JPS58151480A - アルミニウム又はアルミニウム合金タンク用防食剤 - Google Patents
アルミニウム又はアルミニウム合金タンク用防食剤Info
- Publication number
- JPS58151480A JPS58151480A JP3298982A JP3298982A JPS58151480A JP S58151480 A JPS58151480 A JP S58151480A JP 3298982 A JP3298982 A JP 3298982A JP 3298982 A JP3298982 A JP 3298982A JP S58151480 A JPS58151480 A JP S58151480A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum
- corrosion
- water
- nitrite
- anticorrosive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23F—NON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
- C23F11/00—Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent
- C23F11/08—Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent in other liquids
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、゛低コストかつ無公害で、優れた防食性を有
するアルミニウム又はアルミニウム合金タンク用防食剤
に関するものである。
するアルミニウム又はアルミニウム合金タンク用防食剤
に関するものである。
液化ガス、液化天然ガス等を貯蔵するためのタンクには
アルミニウム合金が使用される。これらのタンクは、完
成時に水圧試験あるいは水荷重試験を行って、構°造、
基礎、バランス等の検査を行っている。
アルミニウム合金が使用される。これらのタンクは、完
成時に水圧試験あるいは水荷重試験を行って、構°造、
基礎、バランス等の検査を行っている。
アルミニウムは、酸・アルカリの両性において表面被膜
の溶解度が大きく全面腐食を発生する。中性域において
は、比較的被膜は安定であるが、局部的に孔食を発生す
ることが多い。
の溶解度が大きく全面腐食を発生する。中性域において
は、比較的被膜は安定であるが、局部的に孔食を発生す
ることが多い。
液化天然ガス等を貯蔵するアルミニウム合金タンクは巨
大なものが多く、水圧試験あるいは荷重試験を行う場合
、数千トンから１号数千トンにも及ぶ水量を使用するも
のがある。
大なものが多く、水圧試験あるいは荷重試験を行う場合
、数千トンから１号数千トンにも及ぶ水量を使用するも
のがある。
したがって、アルミニウムタンクに注水、排水する時間
も含めて水がアルミニウムと接触している時間も比較的
長く、数日から数週間を要するほどである。
も含めて水がアルミニウムと接触している時間も比較的
長く、数日から数週間を要するほどである。
アルミニウムタンクに上水道水、工業用水を注入した場
合、溶接線の近傍には腐食が、発生する。また、水線部
やサンダー等で表面を処理した部分にも腐食が発生する
。
合、溶接線の近傍には腐食が、発生する。また、水線部
やサンダー等で表面を処理した部分にも腐食が発生する
。
また、作業現場では飛来した微小鉄粉が付着することも
多いが、その部分は電食によって顕著な孔食が発生する
。
多いが、その部分は電食によって顕著な孔食が発生する
。
このようなアルミニウムの腐食部には、白いアルミニウ
ム水酸化物が析出する。 ゛これらの腐食は、水質、
水張り期間、水温等によって程度の相違があり、−概に
この電食によって構造上重大な影響を与えるということ
は言えないが、品質管理と信頼性のうえから重要な問題
である。特に液化天然ガスが貯蔵されるタンクにあって
は、これらの腐食部に析出したアルミニウム水酸化物が
剥落することによって、液化ガスを移送するポンプのフ
ィルターの目詰り、およびポンプの焼付等の重大な障害
を与えることが指摘されている。
ム水酸化物が析出する。 ゛これらの腐食は、水質、
水張り期間、水温等によって程度の相違があり、−概に
この電食によって構造上重大な影響を与えるということ
は言えないが、品質管理と信頼性のうえから重要な問題
である。特に液化天然ガスが貯蔵されるタンクにあって
は、これらの腐食部に析出したアルミニウム水酸化物が
剥落することによって、液化ガスを移送するポンプのフ
ィルターの目詰り、およびポンプの焼付等の重大な障害
を与えることが指摘されている。
大容量のタンクにおいては、水圧あるいは水荷重試験に
使用した水を排出したのちの、タンク内の手直し、清掃
を行うことは重大な設備と工数を要するため、殆んど不
可能に近いといわれておシ、この工程における防食対策
はタンク内清浄イヒのうえから重要な問題となっている
。
使用した水を排出したのちの、タンク内の手直し、清掃
