JPS59200098A - 羽根車装置およびその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はターボチャージャ、スーパチャージャ等に適用
されるコンプレッサの遠心羽根車装置１．１特に疲労耐
力を増大し長寿命化を図シ得るコンプレッサの羽根車装
置およびその製造法に関する。

この種のコンプレッサの遠心羽根車装置がターボチャー
ジャ、スーパチャージャ等に適用されることは周知であ
り、この場合羽根車には円周方向に配列され流体力学上
望ましい形状を持たせられた一群の羽根部と羽根部を支
承する中央のハブ部とが包有され、ハブ部自体は別途の
回転シャフトに対し連結される。ハブ部の中央部にはシ
ャフトを軸方向に受容する開口部が形成されており、例
えばターボチャージャに使用される場合、シャフトをハ
ブ部の開口部にＤｉ通させた上羽根車のノーズ部におい
てナツトによりシャフトに羽根車を連結せしめている。

この場合ハブ部はシャフトと共に回転可能にシャフトの
肩部又は他の半径方向に突出する拡大部に対し固定され
る。これにょシシャフトの回転に′伴ってコンプレッサ
の羽根車が回転され、空気が羽根車の羽根部を介し軸方
向に導入されて、コンプレッサハウジングのうず巻形チ
ャンバ内において圧縮され半径方向外向きに高圧で放出
される。更に放出された圧縮空気は燃焼エンジンの吸気
マニホルドへ送られ周知の方法で燃料と混合され燃焼さ
れる。

また近年コンプレッサが改良されコンプレッサの作動効
率および流量効率（特に流動量）が次第に向上されかつ
過渡応答特性も良好になって来ている。例えばターボチ
ャージャに適用されているコンプレッサ羽根車の羽根部
は最適の動作効率および流量効率を得るべく周知のよう
に橙めて複雑に構成されている。この複雑な構成の羽根
部を有した羽根車は鋳造法によシ経済的に作られ得、こ
の場合羽根車のハブ部および羽根部は好ましくは回転慣
性力を小さくするように、アルミニウム又はアルミニウ
ム合金のような軽量の金属材料を用いて一体に成形され
、過渡動作時の応答が極めて俊敏になるように構成され
る。

一方従来の鋳造により作られたコンプレッサの羽根車の
疲労は比較的早期に生じ動作中破損を来たす危惧があっ
た。特に羽根車が１００，０００　ｒｐｍ以上の速度で
回転されると、アルミニウムで鋳造された羽根車には特
に羽根車のハブ部（羽根車の半径方向の重量を負担する
）に比較的大きな引張荷重が加わシ、羽根車が高速回転
、即ち高速駆動Ｊｉｆｆるとき、例えば土工機、前部載
貨機、除草機等に使用されるとき特に引張荷重が大きく
なることが判明している。即ち従来の＠造羽根車の７一
ブ部には大きな空所すなわちシャフト貫通用の中央開口
部が具１ｎ１］されており、中央開口部近傍に大きな応
力が生じて、羽根車がノ・ブ部から破損し易かった。加
えて＠造法に特有の浮浮、気泡、小結晶のような介在物
咎の金属加工上不適当なものが特に中央シャフト開口部
の近傍に生成され易く、この点でもハブ部が弱化し勝ち
であった。

これに対し鋳造によらずに鍛造又は錬造によってアルミ
ニウム又はアルミニウム合金のような材料から羽根車を
作り、鋳造において生じ勝ちな欠陥部の発生を防ぐこと
によシ、羽根車の疲労による破損を大巾に低減し寿命を
大巾に延長することも提案されている。しかしながら羽
根車の羽根部を流体力学上望ましい複雑な構成にする必
要があり、費用および製造上条件により作成が困難で鋳
造法層外の方法で羽根車を作ることは実除上できなかっ
た。

しかして本発明によれば、従来の欠点を除去し羽根車に
開口部を設けないから疲労耐力を犬［１］に向上でき、
かつターボチャージャ等の回転シャフトに容易に取付可
能なコンプレッサの羽４Ｒ車装置が提供される。

