含めて回転検知装置50と総称する。主軸
3のチヤック4と反対側には一体的な爪16をもつカム
付きクラツチ17が設けられそれに対向して爪18をも
つカム付きクラツチ19が軸20にキー21によつて摺
動可能に支持されてる。
軸20は主軸3と同心で相対回転可能のように主軸3お
よび筐体1に支持されて(゛る。クラツチ19と一体の
歯車22は軸20と直角方向のラツク23とそれぞれの
歯22a.238によつて噛合つている。またクラツチ
19は筐体1にピン248を介して枢支されたクラツチ
摺動レバー24によつて6第1図の右方に摺動されれば
爪18t16との噛合いが生じてクラツチ17との係合
が行われ、反対に左方に摺動されればその係合は解放さ
れる。第4図に示すようにクラツチ摺動レバー24はピ
ン24bを介して油圧シリンダー25のピストン26と
一体のヨーク27によつて図示右方にスプリング28の
張力に抗して常に引張られており、従つて常にはクラツ
チ17と19とは離脱状態に保持されるが、ピストン2
6のロツド側の圧油が解放されれば(要すればロツド側
の室をタンクに接続する)、スプリング28の張力によ
つてクラツチ17と19とが係合し得る状態になる。ま
た第2図に示すようにラツク23の一端はピストンロツ
ドとして形成されその先端には位相合せのために主軸3
の回転に抵抗を付加するための油圧シリンダー29内を
摺動するピストン30が設けられ6該ピストン30には
ピストン30の図始右方への移動に伴い給排口32から
タンクTへ排出される圧油の流量を制御(絞る)するた
めのテーパ状の絞り弁体33が給排口32に対向して同
心的に突設されている。しかし,て、上記のピストン3
0は主軸3が位相修正のために低回転速度に減速されか
つ前記クラツチ17,19が係合されると(回転中の素
材5と軸20とが定位相の同期回転となる)6歯車22
およびラツク23を介して油圧シリンダー29内を図示
右方へ移動されるものであつて、そして絞り弁体33の
先端が給排口32の端縁に接近するまでは主軸3の回転
に対してほとんど抵抗を及ぼすことなく移動するが、そ
の後は絞り弁体33の給排口32内への突入に伴い圧油
の流量が次第に絞られることによりその移動速度を減速
され主軸3の回転に抵抗を漸増的に付加して主軸3の回
転速度を急速に減速させ、そしてピストン30がストロ
ークエンドに達したときに一体回転中の歯車22および
主軸3とともに素材5が他方の素材9に対して同位相で
停止されるように設定されて(・る。なお、ピストン3
0は摩擦圧接の完了後において、電磁切換弁SVを後退
側へ切換えてオイルポンプPにより圧油を油圧シリンダ
ー29内に圧送することによつて規定の元位置まで復帰
される。本実施例は上述のように構成したものであり6
以下その作用につ(・て説明する。2個の素材5および
9をそれぞれチヤツク4および8にあらかじめ設定され
た位相で挾持させ、モータ15により規定の高速回転数
NLたとえば1800rpmで回転させながら油圧装置
10によりテーブル7を摺動台6に沿つて前進(図示左
方へ摺動)させ、画素材5,9をある圧力の下に接触摩
擦させる。
画素材5,9の接触部が溶着に充分な温度に達した時点
を摩擦発熱工程の完了とし(第6図のA点)、その時期
はタイマーまたはすえこみ量等によつて検出される。こ
の検出信号によつてモータ15の駆動入力が断たれると
ともに制動装置40が作動し、主軸3が急速に減速され
る。しかして、前記減速によつて主軸3の回転数が比較
的低速の設定回転数、たとえぱ700rpmに達したこ
とを回転検知装置50によつて検知(第6図のB点)し
た後ひきつづいて次に来る特定位相を検知すべく該回転
検知装置50によつて前記主軸3が設定位相(たとえば
クラツチ17,19の噛合(゛前3000の位置)にな
つたことを検知(第6図のC点)し、そのとき発せられ
る検出信号によつて前記制動装置40の制動力が解放さ
れるとともに、油圧シリンダー25の油圧を解放させ、
スプリング28によつて(ある(゛は油圧シリンダー2
5に積極的に反対側から圧力もかけて)クラツチ摺動レ
バー24を介しクラツチ19を軸20に沿つて図示右方
へ摺動させると、該クラツチ19は主軸3と共に回転し
ているクラッチ17と第5図A−Cに示す如く係合され
、位相修正のための装置(クラツチ19、歯車22、ラ
ツク23、ピストン30等を含む)と主軸3との位相が
設定通りに結合されて、位相修正のための準備段階が完
了する。
このとき、クラツチ17,19の係合動作開始時期を厳
密に制御しているため、その吻合(゛が十分にかつ確実
に行なわれる。クラツチ19と17との係合がなされる
と、素材5およびモータ15等を含む主軸3側の回転系
の慣性力によつて歯車22が主軸3と共に回転しラツク
23が油圧シリンダー29内のピストン30と共に前進
(図示右方へ移動)する。この前進によつて油圧シリン
ダー29内の圧油は給排口32から予め排出側に切換え
られている電磁切換弁SVを経てタンクTに流出し、そ
してピストン30の絞り弁体33が給排口32に突入を
開始するまでの前進動作については前述したように主軸
3の回転速度を減速させるに至らな(゛程度の抵抗であ
るが6絞り弁体33が第3図Aに示す如く給排口32に
突入を開始すると該給排口32からの圧油の流量が制限
されてピストン30およびラツク23の前進に対する抵
抗となり6その結果主軸3に抵抗(制動)が付加される
。この主雌3の回転に対する抵抗は絞り弁体33がテー
パ状に形成されていることから絞り弁体33の突入の進
行に伴い第3図Bに示すように流油量の絞りが増加する
ことによつて次第に増大し、主軸3は急速に減速され、
そしてピストン30が所定の作動端に達することによつ
て主軸3の回転が停止されて画素材5,9は相対回転速
度が零となりあらかじめ設定された同位相に一致する(
第6図のD点)。その後画素材5,9はアツプセツトカ
