JPS5922528Y2 - 液体クロマトグラフ用送液ポンプ - Google Patents
液体クロマトグラフ用送液ポンプInfo
- Publication number
- JPS5922528Y2 JPS5922528Y2 JP1975169949U JP16994975U JPS5922528Y2 JP S5922528 Y2 JPS5922528 Y2 JP S5922528Y2 JP 1975169949 U JP1975169949 U JP 1975169949U JP 16994975 U JP16994975 U JP 16994975U JP S5922528 Y2 JPS5922528 Y2 JP S5922528Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- piston
- cylinder
- pump
- solvent
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- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は液体クロマトグラフ用送液ポンプに関する。
さらに詳しくは、本考案は往復移動するピストンAを内
設した駆動用シリンダと、往復移動自在のピストンBを
外設した送液用シリンダとを同軸に分離配置し、さらに
前記ピストンAにその往移動時のみ前記ピストンBに当
接して送液移動を与見るピストンロッドを付設した液体
クロマトグラフ用送液ポンプに関する。
設した駆動用シリンダと、往復移動自在のピストンBを
外設した送液用シリンダとを同軸に分離配置し、さらに
前記ピストンAにその往移動時のみ前記ピストンBに当
接して送液移動を与見るピストンロッドを付設した液体
クロマトグラフ用送液ポンプに関する。
従来液体クロマトグラフにおける高圧溶媒の送液手段と
してプランジャタイプの送液ポンプが多く用いられてい
る。
してプランジャタイプの送液ポンプが多く用いられてい
る。
このタイプの送液ポンプの従来構造には、駆動用シリン
ダと送液用シリンダが1つのシリンダとして一体同軸に
設けられ、且つ両シリンダに対応するピストン(または
プランジャ)が同じく1つのピストンとして設けられて
いるという特徴があった。
ダと送液用シリンダが1つのシリンダとして一体同軸に
設けられ、且つ両シリンダに対応するピストン(または
プランジャ)が同じく1つのピストンとして設けられて
いるという特徴があった。
さらに送液用シリンダには、それぞれ逆止弁を介して溶
媒の貯液槽(リザーバ)および液体クロマトグラフの分
析系が連結されていた。
媒の貯液槽(リザーバ)および液体クロマトグラフの分
析系が連結されていた。
従ってこの送液ポンプの洗滌または溶媒の交換に際して
は、洗滌および交換操作がきわめて複雑で、手間を要し
た。
は、洗滌および交換操作がきわめて複雑で、手間を要し
た。
特にこの点は、液体クロマトグラフにおいて、最適分析
条件の選択が、展開溶媒の加減、交換等によって最も効
果的に行われることから、大きな問題であった。
条件の選択が、展開溶媒の加減、交換等によって最も効
果的に行われることから、大きな問題であった。
さらに従来の送液ポンプには洗滌に必要な溶媒の量が多
いという問題もあった。
いという問題もあった。
本考案の主目的は、以上のような問題点を解決する液体
クロマトグラフ用送液ポンプの提供にある。
クロマトグラフ用送液ポンプの提供にある。
本考案のその他の目的の一つは、装置自体を小形し、且
つ自動化に適した液体クロマトグラフ用送液ポンプの提
供にある。
つ自動化に適した液体クロマトグラフ用送液ポンプの提
供にある。
本考案に係る液体クロマトグラフ用送液ポンプの主要な
構成上の特徴の一つは、駆動用シリンダと送液用シリン
ダとを分離し、且つ駆動用シリンダ内のピストンに送液
用シリンダのピストンの送液移動力を非結合状態で伝達
するピストンロッドを付設したことにあり、もう一つの
構成上の特徴は送液用シリンダが逆止弁および貯液槽を
備えていないことにある。
構成上の特徴の一つは、駆動用シリンダと送液用シリン
ダとを分離し、且つ駆動用シリンダ内のピストンに送液
用シリンダのピストンの送液移動力を非結合状態で伝達
するピストンロッドを付設したことにあり、もう一つの
構成上の特徴は送液用シリンダが逆止弁および貯液槽を
備えていないことにある。
つまり送液用シリンダ自体に貯液機能を付与したことに
ある。
ある。
本考案に係る液体クロマトグラフ用送液ポンプは、シリ
ンダ容積75〜250m1程度の大プランジャタイプお
よび同じ<0.1〜0.3ml程度の小(形)プランジ
ャタイプに用いることか゛できる。
ンダ容積75〜250m1程度の大プランジャタイプお
よび同じ<0.1〜0.3ml程度の小(形)プランジ
ャタイプに用いることか゛できる。
しかしながら前者の大プランジャタイプのものは後者の
