JPS5921499Y2 - 限流ヒユ−ズ - Google Patents
限流ヒユ−ズInfo
- Publication number
- JPS5921499Y2 JPS5921499Y2 JP18763081U JP18763081U JPS5921499Y2 JP S5921499 Y2 JPS5921499 Y2 JP S5921499Y2 JP 18763081 U JP18763081 U JP 18763081U JP 18763081 U JP18763081 U JP 18763081U JP S5921499 Y2 JPS5921499 Y2 JP S5921499Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuse
- current
- current limiting
- elements
- limiting fuse
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はコンパクトな形状で優れたしゃ断性能を有す
る限流ヒユーズ゛に関する。
る限流ヒユーズ゛に関する。
従来、比較的定格電流の大きい限流ヒユーズ゛において
は、ヒユーズ筒内に帯状のヒユーズ素子が複数個並列に
配設されている。
は、ヒユーズ筒内に帯状のヒユーズ素子が複数個並列に
配設されている。
例えば、第1図イ9口およびハは、従来の限流ヒユーズ
におけるヒユーズ素子の配列状態を示す横断面図であっ
て、1は絶縁筒、2はヒユーズ素子、3は消弧剤を示し
、4個のヒユーズ素子2がそれぞれ正方形、放射状、お
よび層状に配列されている。
におけるヒユーズ素子の配列状態を示す横断面図であっ
て、1は絶縁筒、2はヒユーズ素子、3は消弧剤を示し
、4個のヒユーズ素子2がそれぞれ正方形、放射状、お
よび層状に配列されている。
限流ヒユーズにおけるヒユーズ素子は、該素子に要求さ
れる温度上昇特性、通電特性、溶断特性しゃ温特性など
に応じて、その形状、寸法及び並列の個数が決められる
が、これらの中で特にしゃ断性能はヒユーズ素子の並列
個数によって著しく左右される。
れる温度上昇特性、通電特性、溶断特性しゃ温特性など
に応じて、その形状、寸法及び並列の個数が決められる
が、これらの中で特にしゃ断性能はヒユーズ素子の並列
個数によって著しく左右される。
ヒユーズ筒内に配設されるヒユーズ素子を複数個並列に
配置することは、しゃ断時の電弧を分断し、型皿温度の
冷却効率を高めることによるしゃ断性能向上の点で効果
的である。
配置することは、しゃ断時の電弧を分断し、型皿温度の
冷却効率を高めることによるしゃ断性能向上の点で効果
的である。
即ち相間短絡や異相地絡事故などにより事故電流が流れ
ると、ヒユーズ素子は過熱され、溶解し、発弧するが、
消弧剤を充てんした限流ヒユーズにおいては電弧エネル
ギーは消弧剤に吸収され、冷却されしゃ断が完了する。
ると、ヒユーズ素子は過熱され、溶解し、発弧するが、
消弧剤を充てんした限流ヒユーズにおいては電弧エネル
ギーは消弧剤に吸収され、冷却されしゃ断が完了する。
電弧が消滅したしゃ断後のヒユーズ素子と消弧剤とはフ
ァルゲライ) (Fulgurite)と呼ばれる溶岩
状の塊を生成してそれを筒内に残す。
ァルゲライ) (Fulgurite)と呼ばれる溶岩
状の塊を生成してそれを筒内に残す。
第2図イ9口、ハはそれぞれ第1図イ9ロ、八に示した
ヒユーズ素子のしゃ断後のファルゲライトの生成状況を
示す横断面図である。
ヒユーズ素子のしゃ断後のファルゲライトの生成状況を
示す横断面図である。
第2図に示すように、ファルゲライト4はヒユーズ素子
2の配列状態の痕跡をとどめている。
2の配列状態の痕跡をとどめている。
第2図イでは、ヒユーズ素子の相互間隔が狭かったため
ファルゲライト4は互に接した形となり、この場合の電
弧の冷却、消滅効率は悪い。
ファルゲライト4は互に接した形となり、この場合の電
弧の冷却、消滅効率は悪い。
第2図口では、ヒユーズ゛素子が十字の放射状に配列さ
れていたため電弧はヒユーズ筒中心部と外周部とで不均
衡で且つ外側はヒユーズ筒内壁に接近し熱的に不安定と
なる。
れていたため電弧はヒユーズ筒中心部と外周部とで不均
衡で且つ外側はヒユーズ筒内壁に接近し熱的に不安定と
