JPS59214568A - トルクレンチ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は衝撃トルクを発生する油圧伝動機を用いる油
圧式トルクレンチに関するものである。

油圧式トルクレンチは、ベーンを有するロータとシリン
ダからなる油圧伝動機をトルクレンチの外筒内に回動自
在に取付け、ロータと」体の出力軸を外筒の前方に突出
させ、前記シリンダをその後方に設けたエアモータなど
で駆動し、出力軸に取付けた回動工具を自的のナツトな
どに係合させて、これを締付けたり弛めたりするもので
あり、ナツトなどの締付けのさい、出力軸とともにロー
タが回らなくなったとき、シリンダとロータ間に閉じ込
められた油により衝撃的な回転トルクを発生させるよう
にしたものである。

上記の衝撃トルクはロータとシリンダ間・において、ベ
ーンにより仕切られるロータとシリ゛ンダ間の油室の一
方に高圧が生じて発生するものであるから、この高圧側
の油圧が所定の高さに達したときに高圧側の浦を低圧側
へ逃がすリリーフ弁が設けられている。このような従来
のリリーフ弁は油室の高圧側と低圧側を連通させる連通
路の途中に設けたもので、一種の絞り弁となっており、
この絞り弁を調節することによりボルトやナツトの締付
はトルクを設定している。

しかし、締付はトルクを一定に調節したのちは流量が一
定となるのでロータを逆転させてボルトやナツトを緩め
る場合には緩めトルクか弱すきるという問題が生じる。

このような問題を解決するため、ＩＪ　リーフ弁の弁室
内にボール状の弁体を可動的に入れて、締付は方向にロ
ータが回る場合は弁体は遊んでおり、ロータが緩め方向
に回転するときはリリーフ弁の弁室を逆流する油により
弁体か弁口を閉鎖して油の逆流を阻止し、高いトルクを
発生するようにしたものがある。

しかし、上記のような遊動するボール状の弁体を用いる
と、締付方向に回るときはボール状の弁体では位置が不
安定となり、開口面積が変るため、締付はトルクが一定
しないという欠点がある。

この発明は上記のような従来のトルクレンチの問題を解
決してロータを逆転させてボルトやナツトを緩める場合
でも十分な衝撃トルクが得られるようにしたトルクレン
チを提供することを目的とするものである。

この発明の構成はロータとベーンにより仕切られた高圧
側の油室と低圧側の油室をＩＪ　ＩＪニフ弁により連通
させるようにしたトルクレンチにおいて、リリーフ弁の
弁体をニードル弁形とし、この弁体の外側に移動自在の
スリーブを嵌合し、ロータの逆転時における油の逆流に
より、前記スリーブがニードル弁で絞られている弁口を
閉鎖するように構成したものである。

以下にこの発明のトルクレンチの詳細を添付図面に示す
一実施例に基づいて説明する。

図において、１はトルクレンチの本体で、・その内部に
公知のエアモータがあり、本体１の下部にはハンドル２
を形成し、このハンドル２内にはエアモータを起動また
は停止する弁とエアモータの正逆警報切換弁を設け、こ
れらの弁を操作する起動停止レバー３と正逆転レバー４
をハンドル２の前部に設ける。

５は本体１の前部に固定した外筒で、その内部に油圧伝
動機Ａを設けである。この伝動機Ａはロータ６とその外
側のシリンダ７とロータ６に設けたベーン８からなっ′
でいる。シリンダ７の内面はロータ６の回転中心に対し
て偏心した円となってオリ、ベーン８をバネ９によりシ
リンダ７の内面に圧着している。

シリンダ７の前部には前壁１０を一体に設け、シリンダ
７の後部には後壁１１を固定し、ロータ６の前端の出力
軸１２は前壁１０を貫通して前方に突出する。後壁１１
の後側には軸１３を一体に設け、この軸１３をエアモー
タの出力軸に結合する。

前記シリンダ７の内側には相反する側に軸方向の突条１
４，１５を設け、ベーン８とロータ６の背部の突条１６
がシリン々゛７の突条１５，１４に接しているときにロ
ータ６とシリンダ７間の油室ａ、ｂが遮断されて油が封
じ込められるようにするが、その他の位置ではシリンダ
７の内周の凹所により油室ａ、ｂは連通している。

Ｂはシリンダ７に設けたリリーフ弁である。この弁Ｂは
第３図のようにシリンダ７の肉厚部に設けた軸方向の弁
室１７内にニードル弁形の弁体１８を嵌合したもので、
その後端の大径部１９に形成した周溝には０リング２ｏ
を嵌めてこれを弁室１７の内面に密着させ、大径部１９
の後部に形成した雄ネジ２１を弁室後端の雌ネジにねじ
込んである。