を行うことは重大な設備と工数を要するため、殆んど不
可能に近いといわれておシ、この工程における防食対策
はタンク内清浄イヒのうえから重要な問題となっている
。
一般に、水と接触するアルミニウム合金の腐食防止には
、従来、クロム酸塩、重クロム酸塩を水溶液として使用
することが有効であるとされているが、現在は公害の面
からこれらを使用することは不可能である。
、従来、クロム酸塩、重クロム酸塩を水溶液として使用
することが有効であるとされているが、現在は公害の面
からこれらを使用することは不可能である。
よって、クロム酸塩、重クロム酸塩に代わる新しい防食
剤が具備すべき用件として、アルミニウムに対する防食
性能が優れること、低コストであることは勿論であるが
、用済み後の大量の便用水を廃水処理を行って排出する
ことは極めて困難であるので、配合組成物は使用条件に
おいて排水の規制値全十分満足するもので、用済み後は
そのまＸ排出できるものが要求される。
剤が具備すべき用件として、アルミニウムに対する防食
性能が優れること、低コストであることは勿論であるが
、用済み後の大量の便用水を廃水処理を行って排出する
ことは極めて困難であるので、配合組成物は使用条件に
おいて排水の規制値全十分満足するもので、用済み後は
そのまＸ排出できるものが要求される。
しかしながら、現状では以上の問題点を満足する防食剤
は知られていない。
は知られていない。
本発明は、以上の諸点に鑑み、環境汚染を起さず、低コ
ストで、しかも優れた防食性を示すアルミニウム又はア
ルミニウム合金タンク用防食剤を提供するものである。
ストで、しかも優れた防食性を示すアルミニウム又はア
ルミニウム合金タンク用防食剤を提供するものである。
すなわち本発明は、亜硝酸ナトリウム塩ウム酸カリウム
、亜硝酸アンモニウム、その他の亜硝酸塩と、メルカプ
トベンゾチアゾール又はメルカプトベンゾチアゾールの
ナトリウム塩、カリウム塩、アミン塩等の誘導体を溶解
した水溶液からなるアルミニウム又はアルミニウム合金
タンク用防食剤に関するものである。
、亜硝酸アンモニウム、その他の亜硝酸塩と、メルカプ
トベンゾチアゾール又はメルカプトベンゾチアゾールの
ナトリウム塩、カリウム塩、アミン塩等の誘導体を溶解
した水溶液からなるアルミニウム又はアルミニウム合金
タンク用防食剤に関するものである。
これらの亜硝酸塩、メルカプトベンゾチアゾール、その
誘導体は、いずれも単独ではアルミニウム又はアルミニ
ウム合金に対し、不充分な防食性しか示さないが、亜硝
酸塩とメルカプトベンゾチアゾール又はその誘導体を混
合すると、アルミニウム又はアルミニウム合金の腐食を
抑制するばかりか、付着した鉄粉によるアルミニウム又
はアルミニウム合金の電食をも抑制することができる。
誘導体は、いずれも単独ではアルミニウム又はアルミニ
ウム合金に対し、不充分な防食性しか示さないが、亜硝
酸塩とメルカプトベンゾチアゾール又はその誘導体を混
合すると、アルミニウム又はアルミニウム合金の腐食を
抑制するばかりか、付着した鉄粉によるアルミニウム又
はアルミニウム合金の電食をも抑制することができる。
本発明防食剤の場合、排水規制項目で該当するのは化学
的酸素要求量（ＣＯＤ ）のみであるが、これは一般の
工業都市その他で定められている２ ５ ｐｐｍ ｆ満
足するもので、そのママ排出しても問題を生じることは
ない。
的酸素要求量（ＣＯＤ ）のみであるが、これは一般の
工業都市その他で定められている２ ５ ｐｐｍ ｆ満
足するもので、そのママ排出しても問題を生じることは
ない。
本発明防食剤において、亜硝酸塩は１０〜２００ ｐｐ
ｍの濃度、メルカプトベンゾチアゾール又はその誘導体
は１〜３０ ｐｐｍの濃度で混合することが好ましく、
亜硝酸塩と、メルカプトベンゾチアゾール又はその誘導
体の濃度は、排水規制値に応じて種々組合せることがで
きる。
ｍの濃度、メルカプトベンゾチアゾール又はその誘導体
は１〜３０ ｐｐｍの濃度で混合することが好ましく、
亜硝酸塩と、メルカプトベンゾチアゾール又はその誘導
体の濃度は、排水規制値に応じて種々組合せることがで
きる。
双方の濃度は更に高くしても防食効果が太きく向上する
ことはなく、コスト高とＣＯＤ値を高くするだけであり
、逆に上記より低いと防食効果は得られない。
ことはなく、コスト高とＣＯＤ値を高くするだけであり
、逆に上記より低いと防食効果は得られない。
本発明防食剤は、アルミニウムはアルミニウム合金製タ
ンクの例えば水圧、水荷重試験時に、注入水に上記濃度
となるように添加しておけば、該注入水による腐食を防
止することができる外、各種のアルミニウム又はアルミ
ニウム合金製タンクの防食に使用できる。
ンクの例えば水圧、水荷重試験時に、注入水に上記濃度
となるように添加しておけば、該注入水による腐食を防
止することができる外、各種のアルミニウム又はアルミ
ニウム合金製タンクの防食に使用できる。
実施例１
アルミニウム合金５０ Ｘ ６０ Ｘ １２ ｔｊＩｌ
ｍの・１法で中央に溶接線′ｆｒ：何する試験片で防食
試験を行った。
ｍの・１法で中央に溶接線′ｆｒ：何する試験片で防食
試験を行った。
使用水は上水道水とし、その分析結果を表１に示す。
