JPS5922150Y2 - 傾斜角調整装置付液流処理装置 - Google Patents
傾斜角調整装置付液流処理装置Info
- Publication number
- JPS5922150Y2 JPS5922150Y2 JP2323579U JP2323579U JPS5922150Y2 JP S5922150 Y2 JPS5922150 Y2 JP S5922150Y2 JP 2323579 U JP2323579 U JP 2323579U JP 2323579 U JP2323579 U JP 2323579U JP S5922150 Y2 JPS5922150 Y2 JP S5922150Y2
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- Japan
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- retention tank
- liquid flow
- processing
- fulcrum
- flow processing
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は傾斜角調整装置付液流処理装置に関するもので
、その目的とするところは処理温度の高低による繊維の
硬軟又は被処理物の材質、容量等に応じて処理装置全体
を任意の角度に調整でき、常時低浴比の下で布帛等を円
滑に移送処理できる装置を得ようとするものである。
、その目的とするところは処理温度の高低による繊維の
硬軟又は被処理物の材質、容量等に応じて処理装置全体
を任意の角度に調整でき、常時低浴比の下で布帛等を円
滑に移送処理できる装置を得ようとするものである。
従来、横型円筒形又は略り字形等の液流処理装置の被処
理物滞溜槽は水平に載置されていたため綿、麻、ウール
等の天然繊維、特にセルローズ繊維から成る布帛を処理
した場合、例えば繊維の硬い低温時は処理槽内面との摩
擦係数が大きくなり低液面で処理しようとすると布帛が
滞溜槽後方部につまり、円滑な移送ができない。
理物滞溜槽は水平に載置されていたため綿、麻、ウール
等の天然繊維、特にセルローズ繊維から成る布帛を処理
した場合、例えば繊維の硬い低温時は処理槽内面との摩
擦係数が大きくなり低液面で処理しようとすると布帛が
滞溜槽後方部につまり、円滑な移送ができない。
このため、高液面として布帛を浮かせ、処理槽内面との
摩擦をできるだけ少なくし、液流と共に布帛の移送を行
なっている。
摩擦をできるだけ少なくし、液流と共に布帛の移送を行
なっている。
しかし、処理温度が高くなると繊維は歎らかくなり、低
温時のような処理槽内面との摩擦抵抗は少なくなるので
、布帛は滞溜槽前方へと押し流され、円滑な布帛の移送
ができなくなる。
温時のような処理槽内面との摩擦抵抗は少なくなるので
、布帛は滞溜槽前方へと押し流され、円滑な布帛の移送
ができなくなる。
このような移送の停滞に対する対策として、実際の操作
時には処理温度が高くなり、布移送が不安定になると4
00 m/min 〜500 m/minで処理してい
た布移送速度を200 m/min〜300 m/mi
n程度に減速し、滞溜槽内の処理液の吸込量及びソズル
ヘの吐出量を調整する等、常時調整運転をしなければな
らなかった。
時には処理温度が高くなり、布移送が不安定になると4
00 m/min 〜500 m/minで処理してい
た布移送速度を200 m/min〜300 m/mi
n程度に減速し、滞溜槽内の処理液の吸込量及びソズル
ヘの吐出量を調整する等、常時調整運転をしなければな
らなかった。
このように従来の装置は液面を高く維持しなければなら
ず、必要以上に浴比が大きくなり、染料、助剤等の薬品
類、水、蒸気の使用量が多く不経済であると共に、高温
時の布帛移送が不安定なため高度の操作技術が必要とさ
れる等の欠点を有するものであった。
ず、必要以上に浴比が大きくなり、染料、助剤等の薬品
類、水、蒸気の使用量が多く不経済であると共に、高温
時の布帛移送が不安定なため高度の操作技術が必要とさ
れる等の欠点を有するものであった。
本考案は上記のような従来品の欠点を解消したもので、
横型円筒形又は略り字形液流処理装置において、滞溜槽
の両端を移送通路で連結した被処理物の循環回路を設け
、前記滞溜槽の一方端部で被処理物の入口側下方に上下
