JPS5922200B2 - 原子炉冷却材移送装置 - Google Patents

原子炉冷却材移送装置

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JPS5922200B2
JPS5922200B2 JP51066669A JP6666976A JPS5922200B2 JP S5922200 B2 JPS5922200 B2 JP S5922200B2 JP 51066669 A JP51066669 A JP 51066669A JP 6666976 A JP6666976 A JP 6666976A JP S5922200 B2 JPS5922200 B2 JP S5922200B2
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reactor
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    • G21DNUCLEAR POWER PLANT
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    • G21D1/04Pumping arrangements
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は原子炉に関するものであり、特に液体冷却材
を使用する原子炉における原子炉冷却材移送装置に関す
るものである。
現在使用されている成る型式の原子炉では、核物質を燃
料要素に成形し、集合体ζこ組んで圧力容器内に配置し
、この核物質の核分裂によって熱を発生させている。
この型式の商業用原子炉では、発生した熱を発電ζこ使
用している。
このような原子炉では一般に、−個若しくは複数個の一
次流れ及び熱交換系を備えており、かつ、それに対応し
た数の二次流れ及び熱交換系を備え、この二次流れ及び
熱交換系に慣用の蒸気タービンと発電機を結合させてい
る。
したがってこのような商業用原子炉におけるエネルギー
変換プロセスは、原子炉から一次冷却材流れ系への熱伝
達と、さら(こ発電用蒸気を発生させる二次系への熱伝
達とを含むことになる。
液体金属冷却型増殖炉のようζこ改良された原子炉(こ
おいては、液体すl−IJウムのような原子炉冷却材は
一次冷却材流れ系を循環する。
典型的な一次系は原子炉容器内の炉心と、循環ポンプと
、熱交換器と、これらの機器を連結するパイプ装置とを
含んでいる。
−個若しくは複数個の一次系を備える原子炉では、炉心
と原子炉圧力容器とは各−次系について共通である。
炉心で発生した熱は原子炉容器内及び炉心を通る原子炉
冷却材によって炉心から除去される。
熱を受は入れた冷却材は原子炉容器から出て循環ポンプ
に流れる。
改良された増殖炉Oこおいては、この原子炉冷却材はそ
れから熱交換器に流れ、そこで中間流れ系に熱を伝達す
る。
冷された原子炉冷却材は熱交換器を出て原子炉容器にも
どり、上述の流れサイクルを繰り返すことになる。
液体金属冷却型原子炉の原子炉容器内の原子炉冷却材の
他に、循環ポンプにはポンプ囲いの内部に冷却材貯槽が
設けられるのが一般的である。
ポンプ流れがない場合は、原子炉容器内の原子炉冷却材
の液位と貯槽内の冷却材の液位とは等しい。
ポンプが運転された場合には原子炉容器の出口とポンプ
の入口との間のパイプに圧力差を生じる。
一定量のポンプ流れを維持するためには貯槽からの冷却
材を使用する必要がある。
必要な貯槽内冷却材の量はポンプ吸入パイプ内の差圧に
等しい。
ポンプインペラは常に冷却材中に浸っていなければなら
ないから、ポンプ貯槽内の冷却材の量はしばしば発生す
る差圧を補償するのに適した量でなければならない。
もし圧力差が太きければ、ポンプ貯槽内の冷却材の総量
も大きなものとなるという問題がある。
ポンプモーターが貯槽の外部にあるので、プロペラとモ
ーターとの間の回転軸が長くなるという間唄がある。
回転軸の最大長さには機能上の制限がある。
この長さの制限はポンプ貯槽内に貯蔵し得る冷却材の量
を制限することになる。
そしてこの問題はポンプ吸入パイプ内の圧力差を最小(
こすること(こよって効果的に解決されるものである。
この圧力差を最小にする方法の一つは、上記のような改
良された原子炉の原子炉容器内で原子炉冷却材の液面上
でカバーガスを加圧することである。
しかし、この方法は成る条件下で安全上の問題を生ずる
こと(こなる。
パイプ破断の如き万一の事故が生じた場合、カバーガス
の圧力は系から冷却材が漏れるのを促進させること(こ
なる。
冷却材が系から急激ζこ漏れて喪失するのはこのような