本発明の羽根車装置はターボチャージャ、スーパチャー
ジャ等の回転シャフトに連結可能である。

羽根車装置羽根車には開口部が具備されておらず且流体
力学上最適の動作効率および流量効率を得るよう忙一連
の羽根が円周方向に配列される。！。

た開口部を持たない羽根車は好ましくはアルミニウム又
はアルミニウム合金等の軽量すなわち慣性力の小さい材
料で作られ、羽ＶＪｉｊ車の背面基部ｆｆ１Ｊち中央部
にはターボチャージャ等の回転シャフトに螺着可能なよ
うに好適な材料で作られたスリーブが連結される。

本発明の好ましい実施態様においては、開口部　　　、
。

金持だ逐い羽根車が鋳造法によシ作られ、羽根車のハブ
部と羽根部が一体形成される。一方スリープは工具用鋼
等をはＦＦ円筒状に加工することによシ得られ、羽根車
の中心軸線と同軸に羽根車のノ・ブ部の背面中央部に贅
し摩擦溶接法により固着され連結される。スリーブには
同心の内周面部および外周面部が具備されておシ、内周
面部にはネジ部を機械加工される。更に羽根車の中央部
は流体力学上好ましい外形を持つように仕上加工され、
このとき溶接時に生じた連結部における芙出部分も除去
され得る。

上述のように構成された羽根車装置は、スリーブのネジ
部を設けた内周面部にターボチャージャ等のシャフトの
ネジ山端部を螺合することによりシャフトに迅速かつ容
易に連結し得る。本発明の好ましい実施態様によれば、
羽根車装置がシャフトに装着されると同時に、スリーブ
がコンプレッサの背板に形成されたシャフト貫通用の開
口部内に位ｔσ決めされる。この場合コンプレッサの背
壁は羽根車を収納するコンプレッサノ・ウジングとシャ
フトを支承するスラストおよびジャーナル軸受を内股せ
しめた中央ハウジングとの間に配設される。またスリー
ブはシャフトに螺合したときシャフト上のカラーと軸方
向釦おいて当接し、スリーブはスラスト軸受装置の一部
に連結状態となる。

加えて、スリーブには背板と当接する密封リングが具備
され、シャフト貫通用の開口部を介し潤滑油がスリーブ
内に漏入することが阻止される。

以下本発明を好捷しい実施例に沿って説明する。

第１図乃至第３図を８照するに、本発明のコンプレッサ
用の羽根車装置００は例えば第４図に示されるようなタ
ーボチャージャ、スーパチャージャ等の遠心羽根車とし
て使用される。羽根車装置θＯの開口を有してない羽根
車（＋２にはハブ部α４）と円周方向に連続して配設さ
れた羽ｔｉ部（ＩＩＩＤとが一体に形成されておシ、ハ
ブ部に）自体は円筒状のスラスト軸受装置として機能す
るスリーブθ烏に付設され、スリーブ（１８１はターボ
チャージャ等の回転シャフト（４）に連結され得る。本
発明のコンプレッサ用の羽根車装置（１０はターボチャ
ージャ、スーパチャージャ等に適用される従来のコンプ
レッサ用の羽根車装置に比べ羽根の耐疲労性、即ち耐用
性が大巾に向上されかつ羽根部邸は流体力学上好ましい
外形を持つように形成されており、作動効率および流景
効率を損なうことがないように構成される。

この種の羽根車はゴムパターン法あるいはロストワック
ス法等の鋳造法１以外では好適に製造できない複雑な曲
部を持っており、このため鍛造、機械加工前の他の加工
法によって簡単に形成することが桓めて困難であり、仮
に他の加工法によって゛形成しても費用がかさみ実際上
作成不可能であった。従ってターボチャージャのコンプ
レッサ用の遠心羽根車は各羽根部を羽根車のハブと一体
に鋳造する一体鋳造法により形成することが好適である
。羽根車の中心の軸方向に延びるシャフト穴はドリルに
より穴あけされターボチャージャ等の回転シャフトが挿
入されて当該回転シャフトに取シ付けられる。また羽根
車の回転慣性力を最小にし動作状態の変動に伴い迅速か
つ好適に作動させるため、羽根車は通常アルミニウム又
は軽量のアルミニウム合金で作られる。

