JPS5921764B2 - Pcコンクリ−ト版の摺動成形、養生法 - Google Patents

Pcコンクリ−ト版の摺動成形、養生法

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JPS5921764B2
JPS5921764B2 JP56066893A JP6689381A JPS5921764B2 JP S5921764 B2 JPS5921764 B2 JP S5921764B2 JP 56066893 A JP56066893 A JP 56066893A JP 6689381 A JP6689381 A JP 6689381A JP S5921764 B2 JPS5921764 B2 JP S5921764B2
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JP
Japan
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concrete
steam
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sliding
frame
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JP56066893A
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JPS57181814A (en
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義彦 村上
登 太田
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Fuji PS Corp
Original Assignee
Fuji PS Corp
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Publication date
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Priority to US06/373,800 priority patent/US4492552A/en
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はPCコンクリート版の摺動成形、養生法に関
し、本発明者がさきに開発した摺動成形法に、蒸気養生
を同時進行させることを主な特徴とする。
上記摺動成形法は、長手方向に蒸気孔をもち、上面に鋼
板をはったコンクリート製長尺下枠、その上にPC鋼線
をはる緊張装置、及び摺動上枠を用いるもので、下枠上
にPC鋼線をはり、必要に応じて全面は金網を敷き、そ
の上に整線コンクリートを投下し、摺動上枠を進めて所
要断面形に成形し、その後、上記蒸気孔に加熱蒸気を通
して養生し脱型するものである。
それは比較的手数と時間を要する準備作業、摺動成形作
業が終ってから養生工程に入る。
熱論、この順序はすべてのコンクリート工事において当
然のものである。
しかし、この発明は、その常識を破り、養生工程(正確
には蒸気加熱工程)を成形作業と同時進行させる。
具体的には、蒸気孔に加熱蒸気を通しながら下枠上面に
硬練コンクリートを敷くように投下してゆき、その上に
摺動上枠を進めて投下コンクリートの成形を終え、直ち
にカバーシートをかけて成形コンクリートを封じ込め、
成形コンクリートが適温に達した時、蒸気孔への蒸気供
給を停め、そのま\一定時間が経過したらカバーシート
をはずし脱型するのである。
つまり、コンクリート製下粋に予め熱を蓄積させる形で
、コンクリート成形前から作業上の養生工程に入り、早
期に終了するのであって、実際の養生はその後も、コン
クリ−ト下枠の蓄熱放出により継続する。
成形前に加熱されたコンクリートはホットコンクリート
工法に似た品質、能率上の効果もあげるのである。
下枠下面を断熱材で覆うと、蓄熱は成形コンクリート加
熱のために費されるだけで、外部への無、駄な放散は全
くない。
以下、図面を用いて、この発明の実施態様を説明する。
第1図は本発明がさきに開発したPCコンクリート版摺
動成形装置の摺動上枠を除いた全体図、第2図はその上
に摺動上枠を載せて、長尺下枠上のコンクリートをコン