なる。
第2図ハでは、19口に比較して電弧は分散された形で
あるがファルゲライト4の一部がヒユーズ筒内壁に極め
て接近し内壁との間に間隔的余裕がない。
あるがファルゲライト4の一部がヒユーズ筒内壁に極め
て接近し内壁との間に間隔的余裕がない。
本考案は、上記に鑑みてなされたものであり、電弧の発
生−消滅−ファルゲライトと生成過程において消弧剤を
有効に利用することにより事故電流を効率よくしゃ断す
るため、平板状断面の略断面中央部で所定の角度に折曲
げ成形した複数のヒユーズ素子の折曲部をヒユーズ筒の
中心点に向けて等間隔に配置した限流ヒユーズを提供す
るものである。
生−消滅−ファルゲライトと生成過程において消弧剤を
有効に利用することにより事故電流を効率よくしゃ断す
るため、平板状断面の略断面中央部で所定の角度に折曲
げ成形した複数のヒユーズ素子の折曲部をヒユーズ筒の
中心点に向けて等間隔に配置した限流ヒユーズを提供す
るものである。
以下添付図面を参照して本考案を詳細に説明する。
第3図イ9口は本考案による限流ヒユーズのヒユーズ素
子の構成説明図である。
子の構成説明図である。
本考案によるヒユーズ素子5は、口に示すようにその長
軸に沿って所定の角度、例えば90°折曲戊形されてい
る。
軸に沿って所定の角度、例えば90°折曲戊形されてい
る。
本考案による限流ヒユーズにおいては、このヒユーズ素
子4が筒内に複数個所定の間隔をもって配列される。
子4が筒内に複数個所定の間隔をもって配列される。
第4図に示す本考案による限流ヒユーズでは、消弧剤3
を充てんしたヒユーズ筒1内に4個のヒユーズ素子5が
その折曲点5aを配置部の中心点に向け、所定の間隔を
もって対称的に配列されている。
を充てんしたヒユーズ筒1内に4個のヒユーズ素子5が
その折曲点5aを配置部の中心点に向け、所定の間隔を
もって対称的に配列されている。
第4図に示す配列のヒユーズ素子5のしゃ断後のファル
ゲライトの生成状態を第5図に示す。
ゲライトの生成状態を第5図に示す。
前述のように、ヒユーズ素子2の断面形状が扁平の場合
には電弧は放溢し易くしゃ断後のファルゲライトは比較
的広域に及んだが、本考案の如くヒユーズ素子5を長軸
方向に沿ってその断面中央部で折曲げることにより電弧
は各ヒユーズ素子毎に集中しファルゲライト4は凝縮し
た形に生成する。
には電弧は放溢し易くしゃ断後のファルゲライトは比較
的広域に及んだが、本考案の如くヒユーズ素子5を長軸
方向に沿ってその断面中央部で折曲げることにより電弧
は各ヒユーズ素子毎に集中しファルゲライト4は凝縮し
た形に生成する。
従ってファルゲライト4はヒユーズ筒1内壁との間に十
分な絶縁距離をもって形成される。
分な絶縁距離をもって形成される。
以上の如く本考案による折曲部5aを有するヒユーズ素
子5の使用により消弧剤3が効果的に利用されるため消
弧効率が高くなり、その結果従来のヒユーズ筒に比較し
てその直径を小さくして小形化することができる。
子5の使用により消弧剤3が効果的に利用されるため消
弧効率が高くなり、その結果従来のヒユーズ筒に比較し
てその直径を小さくして小形化することができる。
また、電弧に偏位がなくヒユーズ筒内壁との間に十分な
間隔をもってフェルゲライト4が形成されるのでヒユー
ズ筒が過度の熱歪を受けることがない。
間隔をもってフェルゲライト4が形成されるのでヒユー
ズ筒が過度の熱歪を受けることがない。
なお、以上記載した本考案の実施例においてはヒユーズ
素子5の並列個数4の場合について述べたが、この並列
個数を限定するものではなく、例えば並列個数3〜6で
もヒユーズ素子の幅と屈曲角度を適当に選ぶことによっ
て並列個数4の場合と同等の効果を挙げることは勿論で
ある。
素子5の並列個数4の場合について述べたが、この並列
個数を限定するものではなく、例えば並列個数3〜6で
もヒユーズ素子の幅と屈曲角度を適当に選ぶことによっ
て並列個数4の場合と同等の効果を挙げることは勿論で
ある。
以上記載したように、本考案による限流ヒユーズによれ
ば、平板状断面の略断面中央部で所定の角度にて折曲げ
成形した複数のヒユーズ素子の折曲点をヒユーズ筒の中
心点に向けて等間隔で配置するようにしたため、型皿発
生−消滅一フアルゲライトと生成過程において消弧剤を
