JPS59206145A - 薄帯製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は高速で製造される薄帯を同期して巻取ることの
出来る合金薄帯製造装置に係り、特に、薄帯の先端を磁
力により捕捉して巻取る巻取様に関する。

〔発明の背景〕

永久磁石を巻取胴へ埋込み、２０〜４０ｍ／ｓ程度の高
速度で製造される薄帯の先端を磁力によって捕捉、巻取
る方法は既に公知である。

この方法によれば、永久磁石として希土類金牌金円い、
一体型の巻取胴表層面へＮ、８極交互に埋込み磁力を得
るようになっている。

このため、巻取ったコイル状の薄帯を巻取胴から分離す
るに際し、磁力の影響を受けるための分離方法、作業時
間等で種々の問題がある。分離させる第１の方法は、第
１図に示すように磁力巻取胴６に近接設置した再巻取胴
１３へ巻移す方法である。この方法では、再巻取作業の
ため、薄帯製造を一定時間中断しなければならず、連続
して多量生産を行なう上で致命的な欠点である。

第２の方法は、第２図に示すように巻取胴６の胴外径が
拡縮可能な拡縮型巻取胴を巻取機へ採用する方法である
。この方法では、巻取胴６を収縮状態にさせた後、コイ
ル状の薄帯５を巻取胴長に沿って矢印方向へ抜取るが、
コイル内径部分が巻取胴６の磁力によって強力に吸着さ
れているため、内径部分を円滑に抜き堆ることか難しく
、このため、薄帯５のコイル端面は横づれを生じ、タケ
ノコ状で抜取られる。この横づれによって薄帯５表面に
はスリップ傷が生じ易く、商品価値を著しく損う原因と
なっている。一方、巻取胴６の外周も吸着した薄帯５の
抜取滑りによって傷付、摩耗を生じる。特に、巻取胴６
の表面層には、脆くて離脱し易い希土類金属磁石片が多
量に埋込捷れているので、抜取滑りによる巻取胴６＠１
１の傷付、摩耗及び抜取ショック等は、磁石寿命を著し
く損い、磁石の埋込部分からの離脱要因となるので、毎
分当り約２０００回転に達する高速回転を要求される巻
取胴６にとっては安全上からも好捷しくない。

〔発明の目的〕　　　　　　゛ 本発明の目的は、巻取胴からの薄帯コイル取外しを永久
磁石を埋設した円筒状スプールと共に行なうことができ
る合金薄帯製造装置を提供するにある。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第４図ないし第６図１により
詳細に説明する。

希土類永久磁石１はＮ、Ｓ交互に非磁性金橋（例えば、
アルミ）２内に埋込捷れ周囲を接着剤で固定される。一
方、下端は鋼などの磁性材から彦る円筒リングに接触さ
せて導通し磁気回路を構成させ、磁力低下防止をはかる
。永久磁石１の表層は樹脂又は硬質ゴム等の弾性と耐摩
耗性をもった非磁性材４で皮膜しである。皮膜厚さは厚
くなる程、磁力を低下させるので通常１祁程度が限界で
ある。この皮膜により薄帯５は永久磁石１に直接接触し
ないので永久磁石１の損傷が大巾に低減する。このよう
に、薄帯５を直接巻取る巻胴部分全永久磁石１ｆ！：埋
設した円筒状スプール１１としたので拡縮型巻取胴６に
対して薄帯５のコイルは円筒状スプール１１と共に抜出
しすれば、拡縮型巻取胴６へは即時に新しい円筒状スプ
ール１１を挿入することができる。円筒状スプール１１
の挿入、抜出し作業は昇降シリンダー７、走行シリンダ
ー８、スプール受け９、台車１０等より構成される公知
の専用装置で行なえば良い。

拡縮型巻取胴６の外径との壜台は円筒状スプール１１の
内径となるため、巻取られた薄帯５のコイルは巻堆られ
た状態でタケノコ状にくづれることなく、巻取胴６から
抜出す事が出来る。

このように、従来の永久磁石を埋設した１体型巻取胴か
ら永久磁石１を埋設した円筒状スプール１１と拡縮型巻
取胴６との組合せからなる巻取方法を採用すれば、再巻
取のためラインを停止する心安がなく、設備稼働率を大
巾にアップすることができる。一方、巻取胴６から薄帯
５のコイルを抜出す際に円筒状スプール】１と共に行な
うので薄帯５間の横づれを生ぜず、横づれによる薄帯５
の傷付全完全に防止することが出来る。円筒状スプール
１１と拡縮型巻取胴６間にも収縮時に抜出すことにより
、両者の傷付を皆無にすることが可能である。又、円筒
状スプール１１と共に抜出した薄帯５のコイルは、別設
！（図示省略）の専用巻戻し装置によって、円筒状スプ
ール１１より分離することが可能であるため円筒状スプ
ール１１　、の表層の傷付、摩耗も大巾に低減出来るの
で、表層皮膜した非磁性材４の寿命も向上し、結果的に
永久磁石の保持信頼性を充分確保出来る。

なお、図中１′２は磁力巻取胴、１４は薄帯製造ローラ
、１５は溶湯供給装置である。

〔発明の効果〕

本発明によれば巻取胴からの薄帯コイル取外しを永久磁
石を埋設した円筒状スプールと共に行なうことができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の巻取再巻取方法を示す概念図、第２図は
コイル抜取時のコイル状態を示す断面図、第３図は第２
図の■−■矢視図、第４図は本発明の円筒状スプールの
断面図、第５図は第４図のＶ−■矢視断面図、第６図は
円筒状スプールの抜出方法を示す概念図である。 １・・・永久磁石、２・・・非磁性金属、３・・・円筒
リング、４・・・非磁性材。 代理人　弁理士　高橋明夫

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、溶湯急冷方式により薄帯を製造し、前記薄帯を巻取
   胴の表面に埋設した永久磁石の磁力により捕捉して連続
   的に巻取る薄帯製造装置において、拡縮機能により径を
   変更出来得る拡縮型巻取胴と、永久磁石を表層に埋設し
   裏層を磁性体金属で構成した円筒状スプールとの組合せ
   からなることを特徴とする薄帯金属製造装置。 ２、　前記永久磁石の埋設を前記円筒状スプール側のみ
   に行ない巻取後の前記薄帯を前記円筒状スプールと共に
   拡縮型巻取胴により一括して行なうように構成したこと
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の薄帯製造装置
   。