弁室１７の前寄りの側部にはシリンダ７内の油室ａに通
じる連通路２３を設け、弁室１７の前端には弁体１８に
より絞られる弁口２２を設け、この弁口２２を連通路２
４によりシリンダ７内の油室すに連通させる。

２５は弁体１８の外周と弁室１７の内周面間の間隙２６
と油室すを通じる連通路、２７は弁体１８の外側に嵌合
させた進退自在のスリーブである。

この発明のトルクレンチは上記の構成であり、出力軸１
２の先端に固定した回動工具をナツトなどに係合させ、
レバー４を正転とし、レバー３を押すと、エアモータに
より油圧伝動機Ａのシリンダ７を第２図に向って右回転
させる。最初はナツトに抵抗が殆んどないからシリンダ
７の回転が油室ａの油を介してベーン８．ロータ６に伝
わり、出力軸１２が回転してナツトを高速で回動する。

こうしてナツトか回されて目的物を締め付は始めると負
荷が増大してナツトが回り難くなるが、シリンダ７はさ
らに回転を続ける。このため、ロータ６、ベーン８がシ
リンダ７の回転より遅れるから第２図の右側の油室ａは
縮小し、左側の油室すは拡大する。従って油室ａ内の油
圧は高まるが、ロータ６の突条１６がシリンダ７の突条
１４からずれているときは油室ａ、ｂは連通しているか
ら油室ａの油圧もそれほど上らないが、第２図のように
シリンダ７の突条１４．１５がそれぞれロータ６の突条
１６とベーン８に一致した瞬間に両油室ａ、ｂが遮断さ
れ、油室ａの油圧が急激に上り、ベーン８に右回転方向
への衝撃的な回転力を与える。

上記のように油室３の油圧が上ったとき、その油圧は連
通路２３を経て弁体１８の先端で絞られた弁口２２を通
り、連通路２４から油室すに流入して油室ａ、ｂの圧力
差の一定以上の上昇をおさえシリンダ７が引き続き回転
する。

シリンダ７が１回転する毎に上記の作用が繰り返され、
出力軸１２に衝撃的トルクを附加してナツトを締付ける
。

また、ナツトを弛める場合はレバー４を逆転にしてエア
モータを逆転させると油圧伝動機Ａが逆転してナツトを
弛める。

このとき、シリンダ７が第２図に向って左回転するので
、ロータ６の突条１６とベーン８がシリンダ７の突条１
４．１５に一致したとき油室すの油圧が急激に上る。こ
のため、スリーブ２７は、その後部に連通路２５を介し
て加わる油室すの油圧の働きと、連通路２４から連通路
２３へ向う油の流れにより弁口２２側へ引かれて前進し
、連通路２４と弁口２２を遮断するので油室ａ、ｂ間の
油の流通は阻止される。

従ってロータｂには最大トルクに近いトルクか働く。

この発明は上記のようにリリーフ弁の弁体をニードル弁
体として締め付は時のリリーフ弁の流量を正確に設定で
きるようにしたので、締め付はトルクのバラツキが少な
くなる。

