JPS59225374A - 音源位置標定方法とその装置 - Google Patents

音源位置標定方法とその装置

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JPS59225374A
JPS59225374A JP58099401A JP9940183A JPS59225374A JP S59225374 A JPS59225374 A JP S59225374A JP 58099401 A JP58099401 A JP 58099401A JP 9940183 A JP9940183 A JP 9940183A JP S59225374 A JPS59225374 A JP S59225374A
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JP58099401A
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Shigeru Ideumi
出海 滋
Makoto Senoo
誠 妹尾
Koji Tsumaki
妻木 考治
Kenji Miyata
健治 宮田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S5/00Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations
    • G01S5/18Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations using ultrasonic, sonic, or infrasonic waves

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、構造物の音源位置を標定するための方法とそ
の装置に係シ、特に構造物に異物が衝突したときに発生
する衝突音の発生位置を標定することによって、異物の
任在位置を検出するに好適な方法とその装置に関するも
のである。
〔発明の背景〕
圧力容器などの構造物の音源位置標定方法としては従来
よ、!lll特願昭58−39280号において提案さ
れている如く、予め位置の知れている多数の既知音源か
らの音響信号の波高値データと到達時間差データを計算
機等のメモリにファイルしておき、その中から未知音源
の各データと最も近似するものを検索することによって
未知音源位置を標定する方法が有効となっている。しか
しながら、この方法に′よる場合は、未知音源のデータ
とファイル中の既知音源データとを比較照合するための
バタン認識手法において、既知音源から未知音源までの
実距離の指標として得られるバタン距離は実距離と強い
相関があるものの、完全な比例関係にはないものとなっ
ている。したがって、未知音源とのバタン距離が最小と
なる既知音源がファイルの中から検索されても、それが
実距離の最短となる既知音源とならない場合が起シ得、
未知音源の位置を誤認する確率が高いという欠点がある
〔発明の目的〕
よって本発明の目的は、実距離の指標として得られるバ
タン距離がその実距離と比例関係にない場合でも、高精
度にして未知音源位置を標定し得る音源位置標定方法と
その装置離供するにある。
〔発明の概要〕
この目的のため本発明は、既知音源のデータと未知音源
のテークを比較照合するバタン認識手法によって得られ
るバタン距離を、予め得られているバタン距離と実距離
との関係を示す対応表によって実距離に変換することに
よシ、高い精度で未知音源の位置を標定するようにした
ものでるる。
バタン距離と実距離との関係を実験およびシミュレーシ
ョンにより予め求めておく場合は、バタン距離よυ即実
距離が求められるものである。
また、本発明は、構造物の何れかの場所で発生される伸
I突音を検出すべくその適宜箇所に少なくとも3個以上
取何される音響検出手段と、多数の既知音源位置対応の
波高値データ、信号到達時刻データの少なくとも何れか
一方、更にはバタン距離と実距離との関係を示す対応表
が予め記憶されている既知データ記憶手段と、音響検出
手段から得られる未知音源からの音響信号の波高値デー
ター伯号到達時刻データの少なくとも何れか一方とこれ