動可能な押上げ機構を設けると共に被処理物の送出側下
方に支点を設け、前記滞溜槽内の液面を相対的に傾斜さ
せて低浴比処理が可能となるよう前記支点に滞溜槽を回
動可能に設置した傾斜角調整装置付液流処理装置とした
。
横型円筒形又は略り字形液流処理装置において、滞溜槽
の両端を移送通路で連結した被処理物の循環回路を設け
、前記滞溜槽の一方端部で被処理物の入口側下方に上下
動可能な押上げ機構を設けると共に被処理物の送出側下
方に支点を設け、前記滞溜槽内の液面を相対的に傾斜さ
せて低浴比処理が可能となるよう前記支点に滞溜槽を回
動可能に設置した傾斜角調整装置付液流処理装置とした
。
従って、滞溜槽は一方端部の押上げ機構によって押上げ
たり、下げたりし、支点を中心に回動することにより、
滞溜槽内の液面を相対的に傾斜することかできる。
たり、下げたりし、支点を中心に回動することにより、
滞溜槽内の液面を相対的に傾斜することかできる。
被処理物の種類、容量等に応して、滞溜槽を最適の傾斜
角度にして処理できると共に低浴比とすることも可能に
なった。
角度にして処理できると共に低浴比とすることも可能に
なった。
尚、支点は滞溜槽の一方端部と異なり、中央部に設ける
こともできる。
こともできる。
以下、図面に示した一実施例を説明する。
1は横型円筒形の滞溜槽、2は綿、麻、ウール等の天然
繊維、セルローズ繊維の布帛、その他長尺繊維製品から
威る被処理物、3は滞溜槽1の両端に形成した被処理物
2送出部と人口部とを連通した移送通路で、被処理物2
の循環回路を形成する。
繊維、セルローズ繊維の布帛、その他長尺繊維製品から
威る被処理物、3は滞溜槽1の両端に形成した被処理物
2送出部と人口部とを連通した移送通路で、被処理物2
の循環回路を形成する。
4は滞溜槽1の被処理物送出側に設けた移送源となるノ
ズルで、調節弁5が付設されている。
ズルで、調節弁5が付設されている。
6は被処理物2送出部上方の滞溜槽1内に設けたロール
で、被処理物2を引上げ、方向転換する。
で、被処理物2を引上げ、方向転換する。
7は滞溜槽1内の被処理物入口部近傍に設けた巣板で、
移送通路3からの被処理物2の移送をより円滑にしてい
る。
移送通路3からの被処理物2の移送をより円滑にしてい
る。
8は滞溜槽1の被処理物入口側に設けた処理液吸込調節
弁で、この吸込調節弁8より滞溜槽1内の処理液を引抜
き、ポンプ、熱交換器を介して調節弁5からノズル4へ
供給する処理液循環路を形成している。
弁で、この吸込調節弁8より滞溜槽1内の処理液を引抜
き、ポンプ、熱交換器を介して調節弁5からノズル4へ
供給する処理液循環路を形成している。
9は脚10を介して液流処理装置を支持している架台、
11は架台9の被処理物人口側を支持する上下動自在な
摺動脚部で、エアーシリンダー、油圧シリンダー、ジヤ
ツキ等を用いた押し上げ機構から戒り、任意の高さで停
止することができる。
11は架台9の被処理物人口側を支持する上下動自在な
摺動脚部で、エアーシリンダー、油圧シリンダー、ジヤ
ツキ等を用いた押し上げ機構から戒り、任意の高さで停
止することができる。
12は架台9の被処理物送出側に配設した支柱で、架台
9が該支柱12の上端部を支点として回動自在に取付け
られており、前記摺動脚部11の上昇に伴って回動し、
架台9上の処理装置全体を任意の角度に傾斜することが
できる。
9が該支柱12の上端部を支点として回動自在に取付け
られており、前記摺動脚部11の上昇に伴って回動し、
架台9上の処理装置全体を任意の角度に傾斜することが
できる。
処理装置に付設されたポンプ、熱交換器等は滞溜槽1と
共に傾斜する構造、或いは滞溜槽の傾斜の有無にかかわ
らず常時固定化されている構造であっても良く、いずれ
の構造の場合も、固定部と位置変化する部品とはフレキ
シブルチューブにより接続されている。
共に傾斜する構造、或いは滞溜槽の傾斜の有無にかかわ
らず常時固定化されている構造であっても良く、いずれ
の構造の場合も、固定部と位置変化する部品とはフレキ
シブルチューブにより接続されている。
本実施例では上記のような構成を採ったので、滞溜槽内
の処理液を低液面とし、処理温度の低いときは摺動脚部
11を上昇し架台9を角度θだけ傾斜すると、移送通路
3より送り込まれた被処理物2は滞溜槽1内を処理液と
共に流下する。
の処理液を低液面とし、処理温度の低いときは摺動脚部
11を上昇し架台9を角度θだけ傾斜すると、移送通路
