JPS5920243A - メタクリル酸の製造法 - Google Patents
メタクリル酸の製造法Info
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- JPS5920243A JPS5920243A JP57128278A JP12827882A JPS5920243A JP S5920243 A JPS5920243 A JP S5920243A JP 57128278 A JP57128278 A JP 57128278A JP 12827882 A JP12827882 A JP 12827882A JP S5920243 A JPS5920243 A JP S5920243A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catalyst
- reaction
- content
- methacrylic acid
- methacrolein
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はメタクロレインを気相接触酸化してメタクリル
酸を製造する際に、長期に安定してメタクリル酸を得る
方法に関するものである。
酸を製造する際に、長期に安定してメタクリル酸を得る
方法に関するものである。
メタクロレインの気相接触酸化用触媒として近年、数多
くの触媒系が提案されている。その内、モリブデン−リ
ンまたはモリブデン−バナジウム−リンを主成分とする
ものが大部分であるが、これらは構造的に見るとリンモ
リブデン酸化合物(リンモリブデン酸又はその塩)又は
リンパナトモリブデン酸化合物(リンパナトモリブデン
酸又はその塩)を主体とするヘテロポリ酸化合物構造を
取っていると考えられる。
くの触媒系が提案されている。その内、モリブデン−リ
ンまたはモリブデン−バナジウム−リンを主成分とする
ものが大部分であるが、これらは構造的に見るとリンモ
リブデン酸化合物(リンモリブデン酸又はその塩)又は
リンパナトモリブデン酸化合物(リンパナトモリブデン
酸又はその塩)を主体とするヘテロポリ酸化合物構造を
取っていると考えられる。
これらのへテロポリ酸化合物の最大の欠点は特開昭47
−33082の触媒再生法、更には特開昭57−729
37に見られるように、寿命が短いことであり、その中
では比較的安定なアルカリ金属塩にしても長期に反応を
連続させると構成元素の酸化物の形に分解していること
が観測される。これはへテロポリ酸化合物が一般に熱的
に不安定である為であり、かかる系で触媒活性を長期に
維持しようとすれば経済的要請か・らは程遠い極めて穏
和な反応条件を選択せざる媒の経時劣下の対策について
鋭意検討を重ねた結果、Mo −PまたはMo−V−P
f:主体とした触媒を用いてメタクロレインを酸化[7
てメタクリル酸を製造する際に、反応を長期に安定して
行う方法を見出し、本発明を完成するに至った。
−33082の触媒再生法、更には特開昭57−729
37に見られるように、寿命が短いことであり、その中
では比較的安定なアルカリ金属塩にしても長期に反応を
連続させると構成元素の酸化物の形に分解していること
が観測される。これはへテロポリ酸化合物が一般に熱的
に不安定である為であり、かかる系で触媒活性を長期に
維持しようとすれば経済的要請か・らは程遠い極めて穏
和な反応条件を選択せざる媒の経時劣下の対策について
鋭意検討を重ねた結果、Mo −PまたはMo−V−P
f:主体とした触媒を用いてメタクロレインを酸化[7
てメタクリル酸を製造する際に、反応を長期に安定して
行う方法を見出し、本発明を完成するに至った。
本発明者らは上述の触媒系を用いて長期に反応を行った
後に、触媒を取り出して分析を行ったところ、触媒中の
リン含量に触媒層の軸方向に沿って分布が生じているこ
