JPS59217083A - 配管構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は都市ガス用、水道用などのあらかじめ地中に年
敷設された多数の屈曲部を有する既設管の内部にライニ
ング用可撓管を導入した配管構造に関する。

近年、都市ガス用導管の老朽化が目立ちガス漏れ事故が
多発しているが、この対策として例えば特開９５５−１
４２２１号などの方法によシ導管内面にゴムやプラスチ
ックのチューブをライニングすることが行なわれている
。

しかしながら、都市ガス用導管のうち低圧管つまり木管
から各家庭まで配管されている枝管は屈曲部の数が多く
かつその屈曲部の曲率半径も小さいためライニング用チ
ューブを管内に挿入し管体内面に接着させることは不可
能である。

そこで、本発明は、例えば都市ガス用の枝管内にゴムや
合成樹脂等で形成した可焼管を挿通し、この可撓管内に
都市ガスを流通させることにより流体の漏洩を防ぐこと
に思い至り、鋭意検討の結果、多数の屈曲部が存在する
既設管内に容易に挿通しうるライニング用の可撓管とし
ては次の諸条件を具備しなければならないことを見出し
た。即ち、（１）管の屈曲部に対応して屈曲できる可撓
性を有し特に小さい曲げ半径でも容易に曲がること。

（２）可撓管は軸方向に押圧しつつ螺旋状に回転させて
前進させる必要があるため、軸方向に荷重を掛けても容
易に収縮しない強度を有するとさ。

（３）可焼管は回転させながら前方へ送るため、その外
周は螺旋蛇腹状であること。

（４）可焼管に付与した回転力がその先端部址てできる
限りスムーズに伝達され、可撓管か途中で捩れないこと
。

先端部が受ける抵抗によりコイルスプリングか拡径しな
いこと。

なとである。

従って、本発明は、上記諸条件を同時に満たず可焼管全
提供し、その可撓管を回転さぜながら既設管内に一方向
から挿通し屈曲部を通過させてその内部に全長に亘って
配置して流体の漏洩を防ぐこと全目的とするものである
。

即ち、本発明は上記目的を達成するため、多数の屈曲部
を有する既設管内に、コイルスプリングとその外側に囲
繞被榎した薄肉のチューブと上記コイルスプリングの外
側において少なくとも上記コイルスプリングの巻き方向
と逆方向に捲回した補強条体とから成る螺旋蛇腹状の長
尺の可撓管を、それ自体を回転させながら挿入し、上記
既設管の内部に屈曲部に沿って屈曲した状態に挿通する
ことを技術的手段としたものである。

以下、図面によって本発明の一実施例を説明する。

第１図は本発明において既設管内に挿通ずる可撓管を示
すものである。

（１）ハ可撓管で、左捲きのコイルスプリング（２）と
その外側に囲繞被覆したプラスチック等から成る薄肉の
チューブ（３）とコイルスプリング（２）と逆の螺旋方
向イキ 即ち右捲き方向に螺旋状に捲回した補強条件（４）とで
形成され、外周面は螺旋蛇腹状に形成されている。

本実施例においては、チューブ（３）を内層（３ａ）と
外層（３１））の二層構造さし、内外層ｒ３ａ）（３１
））の中間に補強条体（４）として糸を右捲き方向に捲
回介在させている。この場合、糸（４）は左右の螺旋方
向に捲回しても良いほか、チューブ（３）に接着させて
もさせなくても良い。

尚、コイルスプリング（２）は、表面に鍍金や合成樹脂
被覆を施して防錆処理をしたものを用いて良いほか、チ
ューブ（３）に接着させてもさせなくても良く、又二条
をダブルピッチに捲回しても良い。

内層チューブ（３ａ）は耐ガス透過性の良い材料を選択
し、外層チューブ（８ｂ）は摩擦抵抗の少ない拐料金選
択することができるが、両チューブ（ａａ）（３ｂ）共
にできる限り薄肉に形成されることが望ましい。

又、補強条体として布テープや合成樹脂テープ、フィル
ムを用いても良く、更には必要に応ｌして、外層チュー
ブ（３ｂ）の外側にコイルスプリング（２）のピンチ間
で左捲き方向に別のコイルスプリングラ捲回して更に可
４〕）ε管（１）の補強を図るようにしても良い。

