JPS59214560A - 研削研摩装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、研削具又は研摩具が品物（被加工物）の面
に倣って移動することにより、研削又は研摩加工をする
装置に関するものである。

例えば、機械加工後の金型などの加工表面には、工具に
よる小さな傷や突起などが発生し、残存している。ＮＯ
工作機械の発達により、極めて複雑な曲面が短時間で加
工されるようになってはきたが、加工後の殆んどの場合
、加工表面の蝦疵をとり除くために、研削又は研摩工程
を施さねばならない。かような複雑な曲面に生じた珊疵
に対し、本来製品としであるべき曲面を得るには、殆ん
ど手作業による勘によって研削研摩作業を行なっており
、熟練者をしても多くの労力と時間を必要としているの
が現状である。例えば、ＮＯマシニングセンターにより
、ボールエンドミルで行なわれる型彫り工程による製品
で、ボールエンドミルの通過経路（カッターパス）のピ
ッチを極端に狭クシ、更にあらかじめ多数用意しておい
た研削研摩具を頻繁に交換しつつ、核ピッチ間を可能な
限り細分化した経路をたどらしむるようなＮｏプログラ
ムを組めば処理が可能であろうが、プログラム製作もそ
の実行も多大の時間がかかり容易なことではない。

本発明は、かかる研削研摩工程を大規模な設備又は準備
を要することなく簡便に行なうことを目的としたもので
、研削研摩を実施する部分の高さの差にかかわらず一定
の押圧力で研削研摩具を被加工物にあてがい、上下、前
後あるいは左右に運動させることにより、恰も研削研摩
処理後の任意の曲面に倣５が如く作用する研削研摩装置
を提供し、従来の欠点を補う、ものである。

内 この発明は、任意の外断面形状と、円ｎ面形状を有する
筒状ケーシングと、該筒状ケーシングに内蔵され空気圧
力により駆動される回転軸とからなり、該回転軸の一端
に研削研摩具の取付機構を有し、他端に前記回転軸に垂
直に設けられ両面から受圧可能な受圧面を有し、該受圧
面の両面にかかる空気圧力を個別に制御し得る研削研摩
機を複数個集め、任意の形に束ねた集合体として前記ケ
ーシングを相互に固定し、各ケーシングに内蔵される前
記回転軸を同時に駆動しつつ、該回転軸に取り付けられ
た研削研摩具を被加工物の任意の曲面に対し一定の押付
圧力で倣わせ得て、かつ、前記集合体が任意の方向に移
動する際に研削研摩具が被加工物の曲面に軸的に倣い得
る機能をもつ研削研摩装置である。

次に、かかる本発明の具体的な実施例を図によつ℃説明
する。すなわち、第１図にみられるように、任意の平面
形状を有するケーシング１内に二つの密閉されたシリン
ダ２，３を個別に設ける。このシリ／ダ２，３妃は回転
軸４を貫通するとともに、該回転軸４の一端にはシリン
ダ２に密合する受圧板５を垂直に設け、ケーシング１に
突出する他端には研削研摩具６を着脱自在に取り付ける
。また、シリンダ３内には回転軸４に軸着するタービン
７を設ける。そしてシリンダ２，３の上部および下部に
、外部から通ずる空気孔８．９．１０．１１をそれぞれ
ケーシング１に設け、かつ、空気孔８，９には圧力制御
装置１２．１３を、また、空気孔ｌＯには流量制御装置
１４が設けられる。なお、研削研摩具６は軸１５の一端
に固定され、該軸１５の他端を止具１６にて回転軸４に
係止される。

この発明によれば、圧力制御装置１２．１３および流量
制御装置１４を作動すると、研削研摩具６は回転しなが
ら上下動（往復動）する。　すなわち、受圧板５はシリ
ンダ２に密合しているから、該受圧板５の上下側に圧力
媒体の流入により研削研摩具６に押圧力を与える作用を
する壁間１７と研削研摩具６を引き込む作用をする空間
１８を） 密に構成する。押圧力空間１７に対゛しては圧力制御装
置１２がら空気孔８により圧力媒体が作用し、引込み用
空間１８に対しては圧力制御装置】３がら空気孔９によ
り圧力媒体が作用する。そして、タービン７には流量制
御装置１４により空気孔１０゜１１０順に流れる流体、
特に圧縮空気が作用し、該タービン７が廻されて研削研
摩具６に回転を与えるが、その軸方向の位置はシリンダ
２の中の受圧板５の位置に依存する。第２図および第３
図は、以上のような構成および作用を呈する装置を、複
数個を束にした集合体を結合バンド１９で相互に固定し
た装置の正面図および底面図を示したものである。本発
明の実施に際しては、引き込み用空間１８に通ずる圧力
制御装置１３を零（ゼロ）圧力とし、　次に選択した研
削研摩具６の粒度や結合変によって決まる研削研摩作業
に与える押圧力ｆをシリンダ２の断面積Ｓで除して得ら
れる圧力Ｐを、圧力制御装置１２に設定する。したがっ
て、受圧板５は下降し、研削研摩具６は最も突き出た状
態となる。次に流量制御装置１４を開いてタービン７を
廻わす。以上の状態となった装置全体を手持ち又は縦型
フライス機械のような単純な機械の主軸部に取り付ける
。

