JPS59206417A - ポリ−1−ブテン樹脂製パイプ - Google Patents

ポリ−1−ブテン樹脂製パイプ

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JPS59206417A
JPS59206417A JP58081016A JP8101683A JPS59206417A JP S59206417 A JPS59206417 A JP S59206417A JP 58081016 A JP58081016 A JP 58081016A JP 8101683 A JP8101683 A JP 8101683A JP S59206417 A JPS59206417 A JP S59206417A
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JP
Japan
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poly
resin
butene
crystal
transition
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JP58081016A
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Masaki Kamiyama
政樹 神山
Tsutomu Igarashi
力 五十嵐
Kunisuke Fukui
福井 邦輔
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高剛性、耐クリープ特性、耐衝撃性および結晶
転移速度の大きいポリ−1−ブテン樹脂製パイプに関す
る。
従来より給水・給湯用配管材料としては亜鉛鍍金鋼管、
銅管あるいは鉛管などの金属管が使用されているが、鋼
管の場合は錆による赤水あるいは黒水の発生、鋼管の場
合は電蝕によるピンホールの発生あるいは青水の発生な
どの欠点があり、新しい配管材料が求められている。
すでに一部では錆、電蝕によるピンホールが発生しない
ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリ−1−ブテン等の
合成樹脂管が使用されつつある。中でもポリ−1−ブテ
ンは耐圧強度、高温での内圧クリープ耐久性、高・低温
特性、耐摩耗性等に優れ、可撓性にもすぐれることから
給水・給湯管用として最も好適な樹脂の一つである。
しかしながら、ポリ−1−ブテン樹脂で成形したパイプ
の剛性、クリープ特性、衝撃強度等の機械的強度の一層
の向上が望まれている。
更に、ポリ−1−ブテン樹脂は、その熔融物から固化す
ると初めて準安定な■型(正方晶系変態)をとり、続い
て数日間に渡ってゆっくりと安定な■型(六方晶系変態
)に結晶転移をすることがしられており、■型の状態で
は成形品が柔らかいのでその間に輸送等により変形を受
けたままI型に結晶転移をすると変形が残留し、製品と
して価値がなくなるので、結晶転移が終了する迄の間は
、成形品の取扱いに苦慮している。ポリ−1−ブテン樹
脂のかかる問題である結晶転移を促進させる方法として
、成形方法で解決するもの(特開昭47−4292号)
、添加剤により解決するもの(特開昭57−36140
号、特開昭57−92038号)などが提案されている
が、いずれも一長一短があり、か宛らずしも満足できる
ものはなかった。
本発明者らは−、ポリ−1−ブテン樹脂自体の改質を検
討した結果特定の性状を有するポリ−1−ブテン樹脂を
用いることによってこれらの問題を解決できることを見
い出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち本発明は、 (A)極限粘度面が1.5ないし4.(Jcll/g、
(B)重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)
との比MW/Mnで表わされる分子量分布が6に)。
下、 (C)アイソタクチック値が95%以上、であることを
特徴とするポリ−1−ブテン樹脂製パイプである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明のパイプに使用するポリ−1−ブテン樹脂は、通
常1−ブテンの単独重合体が好適であるが、少量の他の
α−オレフィンとの共重合体でもよい。これらのα−オ
レフィンとしては、例えばエチレン、プロピレン、■−
ペンテン、l−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、
4−メチルペンテンなどを例示することができる。
本発明で使用するポリ−1−ブテン樹脂の(mは1.5
ないし4.0dl/gであることが必要であり、好まし
くは2.0ないし3.5a/gである。口が1.5 d
l/gよりも小さくなると耐クリープ特性、耐衝撃性が
劣るようになり、また4、0d1/gよりも大きくなる
と成形性に劣り、結晶転移速度の小さいものとなるので
、上記範囲にあることが必要である。
次に、本発明で使用するポリ−1−ブテン樹脂の分子量
分布Mw/Mnは6以下であることが必要であり、好ま
しくは、5.5ないし2.0である。
Mw/’Mnが6を越えると、耐衝撃性に劣ったものと
なるので、6以下であることが必要である。
また本発明で使用するポリ−1−ブテン樹脂のアイツク
クチツク値は95%以上〜好ましくは95.5%以上で
あることが必要である。アイソタクチック値が95%未
満となると、剛性に劣り、結晶転移速度も小さいものと
なるので95%以上であることが必要である。
なお従来よりパイプに使用されているポリ−1−ブテン
樹脂は、極限粘度Mがおよそ2.5ないし4.8 tU
/ g 、 MW/Mnがおよそ6ないし12でかつア
イソタクチック値が94以下である。
なお又、上記のhおよびMnばゲルバーミエイションク
ロマトグラフ法により求めたものであり、アイソタクチ
ック値は500MHz ”C−NMRにより1−ブテン
のメチン基のカーボンのシグナルを用いて定量したトラ
イアドタクテイシティ (triadtac−tici
ty)であり、α−オレフィンとの共重合体においては
α−オレフィンに隣接する1−ブテンのメチン基は除外
した。
本発明で使用するポリ−1−ブテン樹脂には、本発明の
効果を損わない範囲内で通常ポリオレフィンに添加して
使用される各種配合剤、例えば耐候安定剤、耐熱安定剤
、スリップ剤、核剤、顔料、染料、滑剤等を添加してお
いてもよい。