に対応する既知データ記憶手段からの既知データとにも
とづきバタン距離を得、該距離を上記対応表によって実
距離に変換するデータ処理手段とを備えるようにしてな
るものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を第1図から第11図によシ説明する。
先ず本発明に係るバタン認識による音の位置標定方法に
ついて説明する。
既に述べたように本発明による音源位置標定装置は対象
となる構造物内の何れかの位置から発せられた衝突音を
構造物の適宜場所に取勺付けられた3個以上の音響検出
器で検出し、その音響信号の波高値データと信号到達時
刻データとから形成されるバタンを設定し、これらのバ
タンに基づいて2つの音源A、B(例えば既知音源;A
、未知音源;B)間のバタン距離を定義し、このバタン
距離から音源A、B間の実距離を求めるようにしたもの
である。
ここで音源A、B間の波高値データに基づく波高値バタ
ン距離DABを、i番目(i=1〜N)の音響検出器(
以下、単に検出器と称する)Siによって検出された音
源A、Bの波高値をal。
b+とじて次式(1)の如く定義する。
但し、Varは分散をあられし、一般的な量Xiに対し
次式(2)で定義されるものである。
同様に、音源A、B間の信号到達時間データに基づく時
間差バタン距離DADを、検出器3iに信号が到達した
時刻を音源A、Bに対しそれぞれτ□、τB、として次
式(3)の如く定義する。
1/2 Dxn=(Var(rAl −τn+))     ・
・”(3)音源A、B間の実距離dはこれらのノくタン
距離Den 、 DYB  の何れかを用いれば推定し
得るが、D宝a 、 DAB  の双方を用い・くタン
距離DABを次式(4)の如く定義し、これより実距離
dを推定することも可能である。
D!お=(1−α) DAM+αD A s    ・
・・・・・・・・(4)但し、αは0≦α≦1の値をも
つ係数であり、いわゆる加重平均の重みに係るものであ
る。
さて、ここで定義したバタン距離が実距離dをどの程度
正確に記述するものであるかを次に述べる。バタン距離
が実距離dに完全に比例した量であればバタン距離によ
り音源間実距離を求め得るが、実際には比例関係は成立
しない。
いま、第1図に示す如くの幾何学的位置関係に音源A、
Bと検出器Siがある場合を想定すれば、検出器Biで
検出される音mA、Bからの音響信号の波高値は次式(
5)で表わせる。
但し、KA 、 I(Bは音源A、Bの音の強度と検出
器3iの検出感度とに依存する比例定数でアシ、また、
rAl、fillは音砂A、Bから検出器Siまでの距
離を、Jは減衰定数を示す。
また、検出器Siで検出される音源A、Bからの音響信
号の信号到達時刻τAl、τ11は次式(6)で表わせ
る。
但し、■は音速である。
この式(6)での信号到達時刻τム1.τB+とは、倍
が音源A、Bで発生した時刻から検出器Siに検出され
るまでの遅れ時間である。しかしながら、実際には音が
発生した時刻は不明であるので、検出される信号到達時
刻τAl、τBlはN個の検出器相互間の相対的な時間
差として求められることになる。式(3)で定義された
バタン距離を求める場合には、遅れ時間であっても相対
的な時間差であっても伺ら変シはないからである。
さて、式(5)を式(1)に“代入すれば次式(7)が
得られる。
・・・・・・・・・・・・(7) 比例定数K A71 K mおよび減衰定数Jはキャン
セルされるととが判るが、同様に式(6)を式(3)に
代入すれば次式(8)が得られることになる。
ここで第1図に余弦定理を適用すれば以下の式(9)が
成立する。
r#+ ”rat 十d”−2r、1d−cos(θ濁
−θ) ・(9)但し、dは音源A、B間の距離、θ1
は、ある基準座標軸とASiのなす角、θは基準座標軸
とABのなす角である。
ここで、更に式(9)を式(7)、 (8)に代入すれ
ば、以下の弐顛、αυが得られる。
・・・・・・・・・(10− ・・・・・・・・・αυ これらの式(10,α℃において距離rAlおよび角θ
乳は検出器s i(r=1.2.・・・N)および既知
音mAの位置が定まれば自ずと決まる値である。
即ち、弐〇〇、θVによって求まるバタン距離DAII
