JPS59218841A - 複合構造管の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、遠心力とテルミット反応を利用して、母管
の内面に金属−セツミック層を被覆形成ｊ　る、所Ｊ遠
心チルミツＦ法による複合構造管の製造方法の改良に関
するものである。

周知のように、遠心テルミツト剤による複合構造管の製
造方法は、第１図に示す如く、母管（１）内に金属還元
剤と金属酸化物とが一定の比率の混合物からなるテルミ
ツト剤（２）全装填し、これを高速回転による遠心力場
内で着火し、下記式に例示する如きテルミット反応を行
なわせ、この反応熱によシ生成される解融金属と溶融セ
ラミックとｔ比取分離して、第２図に示す如く、母管（
１）の内面に金属ノコ（３）ヲ介して所望のセラミック
層（４）を被覆形成する方法である。

Ｆｅ、０．＋　２Ａｌ　−４４０，＋　２Ｆｅ　＋　１
９９＆ａ７／Ａ５ρ３１モル３Ｆｅρｓ＋　８ＡＺ　→
４　Ａ＆ｏｓ　＋９１６　＋　１９４　＆ａＪ／Ｂ、ｏ
３ｊモルここで、母管（１）には、テルミット反応に耐
えるもの、例えば鉄０銅のニッケル等の金属材（好まし
くは１０００℃以上の融点をもつもの）、又はコンクリ
ート・石綿セメント専の無機質材が使用できる。−万、
テルミツト剤（２）もｐ６−　Ｌ＆”ｓ層を形成する上
記反応系以外のものも踵々利用することができる。

このような遠心テルミット法において、テルミツト剤を
母管（１）に散布する方法として、一般的には第５図に
示す如く、左右に移動可能で、槓断面形状がＵ字形であ
り、その凹部に散布用テμミツト剤（２ａ）’を収容し
たテルミツト剤散布方法（６）を、遠心機金枠（５）に
嵌装した母管（１）全固定するため前已金枠（５）の両
端に設けたバンド（７）　（７）の内の一万のバンド〈
７）の中心孔（７Ｂ）　全通して、挿入反転し、樋（６
Ｊに収容された散布用テルミツト剤（２Ｂ）　’（ｒ、
落下散布することが行なわれている。

しかし、上述のようなテルミツト剤散布方法では、特に
長尺小径管を製造する場合、種々の点で問題がある。先
ず、樋（６）の横断面の大きざが、バンド（７）の中心
孔（７ａ）の大きざにより制限を受け、樋（６）に十分
な強度を持たせることが４きない場合がある。樋（６）
に十分な強度を与えないで、片荷状態に支持された樋（
６）は、その自重と収容した散布用テルミツト剤（２ａ
〕の重量とで、下方に容易に撓むことになる。この撓み
が大きいと、バンド（７）の中心孔（７ａ）への挿入が
不可能になる場合も生じる。

このような場合、従来においては第４図に示す如く、母
管（１）の両端より樋（６）全挿入しなければならず、
倍の設＠全必要とし作業性も悪かった。また、樋（６）
の散布用テルミツト剤（２ａ）収容量が少ない場合、必
要量のテルミツト剤を母管（１）内に供給するには、散
布作業を数回に分けて行なわなけれはならないこともあ
り、散布作業の効率が悪く、延いては、複合構造、管の
生産性が低くなるという欠点もあった。

この発明は、遠心テルミット法において、母管（１）が
長尺小径管の場合であっても、前述の問題点全解決し、
生産性の向上を図る効率の良い複合構造管の製造方法を
提供するものである。そして、この発明の要旨とすると
ころは、母管内にテルミツト剤を装填し、遠心力場内で
該テルミツト剤を着火Ｅｉ、応せしめ、母管内面にテル
ミット反応により生成された金属−セラミック層を被覆
形成する方法において、円筒状テルミット成型材を、母
管内に装填して後、遠心力場内で、該円筒状テルミット
成型材に着火して、テルミット反応を起こさせる点にあ
る。

以下、この発明の一実施例について詳述する。

先ず、この発明で使用する円筒状テルミット成型材（８
）について説明する。円筒状テルミット成型材（８）は
、テルミツト剤と粘結剤、例えば５　ｗｔ９６水ガラス
水溶液とを混合泥状にした後、型込めし、乾燥固化し、
脱型したものであり、第５図に示す如く、適度な肉厚を
有した円筒状の成型材である。