とを見出した。すなわち、触媒層の上層部(反応ガス入
口側)のリン含量は少なく、下層部(反応ガス出口側)
にいくにつれてリン含量は増えている。これは反応につ
れて触媒中のリンが飛散し、下層部に移動していくこと
を示している。本発明者らはこのリン成分の流出を経時
劣下の原因の一つと考え、この対策について検討を行っ
た。
後に、触媒を取り出して分析を行ったところ、触媒中の
リン含量に触媒層の軸方向に沿って分布が生じているこ
とを見出した。すなわち、触媒層の上層部(反応ガス入
口側)のリン含量は少なく、下層部(反応ガス出口側)
にいくにつれてリン含量は増えている。これは反応につ
れて触媒中のリンが飛散し、下層部に移動していくこと
を示している。本発明者らはこのリン成分の流出を経時
劣下の原因の一つと考え、この対策について検討を行っ
た。
リンを含んだ触媒には無水マレイン酸合成用V −I)
系触媒やメタクロレイン酸化触媒としてPd −P −
Sb系触媒(特開昭51−36416、特開昭5]−3
64]7)等があるが、いずれもリンの飛散による活性
変化が指摘されている。その対策のため、正リン酸や有
機リン酸エステル等をガス化して反応原料と共に供給し
、触媒中いたメタクロレインの酸化反応に用いたところ
反応管予熱部でリン酸の縮合が起って反応管の腐蝕や反
応物による炭素析出が生じたり、或いは触媒中のリン含
量を長期にわたって最適範囲にコントロールすることが
難しく、工業的には実用にならないことがわかった。ま
た、特開昭57−72937にはリン酸化物を担持した
無機質多孔質担体を触媒層に混合するか上流側に充填す
ることによって補給する方法が提案されている。しかし
、この方法もリン含量を長期にわたって最適範囲にコン
トロールすることは難しく、1だ、その分だけ反応器が
大きくなるという欠点もあって十分とは言えない。そこ
で更に反応の安定化について鋭意研究を重ねた結果、M
o−P或いはMo −V −P系触媒を長期間連続使用
しても、従来に較べ経時劣下の極めて少ないメタクリル
酸製造法として以下のような方法を見出した。
系触媒やメタクロレイン酸化触媒としてPd −P −
Sb系触媒(特開昭51−36416、特開昭5]−3
64]7)等があるが、いずれもリンの飛散による活性
変化が指摘されている。その対策のため、正リン酸や有
機リン酸エステル等をガス化して反応原料と共に供給し
、触媒中いたメタクロレインの酸化反応に用いたところ
反応管予熱部でリン酸の縮合が起って反応管の腐蝕や反
応物による炭素析出が生じたり、或いは触媒中のリン含
量を長期にわたって最適範囲にコントロールすることが
難しく、工業的には実用にならないことがわかった。ま
た、特開昭57−72937にはリン酸化物を担持した
無機質多孔質担体を触媒層に混合するか上流側に充填す
ることによって補給する方法が提案されている。しかし
、この方法もリン含量を長期にわたって最適範囲にコン
トロールすることは難しく、1だ、その分だけ反応器が
大きくなるという欠点もあって十分とは言えない。そこ
で更に反応の安定化について鋭意研究を重ねた結果、M
o−P或いはMo −V −P系触媒を長期間連続使用
しても、従来に較べ経時劣下の極めて少ないメタクリル
酸製造法として以下のような方法を見出した。
即ち、メタクロレインの気相接触酸化反応をMo−P或
いはMo−V−P系触媒を用いて行うに当り、リン含量
の異なる触媒を調製し、触媒層の反応ガス入口側にリン
含量の多い触媒を、触媒層の反応ガス出口側にリン含量
の少ない触媒を充填して本反応を実施すると経時劣下が
極めて少なく長期に安定して反応を行うことが出来しか
も、特殊な充填による収率の低下もないことを見出し、
本発明を完成するに至った。これにより、リン酸や有機
リン酸エステルをガス状で補給する方法や、リン酸化合
物を担持した担体を触媒層と混合する方法が持っている
