JPS5920476A - アルミニウム又はアルミニウム合金タンク用防食剤 - Google Patents
アルミニウム又はアルミニウム合金タンク用防食剤Info
- Publication number
- JPS5920476A JPS5920476A JP12784682A JP12784682A JPS5920476A JP S5920476 A JPS5920476 A JP S5920476A JP 12784682 A JP12784682 A JP 12784682A JP 12784682 A JP12784682 A JP 12784682A JP S5920476 A JPS5920476 A JP S5920476A
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- JP
- Japan
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- corrosion
- aluminum
- soln
- tank
- water
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- Pending
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- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は環境を汚染しないアルミニウム又はアルミニウ
ム合金タンク用防食剤に関する。
ム合金タンク用防食剤に関する。
従来から液化ガス、液化天然ガス等を貯蔵するためのタ
ンクにアルミニウム合金が使用される。これらのタンク
は完成時に水圧試験あるいは水荷重試験を行って構造、
基礎、バランス等の検査を行っている。
ンクにアルミニウム合金が使用される。これらのタンク
は完成時に水圧試験あるいは水荷重試験を行って構造、
基礎、バランス等の検査を行っている。
アルミニウムは酸性溶液及びアルカリ性溶液中において
、表面被膜の溶解度が大きく全面腐食を発生する。中性
溶液中においては比較的被膜は安定であるが、局部的に
孔食を発生することが多い。
、表面被膜の溶解度が大きく全面腐食を発生する。中性
溶液中においては比較的被膜は安定であるが、局部的に
孔食を発生することが多い。
液化天然ガス等を貯蔵するアルミニウム合金タンクは巨
大なものが多く、水圧試験あるいは荷重試験を行う場合
、数千トンから１号数千トンにも及ぶ水量を使用するも
のがある。したがって注水排水する時間も含めて、アル
ミニウムが水と接触している時間も比較的長く、数週間
に達することもある。
大なものが多く、水圧試験あるいは荷重試験を行う場合
、数千トンから１号数千トンにも及ぶ水量を使用するも
のがある。したがって注水排水する時間も含めて、アル
ミニウムが水と接触している時間も比較的長く、数週間
に達することもある。
ア、ルミニウムタンクに上水道水、工業用水を注入した
場合、溶接線の近傍に腐食が発生する。
場合、溶接線の近傍に腐食が発生する。
また、水線部やサンダー等で表面を処理した部分にも腐
食が発生する。このようなアルミニウムの腐食部には、
白いアルミニウム水酸化物が析出する。これらの腐食は
水質、水張り期間、水温等によって程度の相違があり、
−概にこの腐食によって構造上重大な影響が生じるとは
いえないが、品質管理と信頼性のうえから重要な問題で
ある。特に１液化天然ガスが貯蔵されるタンクにあって
は、これらの腐食部に析出したアルミニウム水酸化物が
剥落することによって、液化天然ガスを移送するポンプ
のフィルターの目詰り、およびポンプの焼付等重大な障
害を与えることが指摘されている。
食が発生する。このようなアルミニウムの腐食部には、
白いアルミニウム水酸化物が析出する。これらの腐食は
水質、水張り期間、水温等によって程度の相違があり、
−概にこの腐食によって構造上重大な影響が生じるとは
いえないが、品質管理と信頼性のうえから重要な問題で
ある。特に１液化天然ガスが貯蔵されるタンクにあって
は、これらの腐食部に析出したアルミニウム水酸化物が
剥落することによって、液化天然ガスを移送するポンプ
のフィルターの目詰り、およびポンプの焼付等重大な障
害を与えることが指摘されている。
大容量のタンクにおいては、水圧、水荷重試鹸に使用し
た水を排出したのちのタンク内子直し、清掃を行うこと
は重大な設備と工数を要するだめ殆んど不可能といわれ
ており、この工程における防食対策はタンク内の清浄化
のうえから重要な課題となっている− 一般に、水と接触するアルミニウム合金の腐食防止には
、従来から、クロム酸塩、重クロム酸塩を水溶液として
使用することが有効であるとされているが、現在は公害
上これらを使用することができない。
た水を排出したのちのタンク内子直し、清掃を行うこと
は重大な設備と工数を要するだめ殆んど不可能といわれ
ており、この工程における防食対策はタンク内の清浄化
のうえから重要な課題となっている− 一般に、水と接触するアルミニウム合金の腐食防止には
、従来から、クロム酸塩、重クロム酸塩を水溶液として
使用することが有効であるとされているが、現在は公害
上これらを使用することができない。
よって、クロム酸塩、重クロム酸塩に代る新しい防食剤
が求められているが、その具備すべき要件として、アル
ミニウムに対する防食性が優れていること、低コストで
あることは勿論であるが、用済み後の大量の使用水を廃
水処理を行うことは不可能であるので、防食剤使用条件
において排水の規制値を十分満足するもので、そのま＼
排出できることが要求される。しかしながら、現状では
以上の問題点を解消できる防食剤は知られていない。
が求められているが、その具備すべき要件として、アル