同、本発明に用いる可焼管は、チューブの内外層間に補
強条体を介在させた上記実施例のものに限定されず、チ
ューブの内面又は外面に布テープや合成樹脂テープ、延
伸フィルム、糸等の補強条体をチューブを保形するコイ
ルスプリングと逆の螺旋方向又は左右の螺旋方向に捲回
して形成したものでも良い。

この場合、補強条体は間隔をあけて捲回しても良いし、
その側縁同士をオーバーラツプして捲回しても良く、更
にはチューブと接着させてもさせなくても良いか、可焼
管の可撓性を良好に保つため接着させない方が望ましい
。

上記のように構成された可撓管（１）は、第２図に示す
ような、地中に予め埋設された多数の屈曲部（６）を有
する既設管（７）内にその入口（７）′から、可撓管が
前進できる回転方向（上記実施例における可撓管の場合
コイルスプリングか左捲きなので進行方向に向って左方
向）に回転力を付方しながらその先端部から押し込むこ
とにより、多数の屈曲ＦＡ（６）を通過して挿通され、
点線で示すとおり既設管（７）内部の全長に亘って配管
される。

このとき、本発明における可焼管によれは、次のような
利点によって容易に挿通することができる。

（１）可撓管は外面が螺旋蛇腹状に形成されているので
、回転曲進させる際に管壁との摩擦抵抗が小さい。

（２）可焼管は可撓性が良好なため曲りに対する順応性
か良く、たとえ屈曲部の数がかなり多くかつその曲り角
の大きい既設管であっても、容易に屈曲部を通過させて
挿通できる。

（３）可撓管は強靭なコイルスプリングで保形補強され
ているので、管内に押し込む際にその軸心方向に大きな
荷重がかかっても容易にチューブか収縮したり変形する
虞れがない。

（４）既設管の屈曲部を通過させる際に、可撓管の螺旋
蛇腹状の外周面と管内壁との接触によシネジ効果が生じ
、可撓管の１回転によりｌピッチの回転送りがなされる
ので、可撓管を所望通りに回転曲進させることかできる
。

（５）可撓管の回転前進中に、その先端部が管壁と接触
して大きな抵抗力を受けた場合において、回転によシコ
イルスプリングはその径を拡大しようとするが、コイル
スプリングの外側位置でそれさ逆の螺旋方向に捲回した
補強条体が逆に縮径するのでコイルスプリングの拡径か
阻止さり、既設管との口径比が比較的大きい可撓管であ
っても、拡径による管壁との摩擦を生ずることなく円滑
に前進させることができる。

（６）　　（５）と同様に、可撓管の先端部が大きな抵
抗力をしり剛性が大きく形成されているため、可撓管が
途中でねじれて変形する心配がなく、既設管の入口句近
で可撓管に付与した回転力がその先端部に捷でスムーズ
に伝達され、可撓管全体を同調回転　　　　　　。

させられるので、既設管の奥深く捷で容易に挿通するこ
とかできる。

同、可撓管の外周に予め潤滑剤を塗布しておき既設管内
への回転前進をよシ円滑に行なうようにしても良いほか
、可撓管の外周に接着剤を塗布して挿通後に既設管壁と
接着させるようにしても良い。

以上のとおり、本発明の配管構造によれば、地中に埋設
されている既設管の内面が腐蝕して流体が漏洩したり或
はその恐れがある場合でも、漏洩個所をすべて地上から
掘削して各漏洩個所を補修したり或は新たな配管をやり
直すなどの多大の労力と時間を要することなく、１木の
長尺の可撓管全挿通する簡単な作業のみでその漏洩を容
易に防止でき、産業上利用価値の極めて大きいものであ
る。

４・、　　図面の簡単な説明 図面は本発明の実施例で、第１図は本発明に用いる可撓
管の一部切欠下面図、第２図は可撓管を挿ｊｌした配管
構造を示す図である。

（１）・・・・・・・・・可撓管 （６）・・・・・・・・屈曲部 （７）・・・・・・・既設管

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 多数の屈曲部を有する既設管内に、コイルスプリングと
   その外側に囲繞被覆した薄肉のチューブと上記コイルス
   プリングの外側において少なくとも上記コイルスプリン
   グの巻き方向上逆方向に捲回した補に屈曲部に沿って屈
   曲した状態に挿通しであることを特徴とする配管構造。