状態下では最も望ましくないことである。
過大な圧力差の発生を防ぎ、ポンプ貯槽内の液位低下を
防止するための他の方法としてはポンプの吸入パイプの
径をきわめて犬きく:(91,44センチメートル(3
6インチ)またはそれ以上)することである。
このような大径のパイプは循環ポンプ入口への冷却材の
流れを良くする。
しかしこの方法には欠点がある。
すなわち、パイプの径が大きいということは、収納施設
も大きくする必要があり、また一次系貯蔵タンクも大き
くする必要を生じ、さら(こそのような大径のパイプに
用いる大型のバルブの開発を必要とする。
しかも、ポンプの吸入ヘッドは制限されているからポン
プ速度もキャビテーションの発生Qこよって制限される
低速のポンプは高速のポンプよりも大型になるから、ポ
ンプ速度を低くするということは格納施設を大型にする
ことが必要になってくる。
したがって、この発明の第1の目的はポンプにおける圧
力差がいかなる安全上の問題も起すことがない冷却材循
環系を提供することにあり、冷却材循環機器のサイズと
コストを小さくし、したがってまた格納施設も小さくす
ることができる原子炉冷却材移送装置を提供することを
目的とするものである。
この目的ζこ対応して、この発明の原子炉冷却材移送装
置は、圧力容器と、熱交換器と、冷却材循環ポンプと、
冷却材が前記冷却材透型ポンプ(こよって前記圧力容器
と前記熱交換器を通して連続的に循環されるように前記
圧力容器と前記熱交換器と前記冷却材循環ポンプとを連
結する冷却材管と、前記圧力容器10から冷却材を取り
出す管部分48に設けられかつノズル66を有するジェ
ットポンプ50を備え、前記ノズル66は前記冷却材循
環ポンプ26から出た冷却材によって作動して圧力容器
10から出た冷却材の圧力を増加させるように加圧され
た冷却材を通す管52によって前記冷却材循環ポンプ2
6に連結されているものであることを特徴としている。
以下、この発明の詳細を一実施例を示す図面に基づいて
説明する。
第1図はこの発明の原理を使用した原子炉系の概略を示
している。
一般に原子炉圧力容器(以下単(こ「圧力容器」と呼ぶ
)10として知られている円筒状囲いが炉心12を収容
している。
炉心12は主として被覆された燃料要素(図示せず)で
構成されており、この燃料要素はウラン−235(U2
35)のような核分裂性物質を含んでおり、実質的に大
部分の熱を発生するものである。
圧力容器10には冷却材入口部材14と冷却材出口部材
16が一体となって取り付けられており、かつ貫通して
いる。
原子炉の運転中は、圧力容器10は液体ナトIJウムの
如き多量の原子炉冷却材で満されており、その液位が符
号18で示されている。
圧力容器蓋体20が圧力容器10を密閉するために用い
られている。
炉心12で発生した熱は冷却材流れによって運搬される
この冷却材は冷却材入口部材14から入り、冷却材出口
部材16から出るものである。
冷却材出口部材16から出る高温の冷却材流れは連結部
材22を通って主ポンプ24ζこ運ばれる。
主ポンプ24は、一般にポンプ貯槽として知られている
囲い26を有し、この囲い26は符号28で示される液
位まで冷却材が満されている。
冷却材の液位28の上にはカバーガスとして知られてい
る不活性ガス35が充填されている。
主ポンプ24ζこは冷却材入口部材30と冷却材出口部
材32が囲い26を貫通して設けられており、囲い26
は上端部をプラグ34で閉じられている。
主ポンプ24はモーター36によって駆動され、このモ
ーター36は囲い26の外部に位置している。
軸38がプラグ34、カバーカス35及び冷却材28を
貫通してモーター36からインペラ40まで延びており
、これによってモーター36の機械的な駆動をインペラ
の回転運動に変換している。
軸38はプラグ34との間でシールされており、これに
よって囲い26内の気密を保っている。
インペラ40の回転運動による強制を受けた冷却材は冷
却材出口部材32を通って主ポンプ24から出て、連結
パイプ42を通って熱交換器44に達する。
この熱交換器44内Oこおいて冷却材は先に炉心12か
ら得た熱を中間熱交換系(図示せず)の流体に伝達する
こうして、冷却された冷却材は熱交換器44を出て連結
部材46を通り、圧力容器10の冷却材入口部材14に
流れる。
第1図瘉こは原子炉の一次冷却材流れループが一個しか
示されていないが、これζこ限られないことは、この技
術の分野における熟練者にとっては明らかである。
この発明は原子炉の一次冷却材流れループの数がいくつ
の場合であっても同様に適用することができる。
さらに、この発明はコールドレッグポンプ(cold