クリート版の所要断面形Wに成形している状態を示す断
面図である。
1は長尺下枠、2はPC鋼線、3,4はその緊張台、5
は摺動上枠、6はアンカーボルト、10は振動機を示す
この実施例はもつとも基本的なものであるが、長さ3m
の単位下枠1a多数を両端のPC鋼線緊張台3,4間に
直列に並べ、夫々の蒸気孔7の開口縁に輪形バッキング
8をはさみ、鋼線9により締付は固定して長尺下枠1を
形成している。
摺動上枠1の構造を第2,3図面の簡単な説明すると、
その台板5aは左右に型材兼用の脚材11をつけ、下枠
1の左右レール12上に載って摺動する。
台板5aの前部にはスクレーパ13がつき、振動機10
がついた中央部には型材14、後部にはコンクリート上
面ならし板15、コンクリ−ト上面凹凸をつける回転網
胴16がついている。
次に作業の手順を述べる。
この発明のPCコンクリート版製造に使用する設備は、
従来のそれのように工場の専用ベンチに限られず、トラ
ック輸送で全国とこへでも運び、簡単に組立てられるこ
とも特色である。
即ち、前述のように、緊張台3,4間に例えば長さ3m
の単位下枠1aを所要数だけ直列に並べ、その線入に鋼
線9を通し、各蒸気孔7の口縁にバッキング8を仮接着
して油圧ジヤツキ等により鋼線9を引締め第1図のよう
に長尺下枠1を形成する。
そして、緊張台3,4をアンカーボルト6で止め、各蒸
気孔7へ蒸気配管する。
摺動上枠5は運搬時、分解してあれば、これを上記長尺
下枠1のレール上で連結すればよい。
摺動上枠5の駆動は、その先端のワイヤ穴17にかけた
ワイヤをウィンチで引けばよい。
コンクリート混練設備は当然、用意されるが、必要なの
は整線コンクリートである。
この摺動成形方式の利点は整線コンクリートを使える点
にもある。
コンクリート運搬、打設設備としてクレーンが使えねば
、フォークリフト車でコンクリートパケットを運び、長
尺下枠1の上に打設するだけでもよい。
簡単にコンクリートを広げておけば、摺動上枠5のスク
レーパがならしてくれる。
コンクリート打設前に、PC鋼線緊張装置により、下枠
1上所要位置にPC鋼線2を張り、必要に応じて金網も
敷く。
加熱蒸気により長尺下枠1が昇温する速度にもよるが、
コンクリート製である下枠1の昇温は時間がか\るので
、一般的には鋼線張り工程中に蒸気供給を始める。
従って、下枠1上へのコンクリート打設(敷込み)、摺
動上枠5の前進を始める頃には、下枠1がすでに相当、
昇温しでいる。
この発明の対象とするPCコンクリート版は薄肉軽量を
特色としているので、下枠1上に広げられ、摺動上枠5
の振動による叩き締めを受けた整線コンクリートは下枠
1の熱を受けて容易に昇温する。
なお下枠1の下面は断熱材で覆い、その放熱を上方だけ
に向けるとよい。
下枠1の長さは100mを超す場合も多いので、上枠5
の進行につれ、成形ずみコンクリートの上にカバーシー
トをかけ、前方には次々とコンクリートを敷いてゆく。
こうして所要長さ分だけ摺動成形を終えたら、全長がカ
バーシートに封じ込められ、昇温したコンクリート上面
から熱が放散するのを防がれる。
上枠5の進行中も蒸気が送られて下枠1を加熱している
が、成形工程が終り、カバーシートでくるまれると、成
形コンクリートの温度がゆるやかな勾配で予定された温
度、例えば60℃に達する。
そこで蒸気を停めてしまうが、下枠1のコンクリートに
蓄積された熱量が大きいので、成形コンクリートの冷却
速度は極めてゆるく、好ましい温度曲線をえかく。
所定の養生時間をすぎたらカバーシートをはずし、成形
コンクリートの一端から引上げて脱型する。
脱型時、湾曲しても製品がPCコンクリート版であるか
ら問題ない。
長尺製品を作り、所要寸法に切断して出荷するほか、予
め下枠1に仕切板を立て−おき、脱型と同時に所要寸法
のコンクリート版を得るようにしてもよい。
いずれにしろ、PC鋼線とコンクリートの密着性により
、鋼線の内部応力は分断によっても変らない。
上記実施例は薄形コンクリート版を対象としているので
、これと異り平板面にリブを並列させたコンクリート版
に対する下枠1′の一例を第4図に示す。
これは単位下枠の端面を示すもので、その上に鎖線で、
製品であるコンクリート版W′の断面を示す。
この下枠1′はリブ二本のコンクリート版W′を二列に
並べて同時成形するため幅が広く、蒸気孔7は八個もあ
る。
このように多数の蒸気孔7に加熱蒸気を送る配管は、製