反応管の腐蝕、反応物の炭素析出や反応器の肥大化を防
ぐことが可能になり、しかも、より長期に安定して反応
を行い得るようになった。
いはMo−V−P系触媒を用いて行うに当り、リン含量
の異なる触媒を調製し、触媒層の反応ガス入口側にリン
含量の多い触媒を、触媒層の反応ガス出口側にリン含量
の少ない触媒を充填して本反応を実施すると経時劣下が
極めて少なく長期に安定して反応を行うことが出来しか
も、特殊な充填による収率の低下もないことを見出し、
本発明を完成するに至った。これにより、リン酸や有機
リン酸エステルをガス状で補給する方法や、リン酸化合
物を担持した担体を触媒層と混合する方法が持っている
反応管の腐蝕、反応物の炭素析出や反応器の肥大化を防
ぐことが可能になり、しかも、より長期に安定して反応
を行い得るようになった。
本発明はMo、 P或いはMo、 V、 Pk含むヘ
テロポリ酸化合物触媒を用いて、メタクロレインを分子
状酸素或いは分子状酸素を含む気体で酸化する際に、リ
ン含量の多い触媒を触媒層の反応ガス入口側に、リン含
量の少ない触媒を触媒層の反応ガス出口側に充填して行
うことを特徴とするメタクリル酸の製造法である。
テロポリ酸化合物触媒を用いて、メタクロレインを分子
状酸素或いは分子状酸素を含む気体で酸化する際に、リ
ン含量の多い触媒を触媒層の反応ガス入口側に、リン含
量の少ない触媒を触媒層の反応ガス出口側に充填して行
うことを特徴とするメタクリル酸の製造法である。
本発明はメタクロレインの酸化反応に有効でかつリンを
含むヘテロポリ酸化合物を主体とした触媒であれば、い
ずれにも有効であるが、特に、一般式 %式% (式中、Mo、 V、 P及びOは、それぞれモリブデ
ン、バナジウム、リン及び酸素を示し、Xは銅、砒素か
ら選ばれる少くとも一種、Yは錫、鉛、セリウム、コバ
ルト、鉄、ニッケル、トリウム、タングステン、ゲルマ
ニウム、レニウム、ビスマス、アンチモン、クロム、ホ
ウ素、マクネシウム、チタン、アルミニウム及び亜鉛よ
り成る群から選ばれる少くとも一種、Zはリチウム、ナ
トリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、タリウム
より成る群から選ばれる少くとも一種の元素を表わす。
含むヘテロポリ酸化合物を主体とした触媒であれば、い
ずれにも有効であるが、特に、一般式 %式% (式中、Mo、 V、 P及びOは、それぞれモリブデ
ン、バナジウム、リン及び酸素を示し、Xは銅、砒素か
ら選ばれる少くとも一種、Yは錫、鉛、セリウム、コバ
ルト、鉄、ニッケル、トリウム、タングステン、ゲルマ
ニウム、レニウム、ビスマス、アンチモン、クロム、ホ
ウ素、マクネシウム、チタン、アルミニウム及び亜鉛よ
り成る群から選ばれる少くとも一種、Zはリチウム、ナ
トリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、タリウム
より成る群から選ばれる少くとも一種の元素を表わす。
又、紛字a、 b、 c、 d、 e、 f及びgは各
元素の原子比を表わし、ailoに固定した時、bは0
〜3好捷しくは0.5〜3、Cは0.5〜3、dは0〜
3好ましくは0.01〜2、eはO〜3、rは0〜3の
値であり、gは他の元素の原子価ならびに原子比により
定する値である。)で示されるヘテロポリ酸及び/又は
ヘテロポリ酸塩からなる触媒を用いた場合に顕著である
。
元素の原子比を表わし、ailoに固定した時、bは0
〜3好捷しくは0.5〜3、Cは0.5〜3、dは0〜
3好ましくは0.01〜2、eはO〜3、rは0〜3の
値であり、gは他の元素の原子価ならびに原子比により
定する値である。)で示されるヘテロポリ酸及び/又は
ヘテロポリ酸塩からなる触媒を用いた場合に顕著である
。
リン含量の異なる触媒を調製するに当っては他の構成元
素の組成比は通常は同一とするが、異っても構わない。