表 １ （使用上水道水の性状９
表１に示す上水道水に表２に示す本発明防食剤を表２に
示す濃度で添加し、液温３５±２°Ｃに保ち、上記試験
片を１５日間浸漬した。
示す濃度で添加し、液温３５±２°Ｃに保ち、上記試験
片を１５日間浸漬した。
防食効果の評価は試験片上特に溶接線近傍の腐食、腐食
生成物の有無、大小を目視によって判定した。
生成物の有無、大小を目視によって判定した。
表 ２（防食試験結果）
△腐食、腐食生成物かや＼ある
×腐食、腐食生成物が多大
実施例２
実施例１の条件に加えて、アルミニウム合金試験片上に
微小鉄粉を任意に散布し、アルミニウムの電食による腐
食（孔食）発生の有無を目視観察した。
微小鉄粉を任意に散布し、アルミニウムの電食による腐
食（孔食）発生の有無を目視観察した。
得られた結果を表３に示す。
表 ３（防食試験結果）
註 ○孔食なし
Δ孔食や＼あシ
×孔食多大
以上の結果から明らかなように、亜硝酸ナトリウム２０
０１）１）ｍ単独ではアルミニウム合金の腐食、腐食生
成物の発生は完全に抑止できないが、例えば亜硝酸ナト
リウム５０ ｐｐｍにメルカプトベンゾチアゾール５
ｐｐｍ ｋ添加すると全く腐食を起こすことがない。し
かもＣＯＤは前者が４０ ｐｐｍ 、後者１５ ｐｐｍ
を計測した。また、微小鉄粉を散布したアルミニウム合
金の表面は、水のみの（本発明防食剤を添加しない）場
合、極めて顕著な孔食を発生したが、本発明防食剤を添
加した場合には全く発生しなかった。
０１）１）ｍ単独ではアルミニウム合金の腐食、腐食生
成物の発生は完全に抑止できないが、例えば亜硝酸ナト
リウム５０ ｐｐｍにメルカプトベンゾチアゾール５
ｐｐｍ ｋ添加すると全く腐食を起こすことがない。し
かもＣＯＤは前者が４０ ｐｐｍ 、後者１５ ｐｐｍ
を計測した。また、微小鉄粉を散布したアルミニウム合
金の表面は、水のみの（本発明防食剤を添加しない）場
合、極めて顕著な孔食を発生したが、本発明防食剤を添
加した場合には全く発生しなかった。
復代理人 内 １） 明
復代理人 萩 原 亮 −
Claims (1)
- 亜硝酸塩とメルカプトベンゾチアゾール又はその誘導体
を溶解した水溶液からなるアルミニウム又はアルミニウ
ム合金タンク用防食剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3298982A JPS58151480A (ja) | 1982-03-04 | 1982-03-04 | アルミニウム又はアルミニウム合金タンク用防食剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3298982A JPS58151480A (ja) | 1982-03-04 | 1982-03-04 | アルミニウム又はアルミニウム合金タンク用防食剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58151480A true JPS58151480A (ja) | 1983-09-08 |
Family
ID=12374271
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3298982A Pending JPS58151480A (ja) | 1982-03-04 | 1982-03-04 | アルミニウム又はアルミニウム合金タンク用防食剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58151480A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5113338A (ja) * | 1974-07-24 | 1976-02-02 | Otsuka Kagaku Yakuhin | Kinzokufushokuboshisoseibutsu |
| JPS537550A (en) * | 1976-07-09 | 1978-01-24 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Anticorrosive for aluminum and its alloy |
-
1982
- 1982-03-04 JP JP3298982A patent/JPS58151480A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5113338A (ja) * | 1974-07-24 | 1976-02-02 | Otsuka Kagaku Yakuhin | Kinzokufushokuboshisoseibutsu |
| JPS537550A (en) * | 1976-07-09 | 1978-01-24 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Anticorrosive for aluminum and its alloy |
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