有効に利用して事故電流を効率良くしゃ断することがで
きる。
ば、平板状断面の略断面中央部で所定の角度にて折曲げ
成形した複数のヒユーズ素子の折曲点をヒユーズ筒の中
心点に向けて等間隔で配置するようにしたため、型皿発
生−消滅一フアルゲライトと生成過程において消弧剤を
有効に利用して事故電流を効率良くしゃ断することがで
きる。
第1図イ9口、ハは従来の限流ヒユーズの横断面図、第
2図イ9口、ハは第1図に示す従来の限流ヒユーズのし
ゃ断後の横断面図、第3図イは本考案による限流ヒユー
ズ素子の拡大斜視図、第3図口は第3図イに示すヒユー
ズ素子の横断面図、第4図は本考案による限流ヒユーズ
の横断面図、第5図は第4図に示す限流ヒユーズのしゃ
断後の横断面図である。 符号の説明 1・・・・・・ヒユーズ筒、2・・・・・
・従来のヒユーズ素子、3・・・・・・消弧剤、4・・
・・・・ファルゲライト、5・・・・・・本考案のヒユ
ーズ素子、5a・・・・・・折曲部。
2図イ9口、ハは第1図に示す従来の限流ヒユーズのし
ゃ断後の横断面図、第3図イは本考案による限流ヒユー
ズ素子の拡大斜視図、第3図口は第3図イに示すヒユー
ズ素子の横断面図、第4図は本考案による限流ヒユーズ
の横断面図、第5図は第4図に示す限流ヒユーズのしゃ
断後の横断面図である。 符号の説明 1・・・・・・ヒユーズ筒、2・・・・・
・従来のヒユーズ素子、3・・・・・・消弧剤、4・・
・・・・ファルゲライト、5・・・・・・本考案のヒユ
ーズ素子、5a・・・・・・折曲部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 絶縁管の両端に端子金具を有し、消弧剤を充てんしたヒ
ユーズ筒の内部に、長軸に沿って平板状断面の略断面中
央部で所定の角板にて折曲成形された複数個のヒユーズ
素子を配設した限流ヒユーズにおいて、 前記折曲点を配置部の中心点に向け、前記複数個のヒユ
ーズ素子を等間隔にて配置し電弧の発生、消滅による生
成されるファルゲライトとヒユーズ筒との間に所定の絶
縁距離が生ずることを特徴とする限流ヒユーズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18763081U JPS5921499Y2 (ja) | 1981-12-16 | 1981-12-16 | 限流ヒユ−ズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18763081U JPS5921499Y2 (ja) | 1981-12-16 | 1981-12-16 | 限流ヒユ−ズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5891836U JPS5891836U (ja) | 1983-06-21 |
JPS5921499Y2 true JPS5921499Y2 (ja) | 1984-06-25 |
Family
ID=29990601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18763081U Expired JPS5921499Y2 (ja) | 1981-12-16 | 1981-12-16 | 限流ヒユ−ズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5921499Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5952751B2 (ja) * | 2013-02-05 | 2016-07-13 | 太平洋精工株式会社 | ヒューズエレメントの製造方法 |
JP7018382B2 (ja) * | 2018-12-28 | 2022-02-10 | 太平洋精工株式会社 | ヒューズ |
-
1981
- 1981-12-16 JP JP18763081U patent/JPS5921499Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5891836U (ja) | 1983-06-21 |
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