旺を受けながら一定期間冷却され、かくして摩擦圧接が
完了する。なお6上記の急速停止動作において主軸3の
停止直前の回転数は停止時の衝撃力を考慮し、その慣性
質量にも影響されるが、ほぼ150rpm程度以下とな
ることが好ましく、また前記クラツチ17,19の噛み
合い指令を発するときの主軸3の回転速度は300〜9
00rpmと設定することが好ましいが、主軸3の回転
力は回転系の慣性力によるだけであるため、位相修正の
ための装置としては全体的に比較的小型のものであつて
も十分な制動効果を発揮することができる。なお、位相
修正のための準備段階であるクラツチ17と19との係
合は本実施例では爪16,18が各1個の場合について
図示したが、180度の対称形の素材を圧接対象とする
ときには180度間隔の爪が各2個となることは勿論で
ある。なおピストン30およびラツク23の前進に抵抗
を付与する手段としてはさらに、給排口32に接続され
た管路中に油圧サーボバルブを配設して、主軸3の回転
速度もしくはピストン30およびラツク23の移動速度
とシリンダ29内の圧油の圧力を検出しながら該油圧サ
ーボバルブの絞り量を適宜変化させるようにしても、本
発明の実施は可能である。
以上詳述したように、本発明は2個の素材を所定の位相
関係位置に摩擦圧接するに当り、摩擦発熱工程の終了の
後、回転駆動力を断つて減速させ.画素材の低速回転過
程において位相修正のための装置と主軸とを該主軸の回
転速度ならびにその回転位相に関連した指令信号によつ
て作動を開始し特定位相に結合して6位相修正のための
準備段階を完了した後、これらを所定の位相で急速停止
せしめることにより画素材の位相合せを行うものであつ
て、このことによつて画素材の位相関係位置を正確に合
わせ得ることは勿論のこと、とくに位相修正のための装
置と主軸とを特定位相に結合するに際し6クラツチ装置
の作動のタイミングを主軸の特定位相の検知によつて規
定するようにしたため、クラツチの噛合いが十分に確実
に行なわれるようになり、それによつて位相修正の準備
段階が完了するまでは画素材の相対回転速度を比較的高
〈保持できかつその後は強力な制動作用によつて急速停
止することがでぎるため、綜合的に位相合せのために費
やす時間が短縮され.その結果アツプセツト量のばらつ
きが減少されて圧接製品の全長の均一化に大きく役立つ
ものである。
また本発明によれば、摩擦発熱工程が終了した後は回転
駆動力が断たれるため,位相合せのための装置が主軸と
係合した後の制動は、回転系の慣性による回転力に対し
てのみ行なえばよく、従つて該制動を比較的容易に行な
うことができ.このことも前記位相合せのための装置と
主軸とを係合させるときの回転数を比較的高く設定する
ことに貢献している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す摩擦圧接装置の断面図、
第2図は回転系に抵抗を付加しかつ画素材を同位相に急
速停止せしめるための機構を示す断面図、第3図A,B
は該機構の動作態様を示す説明図、第4図は第1図にお
ける−線の断面図、第5図A,B,Cはクラツチの係合
態様を示す説明図6第6図は本摩擦圧接装置の作用説明
図である。 1・・・筐体、3・・・主軸、5,9・・・素材.10
・・・油圧装置615・・・モータ(原動機)、17,
19・・・クラツチ、22・・・歯車、29・・・油圧
シリンダ,32・・・給排口、33・・・絞り弁体、4
0・・・制動装置、50・・・回転検知装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 対向した二つの素材を所定位相でそれぞれ把持する
    把持装置と、前記両把持装置を互に接近させる向きに付
    勢する装置と、一方の把持装置を具備した主軸を回転駆
    動可能な原動機と、前記主軸の回転速度ならびにその回
    転位相に関連した指令信号を発する回転検知装置と、該
    指令信号により前記主軸と特定位相で係合するクラッチ
    装置と、前記クラッチ装置を介して従動しその作動端で
    主軸の停止位相を拘束するシリンダ装置と、前記作動端
    付近でシリンダの排出油量を漸減的に制限する絞り装置
    とを包含する摩擦圧接装置。
JP7480279A 1979-06-14 1979-06-14 摩擦圧接装置 Expired JPS5922629B2 (ja)

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JP7480279A JPS5922629B2 (ja) 1979-06-14 1979-06-14 摩擦圧接装置

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Publication Number Publication Date
JPS561288A JPS561288A (en) 1981-01-08
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ID=13557794

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4897438B2 (ja) * 2006-11-21 2012-03-14 イヅミ工業株式会社 摩擦圧接装置
US8578992B2 (en) * 2008-02-22 2013-11-12 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Friction welding apparatus
KR101105228B1 (ko) * 2009-03-20 2012-01-13 전주대학교 산학협력단 이중 마찰압접 방법 및 장치

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