JPS59200076A - 地熱水の輸送方法 - Google Patents
地熱水の輸送方法Info
- Publication number
- JPS59200076A JPS59200076A JP58073022A JP7302283A JPS59200076A JP S59200076 A JPS59200076 A JP S59200076A JP 58073022 A JP58073022 A JP 58073022A JP 7302283 A JP7302283 A JP 7302283A JP S59200076 A JPS59200076 A JP S59200076A
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- JP
- Japan
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- geothermal
- water
- pump
- geothermal water
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F03—MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F03G—SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS; MECHANICAL-POWER PRODUCING DEVICES OR MECHANISMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR OR USING ENERGY SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F03G7/00—Mechanical-power-producing mechanisms, not otherwise provided for or using energy sources not otherwise provided for
- F03G7/04—Mechanical-power-producing mechanisms, not otherwise provided for or using energy sources not otherwise provided for using pressure differences or thermal differences occurring in nature
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/10—Geothermal energy
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は地下に存在する高温の地熱水を地上まで効率的
に輸送する方法に関し、更に詳しくは地熱水の存在する
坑底に坑底ポンプを設け、この坑底ポンプを二相流ター
ビンにによって駆動して高温の地熱水を蒸発を抑えなが
ら地上にまで運搬する方法を提供するものである。
に輸送する方法に関し、更に詳しくは地熱水の存在する
坑底に坑底ポンプを設け、この坑底ポンプを二相流ター
ビンにによって駆動して高温の地熱水を蒸発を抑えなが
ら地上にまで運搬する方法を提供するものである。
地熱水の持つエネルギーを利用して地熱発電を行う方法
が開発されている。この場合重要なことは地熱水の蒸発
を抑えることによってその地熱水の持つエネルギーの減
少を抑制することである。
が開発されている。この場合重要なことは地熱水の蒸発
を抑えることによってその地熱水の持つエネルギーの減
少を抑制することである。
地熱水が自噴する状況は地下において地熱水が蒸発して
水蒸気となってミスト状態で地上に噴出するわけである
が、地熱水が水蒸気に変化する際にその地熱水の持つエ
ネルギーが消費され、地熱水に温度より水蒸気の温度が
10数%低下し、それに応じて圧力も低下し、その分だ
けエネルギーが消費されることになる。
水蒸気となってミスト状態で地上に噴出するわけである
が、地熱水が水蒸気に変化する際にその地熱水の持つエ
ネルギーが消費され、地熱水に温度より水蒸気の温度が
10数%低下し、それに応じて圧力も低下し、その分だ
けエネルギーが消費されることになる。
また、水蒸気になると、その体積は地熱水の体積に比較
して著しく増大するので、その輸送手段が問題となる。
して著しく増大するので、その輸送手段が問題となる。
前記理由から地熱水の地下における蒸発を防ぐことによ
り高温(高圧)の地熱水を得ることができ、その地熱水
の持つエネルギーを最大限に利用することが可能である