DAB  は音源間距離dと角θの関数である。もしも
、これらの式αO2αυでバタン距離DAB 、 DA
Bが角θに依存しなければ、音源Aを中心とする半径d
の円の上の音源Bの写像は円になる。
第2図から第4図は検出器Siおよび既知音源Aの適当
な配置に対して、式α0.Ql)よシ求められたバタン
距離DAII 、 DAII  の例を示したものであ
る。これらの例では円筒形の圧力容器の外側面には9個
の音響検出器81〜S9が配置されるが、検出器S!〜
S9は円筒外周の1/3を1辺とする正三角形状に配置
される場合を想定している。
先ず、第2図よシ説明すれば、これは既知音源Aを中心
とし未知音源が半径d=m−R(m=0.1゜0.2,
0.3.・・・1,0)の同心円上にあるときのバタン
距離D A n  を式αυに従って計算しその結果を
示したものである。但し、Rは検出器が正三角形状に配
置される場合でのその正三角形の1辺の長さであり、ま
た、バタン距@ D A B  の値には適当な定数を
乗することで、バタン距離Den  の写像は一定の縮
尺に々っている。この図から判るように、既知音源Aを
中心とする未知音源の弐θ限による写像、即ち、バタン
距離DAD  は完全な同心円とはならず未知音源の方
向である角θに依存して多少歪むことが判る。また、そ
れぞれの線の間隔も一定でなくバタン距離D X n 
 は音YIAA、B間の距離dに完全には比例していな
いことも判る。次に第3図について説明すれば、これは
参照音源を別の場所に移した場合でのものである。この
例では、バタン距離DxB  は更に歪んでいることが
判る。最後に第4図について説明すれば、これは式(1
Gに基づき同様にバタン距離Den  を計算しその結
果を示したものである。この例は、未知音源が既知音源
Aを中心とした半径d==m−R(m−〇、01,0,
02,0.03.・・・0.1)の同心円上にある場合
でのものである。但し、バタン距離DADには一定の定
数を乗じて適当な縮尺をして表示しである。この場合も
バタン距離DAI+  と同様に同心円とはならずに歪
みがある。また、第5図に示すものは既知音源Aの位置
は第4図に示すものと同り、テ6ルカ、半径dをd=m
−1%(m−=0.1゜0.2.・・・1.0)とした
場合でのものである。この例では歪みは極端になり、半
径dの小さいものが太きいものよ如パタン距離DA11
  の値が大きくなる場合も起きている。この逆転現象
は、音源が倒れかの音響検出器のすぐ近傍に存在する場
合に起るものである。これは、式αOにおいて距離rA
lまたは距@Q r口が零に近くなればその対数値が不
定になるためである。
さて、以上の例から判るようにバタン距離DARTDx
B と音源間隔dとの間には正確な比例関係はなく、検
出器の配置および既知音源Aの位置が定まっていても角
θに依存した量となり、かつ、角θが一定でも音源間距
離dとバタン距離DAB・竜源間距離dとバタン距離D
 An  とは比例しないものとなる。尤も第2図、第
4図に示す如くにほぼ比例する場合もあり得る。
したがって、音源間距離d−i正確に求めるには、バタ
ン距離DAkBあるいはバタン距離DAB  を求めた
後にバタン距離と音源間距離の間の関係式にもとづき音
源間距離に変換しなければならない。
以下、音源A、B間の距離をバタン距離DAB あるい
はバタン距離DAB から求める方法を説明する。
既述の如く音源間距離dとバタン距離Den  の関係
は式αOによって定するが、この式(10においてN個
の音響検出器の座標と既知音源Aの座標が指定されれば
、距離をrhI(1=1.2,3. ・・・N)および
角θl  (i” 1 + 2 + 、3 +・・・N
)は自ずと定まる。即ち、式αOは次式(6)の形にな
っている。
Dlg”f人(d、  θ)          ・・
・・・・・・・・・・@したがって、バタン距離DAB
 から音源間距離dに変換する式は式(2)の逆関数と
して式σ:)の如くに求められる。
d:=gA(侭お、θ)   ・・・・・・・・・・・
・a3しかしながら、式□□□あるいはその基になる弐
〇〇から解析的な式として式α4を導出し得ない。そこ
で電子計算機によ多数値計算で求めることになる。
また、片源間距離dとバタン距離DNn  の関係は式