小プランジヤタイプのものに比しきわめて多量の洗浄用
溶媒が必要であり、従って本考案の送液ポンプは大プラ
ンジャタイプのものに好適である。
小プランジヤタイプのものに比しきわめて多量の洗浄用
溶媒が必要であり、従って本考案の送液ポンプは大プラ
ンジャタイプのものに好適である。
また大プランジャタイプのものは、小形プランジャタイ
プ の脈動が少なく高感度分析に適し、シールの寿命が長い
という長所がある。
プ の脈動が少なく高感度分析に適し、シールの寿命が長い
という長所がある。
以下図に示す従来例を含めた実施例に基いて本考案を詳
しく説明する。
しく説明する。
なおこれによって本考案が限定されるものではない。
まず第1図において、従来の大プランジャタイプの液体
クロマトグラフ用送液ポンプ1は、大シリンダ2と該シ
リンダに内封された大ピストン3とを主構成要素として
いる。
クロマトグラフ用送液ポンプ1は、大シリンダ2と該シ
リンダに内封された大ピストン3とを主構成要素として
いる。
大シリンダ2はその一つのシリンダ内に同軸に駆動用シ
リンダ4と送液用シリンダ5とを備え、大ピストン3は
両シリンダ4,5に対応してそれぞれピストンP4とピ
ストンP5とを一体同軸に備えている。
リンダ4と送液用シリンダ5とを備え、大ピストン3は
両シリンダ4,5に対応してそれぞれピストンP4とピ
ストンP5とを一体同軸に備えている。
そして駆動用シリンダ4内のピストンP4の前・後区画
室6,7には加圧空気が適宜供給できるようにされてい
る。
室6,7には加圧空気が適宜供給できるようにされてい
る。
一方送液相シリンダ5には逆止弁8を介して容量1〜2
1の溶媒の貯液槽9および逆止弁10を介して液体クロ
マトグラフの分析系11が連結されている。
1の溶媒の貯液槽9および逆止弁10を介して液体クロ
マトグラフの分析系11が連結されている。
なお12および13はピストンP4およびP5のそれぞ
れバッキングである。
れバッキングである。
従ってまず加圧空気を後区画室7内に供給して大ピスト
ン3を前方向に移動させ、送液シリンダ5内の溶媒を逆
止弁10を介して分析系11へ高圧で移送する。
ン3を前方向に移動させ、送液シリンダ5内の溶媒を逆
止弁10を介して分析系11へ高圧で移送する。
移送後は加圧空気を前区画室6内に供給して大ピストン
3を後方向に移動させ、送液シリンダ5内を負圧にし逆
止弁8を介して貯液槽9から溶媒を導入する。
3を後方向に移動させ、送液シリンダ5内を負圧にし逆
止弁8を介して貯液槽9から溶媒を導入する。
そして以上の動作をくり返すことによって順次溶媒を分
析系11へ移送することができる。
析系11へ移送することができる。
ところが、この送液ポンプ1の洗滌または溶媒の交換に
際しては、大ピストン3、大シリンダ2はもちろん複雑
な構造を備えた逆止弁8,10および貯液槽9に至るま
で細かく洗滌しなければならず、従って多量の洗滌用溶
媒が必要であったわけである。
際しては、大ピストン3、大シリンダ2はもちろん複雑
な構造を備えた逆止弁8,10および貯液槽9に至るま
で細かく洗滌しなければならず、従って多量の洗滌用溶
媒が必要であったわけである。
次に本考案の実施例を示す第2図において、液体クロマ
トグラフ用送液ポンプ1aは、ピストンA4aを内設し
た駆動用シリンダ4aと、ピストンB5aをシリンダの
後端壁とし溶媒の貯液槽およびその逆止弁を持たない、
つまり自身で貯液機能を兼用した送液用シリンダ5aと
を同軸に分離配置してなる。
トグラフ用送液ポンプ1aは、ピストンA4aを内設し
た駆動用シリンダ4aと、ピストンB5aをシリンダの
後端壁とし溶媒の貯液槽およびその逆止弁を持たない、
つまり自身で貯液機能を兼用した送液用シリンダ5aと
を同軸に分離配置してなる。
而して14 aはピストンA4aより同軸で前方向外部
にまで一体に延びるピストンロッドであり、加圧空気の
供給によるピストンA4aの前移動によって同方向に移
動し、ピストンB5aに当接し、送液移動を与える。
にまで一体に延びるピストンロッドであり、加圧空気の
供給によるピストンA4aの前移動によって同方向に移
動し、ピストンB5aに当接し、送液移動を与える。
そしてこの送液が終ると加圧空気によって後方へピスト
ンA5aは戻るが、送液シリンダ5aのピストンB5a
は戻らない。
ンA5aは戻るが、送液シリンダ5aのピストンB5a
は戻らない。
つまりこの送液ポンプ1aは溶媒の補充機能を備えない
わけである。
わけである。
従ってこの送液ポンプ1aの方式を“カセット方式゛と
称することもできる。
称することもできる。
もちろん送液シリンダ5aの容量は約200ml程度で
少なく、適当な手段によって溶媒の入れ換えを行っても
手間はかからないし、洗滌用溶媒量も少ない。
少なく、適当な手段によって溶媒の入れ換えを行っても
手間はかからないし、洗滌用溶媒量も少ない。
なお15 aはピストンロッド14 aのバッキングで
ある。
ある。