本発明で使用するポリ−1−ブテン樹脂の製造法として
は、例えば、本出願人の出願に係る本出願と同日(昭和
58年5月11日)付特許願()〔1−ブテンの重合方
法〕、又は同特許願()〔ポリ−1−ブテンの製造方法
〕で示される方法を採用することができる。
本発明の方法において、ポリ−1−ブテン樹脂を溶融押
出成形してパイプを成形する方法及び冷却する方法につ
いては、特に限定されず、種々公知の方法、例えば押出
機で溶融後、ストレートへラドダイ、クロスヘッドダイ
、オフセットダイにより管を成形し、サイジングプレー
ト法、アウトサイドマンドレル法、サイジングボックス
法、インサイドマンドレル法により外径を規制しながら
水等により冷却する方法を採り得る。
本発明によるポリ−1−ブテン樹脂製パイプは、剛性、
クリープ特性、衝撃強度が従来のものよりも一層改善さ
れ、かつ結晶転移速度が大きくなったことにより、成形
直後の成形品の取扱いも非常に有利になった。
以下、実施例によって本発明を更に具体的に説明する。
実施例1 くチタン触媒成分(A)の調製〉 無水塩化マグネシウム4.76g (50mmol) 
、デカン25m1および2−エチルヘキシルアルコール
23.4ml (150mmol)を130℃で2時間
加熱反応を行い均一溶液とした後、この溶液中に無水フ
タル酸1.11g (7,5mmol)を添加し、13
0℃にて更に1時間攪拌混合を行い、無水フタル酸を該
均一溶液に溶解させる。この様にして得られた均一溶液
を室温に冷却した後、−20℃に保持された四塩化チタ
ン200m1 (1,8mol)中に1時間に渡って全
量滴下装入する。装入終了後、この混合液の温度を4時
間かけて110℃に昇温し、110℃に達したところで
ジイソブチルフタレート2.68m1 (12,5mm
ol)を添加しこれより2時間同温度にて攪拌下保持す
る。2時間の反応終了後熱濾過にて固体部を採取し、こ
の固体部を200m1のTiCl4にて再懸濁させた後
、再び110℃で2時間、加熱反応を行う。反応終了後
、再び熱濾過にて固体部を採取し、110°Cデカン及
びヘキサンにて、洗液中に遊離のチタン化合物が検出さ
れなくなる迄充分洗浄する。以上の製造方法にて剛性さ
れたチタン触媒成分(A)はヘキザンスリラーとして保
存するが、このうち一部を触媒組成を調べる目的で乾燥
する。この様にして得られたチタン触媒成分(A)の組
成はチタン3.1重量%、塩素56.0重量%、マグネ
シウム17.0wt%およびジイソブチルフタレート2
0.9重量%であった。
く重 合〉 21のオートクレーブを一50’C以下に冷却し、11
の液体の1−ブテン1mmolのトリエチルアルミニウ
ム、0.05mmolのビニルトリエトキシシラン、2
βの水素を添加し、60℃に昇温した後、チタン原子に
換算して0.01mmolのチタン触媒成分(A)を添
加した。60℃で1時間重合した後、メタノールを添加
して重合を停止させ未反応の1−ブテンを除去した。重
合結果は第1表に示した。
次に、該重合体に酸化防止剤を添加して3Q+amφの
一軸押出機により樹脂温度230°Cで混練造粒した後
、ポットプレス温度200℃でl m厚みのシートにプ
レス成形した。
次に該シートを以下の方法により評価した。
引張降伏点応力(kg/cn)  : ASTM D 
638に準拠し、ASTM 4号ダンベルを用いた。
Izod衝撃強度(kg−Cm / cm)  : A
STM D 256に準拠し、ノツチを入れ0℃で測定
した。
耐クリープ性(時間)  : ASTl’l D 29
90に準拠し、引張クリープ性を評価した。試験片 はASTM 4号ダンベルをもちいた。試験温度100
℃、荷重20kgとし、破断するか25%延伸されるま
での時間を 測定した。
50%転移時間(時間):X線回折に より、I型結晶の(110)面反射ピ ーク強度の■型結晶の(200)面反 射ピーク強度に対する比を測定し、 時間経過に伴う強度比の飽和値の2 に達する時間を求めた。
結果を第2表に示す。
実施例2 1βの水素を使用する以外は実施例1と同様に重合と物
性測定を行ない、結果を第1表と第2表に示した。
実施例3 0.1mmolのビニルトリエトキシシランと0.7β
の水素を使用する以外は実施例1と同様に重合と物性測
定を行ない結果を第1表と第2表に示した。
比較例1 0.1mmolのビニルトリエトキシシランと0.51
の水素を使用する以外は実施例1と同様に重合と物性測
定を行ない結果を第1表と第2表に示した。
比較例2 21のオートクレーブを一50℃以下に冷却し、11の
1の1−ブテン2mmolのジエチルアルミニウムクロ
リド、0.32の水素を添加し、50℃に昇温した後1
 mmolの三塩化チタンを添加した。
50℃で1時間重合した後メタノールを添加して重合を
停止させ未反応の1−ブテンを除去した。結果を第1表
と第2表に示した。
比較例3 8βの水素を使用する以外は実施例1と同様に重合を行
ない、結果を第1表と第2表に示した。
比較例4 0.41の水素を使用し、60°Cで重合する以外は比
較例2と同様に重合を行ない、結果を第1表と第2表に
示した。
第  1  表 第2表

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)極限粘度口が1.5ないし4.0dl/ 
    g(B)重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn
    )との比MW/Mnで表わされる分子量分布が6以下、 (C)アイツククチツク値が95%以上、であることを
    特徴とするポリ−1−ブテン樹脂製パイプ。
JP58081016A 1983-05-11 1983-05-11 ポリ−1−ブテン樹脂製パイプ Granted JPS59206417A (ja)

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JP58081016A JPS59206417A (ja) 1983-05-11 1983-05-11 ポリ−1−ブテン樹脂製パイプ
CA000453997A CA1229450A (en) 1983-05-11 1984-05-10 1-butene polymer and its use

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JPS619325B2 JPS619325B2 (ja) 1986-03-22

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