αノ)によって同様に定まシ、弐〇優においてN個の音
響検出器の座標と既知音源Aの座標が指定されれば距割
ff1rA+および角θI (i=1.2,3.−N)
は自ずと定まる。即ち、弐αυは次式α4)の形をして
いる。
DAn=fτ(d、θ)      ・旧・・・・・a
→したがって、バタン距離DAB  がら音源間距離d
に変換する式は式(14)の逆関数として式(至)の如
くに求められる。
d” gr (DAB 、θ)    ・・・・・・・
・・αΦ弐〇〇は式0→あるいはその基になる式αηか
ら求めるが、式(至)の場合と同様に解析的に求め得す
、数値計算によって求めなければならない。
以上のように式α;やまたは式αQによって、バタン距
離DADあるいはバタン距離DABがら音源間距離dを
求め得る。
さて、次に本発明による音源位置標定装置を圧力容器を
対象として説明する。
第6図はその概要構成を圧力容器とともに示しだもので
あシ、その要部の一例での詳細なブロック構成は第7図
に示すところである。これによると第6図に示す如く圧
力容器1にはN個の音舎検出器S1# 82 H・・・
Swがその外表面に取シ付けられており、それらにょシ
検出された信号は音源位置標定装置100に入力される
ようになっている。この音源位置標定装置10(lは第
7図に示す如くに構成され、検出器S1 * 82 +
・・・SNからの信号は増幅器10j(i=l〜N)お
よび包絡131回路11 i (i =1〜N)ヲ介し
スキャナ15゜に入力される。N個の信号はスキャナ1
50によって順次ザンプリ/グされた後、A/Dコンバ
ータ160でディジタルに変換された形で計算機170
に取り込まれるものである。計算機170では、A/D
コンバータ160がらのN個の波形データから信号到達
時刻(絶対時刻でなく任意の基準時刻からの時間でよい
)と波高値が演算されるようになっている。但し、波高
値は増幅器のゲインなどを乗じてデータ相互間に矛盾の
ないようにしておく必要がある。
ところで、記憶装置191には圧力容器の各部位をハン
マなどによシ打撃したときの、各検出器から出力される
音響信号の信号到達時刻と波高値とが、打撃部位、即ち
、既知音源位置と対応づけ標準バタンデータとして予め
記録されるようになっている。つまり、圧力容器上また
はその内部の既知音源位置をA k (k = 1〜K
)とし既知音源位jiMAkに対応するt it目の検
出器Siの出力信号の波高値をakl %信号到達時刻
をτAkl  として記録されるようになっているもの
である。
計算機170では未知の音源Bからの信号が入力される
と、上述したと同様にこの未知音源Bからの信号の(g
号到達時刻τ81と波高値bIとが演算されるが、更に
記憶装置191内の標準バタンデータから式(1)、(
3)に基づいて次式αtp、c7)の演算が実行され、
音源Bと各既知音源Ak間のバタン人        
  T 距離DAka  、 DAkBが算出されるようになっ
ている。
1/2 DAkn=(Var(τ、uu  7n+))    
  −−”[71さて、記憶装置192には弐α1.(
1υに基づく次式θ印、θeK従って、既知音源A、 
kと未知音源Bの間の距F4 dAkB HdAkBの
値がD′Akn + DhkB、θの適宜メツシュ毎に
、かつ、各既知音源Ak毎に格納されている。
d*kn = gArk(D:kn 、θ)    ・
・・・・・・・・(至)dAkn  = gTAk (
DAkn  、  θ )        ・拳・・・
・・・・α時計算機170Fiバタン距離Dhkn 、
 DAknを計算した後、記憶装置192からバタン距
離D′AkB。
J)Akn に対応する音源間距離dAkB 、 dA
kBを、全ての角θのメツシュ従亡値につい−一み出し
だうえ表示1i1soに表示させるところとなる。読み
出された角θに依存したd’AkB 、 dAkBは表
示装置1180に第8図に示すように表示される。即ち
、表示装置180画面上に既知音源Akを描き、それら
を中心にθ毎にdAkB6るいはdAkBの距離をプロ
ット表示するものである。各既知音源毎のdAkBある
いはdAkBのθによる軌跡は原理的には1点で交差す
るはずである。しかしながら、時刻データ、波高データ