しかしながら中心にシャフト穴を有しアルミニウム等で
作られた従来の鋳造による羽根車は頻繁に加速又は減速
回転される際半径方向に引張荷重力を受けるため、疲労
を生じ損傷し易かった。この損傷は特に大きな引張荷重
を受ける中央の７ヤ７ト穴を中心としてその近傍で起き
易い。換言すれば鋳造された羽根車には浮浮、気泡、小
結晶等の介在物等々金属加工上不適凸なものができ易く
、特に中央のシャフト穴近傍に集中し且シャフト穴近傍
で生ずる応力によシ割れが生じゃすい。

これに対し本発明の羽根車装置００においては、羽根車
０２）内にシャフト穴を設けないので、上述したような
応力の集中は々く羽根車の耐疲労性が高められ寿命が大
巾に向上される。シャフト穴を持たない本発明による・
羽根車（１２）にはスリーブＱ島が固設され、羽根車ａ
２はスリーブ（７）を介しターボチャージャ等の回転シ
ャフト（イ）に連結される。この場合スリーブＱ印は羽
根車（１２１本体に対し迅速、容易かつ確実に付設でき
るから、量産しうる。

第１図乃至第３図を参照して本発明の構成を更に詳述す
るに、羽根車（１２＋はアルミニウム又はアルミニウム
合金等の比較的軽量の材料を用い好ましくは鋳造法で製
造され、羽根車（１２）のハブ部０４）は、軸方向の一
端部に位置し半径方向に延びるディスク部（泌と他端部
に位置しデ身スク都（２）より小径のノーズ部（財）と
の間において滑らかな面をもって軸方向に延びディスク
部およびノーズ部と一体に形成される。ハブ部（１′４
）には中央部にシャフト穴が設けられておらず、且円周
方向に配列された羽根部α０が鋳造により一体に成形さ
れておシ、羽根部（丘は図示の如く複雑かつ清ら塾にわ
ん曲され全体としてハブ部θ４）から半径方向外向きに
延出しておシ、空気等をノーズ部Ｈから軸方向に導入し
ディスク部（イ）から半径方向外側へ放出するように機
能する。

羽根部（ｔｅの少なくとも一部にはノーズ部＠に近接し
て前方に傾斜された傾斜部（イ）と、ディスク部の同部
近傍において少なくとも一部が後方へ曲げられた′わん
曲部（イ）とが包有される。

羽根車（１２）にはスリーブθ印が固設され、スリーブ
（１８）自体はターボチャージャ等の回転シャフトに連
結可能に設けられる。この場合、スリーブ（至）は例え
ば工具用銅等の相対的に耐摩耗性に富んだ金属を円筒状
に加工して形成せしめ、スリーブＯａの軸線を羽根車（
１りの中央の軸＆！（７）に整合させてディスク部（イ
）の背面の基部に対し固設される。このディスク部（イ
）の背面中央部はほぼ平坦に設けられておシ、スリーブ
（ト）を羽根車０ｚに対し容易に付設可能になる。

スリーブα８とホイール圓との連結法は種々考えられる
が、極めて好ましい方法としては例えば摩擦溶接法が挙
げられる。この場合羽根車（［２１を好適な取付具（図
示せず）に固定しスリーブＱ杓を工具（図示せず）に取
シ付は第２図の矢印に）方向に工具を回転しなが゛ら移
動して羽根車（１２）の中央部と回転状態で接触させる
。スリーブ（１８）と羽根車ｆ１２）中央部とが回転状
態で接触されることによシ熱が発生し溶融し互いに溶着
されることに彦る。このようにして羽根車α２とスリー
ブ（１〜とはそ９４接触面の実質的に全面にわたシ非溶
着部を生ずることなく極めて緊密に接合される。

この溶接後、ディスク部（イ）中央部は第３図に示すよ
うに流体力学上望ましい外形を持つよう表面が加工され
溶接時に生じた突起部分が除去される。

スリーブμｓ）の内径および外径は羽根車α２の中心軸
ｆｆＭ（至）と同軸に位置しかつ互いに同心になるよう
に加工される。スリーブ（１８１の内周面部の少なくと
も一部にはネジ部ｃＡが切られておシ、外周面部には一
以上の比較的浅い環状溝（至）が形成される。