ミニウムに対する防食性が優れていること、低コストで
あることは勿論であるが、用済み後の大量の使用水を廃
水処理を行うことは不可能であるので、防食剤使用条件
において排水の規制値を十分満足するもので、そのま＼
排出できることが要求される。しかしながら、現状では
以上の問題点を解消できる防食剤は知られていない。
本発明者は、上述の実情に鑑み、環境汚染がなく、低コ
ストで防食性の優れたアルミニウム又はアルミニウム合
金タンク用防食剤を開発すべく鋭意研究を重ねた結果２
−メルカプトベンゾオキサゾール水溶液又はその塩の水
溶液がその目的に適合することを見出し、その知見にも
とづいて本発明をなすに至ったものである。
ストで防食性の優れたアルミニウム又はアルミニウム合
金タンク用防食剤を開発すべく鋭意研究を重ねた結果２
−メルカプトベンゾオキサゾール水溶液又はその塩の水
溶液がその目的に適合することを見出し、その知見にも
とづいて本発明をなすに至ったものである。
すなわち、本発明は、２−メルカプトベンゾオキサゾー
ル水溶液、又はその塩の水溶液からなるアルミニウム又
はアルミニウム合金タンク用防食剤を提案するものであ
る。
ル水溶液、又はその塩の水溶液からなるアルミニウム又
はアルミニウム合金タンク用防食剤を提案するものであ
る。
以下本発明の防食剤について詳細に説明する。
本発明の防食剤の組成物は２−メルカプトベンゾオキサ
ゾール水溶液又はその塩の水溶液であるが、２−メルカ
プトベンゾオキサゾールの塩としてはたとえばメルカプ
トベンゾオキサゾールのナトリウム、カリウム、アンモ
ニウム、トリエタノールアミン、ジェタノールアミン、
ジエチルアミン、塩が使用できる。
ゾール水溶液又はその塩の水溶液であるが、２−メルカ
プトベンゾオキサゾールの塩としてはたとえばメルカプ
トベンゾオキサゾールのナトリウム、カリウム、アンモ
ニウム、トリエタノールアミン、ジェタノールアミン、
ジエチルアミン、塩が使用できる。
２−メルカプトベンゾオキサゾール水溶液又はその塩の
水溶液の濃度は、いずれも１ ｐｐｍ以上から防食効果
を発′揮するが、２０ｐｐｍ以上からは濃度を更に高く
しても防食効果が大きく向上することはなく、コスト高
とＣＯＤ値を高くするだけであり、水溶液の濃度として
は３〜２０ｐｐｍが好ましい。本発明の防食剤の使用方
法としては、特に制限はなく既知の防食剤と同様にして
適用することができる。
水溶液の濃度は、いずれも１ ｐｐｍ以上から防食効果
を発′揮するが、２０ｐｐｍ以上からは濃度を更に高く
しても防食効果が大きく向上することはなく、コスト高
とＣＯＤ値を高くするだけであり、水溶液の濃度として
は３〜２０ｐｐｍが好ましい。本発明の防食剤の使用方
法としては、特に制限はなく既知の防食剤と同様にして
適用することができる。
たとえばアルミニウム又はアルミニウム合金で製作され
たタンクの水圧、水荷重試験時においてこれらのタンク
内に前記水溶液を注入する／り内面に前記水溶液を吹き
つけることによってもタンク内面の腐食−を防止するこ
とができる。
たタンクの水圧、水荷重試験時においてこれらのタンク
内に前記水溶液を注入する／り内面に前記水溶液を吹き
つけることによってもタンク内面の腐食−を防止するこ
とができる。
以上詳細に説明したように、本発明の防食剤によればア
ルミニウム又はアルミニウム合金タンクの腐食を完全に
防止することができる。またこの防食剤において排水規
制項目で該当するのは化学的酸素要求量（以ＴＯＯＤと
記す）のみであるが、この防食剤を用いた場合の排水の
００Ｄ値は一般の工業都市その他で定められている排水
のＣＯＤの規制値である２０ｐｐｍ ｈるいは２５ｐｐ
ｍ以下を満足することができるので、廃水処理を行なわ
ずにそのま＼排出しても環境汚染の問題を生じることが
ない。その効果を示す１例として２−メルカプトベンゾ
オキサゾール５ｐＰｙｒ＋の水溶液は、溶接線を有する
アルミニウム合金試験片の腐食を完全に抑制することが
できる。また、２−メルカプトベンゾオキサゾール５ｐ
ｐ７Ｆ＋の水溶液のＣＯＤ値は７〜８ ｐｐｍである。
ルミニウム又はアルミニウム合金タンクの腐食を完全に
防止することができる。またこの防食剤において排水規
制項目で該当するのは化学的酸素要求量（以ＴＯＯＤと
記す）のみであるが、この防食剤を用いた場合の排水の
００Ｄ値は一般の工業都市その他で定められている排水
のＣＯＤの規制値である２０ｐｐｍ ｈるいは２５ｐｐ
ｍ以下を満足することができるので、廃水処理を行なわ
ずにそのま＼排出しても環境汚染の問題を生じることが
ない。その効果を示す１例として２−メルカプトベンゾ
オキサゾール５ｐＰｙｒ＋の水溶液は、溶接線を有する
アルミニウム合金試験片の腐食を完全に抑制することが
できる。また、２−メルカプトベンゾオキサゾール５ｐ
ｐ７Ｆ＋の水溶液のＣＯＤ値は７〜８ ｐｐｍである。
次に実施例によって本発明の効果をさらに詳細−に説明
する。
する。
実施例
アルミニウム合金の寸法５０ Ｘ ６０ Ｘ １２ｔｍ
ｍで中央に溶接線を有する試験片を用いて防食試験を行
った。使用水は上水道水でその分析結果を第１表に示す
。
ｍで中央に溶接線を有する試験片を用いて防食試験を行
った。使用水は上水道水でその分析結果を第１表に示す
。
この上水道水に２−メルカプトベンゾオキサゾールを溶
解し、濃度が１，３．５．１０，２０゜３０１）Ｉ）ｍ
の水溶液を調製し、これらの水溶液中に前記の試験片を
液温３ｏ土２°Ｃで１５日間浸せきしだ。防食効果の評
価は試験用土、特に溶接線近傍の腐食および腐食生成物
の有無、大小を目視によって評価した。
解し、濃度が１，３．５．１０，２０゜３０１）Ｉ）ｍ
の水溶液を調製し、これらの水溶液中に前記の試験片を
液温３ｏ土２°Ｃで１５日間浸せきしだ。防食効果の評
