JPS59212122A - 変形缶の整形方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、変形した缶の整形方法および装置に関する。

一端が開放した缶の整形方法としては鈑金による方法が
知られているが、この方法は多大の労力を必要とし、か
つ非能率的である。

更に、ドラム缶のような閉じた缶の場合ζこは、空気を
口金から缶の中へ注入する方法が用いられている。この
方法はきわめて簡単であるが、小さな凹凸を矯正するこ
とが困難であり、比較的に大きな凹凸の場合も空気を抜
くと元の形に少し戻るため整形の効果が減じられる。更
に、輪帯が変形しているものはこの方法では整形不可能
である。

本発明の目的は上記の欠点゛−のない整形方法および装
置を提供することである。

次に、図を参照して本発明の詳細な説明する。

第１，２図には、本発明による変形ドラム缶１用整形装
置が略示されている。この整形装置は主として、回転す
るロール２と、往復運動する定盤３と、回転自在の２個
のガイドロール４とからなっている。

ロール２は軸受５，６を介して箱状フレーム７に回転可
能に支承されている。ロール２の端部を支承する軸受５
は自動調心軸受として形成されている。ロール２のほぼ
中央部を支承する軸受６は軸受台８に担持され、この軸
受台にはシリンダ９のピストンロンド１０が連結されテ
ィる。軸受台８はフレーム７の図示していない案内溝に
沿って上下に摺−可能に案内されている。

フレーム７に固定されたシリンダ９に圧力媒体を給排す
ることによシ、ロール２は軸受５を中心に矢印１１の如
く傾斜する。

第１図において、ロール２の左側部分はドラム缶１の底
まで達し、ドラム缶の内面形状と対応する形に形成され
ている。即ち、ロール２はドラム缶の輪帯１′に対応す
る部分にリング状の凸部２′を有する。このロール２の
駆動装置については後述する。

ロール２０両側には回転自在のガイドロール４がそれぞ
れ１個づつ設けられている。このガイドロールはロール
２と平行で、そしてロール２と同様にドラム缶の形状と
対応する形に形成されている。この場合、第１図ではカ
イトロール４が３つの部分に分割されているが、ドラム
缶の輪帯１′と対応する部分に隣を設けた細長い一本の
ロールとして形成することもできる。更に、第１図では
ガイドロール４がその軸４′に固定され、この軸４′が
軸受１２を介して枠組状フレーム１６に回転可能に支承
されているが、ガイドロール自体をその内部に設けた軸
受を介して軸４′１こ回転可能に支承し、そしてこの軸
４′をフレーム１′５に固定してもよい。ガイドロール
４の端部にはドラム缶１のためのストッパー１４が固定
されている。

ロール２とガイドロール４の下方には、前記の定盤３が
水平に設けられている。この定盤はその下面に椴付けら
れたロニラ１５を介してレール１６上を走行する。更に
、ガイドロール４と同様に、定盤３にはドラム缶１０輪
帯１′と対応する溝が形成されている。

この定盤６を往復させるために、定盤３の下面にランク
１７が取付けられている。このラックは４１１１８に固
定したピニオン１９とかみあっている。ラック１７およ
びビニオン１９の代シにチェーンとスプロケットを用い
てもよい。軸１８は軸受２０を介して箱状フレーム７１
こ回転ｏＴ能に支承され、かつ歯車２１とスプロケット
２２全担持している。歯車２１はロール２を駆動するた
めにそれに同定した歯車２５とかみあい、スプロケット
２１はチェーン２４を介してモータ２５と連結されてい
る。このモータは減速装置と逆転装置を内蔵している。

更に、ドラム缶１をストッパー１４に押しつけるために
、押圧装置２６が枠組状フレーム１３に取付けられてい
る。この押圧装置は先端にローラ２７を備えたレバー２
８とこのレバーを操作するシリンダ２９とからなってい
る。

上記構造の整形装置では、トラム缶１０セットを容易に
しかつドラム缶を定盤３に対して押圧するために、ロー
ル２が自動調心軸受５を中心に傾斜することができるよ
うに構成されているが、この代りに、ロール２を定盤３
に対して平行移動させるようにしてもよいし、またロー
ル２を固定して定盤３をロールに対して平行移動させて
毛よい。