。高温の地熱水を得る最も有効な方法として、地熱井ケ
ーシングの下端部(坑底部)に坑底ポンプを設置する方
法が既に知られている。
り高温(高圧)の地熱水を得ることができ、その地熱水
の持つエネルギーを最大限に利用することが可能である
。高温の地熱水を得る最も有効な方法として、地熱井ケ
ーシングの下端部(坑底部)に坑底ポンプを設置する方
法が既に知られている。
然し、前記のように坑底ポンプを設けたとしても、地熱
水が得られる場所は通常は電力の供給設備がなく、また
内燃機関を動力源とした場合にはその燃料の輸送方法や
それの保守保全が問題となる。
水が得られる場所は通常は電力の供給設備がなく、また
内燃機関を動力源とした場合にはその燃料の輸送方法や
それの保守保全が問題となる。
従って、本発明の目的は高温の地熱水をエネルギーの損
失をなるべる少なくしながら地上に運搬する方法および
地熱水の汲上設備の保守・保、全が容易な地熱水の輸送
方法を提供すると共に、地熱水を利用して最も効率良く
発電する方法を提供することにある。
失をなるべる少なくしながら地上に運搬する方法および
地熱水の汲上設備の保守・保、全が容易な地熱水の輸送
方法を提供すると共に、地熱水を利用して最も効率良く
発電する方法を提供することにある。
設は目的を達成するための本発明の構成は、(1)地底
に存在する地熱水を地表にまで輸送する方法において、
地熱井の坑底に坑底ポンプを設げ、この坑底ポンプを回
転分離式二相流タービンによって駆動可能に構成し、こ
の坑底ポンプによって輸送されてきた地熱水を前記クー
ビンに供給して駆動するように構成したことを特徴とす
る地熱水の輸送方法及び、 (2)坑底ポンプにより供給された熱水を前記回転分離
式二相流タービンにより必要圧力迄加圧し、これを直接
接触熱交換器に供給して低沸点媒体によるバイナリ−発
電を行うと共に、回転分離式二相流タービンで分離され
た蒸気を蒸気タービンに供給して発電することを特徴と
する地熱発電方法である。
に存在する地熱水を地表にまで輸送する方法において、
地熱井の坑底に坑底ポンプを設げ、この坑底ポンプを回
転分離式二相流タービンによって駆動可能に構成し、こ
の坑底ポンプによって輸送されてきた地熱水を前記クー
ビンに供給して駆動するように構成したことを特徴とす
る地熱水の輸送方法及び、 (2)坑底ポンプにより供給された熱水を前記回転分離
式二相流タービンにより必要圧力迄加圧し、これを直接
接触熱交換器に供給して低沸点媒体によるバイナリ−発
電を行うと共に、回転分離式二相流タービンで分離され
た蒸気を蒸気タービンに供給して発電することを特徴と
する地熱発電方法である。
次に図面を参照しながら本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の第1の実施例を示す概略図であって、
地中1には地熱井2(地熱井ケーシング)が設けられ、
この地熱井2の坑底部(地熱井ケーシングの下端部)に
坑底ポンプ3が設 1(けられ、この坑底
ポンプ3の駆動軸4は地表面5の上方にまで延長されて
いる。地上には回転分離式二相流タービン6が設けられ
、前記坑底ポンプ3の駆動軸4をギヤボックス7等の動
力伝達手段を介して駆動するように構成されている。
地中1には地熱井2(地熱井ケーシング)が設けられ、
この地熱井2の坑底部(地熱井ケーシングの下端部)に
坑底ポンプ3が設 1(けられ、この坑底
ポンプ3の駆動軸4は地表面5の上方にまで延長されて
いる。地上には回転分離式二相流タービン6が設けられ
、前記坑底ポンプ3の駆動軸4をギヤボックス7等の動
力伝達手段を介して駆動するように構成されている。
回転分離式二相流タービン6は熱水と蒸気との混合流体
を動力源とするタービンであって、ケーシング10内に
回転分離器11(タービンローター)が軸12によって
回転自在に支持され、前記ギヤボックス7の動力源とな
っている。
を動力源とするタービンであって、ケーシング10内に
回転分離器11(タービンローター)が軸12によって
回転自在に支持され、前記ギヤボックス7の動力源とな
っている。
なお、坑底ポンプがモータ駆動の場合には発電機を付け
ることも可能であるが、この説明は省略し、以下に直接
ポンプ回転軸を駆動する場合について説明する。
ることも可能であるが、この説明は省略し、以下に直接
ポンプ回転軸を駆動する場合について説明する。
前記ケーシング10にば坑底ポンプ3より吐出される地
熱水を輸送するポンプケーシング13を経由して地熱水
がノズル14より前記回転分離器IIに噴射してこれを
駆動する。この回転分離器11は第1図に示すように円
筒体15と、この円筒体15の中央部に設けた板体16
より構成されており、これが回転した際に熱水が前記円
筒体15の内面に付着し、蒸気を分離し、熱水は円筒体