円筒状テルミット成型材（８１０丙厚及び長ざ゛は、装
填テルミツト剤の必要量及び成型体の強度を考慮し、最
適なｆｉ！ｆＶＣ決定される。

こうして得られた円筒状テルミット成型材（８）は第６
図に示す如く、母管【１）の一端若しくは両端より複数
個を押し込み挿入し、母管（１）全長に亘ジ装槙される
。この場合、該円筒状テルミ成型材型材（８）同士は、
なるべく’ａｍした状態にすることが望ツしい。欠に、
この母管（１）をバンド（７）　（７）で固定し、高速
回転させ、該円筒状テルミ成型材型材（８）の内面にＩ
大してテルミット反応奮起こさせ、母管（１）内面に均
一な厚みを有する金属−セラミック層全形成させる〇 ところで、母管（１）内に装填された円筒状テルミット
成型材（８）は、粉末状のテルミツト剤（２）に比べ、
着火し難い性質がある。その理由は、円筒状テルミット
成型材（８）においては、粉末状のテルミツト剤（２Ｊ
と比べて、例えば、点火された花火のよ゛うなＷ人材と
ではその接触部が少なく、且つ、接触部の熱容量が大き
いので容易に発火温度に達しないためである。そこで、
第７図に示す如く、従来使用している花火（９）の一部
に、約１０９の粉末テルミツト剤０１を、包装材（１１
１、例えば、紙、セロファン紙等で巻き付けた粉末チル
ミツＦ剤付花火全使用すれば、前述の場合、層内が容易
になる。この花火（９７の先端に点火すると、約５秒後
に粉末テルミツト剤Ｑｌに着火し、テルミット反応が開
始される。

従って、花火（９）に取り付けた粉末テルミット剤ＱＯ
に着火する直前に、粉末テルミット剤付花火を円筒状テ
ルミット成型材（８）の内面へ投入すれば、同速の問題
は解消される。

尚、母管（１）としては、予め製作されたものだけでな
く、通常の遠心鋳造により金枠（５）に形成したもので
あってもよいことは勿論である。

以上述べたように、この発明では予め成型した円筒状テ
ルミット成型材（８）を用いるので、母管（１）の長短
及び管径の大小ケ問わず、母管（１）内に一様な厚みｒ
有する金属−セラミック層金得ることができる。このよ
うに、円筒状テルミット成型材【８）を用いれば、従来
の樋（６１Ｋよる散布方法の欠点は解消される。その上
、金枠（５）の回転の軸線方向は、水平に限定されない
という利点もある。

次に、本発明の実施例を挙げる。

〈実施例１〉 母管として、外径１６５．２才ｍ、内径１５１．０朋、
全長１５０（ｌｒ＋の鋼管を用い、この鋼管の一端より
、外径１４７調、内径１０９朋、長さ５００朋の円筒状
テルミット成型材（５ｗｔ％水ガヲメ水溶ｅ、全粘結剤
として、粉末デルシミツト剤５Ｋｆｉ成型固化したもの
）５箇を、順次押し込み装填し、両端をバンドで固定し
高速回転を行ないながら、これらの円筒状テルミ成型成
型材の内面に唐人し、テルミット反応を起こさせ、金属
−セラミック層金鋼管内面に形成させた。この方法で製
作したセラミック複合鋼管は、従来の粉末テルミット剤
を樋で散布して製作したものと比べて、品質は同等であ
り、その製作効率は著しく向上したことが確認された。

〈実施例２〉 母管として、外径１６５．２ｇＭ１内径１５１．０門、
全長３０００ｒａの鋼管を使用する場合、母管の一端よ
シ樋を挿入する方法では、樋の撓みのため実施不可能で
あるので、従来は母管の両端より樋を挿入し散布しなけ
ればならなかった。これに対し、本発明によれば、〈実
施例１〉で使用した円筒状テルミット成型材１０個を、
鋼管の一端より順次押し込み挿入することにより、テル
ミツト剤を管内に均−且つ効率良〈装填でき、最終製品
として、均一な厚みの金属−セラミック層を有するセラ
ミック複合鋼管を得ることができた。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は、従来の遠心テルミット法による複
合構造管の製造方法を示す横断面説明図であり、第１図
は、テルミット反応前の装填状態を、第２図は、金属−
セラミック層の被覆状態を示している。第３図及び第４
図は、従来のテルミツト剤の散布方法の説明図で、散布
用樋を挿入している状態での縦断面図であり、第５図は
、母管の一端から、第４図は、母管の両端から樋を挿入
している状態を示している。第５図は、円筒状テルミッ
ト成型材の縦断面図、第６図は、複数の円筒状テルミッ
ト成型材を母管内に装填した状態を示す縦断面説明図、
第７図は、粉末テルミット剤付花火の縦断面図を示し、
でいる。 （１）・・・母管、（２）・・・テルミット剤、（２ａ
）・・・散布用テルミツト剤、（３）・・・金属層、（
４）・・・セラミック層、（５）・・・金枠、（６）・
・・樋、（７）・・・バンド、　（７Ｂ）・・・中１１
＞孔、（８）・・・円筒状テルミット成型材。 特許出願人工峨叡醍川田裕部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、　母管内にテノンミブト剤全装填し、遠心力場内で
   該テルミット剤全着火反応せしめ、母管内面にテルミッ
   ト反応により生成された金属−セラミック層を被覆形成
   する方法において、円筒状テルミット成型材を、母管内
   に装填して後、遠心力場内で、該円筒状テルミット成型
   材に着火して、テルミット反応を起こさせることを特徴
   とする複合構造管の製造方法。