JPS5920884Y2 - 心押台のセンタ中心線調整装置 - Google Patents

心押台のセンタ中心線調整装置

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JPS5920884Y2
JPS5920884Y2 JP17791579U JP17791579U JPS5920884Y2 JP S5920884 Y2 JPS5920884 Y2 JP S5920884Y2 JP 17791579 U JP17791579 U JP 17791579U JP 17791579 U JP17791579 U JP 17791579U JP S5920884 Y2 JPS5920884 Y2 JP S5920884Y2
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JP
Japan
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center
sleeve
cam
lever
piston
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Application number
JP17791579U
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English (en)
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JPS5694203U (ja
Inventor
利明 三枝
Original Assignee
株式会社大隈「鉄」工所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は心神台スリーブの偏心位置にセンタを取付け
、スリーブを回転させることによりセンタ位置を変化さ
せて工作物のテーパを調整する心神台のセンタ中心線調
整装置の改良に関する。
センタで工作物を保持する研削盤、旋盤等においてセン
タ位置が主軸中心線と一致していない場合或いは支持さ
れた工作物が長手送り方向と平行でない場合には工作物
にテーパを生ずる。
これを補正調整するため従来から種々の方法が考えられ
ているが偏心を用いた方法として心神台スリーブの外径
とセンタ穴を偏心せしめセンタ穴中心を上下左右に調整
して主軸中心線と一致させる方法が用いられている。
しかしその調整方法が複雑で多大の時間を要し、又手動
による微調整しか行なうことができなかった。
更に油圧駆動源を有するものでは駆動源としてシリンダ
・ピストン機構を採用しておりその油温変化による熱影
響があって工作精度に悪影響をおよぼすことが多々あっ
た。
また調整用油圧シリンダを有する実開昭 49−142876号が知られているが、このものは調
整機構を組込むため心神スリーブ、本体に切欠き部が設
けられていて剛性上好ましくない、本考案はこれらの欠
点を解決して所望の調整装置を提供することを目的とし
ている。
即ち心神台本体の外部に設けられた流体圧で駆動される
ピストンによりカム軸を旋回させてカムロッドを微動さ
せ、カムロッドのロッド部を貫通して心神台スリーブ軸
と平行に摺動可能な小軸を有するレバーをスリーブ軸に
連結してレバーの回動でスリーブ軸・センタを回動させ
るとともにスノーブと一体に前進・後退を可能ならしめ
、又ビス1ヘンを作用させる油室を連通させる油圧回路
を設けて手動による調整を可能とし、拡大機構を通して
調整量を目盛板にて読み取り可能に表示させることを特
徴としたセンタ中心線調整装置である。
以下この考案の実施態様を図面に基づいて説明する。
第1図において心神台本体1にスリーブ2が摺動自在に
かつ回転可能に装嵌されていて、その先端部にスリーブ
軸に対して偏心してテーパ穴3が穿設されこれにセンタ
4が挿入されている。
該スリーブ2のテーパ穴3の反対側の端にはレバー5か
゛固定されており、このレバーは心神台本体内で旋回可
能である。
本体1の側壁に外設されたスリーブ移動用駆動部6のピ
ストン7のロッド8が前記レバー5を貫通してスリーブ
2の後端の穴9内部に達している。
ピストン7の貫通穴10の後端にはばね力調整ねじ11
が設けられており、スリーブ軸心の穴9とピストンロッ
ドの貫通穴10に介装されたばね12の圧縮量を決定す
る。