leg pump ) 24を用いて実施することが
できる。
すなわち、ポンプ24が熱交換器44から出た後の冷却
材を取り扱うように配置される場合にも、この発明は実
施可能である。
圧力容器10の冷却材出口部材16と主ポンプ24の冷
却材入口部材30との間の連結部材22は一般にポンプ
吸入パイプ48を含んでいる。
運転時には、主ポンプ24は、主ポンプ24の冷却材入
口部材30と圧力容器10の冷却材出口部材16との間
のポンプ吸入パイプ48/Iこ圧力差を生じさせる。
この圧力差を消却するため(こ、圧力容器10の冷却材
出口部材16の出来るだけ近くでポンプ吸入パイプに圧
力調整装置50が取り付けである。
この圧力調整装置50は圧力容器10の冷却材出口部材
16に結合していると同時に、バイパス導管52を通し
て主ポンプ24の冷却材出口部材32とも結合している
バイパス導管52は主ポンプ24の冷却材出口部材32
から出た冷却材のうちの予定された一部を圧力調整装置
50に運ぶものである。
圧力調整装置50は実質的ζこポンプ吸入パイプ48内
の圧力差を消去するためのものであって、第3図に示す
ように、冷却材がバイパス導管52からポンプ吸入パイ
プ48に入ることを許すような一個若しくは複数個のノ
ズル70を持つものにしてもよいし、また第2図に示す
ように慣用のジェットポンプとしてもよい。
圧力調整装置50の運転は、それがノズル70を使用し
た場合でもジェットポンプを使用した場合でも自動的に
行なわれる。
ポンプ吸入パイプ484こ挿入されたノズル70はジェ
ットポンプと同様に機能するが、これは必ずしも慣行的
な形態ではない。
以下の説明はジェットポンプを使用した場合についてな
されるが、以下述べるように、この発明はノズルを使用
した形態のものζこついても適用されるものである。
圧力差が実質的に消去されることによって、囲い26内
のインペラ40を浸しておくのに必要な冷却材の量は少
なくてすむようになる。
必要な冷却材の量が少なくてすむということは囲い26
の大きさを減少させることができる。
囲い26の大きさを減少させることができると、モータ
ー36とインペラ40を連結する軸38も短かくするこ
とができ、このことはひいてはインペラ40を駆動スる
モーター36の大きさを減少させることにもなり得る。
第2図には圧力調整装置50として慣用のジェットポン
プか示されている。
ジェットポンプは図示したような形態において特別の札
点を持つ実施例として示されているが、熟練者にとって
はバイパス導管52内の冷却材流れがポンプ吸入パイプ
48内の冷却材と連通ずる他の多くの形態を容易に考え
ることができるであろう。
図に示す圧力調整装置(ジェットポンプ)50は二個の
冷却材入口部材54及び56を有する。
ノズルを用いた冷却材入口部材54は主ポンプ24の冷
却材出口部材32から抽出されてバイパス導管52を通
った冷却材を圧力調整装置(ジェットポンプ)50に運
ぶ。
主冷却材入口部材56は圧力容器10の冷却材出口部材
16から来る冷却材を圧力調整装置(ジェットポンプ)
50に運ぶ。
ノズルを用いた冷却材入口部材54内の冷却材は圧力調
整装置(ジェットポンプ)50を作動させるものであっ
て、以下[作動流(power ing f low
)Wnjと呼ぶ。
主冷却材入口部材56内の冷却材は[主冷却材流れWs
Jで表示する。
圧力調整装置(ジェットポンプ)50にはジェットノズ
ル66があって冷却材入口部材54に結合されている。
ジェットノズル66の先端の断面積はAnである。
圧力調整装置(ジェットポンプ)50(こはまたのど部
58があって、その断面積はAmである。
ジェットノズルの面積Anとのど部の面積Amとの面積
比は面積比すで表示される。
作動流Wnはジェットノズル664こ入り、のト部58
で主冷却材流れWsと混合し、ディフューザ部68を通
り、ポンプ吸入パイプ48に入る。
これらの流れに沿って、圧力調整装置(ジェットポンプ
)50には三種類の圧力が存在する。
ディフューザ部68の端部60(こおける冷却材の圧力
がディフューザ゛圧力Pdである。
ノズル66における作動流れの冷却材圧力がノズル圧力
Piであって64の点で示される。
さらに、冷却材入口部材56の点62?こおける主冷却
材流れの圧力が主冷却材流れ圧力Poである。
点60と点62との間における圧力差[Pd−PoJは
ポンプ吸入パイプ48における圧力損失に対応して必要
とされる圧力差である。
点64と点60との間の圧力差「Pi−PdJは作動流
れにおける圧力損失である。
圧力比Nは取得圧力を圧力損失で除したもの、すなわち
[(Pd−Po )/ (P i−P d ) Jであ
る。
主ポンプ24の冷却材出口部材32内の冷却材流れから