は各種の雑音が原因となっである程度の誤差をもつ。し
たがって、バタン距離には誤差が含唸れていることが通
例であシ、このため各既知音源を中心に描かれたdAk
BあるいはdAkHの軌跡は一点で交差するとは限らな
い。しかし、これらの軌跡の密集領域(第8図において
は斜線表示領域)に未知音源のあることが判る。
以上述べた実施例の動作を第9図に示すフローチャート
によって説明すれば以下のようでおる。
即ち、ステップ201において装置の動作開始指令が与
えられると、計算機170.コントローラ140、スキ
ャナ150およびA/Dコンバータ160が起動される
。次のステップ202においては包路線回路111〜I
INの出力が所定のサンプリング周期でディジタル信号
として計算機170内の主記憶装置に取シ込まれるよう
になっている。主記憶装置には、例えば各検出器に対応
させて1キロワード相当がデータ領域として割シ当てら
れておシ、各データ領域はサンプリング数が1キロワ一
ド分を超えたならばデータの古いものから順に捨ててそ
の上に新しいデータを督き込筺れるべく動作される。ま
た、ステップ202においては、データサンプリングと
同時に、異音発生の有無が波高弁別装置121〜12N
およびOR回路130で判定されるようになっている。
N個の検出器の何れかの波高値が波高弁別装置121〜
12Nに予め設定した値を超えた場合にはその旨の出力
がOR回路130を介しコントローラ140に信号が送
られるがこの信号が得られたことによって処理はステッ
プ203に移行される。ステップ203では移行時点か
らの時間が計数されるが、この計数時間が予め設定して
おいた時間Tを経過した時点でサンプリングは停止され
るものである。この時間Tは原子炉圧力容器を対象とし
た場合ij:20m5〜50m5i度が望ましいものと
なっている。
次にステップ204においては、主記憶装置内に記録さ
れている異音発生時刻近辺の、各検出器の信号波形デー
タから当該未知音源Bの信号到達時間差τ旧と波高′値
blが抽出される。この後ステップ205において、記
憶装置191から標準バタンデータが順次読み出された
うえ弐H,αηにより未知音源Bのバタンデータとの間
でバタン距離1)Aha 、 DAkn 力’Titn
されるものである。
この後は更にステップ206において記憶装置192に
格納されている式Q8)、alにもとづくバタン距離D
A+cB、 Dhksと音源間距離dAkB 、 dA
kB  との各角θ毎の対応表からステップ205で計
算されたバタン距離Dhkn 、 DAkn  に対応
する音源間距離dAkB 、 dAkBの0に依存した
データを読み出し、読み出された軌跡データはステップ
207において表示装置180に第8図に示した例の如
くに表示されるところとなるものである。これよシオペ
レータはステップ208において表示結果から未知音源
の位置を知れるわけである。
さて、最後に本発明による効犀の程を第10図。
第11図に示す実験データにより説明する。実験は直径
2 m 、高さ5mの円筒状の銅製タンクを用い、この
鋼製タンクの外壁に音響検出器を8個適宜箇ノ方に取付
した状態でタンク外壁の各部をノ・ンマーで打撃するよ
うにして行なった。この際での音響データを第7図に示
す構成の装置により採取したところ第10図、第11図
に示す結果が得られた。即ち、810図はタンク外壁の
多数の点を打撃した場合での各打撃点(音源)間の距離
を横軸に、対応する時間バタン距離を縦軸としてプロッ
ト表示したものである。但し、縦軸の値は適当な値を乗
じである。この図から判るように、音源間距離が同一で
あってもバタン距離DTは一定の値とならずバラツキの
あることが判る。また、第11図は本発明による方法に
よってバタン距離を弐〇〇によp音源間距離に変換した
場合での結果をプロット表示したものであるが、この図
からノくクン距離から求められた音源間距離が実際の音
源間距離を正確に表わしていることが判る。なお、第1
1図において多少のバラツキが残るが、これは、時刻デ
ータが得られるまでに含まれる種々の誤差にもとづくも
のである。
〔発明の効果〕 以上説明したように本発明は、既知音源のデ−タと未知
音源のデータとを比較照合することによって得られるバ