第3図は、上述の“カセット方式“の送液ポンプ1aを
採用する自動送液システム1bを示し、5 b, 5b
’, 5b”・・・・・・はそれぞれ異なる溶媒(容量
を変えてもよい)を充填した第2図と同一構造の送液シ
リンダ、16bは流量測定装置、17 bは該流量測定
装置からの指令によりピストンA4bの移動を制御する
自動制御装置であり、18b,19bはいずれも電磁開
閉弁である。
採用する自動送液システム1bを示し、5 b, 5b
’, 5b”・・・・・・はそれぞれ異なる溶媒(容量
を変えてもよい)を充填した第2図と同一構造の送液シ
リンダ、16bは流量測定装置、17 bは該流量測定
装置からの指令によりピストンA4bの移動を制御する
自動制御装置であり、18b,19bはいずれも電磁開
閉弁である。
従って液体クロマトグラフ分析における最適条件を決め
る上で重要な展開溶媒の流量および交換を容易に行うこ
とが可能である。
る上で重要な展開溶媒の流量および交換を容易に行うこ
とが可能である。
なお以上の実施例では、いずれも駆動用シリンダ沖のピ
ストンの動力は加圧空気であるが、他の動力、例えばモ
ータおよびギア(歯車)の組合せを用いてもよい。
ストンの動力は加圧空気であるが、他の動力、例えばモ
ータおよびギア(歯車)の組合せを用いてもよい。
第1図は従来の液体クロマトグラフ用送液ポンプを示す
説明図、第2および第3図は本考案に係る液体クロマト
グラフ用送液ポンプおよび該送液ポンプを用いた自動送
液システムを示す説明図である。 1a・・・・・・液体クロマトグラフ用送液ポンプ、4
a,4b・・・・−駆動用シリンダ、5a, 5b,
5b’。 5b″・・・・・・送液用シリンダ、A4a,A4b・
・・・・・ピストン、B5a 、 B5b 、 B5b
’, B5b ”−・・・−ピストン、14a。 14b・・・・・・ピストンロッド。
説明図、第2および第3図は本考案に係る液体クロマト
グラフ用送液ポンプおよび該送液ポンプを用いた自動送
液システムを示す説明図である。 1a・・・・・・液体クロマトグラフ用送液ポンプ、4
a,4b・・・・−駆動用シリンダ、5a, 5b,
5b’。 5b″・・・・・・送液用シリンダ、A4a,A4b・
・・・・・ピストン、B5a 、 B5b 、 B5b
’, B5b ”−・・・−ピストン、14a。 14b・・・・・・ピストンロッド。
Claims (1)
- 往復移動するピストンAを内設した駆動用シリンダと、
往復移動自在のピストンBを外設した自身で貯液機能を
兼備した送液用シリンダとを同軸に分離配置し、さらに
前記ピストンAにその往移動時のみ前記ピストンBに当
接して送液移動を与えるピストンロッドを付設したこと
を特徴とする液体クロマトグラフ用送液ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1975169949U JPS5922528Y2 (ja) | 1975-12-15 | 1975-12-15 | 液体クロマトグラフ用送液ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1975169949U JPS5922528Y2 (ja) | 1975-12-15 | 1975-12-15 | 液体クロマトグラフ用送液ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5281187U JPS5281187U (ja) | 1977-06-17 |
JPS5922528Y2 true JPS5922528Y2 (ja) | 1984-07-05 |
Family
ID=28648477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1975169949U Expired JPS5922528Y2 (ja) | 1975-12-15 | 1975-12-15 | 液体クロマトグラフ用送液ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5922528Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4865503A (ja) * | 1971-12-06 | 1973-09-10 |
-
1975
- 1975-12-15 JP JP1975169949U patent/JPS5922528Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4865503A (ja) * | 1971-12-06 | 1973-09-10 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5281187U (ja) | 1977-06-17 |
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