抽出すべき冷却材の量は圧力比Nと圧力調整装置(ジェ
ットポンプ)50の設計によって変化する。
この技術の分野において良く知られているように、圧力
比Nは圧力調整装置(ジェットポンプ)50の設計、特
に面積比すの変化に応じて多くの流量比φをとることが
できる。
ここで流量比φは主冷却材流れWsの作動流れWnに対
する割合として定義されるものである。
圧力比Nと流量比φの面積比すの変化に基づく正確な関
係は1957年11月発行の刊行物[トランザクション
・オブ・ニーニスエムイー(Trans−act 1o
nof The ASME )第79巻、第2部」のア
ー/l/−ジー・カニンカム(R,G、Cunning
ham )著[ジェットポンプ理論及び高粘性流体の挙
動(Jet Pump Theory and Per
formanceWith Fluids of Hi
gh Viscositい」Qこ示されている。
この理論を使って一旦ポンプ吸入パイプ48内の損失に
打ち勝つに必要な圧力差が計算されれば、圧力比及び流
量比を決定することができ、主ポンプ24の冷却材出口
部材32を通る出口流れから抽出すべき冷却材のパーセ
ンテージは流量比φの逆数として得られる。
この他、もし圧力調整装置(ジェットポンプ)50の効
率ηが判っていれば、流量比φはφ−η/N の式を用いて計算される。
すなわち、前述の通り、主ポンプ24の冷却材出口部材
32を通る出口流れから抽出すべき冷却材のパーセンテ
ージは流量比φの逆数である。
第3図に示すようOこ使用される圧力調整装置50がノ
ズル70である場合は、流量比は前と同様に求められる
が、但しここでは作動流れWnは、各ノズル70の作動
流れWniの合計となる。
正味ノズル面積Anも各ノズル70の面積Aniの合計
となる。
作動流れWnから主冷却材流れへの運動の伝達はポンプ
吸入パイプ48の壁に隣接した部分からポンプ吸入パイ
プ48のコンチャー(contour)にかけて生じ、
これは運動の伝達がパイプのコンチャーから外側(こ広
がってパイプ壁に向う通常のジェットポンプの場合とは
逆である。
この形態の利点の一つは、もし一個のノズル70が作動
しないような場合でも残りのノズル70が引き続き圧力
調整機能を発揮する点である。
原子炉系が運転しない場合ζこは、圧力容器10内の冷
却材18の液位は囲い26内の冷却材28の液位と同じ
であり、バイパス導管52には冷却材は流れない。
原子炉の運動が開始するとモーター36の回転速度が上
がり、軸38を介してインペラ40が駆動される。
バイパス導管52には冷却材の流れがないから、圧力調
整装置(ジェットポンプ)50は作動せず、ただ主ポン
プ24による圧力容器10の冷却材出口部材16から主
ポンプ24の冷却材入口部材30までの冷却材の流れが
あるだけである。
圧力調整装置(ジェットポンプ)50はポンプ吸入パイ
プ48内の圧力を高めることはないから、圧力差は冷却
材出口部材16と冷却材入口部材30との間に生じ、こ
の圧力差はポンプ吸入パイプ48内の吸引力を生じさせ
る。
したがって主ポンプ24の冷却材出口部材34からの吐
出量を一定に保つためには囲い26から冷却材を追加的
に引いて来なければならない。
モーター36の速度を高めると冷却材は主ポンプ24の
冷却材出口部材32から抽出さベバイパス導管52を通
って圧力調整装置(ジェットポンプ)50に流れる。
このバイパス導管52内の流れはポンプ吸入パイプ48
に生じた吸引力によって生ずるのである。
この作動流れWnは圧力調整装置(ジェットポンプ)5
0内で主冷却材流れWsと混合してヘッドを発生させる
こ0)ヘッドは実質的に主ポンプ24によってポンプ吸
入パイプ48内に生じた圧力差と等しい。
このヘッドはノズル66内の冷却材の流量Wnと比例す
る。
一旦運転が始まれば流体移送系は自己補償をする。
もし主ポンプ24の速度を高めると、速度の上昇はポン
プ吸入パイプ48内に圧力差を生じる。
そして同時にこの速度の上昇は主ポンプ24の冷却材出
口部材32を通る冷却材の流量を増加させることになる
しかし冷却材出口部材32から抽出される冷却材の量は
全吐出流量に対して一定のパーセンテージに予め定めら
れているから、そこでバイパス導管52内の流量が増加
する。
バイパス導管52内の流量の増加はノズル66を通る冷
却材の量を増加させる。
ノズル66の流れWnが増加するから、主冷却材流れW
sとの混合過程でヘッドを増加させる。
この増加したヘッドはポンプ吸入パイプ48内の増加し
た圧力差に等しい。
したがって、この系はポンプ吸入パイプ48内の圧力差
