JPS5920441B2 - 帯鋸盤 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はテーブル付帯鋸盤としても使用しうる送材車
付帯鋸盤に関するものである。

一般に太い原木を挽材するにはレール１上を走行する送
材車２に原木３を搭載して帯鋸盤４に向って往復走行し
挽材を行うが、小物の丸太等を挽（場合にも送材車を運
転し使用することは運転エネルギーの無駄であるばかり
でなく、手数もか〜り安直に挽材ができないので、一般
にはテーブル付帯鋸盤が使用される。

即ちテーブル上に小丸太等の先端を載置し、入力にて帯
鋸盤に送りこみ挽材を行うものであるが、そのために従
来は送材車付帯鋸盤のほかにテーブル付帯鋸盤を設置し
なげればならない欠点があった。

この発明は以上の欠点を解消し、送材車付帯鋸盤として
使用しうると共に、テーブル付帯鋸盤としても使用しう
る便利な帯鋸盤を提供するのが目的である。

そのために帯鋸盤の反送付車側に挽材受用のテーブルを
設けると共に、帯鋸を懸は替えて送材車を使用する場合
の回転方向と逆方向に回転させることにより目的を達し
たものである。

以下本発明を実施例の図面について詳細に述べる。

帯鋸盤４のフレーム５の下方に駆動車６、上方に遊軍７
を設げ帯鋸８を懸架し、図示しない電動機により駆動車
６を時計方向に駆動して、送材車２上の原木３を挽材す
る。

一方帯鋸盤４の反送付車側にテーブル９を設ける。

テーブル９はフレーム５に固定するもよく、フレームか
ら独立して基礎上に設置することもできる。

送材車を使用する場合の帯鋸刃の状態を第２図に示しＡ
部にて挽材する。

即ち駆動車６を時計方向に回転させＡ部を上方から下方
に走らせて挽材する。

又テーブルを使用する場合の帯鋸刃の状態を第４図に示
し、Ｂ部にて挽材する。

即ち駆動車６を反時計方向に回転させ、Ｂ部を上方から
下方に走らせて挽材するが、帯鋸８は送材車を使用する
場合と全く同一の帯鋸を使用する。

そのために第２図に示す帯鋸を帯鋸盤から取り外し、駆
動車外周面に接する帯鋸の面が外側になるよう、第３図
に示す状態に帯鋸８を裏返す。

次に帯鋸８の上下方向はそのま又とし、左右が入れ替わ
るよう帯鋸８を１８０度回動させた第４図の状態にて駆
動車６、遊軍７に懸架し、駆動車６を反時計方向に回転
させて使用する。

駆動車を時計方向又は反時計方向に回転させるために、
駆動車用電動機の可逆運転用として可逆電磁開閉器等の
可逆運転装置を設ける。

以上の構成になる本発明の帯鋸盤は、従来の送材車付帯
鋸盤の機能のほか、帯鋸を懸は替え、駆動車を逆方向に
回転させるだけでテーブル付帯鋸盤としても使用しうる
ので、小物挽材作業のためにわざわざ大形の送材車を運
転する必要がなく省エネルギーとなり、又テーブル付帯
鋸盤を別途に設置する設備費も、設置するための場所も
必要がない等の効果を奏し有用な発明である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明帯鋸盤の側面図、第２図乃至第４図は帯
鋸刃の状態を示す原理図、１はレール、２は送材車、３
は原木、４は帯鋸盤、５はフレーム、６は駆動車、７は
遊軍、８は帯鋸、９はテーフル、１０は小丸太。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 帯鋸盤の反送付車側に挽材受用テーブルを設けると
   共に、帯鋸駆動用電動機の可逆運転装置を備えた帯鋸盤
   。