上述のように構成された羽似車（１２Ｊ並びにスリーブ
（１８１を有する羽根車装置（１０はターボチャージャ
等に迅速かつ容易に取り付けられうる。すなわち、第４
図に示すように、コンプレッサの背壁（６）に設けられ
たシャフト貫通用の開口部船内に達するシのネジ部■に
螺合される。背＆（（２１はコンプレッサの羽４ｉ＜車
（１２１を収納するコンプレッサハウジング＠→と中央
ハウジング６ψとの間に配列されておシ、中央ハウジン
グθ０にはシャフト（イ）を枢支するスラスト軸受装Ｗ
（ハ）およびジャーナル軸受間（１のみ図示）が内設さ
れている。ここで羽根車０渇のノーズ部（２）を好適な
レンチや他の工具に適合するように例えば６角形（第１
図参照）に成形しておけば、羽根車装置αＯを容易にか
つ好適にシャフト（４）に螺合できることは当業者には
容易に理解されよう。

またスリーブ（ト）はシャフト（イ）と螺着されたとき
カラー６２の肩部と当接され、カラーめはスラスト軸受
装置（財）の一部をなしシャフト（イ）と共に回転可能
に設けられている。且スリーブＯＥＱによシ羽根車α税
はカラー６のに対し軸方向に離間される。更にスリーブ
（至）の外周面部の環状溝（至）には密封リングＮが嵌
入され背壁（９）の開口部師の内周面と圧接されて、中
央ハウジングに）からコンプレッサノ・ウジング（財）
への潤滑油の流入が阻止されうる。またスリーブ（至）
は好ましくは熱処理されて外周面部が比較的硬質にされ
かつ耐摩耗性が持たせられる。この熱処理はスリーブ（
ト）と羽根車α巧との溶着作業前に行なりことが好まし
い。

更に第４図に沿って本発明による羽根車装置（１０を適
用したターボチャージャの動作を説明するに、　　　゛
排気ガスタービン（図示せず）が回転されてターボチャ
ージャのシャフト（イ）が回転され、これに伴いコンプ
レッサハウジング■内に配設された羽根車α巧が高速回
転されると、空気が入口部から導入されコンプレツ゛サ
ノ１ウジング■内のうず巻形チャンバ輪へと半径方向外
向きに流動される。この場合、特に本発明による羽根車
αつにおいては回転中応力が集中する開口部が内部に設
けられていないから、中央に開口部を有する従来の羽根
車に比べ、羽根車αつの疲労が最小限にされ得、寿命が
大巾に翫 向上される。支スリーブ（へ）には羽根車装置ＧＯをシ
ャツｌ）に対し安定して支承しうる強度が持たせられ、
且ス、リーブ（至）のネジ部−とシャフト翰のネジ山端
部（至）は回転中シャフト（イ）から羽根車装置ＱＧが
外れないようにネジ切シされる。一方羽根部０４＋は鋳
造法により流体力学上最適の外形を持つように形成され
ているので、羽根車装置の作動効率、流量効率が損なわ
れることはない。一 本発明は図示の実施例に限定されるものではなく、特許
請求の範囲の技術的思想に含まれる設計変更を包有する
ことは理解されよう。例えば米国特許出願第４８７，１
４２号に開示された複合コンプレッサ羽根車に対しスリ
ーブ（至）を固設することによυ耐用性を更忙向上でき
る。この場合複合コンプレッサ羽根車の鍛造又は錬造さ
れ九ノ・プインサートが鋳造された羽根の胴部に挿入さ
れ固定される。また本発明によるスリーブ叫を複合コン
プレッサ羽根車に固設でき、この場合も羽根車の中央部
に軸方向に延びる開口部を設ける必要はない。

本発明の実施例を要約して記載すれば次のとおシになる
。

（１）開口部を持たないノ１ブ部を有する羽根車と、ハ
ブ部の中心軸線と実質的に同心となるよう／・プ部の軸
方向の一端部に連結される付属部材とを備え、ハブ部に
は円周方向に複数の羽根部が配列されてなるターボチャ
ージャ等の回転シャフト１ｔｃ装着ｆるコンプレッサの
羽根車装置。