タン距離を、予め得られているバタン距離と実距離との
関係を示す対応表によって実距離に変換するようにし、
また、変換すべくなしたものである。したがって、本発
明による場合は、実距離の指標として得られるバタン距
離がその実距離に比例しなくとも高精度にして未知音源
位置を標定し得るという効果がおる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るバタン認識による音源位置標定
方法を説明するための図、第2図、第3図、第4図およ
び第5図は、その方法において定義されるバタン距離の
例を示す図、第6図は、本発明による音源位置標定装置
の概要構成を圧・力容器とともに示す図、第7図は、そ
の装置における要部の一例での詳細なブロック構成を示
す図、第8図は、実距離に変換されたバタン距離の本発
明に係る表示例を示す図、第9図は、第7図における計
算機による処理のフローを示す図、第10図。 第11図は、本発明による効果の程を説明するための図
である。 81〜SR・・・音響検出器、111〜11N・・・包
絡線回路、150・・・スキャナ、160・・・A/D
コンバータ、170・・・計算機、180・・・表示装
置、191.192・・・記憶装置。 代理人 弁理士 秋本正実 #  ノ 0 第2(2) 雰3肥 鰻4月 ・IK 〜37    °−h    啄57 第 1 、、ss’t              、53 ?
トーs8 第A 目 / 沿 8区 寮ol内 第 10圀

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1゜圧力容器などの構造物で発生する音を検出すべく、
    該構造物に関連する適宜個所に少なくとも3個以上取シ
    句けられた音響検出器から出力される未知音源からの音
    響信号の信号到達時刻のデータと波高値のデータの少な
    くとも何れか一方のデータと、多数の既知音源位置に対
    応させて予め得られている信号到達時刻データと波高値
    データを、対応する検出器毎に比較照合し、上記未知音
    のに対するデータに最も類似している既知音源のデータ
    を検索することによって、未知音源の位置が多数の既知
    音源位置の何れに近いものであるかを判尾する4源位置
    標定方法において、未知音源に対するデータと既知音源
    に対するデータの類似性の指標となる数値が未知音源と
    既知音源の間の実距離と完全な比例関係をもたない場合
    に、上記指標となる数値を既知音源から未知音源までの
    実距離あるいは該距離に比例しだ量に変換するだめの対
    応表を予め得ておき、上記指標となる数値から上記対応
    表を索引することによって、既知音源から未知音源まで
    の実距離を求めることを特徴とする音源位置標定方法。 2、既知音源から未知音源までの実距離は、該距離に相
    当する危の既知音源のまわりの、既知音源毎に表示され
    た軌跡より求められる特許請求の範囲第1項記載の音源
    位置標定方法。 3、構造物の何れかの場所で発生される衝突音を検出す
    べく該構造物の適宜箇7yrに少なくとも3個以上取付
    される音響検出手段と、多数の既知音源位置対応の波高
    値データ、信号到達時刻データの少なくとも何れか一方
    、更にはバタン距離と実距離との関係を示す対応表が予
    め記憶される既知データ記憶手段と、音響検出手段から
    得られる未知音源からの音響信号の波高値データ、信号
    到達時刻データの少なくとも何れか一方と該データに対
    応する既知データ記憶手段からの既知データとにもとづ
    きバタン距離を求めたうえ、該距離を上記対応表によっ
    て実距離に変換するデータ処理手段とから少なくともな
    る構成を特徴とする音源位置標定装置。 4、実距離に変換されたバタン距離を、既知音源から未
    知音源までの実距離に相当する量の既知音源のまわシの
    軌跡として既知音源毎に表示する表示手段を含むように
    してなる特許請求の範囲第3項記載の音源位置標定装置
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