また、ナツトなどを緩めるさいはリリーフ弁の弁口かス
リーブで自動的に閉じられるので、緩めるさいのトルク
は最大トルクに近くなり、固く締ったナツトやボルトも
容易に緩めることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明のトルクレンチの要部縦断側面図、第
２図は第１図Ｉ−Ｉ線の拡大縦断後面図、第３図はＩＪ
　ＩＪ−フ弁の拡大縦断側面図である。 ６・・・ロータ、７・・・シリンダ、８・・・ベーン、
１２・・・出力軸、１８・・・弁体、１９・・・大径部
、２７・・・スリーブ、ａ、ｂ・・・油室、Ａ・・・油
圧伝動機−Ｂ・・・リリーフ弁。 特許出願人　　日本ニューマチツク工業株式会社同　　
代理人　　　鎌　　　１）　　文　　二第１図 第３図 手続補正書（自船 昭和５８年６月２７日 特許庁長官　若杉イロ夫　殿 １、事件の表示 昭和５８年特許願第８８　ｔＪ　ｌｊ　４号２　発明の
名称 トルクレンチ ３、補正をする省 事件との関係　持許出ＩＱＥ４人 住所　　　大阪市東成区神路４丁目１１番５号氏名酩（
シ、）　　　　日本二コーマナノク工業株式会社５゜ 昭和　　　　年　　　　月　　　　［１（発送日）６、
補正により増加する発明の数 捕　　正　　の　　内　　谷 １、明１■潜の「・特許請求の範ｉ４１　Ｊ全別紙の岨
り鋪正します。 ２、明４用鱒第グ頁６行目／ｌ）ら７１斤口の「この４
Ｔ−１本・・・・ロータの」金１シリンダの」と抽１Ｅ
Ｌ１す。 ３、同第グ頁と行目の「油の　・　スリーブが」を「油
の逆流により」と浦正し丑す。 ４、同君弘頁９１″Ｔ目の「−注口τ閉、國する」？「
弁口が閉頂さｎる」と補正し貰す。 ５、同石グ負／　２　ｔｒ　Ｉｆの「にボす一実施例」
をｒｉ己の１．！１シ帰正し笠す。 「の端７図ないし第３図に示す東／の実施例−１６、同
病グ貝７３行目の「図（Ｉζおいて」を「４７図におい
て」と補正します。 、同鴫と頁／ｆ行目と／　９　ｎ　１．−１の間に下記
の、由りｍ人します。 ［君グ図は第１の実施例金示すもので、弁体１ｄケスリ
ーブ２９と−４（（′ζしたもので、弁体°１８と大径
部１９ｔ・ま別体となり、大住部１９０目げ部に設けた
装羽１１２ｄに升１杢１８のス、す〒、ブｚ９が遊１丙
し、スリーブ内ｑよ細孔３１〕により弁室１７に建直し
ている。その他の４再漬ｖ′ｉ弼／図ないしｑ３３図の
構造と全く同じである。 この実ｌｉ面例の場合も＠／の実施例と同様にナラ）−
などの７諦め１寸は時Ｖこあ−いて：は油室αの油は、
、ＢＢ　ＩＩ！ｉ路ｔｉ　：３カラ弁ｆＤ　ｌ　２　ｋ
　、ｔｉｆｌり連ａ＋ｔｇ２４から油室すに流入して油
室α、ｂの圧力差の一定以」二の」二昇金おさえる。 ｆ、た、ナツトなどを弛める場合、油室すの油圧が」−
ると、連ｊ瓜路２５τ介してノ朋わる油室すの油圧の働
きと、連、也路２４から連通路２３へ問う油の６ｆｊれ
により弁体１８が弁１コ２２の方へ移動１−で弁口２２
を遮断する。」 ８、同第９貞グ行１」の「スリーブＣ」を「スリーブま
たはＪＰ体自身によって」と而正し捷す。 ９、同ジ（λ？頁／／ｆ１目の「叫「酊図でめる。」を
っぎυ１屯やｆ重工し凍す。 ｒ’　１＋１１１而図、治グ１ｇ＋　ｒｉ′ｉＩＪリー
フ升の他の実施例を示す側ｔｒｉ図である。」 １０、　＋ｘ”；　＝図ｅ　８１１紙の弗９追加Ｌｔす
。 特許請求の範囲 エアモータなどの駆動源によって部側さｎるシリンダ内
に出力画τ、１枢動するベーン付ロータを設け、ロータ
に対してシリンダが所定角度ｉ、ｒｊｌ　！５力゛Ｊ−
る苺にロータとベーンにより仕切ら７′したｌ由堅内Ｇ
す７ｉ４１圧封じ込め作用により出力軸に１耐撃的トル
りを加えるようにするとともにロータとベーンによりＵ
：切られた高圧側の油室と低１−ＥＩＩＩＩＩの油室と
ｆ　ＩＪ　リーフ弁により叱連δぜるよう（・でした油
圧云甲カセ＆　ｋ　’刊いるトルクレンｔＫ２いて、リ
リーフ弁の弁体ケ二−ドル弁形とし、シリンダの逆ｊ麻
時におけるｌ出の逆流によ先ニードル弁で絞りれている
弁口恋￥月禎さｎるように侮成したトルクレンチ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エアモータなどの駆動源によって駆動されるシリンタ内
   に出力軸を駆動するベーン付ロータを設け、ロータに対
   してシリンダが所定角度回動する毎にロータとベーンに
   より仕切られた油室内の油圧封じ込め作用により出力軸
   に衝撃的トルクを加えるようにするとともにロータとベ
   ーンにより仕切られた高圧側の油室と低圧側の油室とを
   リリーフ弁により連通させるようにした油圧伝動機を用
   いるトルクレンチにおいて、リリーフ弁の弁体をニード
   ル弁形とし、この弁体の外側に移動自在のスリーブを嵌
   合して、シリンダの逆転時における油の逆流により前記
   スリーブがニードル弁で絞られている弁口を閉鎖するよ
   うに構成したトルクレンチ。