（２）　　羽根車が慣性力の小さな材料で鋳造され付属
部材が耐摩耗性の高い材料で作られ、付属部材が羽根車
に対し摩擦溶接によ多連結されてなる上記第１項記載の
羽ａｍ装置。

（３）開口部を持たないハブ部が軸方向の一端部に位置
し半径方向に延びるディスク部と軸方向の他端部に位置
しディスク部より小径のノーズ部との間になめらかな面
をもって延びかつディスク部およびノーズ部と一体連結
されてなる上記第１項記載の羽根車装置。

（４）　　付属部材には回転シャフトに対し螺合可能な
ネジが形成されてなる上記第１項記載の羽根車装置。

（５）　　付属部材がスラストスペーサとして機能する
ほぼ円筒状のスリーブであシ、スリーブの軸方向の一端
部が羽根車に固設されてなる上記第１項記載の羽根車装
置。

（６）　　スリーブの内周面部には回転シャフトと螺合
可能にネジ部が具備されてなる上記第５項記載の羽根車
装置。

（７）　　スリーブの外周面部が熱処理されて硬化され
てなる上記第５項記載の羽根車装置。

（８）　　スリーブの外周面部には少なくとも−の環状
溝が形成されてなる上記第５項記載の羽根車装置。

（９）　　慣性力が小さな材料から鋳造される羽根車と
、羽根車に比べ耐摩耗性の高い材料から作られるスラス
トスペーサとして機能する全体として円筒状のスリーブ
とを備え、羽根車には軸方向の一端部に位置し半径方向
に突出するディスク部と、軸方向の他端部に位置しディ
スク部よシ小径のノーズ部と、ディスク部およびノーズ
部間において軸゛方向に清らかに延びる開口部を持たな
いハブ部と、ハブ部上に円周方向に配列された複数の羽
根部とが一体に成形され、スリーブの軸方向の一端部は
羽根車の中心軸線と実質的に同心となるよう羽根車の軸
方向の一端部に対し摩擦溶接によシ連結され、スリーブ
の内周面部に回転シャフトと螺合可能なネジ部が具備さ
れてなるターボチャージャ等の回転シャフトに連結する
コンプレッサの割横車装置。

００　　羽根車がアルミニウム材料から鋳造されスリー
ブが鋼から作られてなる上記第９項記載の羽　　　″根
車装置。

（１１）　　スリーブの比較的硬質の外周面部には少な
くとも−の環状溝が形成されてなる上記第９項記載の羽
根車装置。

ａつ　　回転可能なシャフトと、シャフトを回転可能に
かつ軸方向に支承するベアリング装置が内設されたシャ
フトハウジングと、流体用の入口部および出口部が区画
されたコンプレッサハウジングと、ｌシャフトハウジン
グとコンプレッサハウジングとの間に配設され内部にシ
ャフト用の開口部が区画された背壁と、羽根車装置とを
備え、羽根車装置には羽根車と付属部材とが包有され、
羽根車が開口部を持たないハブ部と円周方向に配列され
る複数の羽根部とを有し、付属部材の軸方向の一端部は
ハブ部の中心軸線と実質的に同心、となるようハブ部の
軸方向の一端部に対し連結され、付属部材には回転可能
なシ４７トに対し連結する装置が具備されてなるコンプ
レッサ装置。

Ｑ３　　羽根車が比較的慣性力の小さな材料から鋳造さ
れ付属部材が比較的耐摩耗性の高い材料で作られ、付属
部材は羽根車に対し摩擦溶接法によ、！ｌｌｌ連結され
てなる上記第１２項記載のコンプレッサ装置。

Ｏａ　　開口部を持たないハブ部は軸方向の一端部に位
置し半径方向忙突出するディスク部と軸方向の他端部に
位置し小径のノーズ部との間において滑らかにかつディ
スク部およびノーズ部と一体に形成されてなる上記第１
２項記載のコンプレッサ装置。

ａ＄　回転可能なシャフトの一端部にはネジ山一端部が
具備され、付属部材にはシャフトのネジ山端部と連結可
能なネジ部が具備されてなる上記第１２項記載のコンプ
レッサ装置。