を消滅させ、主ポンプ24の大きさを減少させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は液体冷却原子炉の一次冷却材流れ系を示す概略
説明図、第2図は一次冷却材流れ系に使用され得る慣用
のジェットポンプを示す拡大断面図、第3図は第2図に
示す装置の修正形を示す説明図。 10・・・・・・圧力容器、12・・・・・・炉心、2
4・・・・・・主ポンプ、26・・・・・・囲い、36
・・・・・・モーター、40・・・・・・インペラ、4
4・・・・・・熱交換器、48・・・・・・ポンプ吸入
パイプ、50・・・・・・圧力調整装置、52・・・・
・・バイパス導管、66・・・・・・ジェットノズル、
70・・・・・・ノズル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 圧力容器と、熱交換器と、冷却材循m=+iンプと
    、冷却材が前記冷却材循環ポンプによって前記圧力容器
    と前記熱交換器を通して連続的に循環されるように前記
    圧力容器と前記熱交換器と前記冷却材循環ポンプとを連
    結する冷却材管と、前記圧力容器から冷却材をとり出す
    管部分に設けられかつノズルを有するジェットポンプを
    備え、前記ノズルは前記冷却材循環ポンプから出た冷却
    材によって作動して圧力容器から出た冷却材の圧力を増
    加させるように加圧された冷却材を通す管によって前記
    冷却材循環ポンプに連結されているものであることを特
    徴とする原子炉冷却材移送装置。 2 前記冷却材ポンプは前記熱交換器の下流で前記冷却
    材管に結合し、前記ジェットポンプは前記熱交換器の上
    流で前記圧力容器から冷却材をとり出す前記管部分に取
    り付けられていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の原子炉冷却材移送装置。
JP51066669A 1975-06-10 1976-06-09 原子炉冷却材移送装置 Expired JPS5922200B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US05585727 UST945008I4 (ja) 1975-06-10 1975-06-10

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Publication Number Publication Date
JPS51151499A JPS51151499A (en) 1976-12-25
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ID=24342701

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51066669A Expired JPS5922200B2 (ja) 1975-06-10 1976-06-09 原子炉冷却材移送装置

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JP (1) JPS5922200B2 (ja)
DE (1) DE2620151A1 (ja)
FR (1) FR2314561A1 (ja)
GB (1) GB1499092A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4957693A (en) * 1989-01-03 1990-09-18 Westinghouse Electric Corp. Pressurized water nuclear reactor system with hot leg vortex mitigator
US6808047B2 (en) 2001-11-05 2004-10-26 Maki Takeshima Escape device

Also Published As

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GB1499092A (en) 1978-01-25
DE2620151A1 (de) 1976-12-30
JPS51151499A (en) 1976-12-25
UST945008I4 (ja) 1976-04-06
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FR2314561B1 (ja) 1978-11-17

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