JPS5921844Y2 - 反応蒸発塔等の容器内周壁面の付着物除去装置 - Google Patents

反応蒸発塔等の容器内周壁面の付着物除去装置

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Publication number
JPS5921844Y2
JPS5921844Y2 JP15657480U JP15657480U JPS5921844Y2 JP S5921844 Y2 JPS5921844 Y2 JP S5921844Y2 JP 15657480 U JP15657480 U JP 15657480U JP 15657480 U JP15657480 U JP 15657480U JP S5921844 Y2 JPS5921844 Y2 JP S5921844Y2
Authority
JP
Japan
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reaction evaporation
inner peripheral
peripheral wall
rotating member
removing deposits
Prior art date
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Expired
Application number
JP15657480U
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JPS5776801U (ja
Inventor
高明 渡部
善則 後藤
隆一 堀家
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
Application filed by 三菱重工業株式会社 filed Critical 三菱重工業株式会社
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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は反応蒸発塔等の容器内周壁面に付着の付着物を
除去する装置に関する。
塵芥焼却装置において、排ガス中の有害ガスを除去する
反応蒸発塔内には有害ガス処理のため消石灰スラリか噴
射されるため塔内壁面にはスラリ状物質が付着堆積しそ
の機能を低下させる。
また粉ミルク製造過程等における一般の噴霧乾燥装置の
乾燥室の内壁面にもスラリ状の物質が付着し徐々にたい
積置形化し乾燥機能を低下させる。
このように壁面に付着する付着物が次第に固形化し層を
なして発達すると従来は止むを得ず操業を一時中断して
付着物の除去作業を人手によって行なっていた。
この付着物除去作業は操作の効率を著しく低下させるだ
けでなく、除去そのものに多大の労力を要するものであ
った。
本考案は上記従来のものの欠点を除くためになされたも
ので、以下、本考案を図面に示す一実施例に基づいて説
明する。
この実施例は塵芥焼却炉排ガス中に含まれる有害な塩化
水素成分を法定基準以下にして大気に放出するために設
けられた反応蒸発塔についての装置であって、1は反応
蒸発塔で、該反応蒸発塔の主部は下部を開口する円筒状
の反応蒸発室2とし、その下部に絞り部3を形成する。
上記絞り部3の下部は平断面を円形とする未処理ガス供
給室4に連通ずる。
未処理ガス供給室4には偏心導設のガス供給口5が側壁
に開口され、中央部には反応蒸発塔の絞り部3に上部を
開口する薬品(消石灰スラリ)噴射バイブロが立設され
、さらに周側でトラップ型に導かれ図示しないモータに
よって駆動されるロータリバルブ7が具えられている。
8は反応蒸発室2上部側壁に開口された処理ガス排出口
で、図示しない排気ポンプまたは排気ファンを具える排
気管が接続されている。
9は薬品噴射バイブロの先端に取付けられたノズルで絞
り部3の位置で末広がりに薬品を反応蒸発室2内に噴射
せしめる。
上記構成は従来の反応蒸発塔と同様であって、本考案に
おいては反応蒸発室2の内周壁面に付着する付着物を除
去する装置として、反応蒸発室2内上部に水平にかつ回
転自在に上部端板10より吊下げた回転部材11を外部
動力にて駆動せしめ、該回転部材11に垂下取付けた複
数個の鎖12をその遠心力により壁面に強く擦過せしめ
て強制的に付着物を除去せしめるようにしたもので、上
記回転部材11は図示例では十字状をなし、その先端は
壁面近くまで延び先端下面にそれぞれ鎖12を壁面に沿
って吊下げる。
13は回転部材11の中心部に立設された吊下軸で上端
は上部端板10を貫通して、該端板10中央部に固定さ
れた架台14上に据付けられた減速装置付モータ15の
出力軸16にフランジを介して連結されている。
なお、17は軸承を示す。
塵芥焼却炉が運転されると、図示しない排気管の排気ポ
ンプまたは排気ファンが同時に駆動されて、塵芥焼却炉
の排ガス、すなわち未処理ガスがガス供給口5から白抜