品、下枠、蒸気温度、養生計画等により担当技術者に任
すべきであるが、第5図にその手法の一部を示す。
蒸気の出入りを矢印で示している。
下枠1が長いため一回蒸気孔7に通しただけで排出する
とか、何回も折返し通してから排出する等、多様に変化
できる。
以上、小数の実施例によって説明したが、この発明はコ
ンクリート製下枠の上で整線コンクリートを摺動成形し
、そのコンクリート製下枠の蒸気孔に成形工程前から蒸
気を送り、早期に停めて、あとは下枠の蓄積熱放散によ
り養生を終えることを主な特徴とするもので、その要旨
を変えることなく、設計と現場の条件により多様に変化
し得ることは、いうまでもない。
この発明は、鋼板ばりコンクリート製下枠を、コンクリ
ート成形用型枠、PC鋼線緊張用ベンチ、その場での養
生用加熱設備の三者に兼用した本発明者の先願発明をさ
らに一歩進め、成形工程、養生工程を同時進行させる道
を開いた。
それは整線コンクリートの養生促進、時間短縮効果に加
え、次のような諸効果を得た。
(イ)コンクリート製品の温熱養生は、ゆるやかに温度
を上昇させ、ゆるやかに下げることが強く要求されるが
従来、この温度管理はなかなか困難であった。
それが、この発明によれば自然と温度勾配がゆるやかに
なり、理想的な温度管理が可能になる。
(0)蒸気もれがなく、はとんど全熱量がコンクリート
製型枠から製品へ直接伝導する。
製品上面からだけ熱を外気へ放散するが、それをカバー
シートで覆いとめるので熱エネルギー、蒸気用燃料の大
幅節減を得られた。
(ハ)局部的な温度差がほとんどない。
従来の蒸気吹込式では覆いの不完全により、加熱ムラが
生じやすかった。
に)コンクリート打設、成形前から下枠を温めておくの
で、ホットコンクリート工法の利点が加わった。
(ボ 下枠上に成形し、たコンクリートが適温に達した
ところで蒸気を停めるという目安は現場管理上、有効で
、所要養生時間中、ゆるやかな降温を続け、理想的温度
曲線を得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例装置下枠の全体説明図、第2
図はその下枠に摺動上枠を載せた状態の横断面図、第3
図はその摺動上枠の立面図、第4図は他製品用下枠の横
断面(単位下枠の端面)図、第5図はこの発明の下枠へ
の蒸気配管説明用平面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 長手方向に蒸気孔をもとに上面に鋼板をはったコン
    クリート製長尺下枠、その上にPC鋼線をはる緊張装置
    、及び摺動上枠を用いてのPCコンクリート版製造にお
    いて、上記蒸気孔に加熱蒸気を通しながら上記下枠上面
    に硬練コンクリートを敷くように投下してゆき、その上
    に上記摺動上枠を進めて投下コンクリートの成形を終え
    、直ちにカバーシートをかけて成形コンクリートを封じ
    込め、成形コンクリートが適温に達した時、上記蒸気孔
    への蒸気供給を停め、そのま5一定時間が経過したら上
    記カバーシートをはずし脱型することを特徴とするPC
    コンクリート版の成形、養生法。 2、特許請求の範囲1記載のPCコンクリート版の摺動
    成形、養生法において、そのコンクリート製長尺下枠は
    、単位長さの下枠多数を直列に並べ、夫々の蒸気孔開口
    縁に輪形バッキングをはさんで鋼線により締付は固定す
    るもの。
JP56066893A 1981-05-01 1981-05-06 Pcコンクリ−ト版の摺動成形、養生法 Expired JPS5921764B2 (ja)

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DE8282302130T DE3272000D1 (en) 1981-05-01 1982-04-26 Apparatus for the slide forming of prestressed concrete
EP82302130A EP0064377B1 (en) 1981-05-01 1982-04-26 Apparatus for the slide forming of prestressed concrete
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