素の組成比は通常は同一とするが、異っても構わない。
これによって反応ガス入口側に充填する触媒を低活性に
制御することも可能であり、この場合には触媒層の温度
分布を均一にするという副次的効果も期待できる。
制御することも可能であり、この場合には触媒層の温度
分布を均一にするという副次的効果も期待できる。
リン含量の異なる触媒層は何層にもすることが出来るが
通常は2層で十分であり、その割合も任意に選ぶことが
出来る。これによってメタクリル酸収率に影響を与える
ことなく長期間安定にメタクリル酸の製造が可能となる
。
通常は2層で十分であり、その割合も任意に選ぶことが
出来る。これによってメタクリル酸収率に影響を与える
ことなく長期間安定にメタクリル酸の製造が可能となる
。
例えば、触媒を2層で充填する場合、リン含量の多い触
媒(即ち反応ガス入口側に充填する触媒)は、触媒総使
用量の例えば5〜70容量%とすることができるが、特
にこの範囲に限定される必要はない。
媒(即ち反応ガス入口側に充填する触媒)は、触媒総使
用量の例えば5〜70容量%とすることができるが、特
にこの範囲に限定される必要はない。
又、リンの含有量の異なる触媒を2層あるいは、多層充
填した場合のリンの含有量(Mo=10に対する原子比
)の各層間の比率は特に限定されないが、例えば反応ガ
ス出口側触媒のリン含有量(Mo=jOに対する原子比
)に対する反応ガス入口側触媒のそれの割合を11〜3
倍位にするのが好ましい。
填した場合のリンの含有量(Mo=10に対する原子比
)の各層間の比率は特に限定されないが、例えば反応ガ
ス出口側触媒のリン含有量(Mo=jOに対する原子比
)に対する反応ガス入口側触媒のそれの割合を11〜3
倍位にするのが好ましい。
本発明に用いられる触媒の調製に当ってはへテロポリ酸
またはその塩構造を有する触媒を調製する方法として一
般に知られている方法が採用できる。
またはその塩構造を有する触媒を調製する方法として一
般に知られている方法が採用できる。
触媒を調製する際に使用できる原料は特に限定されず、
種々のものが使用できる。例えばモリブデンの出発原料
としては酸化モリブデン、モリブデン酸、リンモリブデ
ン酸、モリブデン酸アンモニウム等が使用でき、ノくナ
シラム化合物としては酸化バナジウム、メタバナジン酸
アンモニウム等が使用でき、リン化合物としては正リン
酸、亜リン酸、次亜リン酸又はそれらの塩、無水リン酸
等が使用でき、X、 Y、 Zの出発原料としてはそれ
らの酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、硫酸塩、塩酸
塩等が使用できる。
種々のものが使用できる。例えばモリブデンの出発原料
としては酸化モリブデン、モリブデン酸、リンモリブデ
ン酸、モリブデン酸アンモニウム等が使用でき、ノくナ
シラム化合物としては酸化バナジウム、メタバナジン酸
アンモニウム等が使用でき、リン化合物としては正リン
酸、亜リン酸、次亜リン酸又はそれらの塩、無水リン酸
等が使用でき、X、 Y、 Zの出発原料としてはそれ
らの酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、硫酸塩、塩酸
塩等が使用できる。
本発明で使用する触媒は無担体でも用いられるが、更に
担体に担持させて使用することも可能である。好ましい
担体としてはシリコーンカーバイド、α−アルミナ、ケ
イソウ土、沸石、酸化チタン、シリカ等通常用いられる
担体が挙げられる。
担体に担持させて使用することも可能である。好ましい
担体としてはシリコーンカーバイド、α−アルミナ、ケ
イソウ土、沸石、酸化チタン、シリカ等通常用いられる
担体が挙げられる。
本発明を実施する場合には、反応物質としてメタクロレ
イン及び分子状酸素捷たは分子状酸素含有ガスが用いら
れる。この場合、メタクロレインに対する分子状酸素の