次に、上記の整形装置によるドラム缶の整形方法ｌこつ
いて説明する。ドラム缶１を整形装置にセットする前の
状態では、ロール２がシリンダ９番こよって持上げられ
て軸受５を中心にやや上方へ傾斜していて、そして押圧
装置２６のしバー２８がシリンダ２９によって引張られ
て上方へ旋回している。一端１′が開放しているドラム
缶１、即ちいわゆるオープン缶を矢印３ｏ方向から、図
示していない適当な機構によって自動的にあるいは手動
でセットする。開放端部１′をストッパー１４に当接さ
せた後で、シリンダ２９？こよシレバ−２８を下方へ旋
回させてドラム缶１の地板を押圧する。同時に、シリン
ダ９によシロール２を押し下げて、ドラム缶の胴部を適
切な力で定盤３に対して押圧する。この場合、ロール２
が下がシナぎないようｌこするために、ストッパーのよ
うな適宜な手段によってロール２を支持することができ
る。

コノ状態テ七−タ２５を作動させると、第２図に示すよ
うに歯車１８が矢印３１方向に回転して定盤３を矢印３
２の方向へ水平移動させ、同時に歯車２１．２３を介し
てロール２を矢印３２の方向へ定盤とほぼ同じ速度で回
転させる。これによシ、ドラム缶１は第２図において反
時計回りに回転しながら整形される。ドラム缶１が１回
転以上回転した後、逆転装置によりロール２０回転方向
と定盤６の移動方向を切換え、ドラム缶を反時計回勺に
回転させて整形する。定盤３のこの往復動作を１．２回
行うことによってドラム缶の凹凸は完全に矯正さノＬる
。整形終了後は、シリンダ９，２９Ｉこまってロール２
とレバー２８を作動させてからドラム缶１ｆｔ取外す。

次に、両端が閉じている普通のドラＬ、缶の整形方法に
ついて説明する。この場合は先ず、変形ドラム缶の天板
を巻締部のところから切断し、その胴部を上記の整形装
置によって整形し、そしてこの整形した缶に天板を溶接
する。この場合、天板の切断および溶接は適当な装置ま
たは手動で行われる。更に、天板を切断する前ｌこ、チ
ャイムマシンと呼ばれる巻線部整形装置によって巻締部
を真円状に整形してもよいし、また天板溶接の前に、天
板と胴部の溶接部分を揃えかつ研磨することができる。

更に、溶接後ドラム缶を塗装してもよい。

以上のように、本発明では変形缶の胴部を少なく共１本
のロールと定盤の間に挾み、このロール／およびまたは
定盤を回転もしくは往復させることによシ、胴部の凹凸
を矯正するので、変形缶を簡単かつ効率的に整形するこ
とができ、しかも凹凸を完壁に矯正して平滑にすること
ができる。更に、変形缶の天板を切断し、その胴部を前
記の方法で整形し、そして天板を再び溶接することによ
シ、通常のドラム缶を整形することができる。この方法
の場合には、小さな凹凸も矯正可能であシ、輪帯が変形
した缶も整形可能である。この方法を用いて整形したド
ラム缶はその後の塗装−こよって新しいドラム缶と全く
変らぬように再生される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による整形装置の部分破断正面図、第２
図は第１図の■−■線に沿った拡大断面図。 ２骨・・ロール ６・・・定盤 ４・・・ガイド口−ル

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （リ　変形した缶の胴部を少なく共１本のロールと定盤
   の間に挾み、このロールおよび／または定盤を回転もし
   くは往復させることによシ、胴部の凹凸を矯正する、変
   形缶の整形方法。 （２）変形した缶、特にドラム缶の天板を切断し、その
   胴部を少なく共１本のロールと定盤の間に挾み、このロ
   ールおよび／または定盤を回転もしくは往復させること
   によシ、胴部の凹凸を矯正し、そしてこの整形した缶に
   天板を溶接する、変形缶、特着こ変形したドラム缶の整
   形方法。 （３）変形した缶の胴部を少なく共１本のロールと定盤
   の間に挾み、このロールおよび／ｌたは定盤を回転もし
   くは往復させることによシ、胴部の凹凸を矯正する、変
   形缶の整形方法を実施するための装置において、缶（り
   の内側に配置した回転するロール（２）と、缶の内側お
   よび／または外側に配置した回転自在のカイトロール（
   ４）と、前記ロール（２）と協働して缶の整形を行う、
   ロールとほぼ同じ速度で往復運動する定盤（３）とを備
   えたことを特徴とする装置。 （４）　　ロール（２）が定盤（３）に対して抑圧可能
   であることを特徴とする特許 ３項記載の装置。