そしてビス1〜ンロツド8の先端に固着されたカラー1
3によりピストン後退時にスリーブ2を引き戻す。
前記レバー5の先端には小軸14がスリーブ2の主軸に
平行して同一水平面内にキー着されており、スリーブ軸
を中心として回動すると共にス)−ブと共に前進、後退
することができる。
第2図に見られる通り本体1の内入15に下方より挿入
されたカムロッド]6の円筒状頭部]7の中央部におい
て前記小軸14が摺動自在に直交嵌入している。
従って駆動部材6のビス)・ン7によってスノーブ2が
移動されたときはこの小軸14は共に移動される。
該カムロッド16の円筒状頭部17の外周と本体1の内
孔15との間には相当の隙間が設けられていてレバー5
の旋回時のスリーブ軸心とカムロッド間の距離の変化に
対処している。
そして円筒状頭部17の両端付近においてそれぞれOリ
ンク゛18を近設して一七記隙間をうめ、カムロッド1
6を浮遊的に支持している。
円筒状頭部17の下端は第3図のようにコ字状のカム接
触部19を形成しコ字状部の」二下両面にカムフォロア
20が突設されている。
又本体1の側壁には軸受部21がスリーブ軸に直交する
方向にブラケッ1〜25を介して締着されており、これ
に軸承されたカム軸22の内方端部には偏心カム23が
設けられていて前記カムフォロア20に接触している。
一方カム軸22の右方端部にはピニオン24がキー着さ
れている。
そして右端は後述のシリンダの外側に突出して指針47
を固設し、該指針に対設されたシリンダに添付の目盛板
48によって偏心量を読みうるように構成することもで
きる。
第4図において前記軸受部21のブラケット25に前記
カム軸22と直交するように本体1の外部に取付けた回
転駆動用シリンダ26はその軸心がスリーブ軸に平行に
設けられている。
そしてその両端開口部にはそれぞれ蓋27及び28が締
着されており該開口部近くに設けられた油路29及び2
9′と共に断面積の等しい油圧室を構成している。
前記シリンダ26の内面には回転駆動用ビスI・ン30
が摺動自在に嵌装されており、その側面には前記ピニオ
ン24と噛合うラック31が軸方向に有効長だけ刻設さ
れている。
このピストン30には穴32が穿設されており、該穴に
はビス1〜ンの左行端を規制するス1ヘツパを兼ねる手
動ねじ棒33が遊嵌されているとともに後述のロッドの
中心に空気穴が穿設されている。
そして該ねじ棒33は前記蓋27の雌ねじと螺合しねじ
棒33の突出端にはゆるみ止めナツト34が螺設されて
いる。
そしてねし棒によってテーパ補正の手動調節を可能なら
しめている。
又ビスI・ン30の他端にはロッド35が連結され、前
記蓋28を貫通して制御箱36の内部に達している。
その先端には指針37が上向きにキー着されている。
蓋28に固設された制御箱36の上面にはロッド35と
平行に設けた窓に目盛板38が貼付けてあり、前記指針
37の位置に関連して目盛が刻設されていて指針37の
移動量から心神軸の半径方向の微小移動量を読み取れる
ようになっている。
指針37の動きの両端にはそれぞれ移動を制限するため
のリミツ1〜スイッチ39.40が配設されている。
第5図において手動補正のときシリンダ26の画室を連
絡する絞り41とセンタ4に支えられた工作物を切込方
向に移動させる側の油路に流量を異にする2つの流量調
整弁42、この流量調整弁42の何れかを連通させる2
位置切換弁43、各流路にそれぞれ設けられた流量調整
弁44、パイロット逆止弁45、および流路を圧油源と
排油側の切換えおよび排油側のみにする3位置切換弁4
6が設けられている。
次にこの考案の作用について説明する。
自動調整にあたり先づ手動ねじ33を左へ後退させる。
そして調整の当初偏心量の多いときは流量調整弁42の
高速側に2位置切換弁43と3位置切換弁46を切換え
る。
流路29に圧力流体を送り込む。その流体圧力により回
転駆動用ピストン30がシリンダ26の内面を摺動して
そのラック31によりピニオン24を介してカム軸22
がカムとともに回動される。
それに伴ないカムフォロア20が軸方向上下に移動させ
られる。
この動きがカムロッド16を通じて小軸14に伝えられ
レバー5を回動させる。
そのレバー5の回動によってスリーブ軸を回動させるが
小軸14はスリーブ軸心に直交する方向に微動されるた
めカムロッド16の軸心が横方向に微動する。
しかしながら円穴15と頭部17とは相当の隙間が設け