使用割合はモル比で0.5〜10の範囲が好丑しく、特
に1.5〜5の範囲が好ましい。1だ反応を円滑に進行
させる為に原料ガス中に水を水蒸気の形でメタクロレイ
ンに対してモル比を1〜20の範囲で加えることが好ま
しい。また原料ガス中に他の不活性ガス、例えば窒素、
炭酸ガス、飽和炭化水素等を含んでも差し支えない。丑
だイノブチレン或いは第三級ブタノールを酸化して得た
メタクロレインを含む反応生成ガスをそのit原料ガス
として使用することも可能である。本発明を実施する際
の反応温度は200〜400Cが好ましい。原料ガスの
供給量は空間速度(SV)にしてN T I)規準で1
00〜5000 hr−’が好普しく、より好捷しくは
500〜3600 hr−’である。1だ本発明の反応
は加圧下又は減圧下でも可能であるが、一般には大気圧
付近の圧力下で実施することが好寸しい。
イン及び分子状酸素捷たは分子状酸素含有ガスが用いら
れる。この場合、メタクロレインに対する分子状酸素の
使用割合はモル比で0.5〜10の範囲が好丑しく、特
に1.5〜5の範囲が好ましい。1だ反応を円滑に進行
させる為に原料ガス中に水を水蒸気の形でメタクロレイ
ンに対してモル比を1〜20の範囲で加えることが好ま
しい。また原料ガス中に他の不活性ガス、例えば窒素、
炭酸ガス、飽和炭化水素等を含んでも差し支えない。丑
だイノブチレン或いは第三級ブタノールを酸化して得た
メタクロレインを含む反応生成ガスをそのit原料ガス
として使用することも可能である。本発明を実施する際
の反応温度は200〜400Cが好ましい。原料ガスの
供給量は空間速度(SV)にしてN T I)規準で1
00〜5000 hr−’が好普しく、より好捷しくは
500〜3600 hr−’である。1だ本発明の反応
は加圧下又は減圧下でも可能であるが、一般には大気圧
付近の圧力下で実施することが好寸しい。
以下に実施例、比較例により本発明を更に具体的に説明
するが、本発明は主旨に反しない限り、実施例等に限定
されるものではない。尚、実施例中、触媒組成中の酸素
については他の構成元素の原子価及び原子比から自然に
決捷る値であるので記載を省略した。
するが、本発明は主旨に反しない限り、実施例等に限定
されるものではない。尚、実施例中、触媒組成中の酸素
については他の構成元素の原子価及び原子比から自然に
決捷る値であるので記載を省略した。
メタクロレインの転化率、メタクリル酸収率及びメタク
リル酸選択率の定義は下記の如くである。
リル酸選択率の定義は下記の如くである。
実施例1゜
(触媒1の調製)三酸化モリブデン10oz、五酸化バ
ナジウム9.5%、酸化銅(Cu0)2.8 P、正リ
ン酸1201を11の脱イオン水に分散させた。これを
約6時間加熱攪拌後、水酸化カリウム0.797をこの
溶液に添カロ、更に約2時間煮沸還流を行った。この水
溶液を湯浴上で蒸発乾固し、得られた乾燥物を20〜4
8メツシユに砕いて触媒とした。得られた触媒の組成は
Mono V+5Pb5Cuo、slく。2である。
ナジウム9.5%、酸化銅(Cu0)2.8 P、正リ
ン酸1201を11の脱イオン水に分散させた。これを
約6時間加熱攪拌後、水酸化カリウム0.797をこの
溶液に添カロ、更に約2時間煮沸還流を行った。この水
溶液を湯浴上で蒸発乾固し、得られた乾燥物を20〜4
8メツシユに砕いて触媒とした。得られた触媒の組成は
Mono V+5Pb5Cuo、slく。2である。
(触媒2の調製) 触媒】の調製と同様にしてMo、(
、V、+5P、、OCLIO,、KO,2なる組成の触
媒を得た。
、V、+5P、、OCLIO,、KO,2なる組成の触
媒を得た。
(反応テスト) 流動浴に浸漬した内径18mmのガラ
ス製反応管を用いて、触媒層上部に触媒1をl0m1.
、触媒層下部に触媒2’(iH20m/!充填した。
ス製反応管を用いて、触媒層上部に触媒1をl0m1.