（ｌｊ　　シャフトの一端部の外周面にネジ山部が具備
され、付属部材はスラストスペーサとして機能するスリ
ーブであシ、スリーブの内周面部にはネジ部が具備され
、スリーブはシャフトと連結、されたとき実質的にシャ
フト用の開口部内に位置決めされてなる上記第１５項記
載のコンプレッサ装置。

αり　スリーブの外周面部には少なくとも−の環状溝が
具備され、環状溝にはシャフト用の開口部の周囲におい
て背壁と液密に接合する密封リングが嵌入されてなる上
記第１６項記載のコンプレッサ装置。

（至）　スリーブがシャフトと連結されたときスリーブ
と軸方向に当接し羽根車を軸方向に所定の距離離間させ
る肩部装置がシャフトハウジング内に設けられてなる上
記第１６項記載のコンプレッサ装置。

ａ９　　肩部装置がベアリング装置の一部である上記第
１８項記載のコンプレッサ装置。

（ホ）回転可能なシャフトと、回転可能かつ軸方向にシ
ャフトを支承するベアリング装置が内設されたシャフト
ハウジングと、流体用の入口部および出口部が区画され
たコンプレッサハウジングと、シャフトハウジングとコ
ンプレッサハウジングとの間に配設されシャフト用の開
口部が区画された背壁と、羽根車装置とを備え、羽根車
装置には慣性力の小さな月料から鋳造された羽根車と羽
根車に比べ耐摩耗性の高い材料で作られ全体として円筒
状のスリーブとが包有され、羽根車には軸方向の一端部
に位置し壱半径方向に突出するディスク部と、軸方向の
他端部に位置しディスク部より小径のノーズ部と、ディ
スク部およびノーズ部間において軸方向に滑らかな面を
もって延びる開口部を持たないハブ部と、ハブ部上に円
周方向に配列された複数の羽根とが一体に形成され、ス
リーブ部材の軸方向の一端部は羽根車の中心軸線と実質
的に同心になるよう羽根車の軸方向の一端部に対し固設
され、スリーブ部材の内周面部には回転可能なシャフト
と螺合可能なネジ部が形成され、スリーブ部材はシャフ
トに連結されるとき実質的にシャフト用の開口部内に位
置決めされ、スリーブ部材の外周面部には少なくとも−
の環状溝が形成され、スリーブ部材の環状溝にはシャフ
ト用の開口部の局面において背壁と液密に当接する密封
リングが嵌入され、シャフトハウジング内にはスリーブ
部材がシャフトと連結されたときスリーブ部材と軸方向
に当接し所定の距離羽根車を離間させる肩部装置が内装
されてなるコンプレッサ装置。

Ｑυ　スリーブ部材の外周面部が硬質にされてなる上記
第２０項記載のコンプレッサ装置。

（４）　開口部を持たないノ・ブ部とノ・ブ部上に円周
方向に配列される複数の羽根とを有するよう羽根車を形
成する工程と、回転可能なシャフトに連結可能に付属部
材を形成する工程と、開口部を持たないノ・プ部の中心
軸線と実質的に同心になるようノ・プ部の軸方向の一端
部にスリーブ部材を連結する工程とを包有してなるター
ボチャージャ等の回転可能なシャフトに装着される羽根
車装置を製造する方法。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるコンプレッサ装置羽根車の一実施
例の斜視図、第２図は同羽根車装置の組立工程を示す分
解斜視図、第３図は同拡大縦断面図、第４図は同羽根車
装置を適用したターボチャージャの部分縦断面図である
。 １０・・・羽根車装置、１２・・・羽根車、１４・・・
ノ１プ部、１６羽根部、１８・・・スリーブ、２０・・
・回転シャフト、２２・・・ディスク部、２４・・・ノ
ーズ部、２６・・・傾斜部、２８・・・わん曲部、３０
・・・中心軸線、３２・・・矢印、３４・・・ネジ部、
３６・・・環状溝、３８・・・ネジ山端部、４０・・開
口部、４２・・・背壁、４４・・・コンプレッサハウジ
ング、４６・・・中央ハウシンク、４８・・・スラスト
軸受装置、５０・・ンヤーナル軸受、５２・・・カラー
、５４・・・密封リング、５５・・入口部、５６・・・
うず巻形チャンバ 特許出願人 サキャレット　コーポレーション