なお、符号加のような任意の曲面をした被加工物に押し
あてて、押圧力１以上の力で上下の位置決めをし、装置
又は被加工物加を前後左右に移動すれば、研削研摩具６
は回転軸４又は受圧板５のストローク範囲内で被加工物
加の曲面に応じた繰り出し量を自動的に与えられ、しか
も一定の押圧力ｆにより研削研摩作業が行なわれる。研
削研摩作業が終了すれば圧力制御装置１３を零圧力とし
、圧力制御装置１３により適度な圧力を空間１８に加え
れば、研削研摩具６は引き込まれ全工程が終了する。

なお、第４図には本発明による他の実施例の縦断面図が
示されている。これによると、ピストンロッド２１の上
端に受圧板５が固定され、下端にはタービン７を軸受ｎ
にて遊設内蔵したカプセルｎを螺合したもので、空気孔
１０はピストンロッド２ＨＱ内空孔別からカプセル膿に
通ずる。

他の構成は前述の実施例と同様であるが、ピストンロッ
ド２１は回転軸４のように回転はせず、ただタービン７
を内設したカプセルるとともに上下動（往復動）するだ
けである。　なお、符号５はピストンロッド２１を支承
する軸受、あはオーリングを示す。

人間が手作業により切削加工面を仮りにサンドペーパー
で仕上げ研削又は研摩をするならば、サンドペーパーを
一定押圧力で該加工面に押し付けながら小刻みに前後左
右に動かしながら仕上げを進めてゆく。小刻みに前後左
右に動かすことの機械化は、小径の軸付き砥石などの研
削研摩具６を回転させればその機械化は実現できる。あ
る程度の柔軟性をもつサンドペーパーによって曲面全体
を覆うことは、サンドペーパーを小片に切り分は同じ押
圧力で該曲面に押しあてても同様であるが、本発明によ
る研削研摩装置は、恰も切り分けたサンドペーパーの如
く加工曲面を覆う効果を生じ、高能率の研削研摩作業が
可能となる。また、差動トランス等の位置検出器により
、ピストンの位置を検出し得るようにした研削研摩装置
と、同じく位置検出装置の設けられたＸＹテーブルとの
組み合わせと、マイクロプロセッサ制御装置により更に
高度な研削研摩ノウハウ、例えば加工物上のある距離に
含まれる上に、凸の部分を選択的に流量制御装置を開い
て′タービンの回転を上げ、又は押圧力を上げる等をプ
ログラムとして組み込むことも可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は縦断面図、第２図は実施態様を示す説明図、第
３図は同じく底面図、第４図は縦断面図である。 図中、符号１・・・ケーシング、２および３・・・シリ
ンダ、４・・・回転軸、５−・・受圧板、６・・・研削
研摩具、７・・・タービン、８．９１（１および１１）
１１・・・空気孔、１２および１３・・・圧力制御装置
、１４・・・流量制御装置、１９・・・結合バンド、加
・・・被加工物を示す。 特許出願人　松本精機株式会社 第１図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　任意の外断面形状と、円形内断面形状を有するケー
   シングと、該ケーシングに内蔵され空気圧力により駆動
   される回転軸とからなり、該回転軸の一端に研削研摩具
   の取付機構を有し、他端には両面から受圧可能な受圧面
   を有し、該受圧面の両面にかかる空気圧力を個別に制御
   し得る研削研摩装置。 ２　任意の外断面形状と、円形内断面形状を有する筒状
   ケーシングと、該筒状ケーシングに内蔵され空気圧力に
   より駆動される回転軸とからなり、該回転軸の一端に研
   削研摩具の取付機構を有し、他端には両面から受圧可能
   な受圧面を有し、該受圧面の両面にかかる空気圧力を個
   別に制御し得る研削研摩機を複数個集め、任意の形に束
   ねた集合体とし゛て相互に固定し、各ケーシングに内蔵
   される前記回転軸を同時に駆動しつつ、該回転軸に取り
   付けられた研削研摩具を被加工物の任意の曲面に対し一
   定の押付圧力で倣わせ得て、かつ、前記集合体が任意の
   方向に移動する際に研削研摩具が被加工物の曲面に動的
   に倣い得る機能をもつ研削研摩装置。