てありかつ円筒状頭部17は弾力性あるOリング18に
よって支持されているため、その圧縮によってその微動
量を吸収することができる。
このようにしてスリーブ2は回動されて急速にセンタ中
心を調整し、その後の微調を2位置切換弁42を切換え
て低速側を連通させて微動で指針37又は47を見なが
ら調整することによりセンタ偏心量の範囲で容易に調整
することができる。
又手動で調整したいときは3位置切換弁46を排油側の
みに切換えて手動ねじ棒33を廻大してピストン30を
摺動させ以下は上記の作用と同じ様にして中心線の調整
を行なうことができる。
以上説明したようにこの考案は工作物のテーパが大きい
場合にに油圧回路の切換により心神台スノーブを高速に
て粗調整を行ない、テーパ量が一定範囲内にある場合に
は低速にて精密調整することが容易に行ないうるちので
試切削時において円筒度を測定しながら行ないたいとき
には手動にても調整することが可能であり又工作物に合
わせて補正原点を移動させることもできるものである。
更に又偏心カムとレバーによる機構のため滑らがな作動
が得られ、心神軸の微小量を拡大して制御する形式によ
って調整量を目盛板に表示できるようにしたので正確な
精度高い寸法管理が迅速にでき長く精度維持が保たれる
更に又油圧駆動源をすべて心神台本体の外部に設置した
ため油温変化による寸法精度への悪影響を減少すること
ができる特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は心神台の縦断面図、第2図は第1図のII −
II線における断面図、第3図は第2図のIIIIII
線における部分断面図、第4図は第2図のIVIV線に
おける断面図、第5図は油圧駆動用の油圧回路図である
。 2・・・・・・心神台スリーブ、5・・・・・・レバー
、14・・・・・・小軸、16・・・・・・カムロッド
、18・・・・・・Oリング、20・・・・・・カムフ
ォロア、22・・・・・・カム軸、24・・・・・・ピ
ニオン、30・・・・・・ピストン、31・・・・・・
ラック、33・・・・・・手動ねし棒、36・・・・・
・制御箱、37.47・・・・・・指針、38.48・
・・・・・目盛板、39.40・・・・・・リミットス
イッチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 偏心位置にセンタを嵌入した心神スリーブにスリー
    ブ軸心線に対して直角方向にレバーを取付け、このレバ
    ーにより心神スリーブを回転させてセンタの中心線位置
    を調整するようになした装置において、前記レバーを心
    神スリーブの後端面に固着し、前記レバーの先端に小軸
    を心神スリーブの軸心と平行に取付け、前記小軸を面接
    触にて摺動可能に直交させるカムロッドを心神台本体に
    遊隙をもって支承し、該カムロッドの心神台本体に支承
    されているロッド部に前記遊隙を除去するための弾力性
    あるOリング状部材を冠設し、前記カムロッドのカムフ
    ォロア部にカム面を線接触させるカム軸を回転可能に設
    け、該カム軸を旋回させるための流体圧駆動ピストン機
    構を心神台本体外に設け、該ピストン機構のシリンダの
    両側の油室を連通させる手段を設け、該連通させる手段
    で連通したとき前記ピストン機構のピストンを手動で移
    動させる手動操作部材を設け、工作物を切込方向に移動
    させる側の油路に流量を異にする2つの流量調整弁を設
    け、該2つの流量調整弁を切換える切換弁を設けたこと
    を特徴とする心神台のセンタ中心線調整装置。 2 実用新案登録請求の範囲第1項記載のピストン機構
    は該ピストンの移動量を心神軸の半径方向の微小移動量
    に変えて表示する機能を有するもの。
JP17791579U 1979-12-21 1979-12-21 心押台のセンタ中心線調整装置 Expired JPS5920884Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5694203U JPS5694203U (ja) 1981-07-27
JPS5920884Y2 true JPS5920884Y2 (ja) 1984-06-18

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