JPS5921791Y2 - タンポン插入具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、タンポン挿入具に関するものであって、使用
前の外観は、押出棒およびタンポンが全く外部に露出す
ることなくコンパクトであり、使用に当っては所要の挿
入ストロークが得られるようにしたものである。

以下に本考案の実施例を図面に基づき説明する。

第１図において、１はベローズであって、このベローズ
１の他端には、他端に半球面形で蕾状花弁の如く外方へ
拡開可能な弾性および可撓性を有する複数の閉塞片２ａ
を備えた横断面円形の案内筒２が一体的に設けられてい
る。

３は、前記ベローズ１の他端部内と案内筒２内とにわた
って収納されているタンポンである。

４は、その一端フランジ部４ａが前記ベローズ１の一端
外周に嵌着され、かつベローズ１内に挿入された他端閉
塞の筒状押出棒であって、この押出棒１の他端面は前記
タンポン３の一端面に当接されている。

前記押出棒４の長さは、ベローズ１の圧縮限の長さと、
案内筒２の長さとの合計にほぼ等しいものになっている
。

なお、第１図は、使用前のセット状態を示すものであっ
て、前記ベローズ１は所要の長さに伸延されている。

またベローズ１、案内筒２、押出棒４は合成樹脂製であ
る。

しかして、前記タンポン２を使用するに当っては、前記
押出棒４の一端なるフランジ部４ａを第１図矢示方向に
押して、ベローズ１を圧縮すれば、ベローズ１の圧縮に
伴ないその他端方向へ前進する押出棒４を介して、タン
ポン３は、その他端面により案内筒２における閉塞片２
ａを外方へ拡開して、その開口から押出される（第２図
参照）。

以上の如く、本考案は、ベローズと、このベローズの他
端に設けられた、他端に半球面形で蕾状花弁の如く外方
へ拡開可能な弾性および可撓性を有する複数の閉塞片を
備えた案内筒と、前記ベローズの他端部内および案内筒
内にわたって収納されたタンポンと、前記ベローズの圧
縮限長さと案内筒の長さとの合計にほぼ等しい長さを有
してベローズの一端に設けられ、かつベローズ内に挿入
され、他端面を前記タンポンの一端面に当接させた押出
棒とから構成されているので、使用前の外観は、押出棒
およびタンポンが全く外部に露出することなく、比較的
コンパクトで体裁がよく、従って全体の大きさを女性の
掌中に包容できるものになし得られので、使用に当って
持ち歩いても人目につくようなこともなく、またバンド
バッグ内に嵩張らずに入れておくことができ携帯にも便
利となる。

またタンポンの使用に当っては、押出棒の一端を押して
ベローズを圧縮することにより、ベローズの圧縮に伴な
い前進する押出棒を介してタンポンを案内筒の他端から
その閉塞片を押し開らいて押出すことができるので、押
出し操作が極めて簡単である。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の実施例を示すものであって、第１図は使用
前のセット状態を示す縦断面図、第２図は使用時の押出
し状態を示す説明図である。 １・・・・・・ベローズ、２・・・・・・案内筒、２ａ
・・・・・・閉塞片、３・・・・・・タンポン、４・・
・・・・押出棒。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ベローズ１と、このベローズ１の他端に設けられた、他
   端に半球面形で蕾状花弁の如く外方へ拡開可能な弾性お
   よび可撓性を有する複数の閉塞片２ａを備えた案内筒２
   と、前記ベローズ１の圧縮限長さと案内筒２の長さとの
   合計にほぼ等しい長さを有してベローズ１の一端に設け
   られ、かつベローズ１内に挿入されたタンポン押出棒４
   とから威るタンポン挿入具。