3より送り込まれた被処理物2は滞溜槽1内を処理液と
共に流下する。
この場合の傾斜角度はO〜10°の範囲で調整されるこ
とが多いが、処理温度の高低の外、被処理物の種類、容
量等によって最適な角度は異なり、傾斜角度は10°以
下に限定されるものではない。
とが多いが、処理温度の高低の外、被処理物の種類、容
量等によって最適な角度は異なり、傾斜角度は10°以
下に限定されるものではない。
一方処理温度が高くなり、被処理物が軟化するに従って
摺動脚部11を下降し、次第に滞溜槽の勾配を小さくし
、水平に戻して被処理物2が必要以下の速度で押し流さ
れることを防止できる。
摺動脚部11を下降し、次第に滞溜槽の勾配を小さくし
、水平に戻して被処理物2が必要以下の速度で押し流さ
れることを防止できる。
尚、上記実施例では横型円筒形の場合について説明した
が、略り字形滞溜槽の場合も同様の作用効果を得ること
ができる。
が、略り字形滞溜槽の場合も同様の作用効果を得ること
ができる。
また、処理温度があらかじめ設定した温度になると押上
げシリンダー等の押し上げ機構が温度に応じて変化する
ようにリミットスイッチにあらかしめ変位を設定してお
き、かつシーケンスを組込み制御を自動化することによ
り処理温度に応じて、より適正な滞溜槽の角度調整をす
ることができる。
げシリンダー等の押し上げ機構が温度に応じて変化する
ようにリミットスイッチにあらかしめ変位を設定してお
き、かつシーケンスを組込み制御を自動化することによ
り処理温度に応じて、より適正な滞溜槽の角度調整をす
ることができる。
滞溜槽の回動支点は第3図に示すように滞溜槽の端部で
なく、滞溜槽の重心位置に瞬けると最小の押上げ力で動
作させることができ、上記実施例と同様の作用効果を得
ることができる。
なく、滞溜槽の重心位置に瞬けると最小の押上げ力で動
作させることができ、上記実施例と同様の作用効果を得
ることができる。
本考案は上記のような構成及び作用を有するので、処理
温度の高低にがかわらず常に比較的低浴比で安定した高
速運転を11″なうことができ、また処理装置の角度調
整により被処理物の種類、容量に応じた流下状態を低浴
比の下で得ることができるので厚地から薄地、小容量か
ら大容量まで円滑に移送処理することができ、高度の操
作技術も必要としない等の実用的効果を有する。
温度の高低にがかわらず常に比較的低浴比で安定した高
速運転を11″なうことができ、また処理装置の角度調
整により被処理物の種類、容量に応じた流下状態を低浴
比の下で得ることができるので厚地から薄地、小容量か
ら大容量まで円滑に移送処理することができ、高度の操
作技術も必要としない等の実用的効果を有する。
第1図、第2図は本考案による傾斜角度調整装置付液流
処理装置の一実施例を示す断面図で、第1図は水平状態
、第2図は角度θ°傾斜した状態を示したものである。 第3図は他実施例を示した断面図である。 1・・・滞溜槽、2・・・被処理物、9・・・架台、1
1・・・摺動脚部、12・・・支柱。
処理装置の一実施例を示す断面図で、第1図は水平状態
、第2図は角度θ°傾斜した状態を示したものである。 第3図は他実施例を示した断面図である。 1・・・滞溜槽、2・・・被処理物、9・・・架台、1
1・・・摺動脚部、12・・・支柱。
Claims (2)
- (1)横型円筒形又は略り字形液流処理装置において、
滞溜槽の両端を移送通路で連結した被処理物の循環回路
を設け、前記滞溜槽の一方端部で被処理物の入口側下方
に上下動可能な押上げ機構を設けると共に被処理物の送
出側下方に支点を設け、前記滞溜槽内の液面を相対的に
傾斜させて低浴比処理が可能となるよう前記支点に滞溜
槽を回動可能に設置したことを特徴とする傾斜角調整装
置付液流処理装置。 - (2)滞溜槽の一方端部に設けた支点を滞溜槽の中央部
下方に配設した実用新案登録請求の範囲第1項記載の傾
斜角調整装置付液流処理装置。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2323579U JPS5922150Y2 (ja) | 1979-02-24 | 1979-02-24 | 傾斜角調整装置付液流処理装置 |
GB7935594A GB2031969B (en) | 1978-10-18 | 1979-10-12 | Jet treatment of textiles |