価は試験用土、特に溶接線近傍の腐食および腐食生成物
の有無、大小を目視によって評価した。
その結果を第２表に示す。
第２表
註 ○腐食、腐食生成物を認めない。
△腐食、腐食生成物かや＼ある。
×腐食、腐食生成物が多大
２−メルカプトベンゾオキサゾールは３ｐｐｍの濃度で
あればアルミニウム合金の腐食と腐食生成物の生成を完
全に防止できることを示している。しかも１０ｐｐｍ濃
度の水溶液のＣＯＤ値が１５〜１６ｐｐｍを示すので何
ら廃水の処理を行うことなく排出することができる。
あればアルミニウム合金の腐食と腐食生成物の生成を完
全に防止できることを示している。しかも１０ｐｐｍ濃
度の水溶液のＣＯＤ値が１５〜１６ｐｐｍを示すので何
ら廃水の処理を行うことなく排出することができる。
代理人 坂 間 跪閂１ｉ ｒ’；’（Ｖこ士
（９）
手続補止書（自発）
事舊の表示
昭和５７角 特 許 願第 ４２７８４６
号発明の名称 アルミニウム又はアルミニウム合金タンク用防食剤補正
をする者 事件との関係 特許出願人 イ１ 所 東京都千代ｔＢ区丸の内二Ｉ目５１
弓名 称（６２０）三菱重工業材式会社 代 理 人 住 所 東京都千代田区九の内二丁目５番１号
ことかできる。」を削除する。
号発明の名称 アルミニウム又はアルミニウム合金タンク用防食剤補正
をする者 事件との関係 特許出願人 イ１ 所 東京都千代ｔＢ区丸の内二Ｉ目５１
弓名 称（６２０）三菱重工業材式会社 代 理 人 住 所 東京都千代田区九の内二丁目５番１号
ことかできる。」を削除する。
Claims (1)
- ２−メルカプトベンゾオキサゾール水溶液、又はその塩
の水溶液からなるアルミニウム又はアルミニウム合金タ
ンク用防食剤
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12784682A JPS5920476A (ja) | 1982-07-22 | 1982-07-22 | アルミニウム又はアルミニウム合金タンク用防食剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12784682A JPS5920476A (ja) | 1982-07-22 | 1982-07-22 | アルミニウム又はアルミニウム合金タンク用防食剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5920476A true JPS5920476A (ja) | 1984-02-02 |
Family
ID=14970111
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12784682A Pending JPS5920476A (ja) | 1982-07-22 | 1982-07-22 | アルミニウム又はアルミニウム合金タンク用防食剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5920476A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6461683B1 (en) | 2000-10-04 | 2002-10-08 | Lockheed Martin Corporation | Method for inorganic paint to protect metallic surfaces exposed to moisture, salt and extreme temperatures against corrosion |
| US6620519B2 (en) | 1998-04-08 | 2003-09-16 | Lockheed Martin Corporation | System and method for inhibiting corrosion of metal containers and components |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5165045A (en) * | 1974-12-03 | 1976-06-05 | Chemed Corp | Fushokuboshisoseibutsu |
-
1982
- 1982-07-22 JP JP12784682A patent/JPS5920476A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5165045A (en) * | 1974-12-03 | 1976-06-05 | Chemed Corp | Fushokuboshisoseibutsu |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6620519B2 (en) | 1998-04-08 | 2003-09-16 | Lockheed Martin Corporation | System and method for inhibiting corrosion of metal containers and components |
| US6461683B1 (en) | 2000-10-04 | 2002-10-08 | Lockheed Martin Corporation | Method for inorganic paint to protect metallic surfaces exposed to moisture, salt and extreme temperatures against corrosion |
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