JPS599624Y2 - 生理用タンポン - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、生理用タンポンに関する。

挿入具を用いることなく指で挿入する型式のタンポンは
、タンポンを膣内の所定位置まで押込むには、指を第一
関節から第二関節くらいまで膣内に挿入する必要がある
が、かくすると、指に経血が付着して不快感を与えるば
かりでなく、ばい菌等が付着した指を膣内に挿入し、あ
るいは爪先で膣内を傷つけることになり、極めて不衛生
である。

したがって、従来の、この種型式のタンポンは、合戊樹
脂フイルム製の指サックを添付して販売されでいるが、
タンポンと指サックとは、分離して包装されていて、携
帯、使用に際して面倒であるため、指サックは、実際に
はほとんど利用されていない。

本考案の目的は、前述の不便にかんがみ、使用者によっ
て常に指サックが使用されるように構威し、指を直接膣
内に挿入することによる不利をなくすことができる新規
なタンポンを提供することにあり、その目的を達戊する
ための、本考案の構或を図示の実施態様を例にして説明
すると、以下のとおりである。

第１図は、本考案タンポンの縦断側面図を示すもので、
このタンポンは、指サツク１とタンポン本体２とからな
っている。

指サツク１は、合或樹脂・ゴム等の可撓性物質を構戒素
材としてなり、頭部３に突起部４を有し、不使用状態で
は、頭部３および周壁部５が裏返されていて突起部４が
開口部方向へ向いている。

タンポン本体２は、吸水性繊維等を構或素材として、円
柱状体に圧搾或形されているとともに、後端部から延出
する引出用紐６と、前記突起部４を着脱容易に差込むの
に適した凹部７とを有し、不使用状態では、そのように
差込まれて指サック１に収納されている。

前述のように構或された本考案タンポンは、使用に際し
て、第２図に示すように、指サック１の突起部４をタン
ポン本体２の凹部に差込んだまま指サツク１の頭部３、
周壁部４を外側へ返したのち、指サツク１に指先８を差
込み、その指先８の押圧操作でタンポン本体２を膣内の
所定位置に挿入し、しかるのち、指サツク１をその指先
８の操作でタンポン本体２から離脱して引出すものであ
る。

本考案タンポンは、叙上のように構戊されているから、
指サックとタンポン本体とを一緒に包装することができ
、またかく包装されるため携帯に便利であり、しかも指
サックとタンポン本体とが連結されているため使用時に
わざわざ両者を連結する面倒がなく、常に指サックを使
用することになり、所期の目的を達或することができる
効果があり、実用に供し極めて有益である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案タンポンの実施態様を示す縦断側面図、
第２図は本考案タンポンを使用するときの状態を示す側
面図。 １・・・・・・指サック、２・・・・・・タンポン本体
、３・・・・・・頭部、４・・・・・・突起部、５・・
・・・・周壁部、６・・・・・・引出用紐、７・・・・
凹部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 可撓性指サツ名とタンポン本体とからなり、前記指サッ
   クは頭部に突起部を有し、不使用状態において、該頭部
   および周壁部が裏返されていて該突起部が開口部方向へ
   向いている一方、前記タンポン本体は後端部に凹部を有
   し、該凹部に前記突起部が差込まれた状態で前記指サッ
   ク内に収納されていることを特徴とする生理用タンポン
   。