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）慣性力の小さな材料から鋳造された羽根車と、羽
   根車に比べ耐摩耗性の高い材料で作られた全体として円
   筒状のスリーブ部材とを備え、羽根車には軸方向の一端
   部に配設され半径方向に突出するディスク部と、軸方向
   の一他端部に配設されディスク部よシ小径のノーズ部と
   、ディスク部とノーズ部間において軸方向に延びる開口
   部を有してないハブ部と、ノ・プ部上に円周方向に配列
   される複数の羽根部とが一体に成形され、スリーブ部材
   の軸方向の一端部は羽根車の中心軸線と実質的に同心に
   羽根車の軸方向の一端部に対し固設され、スリーブ部材
   の内周面部には回転シャフトと螺合可能なネジ部が具備
   されることを特徴とするコンプレッサ用の羽根車装置。 （２）羽根車が軽量のアルミニウム材料で形成されてな
   る特許請求の範囲第１項記載の羽根車装置。 （３）スリーブ部材が鋼で形成されてなる特許請求の範
   囲第１項記載の羽根車装置。 （４）スリーブ部材が羽根車に対し摩擦溶接法によ多連
   結されてなる特許請求の範囲第１項記載の羽根車装置。 （５１羽根車の羽根部の少なくとも一部には、ノーズ部
   に近接する傾斜部とディスク部の円周部に近接するわん
   曲部とが包有されてなる特許請求の範囲第１項記載の羽
   根車装置。 （６）ノーズ部がレンチと連結可能に軸方向に突出し実
   質的に多角柱状に形成されてなる特許請求の範囲第１項
   記載の羽根車装置。 （７１７！Ｊ−プ部材の外周面部が熱処理によシ硬化さ
   れてなる特許請求の範囲第１項記載の羽根車装置。 （８）スリーブ部材の外周面部には少なくとも−の環状
   溝が形成されてなる特許請求の範囲第１項記載の羽根車
   装置。 （９）軸方向の一端部に位置し半径方向に突出するディ
   スク部と軸方向の他端部に位置しディスク部よシ小径の
   ノーズ部とディスク部およびノーズ部間において軸方向
   に滑らかな面をもって延びる開口部を持たないハブ部と
   ハブ部上に円周方向配列された複数の羽根部とが一体に
   形成された羽根車をスリーブ部材を形成する工程と、実
   質的に羽根車の中心軸線と同心となるようスリーブ部材
   の伺１方向の一端部を羽根車のディスク部側の一端部と
   固設する固設工程と、回転可能なシャフトと螺合可能に
   スリーブ部材にネジ部を形成するネジ部形成工程とを包
   有してなるターボチャージャ等ｏ　回！＝司能なシャフ
   トに装着可能な羽根車装置を製造する方法。 ＱＯＩ固設工程にはスリーブ部材を羽根車に対しＪ、￥
   擦溶接により連結する工程が包有されてなる特許請求の
   範囲第９項記載の方法。 （１１）ネジ部形成工程が固設工程の後に行なわれてな
   る特許請求の範囲第９項記載の方法。 α；２）スリーブ部材の内周面部および外周面部が羽根
   車の中心軸線に対し同心になるよう固設工程の後にスリ
   ーブ部材を機械加工する工程を包有してなる特許請求の
   範囲第９項記載の方法。 Ｑ３固設工程の後に羽根車のディスク部側の一端部を所
   定の形状および仕上面に機械加工する工程を包有してな
   る特許請求の範囲第９項記載の方法。 ０４）固設工程の前にスリーブ部材の外径面部を熱処理
   し硬化する工程を包有してなる特許請求の範囲第９項記
   載の方法。 Ｑ５１スリーブ部材の外周面部に少なくとも−の環状−
   を形成する工程を包有してなる特許請求の範囲第９項記
   載の方法。 ａυネジ部影形成工程はスリーブ部材の内周面部にネジ
   部を形成する工程が包有されてなる特許請求の範囲第９
   項記載の方法。