、触媒層下部に触媒2’(iH20m/!充填した。
こり、にメタクロレイン:酸素:水蒸気:窒素−]二2
:8:14 (モル比)なる組成の原料ガスをSV=
30001+r−’ (NT P規準)となるように反
応管上部より触媒層に通し、反応温度−1340icに
保って連続反応テストヲ行った。結果は第1表の通りで
ある。
:8:14 (モル比)なる組成の原料ガスをSV=
30001+r−’ (NT P規準)となるように反
応管上部より触媒層に通し、反応温度−1340icに
保って連続反応テストヲ行った。結果は第1表の通りで
ある。
実施例2〜4
実施例1と同様にして、砒酸、酸化錫、水酸化セシウム
、五酸化アンチモン等の原料を用いて、′第1表に示し
た組成の触媒を調製し、実施例1と同様、二層充填を行
って連続反応テストヲ行った。
、五酸化アンチモン等の原料を用いて、′第1表に示し
た組成の触媒を調製し、実施例1と同様、二層充填を行
って連続反応テストヲ行った。
結果は第1表の通りである。
実施例5〜68
実施例2に於いて、上層に充填する触媒3及び下層に充
填する触媒40割合を第2表の如く変えて連続反応テス
トヲ行った。結果は第2表の通りである。
填する触媒40割合を第2表の如く変えて連続反応テス
トヲ行った。結果は第2表の通りである。
比較例1〜2゜
第3表に示した触媒について、夫々の触媒を単独で30
m1充填した以外は実施例1と同様にして連続反応テス
トヲ行い、結果を第3表に示した。
m1充填した以外は実施例1と同様にして連続反応テス
トヲ行い、結果を第3表に示した。
実施例7゜
(触媒9の調製) モリブデン酸アンモニウム100
P’に脱イオン水500m1に溶解後、正リン酸6.5
3L!−’i添加し、その寸ま加熱攪拌下に蒸発乾固し
た。得られた乾固物を110Cにて24時間乾燥し、2
0〜48メツシユに砕いて400Cにて6時間焼成し、
触媒とした。得られた触媒の組成はMo、2P、、2で
ある。
P’に脱イオン水500m1に溶解後、正リン酸6.5
3L!−’i添加し、その寸ま加熱攪拌下に蒸発乾固し
た。得られた乾固物を110Cにて24時間乾燥し、2
0〜48メツシユに砕いて400Cにて6時間焼成し、
触媒とした。得られた触媒の組成はMo、2P、、2で
ある。
(触媒]0の調製) 触媒9の調製と同様にしてMo1
2 p、なる組成の触媒を得た。
2 p、なる組成の触媒を得た。
(反応テスト) 実施例1と同様にして反応テストヲ行
った。結果は第4表の通りである。
った。結果は第4表の通りである。
実施例8〜10゜
実施例1〜4と同様にして、第4表に示した組成の触媒
を調製し、実施例1と同様二層充填を行って反応テスト
ヲ行った。結果は第4表の通りである。
を調製し、実施例1と同様二層充填を行って反応テスト
ヲ行った。結果は第4表の通りである。
比較例3〜4゜
第5表に示した触媒について、夫々の触媒を単独で30
m7!充填した以外は実施例1と同様にして連続反応テ
ストヲ行い、結果を第5表に示した。
m7!充填した以外は実施例1と同様にして連続反応テ
ストヲ行い、結果を第5表に示した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 モリブデン、リン或いはモリブデン、バナジウム、
リンを含むヘテロポリ酸化合物触媒を用いてメタクロレ
インを分子状酸素或いは勲 分子状酸素を含む気体で酸化するたに、リン含量の多い
触媒を触媒層の反応ガス入口側に、リン含量の少ない触
媒を触媒層の反応ガス出口側に充填して行うことを特徴
とするメタクリル酸の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57128278A JPS5920243A (ja) | 1982-07-22 | 1982-07-22 | メタクリル酸の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57128278A JPS5920243A (ja) | 1982-07-22 | 1982-07-22 | メタクリル酸の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5920243A true JPS5920243A (ja) | 1984-02-01 |
Family
ID=14980867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57128278A Pending JPS5920243A (ja) | 1982-07-22 | 1982-07-22 | メタクリル酸の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5920243A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0210798U (ja) * | 1988-06-29 | 1990-01-23 | ||
US5206431A (en) * | 1990-02-08 | 1993-04-27 | Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co., Ltd. | Process for producing methacrylic acid |
-
1982
- 1982-07-22 JP JP57128278A patent/JPS5920243A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0210798U (ja) * | 1988-06-29 | 1990-01-23 | ||
US5206431A (en) * | 1990-02-08 | 1993-04-27 | Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co., Ltd. | Process for producing methacrylic acid |
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