き矢印18で示すように未処理ガス供給室4に吸引され
ると、ガス供給口5の偏心取付けで旋回運動が与えられ
、かつ絞り部3の絞りで加速されて、反応蒸発室2内を
旋回しながら上昇する。
他方、薬品噴射バイブロに圧送された消石灰スラリはノ
ズル9から斜上方に向は実線天方向に放射状に噴射され
、この消石灰スラリの噴出細粒と旋回上昇中の未処理ガ
スとは反応蒸発室2内で充分に混合接触が行なわれて塩
化カルシウムが生成され、未処理ガス中の有害成分であ
った塩化水素が消滅する。
反応蒸発室2内の排ガス温度は300℃程度であるので
、水分を含む上記塩化カルシウムの細粒は固形化され、
重力によって未処理ガス供給室4の底部に落下の後、未
処理ガスの旋回運動につれて周側に寄せられなから回動
中にロータリバルブ7のトラップ状受口に落込み、同バ
ルブ7によって塔外に除去される。
しかしながら、消石灰スラリの噴出細粒の一部および生
成されたスラリ状塩化カルシウムの一部は鎖12と反応
蒸発室2の内壁面に付着の上置形化し逐次層をなすよう
になる。
本考案においては反応蒸発室2の内周壁面に付着の付着
物が層をなして固着される前に吊下げられた鎖を強制的
に回転させて除去するもので、すなわち炉を運転中所要
時間経過後モータ15を回転(2〜10rpm)させ回
転部材11を駆動し鎖12を反応蒸発室2内周壁面に沿
って回転させ、その遠心力によって壁面を強く擦過して
付着物を剥離し、同時に鎖12に付着した付着物も同時
に取除く。
これらの剥離物はロータリバルブ7を介して外部に排除
される。
所定時間鎖12を回転したらモータ15を停止させる。
このように炉運転中所要時間経過毎に付着物の除去操作
を行なう。
また、有害成分を取除かれた処理済ガスは蒸発水分と共
に排出口8を経て大気に放出される。
なお、回転部材11は上記実施例では十字型としたが、
これをリング状とし多数の鎖を吊下げるようにしてもよ
い。
また、鎖の吊下げ長さは図示例では絞り部3との接続部
まで延びているが、これをさらに絞り部3にまで延ばし
ても差支えない。
本考案は以上実施例にて説明したように、反応蒸発塔等
の容器内周壁面に沿って複数個の鎖を回転部材に吊下げ
、該回転部材を駆動手段にて回転せしめるようにしたの
で、容器内周壁面に付着する付着物は操業中積極的に取
除かれ壁面は常に良好な清掃状態に保持されるので、連
続操業が可能となり著しく操業効率を高め、かつ従来の
ような入相りな付着物除去作業の労力と煩わしさを除く
ことができたものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したもので、第1図は反応
蒸発塔の縦断面図、第2図は第1図のIIII線に沿っ
た断面図である。 1:反応蒸発塔、2:反応蒸発室、11:回転部材、1
2:鎖、 13:吊下軸 15:モータ (駆動手段) 16:出力軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 反応蒸発塔等の容器内に水平に保持され回転自在に該容
    器の上部端板より吊下げられた回転部材、上記回転部材
    に関連して該回転部材を回転せしめる駆動手段、上記容
    器内周壁面に沿って垂下するように上記回転部材に取付
    けられた複数個の鎖とからなる反応蒸発塔等の容器内周
    壁面の付着物除去装置。
JP15657480U 1980-10-31 1980-10-31 反応蒸発塔等の容器内周壁面の付着物除去装置 Expired JPS5921844Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15657480U JPS5921844Y2 (ja) 1980-10-31 1980-10-31 反応蒸発塔等の容器内周壁面の付着物除去装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP15657480U JPS5921844Y2 (ja) 1980-10-31 1980-10-31 反応蒸発塔等の容器内周壁面の付着物除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5776801U JPS5776801U (ja) 1982-05-12
JPS5921844Y2 true JPS5921844Y2 (ja) 1984-06-29

Family

ID=29515724

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15657480U Expired JPS5921844Y2 (ja) 1980-10-31 1980-10-31 反応蒸発塔等の容器内周壁面の付着物除去装置

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JPS5776801U (ja) 1982-05-12

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