IT7926524A IT1123863B (it) | 1978-10-18 | 1979-10-16 | Procedimento e dispositivo per trattare materiale tessile in lunghezza continua |
ES79485093A ES485093A1 (es) | 1978-10-18 | 1979-10-17 | Un metodo para tratar un material textil en forma de bucle continuo. |
MX79179675A MX150641A (es) | 1978-10-18 | 1979-10-17 | Mejoras en aparato para tratar material textil en un tramo continuo |
DE2942079A DE2942079C2 (de) | 1978-10-18 | 1979-10-18 | Vorrichtung zur Naßbehandlung, insbesondere zum Färben, von endlosem, strangförmigen Textilgut |
ES486445A ES8102223A1 (es) | 1978-10-18 | 1979-11-29 | Un aparato para tratar un material textil en forma de bucle continuo |
US06/313,320 US4392365A (en) | 1978-10-18 | 1981-10-20 | Apparatus for treating textile material for continuous length |
US06/609,844 US4825491A (en) | 1978-10-18 | 1984-05-14 | Method for treating textile material in continuous length |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2323579U JPS5922150Y2 (ja) | 1979-02-24 | 1979-02-24 | 傾斜角調整装置付液流処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55124492U JPS55124492U (ja) | 1980-09-03 |
JPS5922150Y2 true JPS5922150Y2 (ja) | 1984-07-02 |
Family
ID=28859465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2323579U Expired JPS5922150Y2 (ja) | 1978-10-18 | 1979-02-24 | 傾斜角調整装置付液流処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5922150Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016533434A (ja) * | 2013-09-23 | 2016-10-27 | フォングス ヨーロッパ ゲーエムベーハー | ストランド状の繊維材料を処理するための装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6968036B2 (ja) * | 2018-07-03 | 2021-11-17 | 株式会社日阪製作所 | 液流式布帛処理装置 |
-
1979
- 1979-02-24 JP JP2323579U patent/JPS5922150Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016533434A (ja) * | 2013-09-23 | 2016-10-27 | フォングス ヨーロッパ ゲーエムベーハー | ストランド状の繊維材料を処理するための装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55124492U (ja) | 1980-09-03 |
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