16に接近して開口している熱水取出しノズル17より
掬い出される。
熱水を輸送するポンプケーシング13を経由して地熱水
がノズル14より前記回転分離器IIに噴射してこれを
駆動する。この回転分離器11は第1図に示すように円
筒体15と、この円筒体15の中央部に設けた板体16
より構成されており、これが回転した際に熱水が前記円
筒体15の内面に付着し、蒸気を分離し、熱水は円筒体
16に接近して開口している熱水取出しノズル17より
掬い出される。
駆動軸4は長いものでは数1000 mのものがあり、
可撓継手によって接続されて地熱井2の内部に延長され
たポンプケーシング13内に延長されている。
可撓継手によって接続されて地熱井2の内部に延長され
たポンプケーシング13内に延長されている。
前記のように坑底ポンプ3より吐出された地熱二相流が
回転分離式二相流タービン6に供給されると回転分離器
11が駆動されると共にその動力の一部もしくは全部で
ギヤボックス7を介して駆動軸4を駆動し、その先端に
設りた坑底ポンプ3を駆動する。この坑底ポンプ3は地
熱水を直接吸入してポンプケーシング13を経由して地
表に輸送する。
回転分離式二相流タービン6に供給されると回転分離器
11が駆動されると共にその動力の一部もしくは全部で
ギヤボックス7を介して駆動軸4を駆動し、その先端に
設りた坑底ポンプ3を駆動する。この坑底ポンプ3は地
熱水を直接吸入してポンプケーシング13を経由して地
表に輸送する。
坑底に於ける地熱二相流はポンプケーシング13内をそ
の温度に見合った圧力の加圧状態で輸送されるために蒸
発が抑えられ、そのために坑底ポンプ3の設置されてい
る部分の坑底の温度で坑口にまで」二昇することになる
。
の温度に見合った圧力の加圧状態で輸送されるために蒸
発が抑えられ、そのために坑底ポンプ3の設置されてい
る部分の坑底の温度で坑口にまで」二昇することになる
。
一方、前記回転分離式二相流タービン6には地熱水(地
熱二相流)の一部もしくは全部が供給されて蒸気と熱水
とに分離され、それぞれの用途に応じて輸送される。
熱二相流)の一部もしくは全部が供給されて蒸気と熱水
とに分離され、それぞれの用途に応じて輸送される。
この回転分離式二相流タービン6を駆動する際に、地熱
水の持つエネルギーの一部を消費するが、このエネルギ
ーの量は、地熱水がフラッシュして温度が降下すると共
に圧力が低下する際に消費(ロス)するエネルギーであ
る10〜13%程度より遥かに少なく、数%程度であり
、両者の差は10%前後となる。また、本発明によれば
温度と圧力とが坑底部の状態で取り出されるので高温の
地熱水を得ることが可能となる。
水の持つエネルギーの一部を消費するが、このエネルギ
ーの量は、地熱水がフラッシュして温度が降下すると共
に圧力が低下する際に消費(ロス)するエネルギーであ
る10〜13%程度より遥かに少なく、数%程度であり
、両者の差は10%前後となる。また、本発明によれば
温度と圧力とが坑底部の状態で取り出されるので高温の
地熱水を得ることが可能となる。
第2図は別の実施例に係る装置の概略図であって、熱水
の持つエネルギーを更に回収する装置を示すものである
。
の持つエネルギーを更に回収する装置を示すものである
。
坑底に存在する地熱水を坑口にまで輸送する場合には、
ポンプケーシング13の摩擦による蒸発を防ぐために二
相流タービンに供給する熱水の必要とする圧力よりも高
い圧力に調整されている。
ポンプケーシング13の摩擦による蒸発を防ぐために二
相流タービンに供給する熱水の必要とする圧力よりも高
い圧力に調整されている。
回転分離式二相流タービン6に供給する熱水は飽和圧力
であれば良いが、それ以上の圧力の地熱水の有するエネ
ルギーはこの回転分離式二相流タービンでは回収される
ことがなく、飽和地熱水の有するエネルギー以上のエネ
ルギーが無駄なエネルギーとして廃棄されることになる
。
であれば良いが、それ以上の圧力の地熱水の有するエネ
ルギーはこの回転分離式二相流タービンでは回収される
ことがなく、飽和地熱水の有するエネルギー以上のエネ
ルギーが無駄なエネルギーとして廃棄されることになる
。
この廃棄されるエネルギーを回収するのが第2実施例の
目的である。
目的である。
ポンプケーシング13の」二端部と回転分離式二相流タ
ービン6との間を結ぶ配管18の途中に動力回収タービ
ン20が設けられ、この動力回収タービン20によって
回収した動力によってギヤボックス7への入力軸21を
駆動するように構成している。
ービン6との間を結ぶ配管18の途中に動力回収タービ
ン20が設けられ、この動力回収タービン20によって
回収した動力によってギヤボックス7への入力軸21を
駆動するように構成している。
前記動力回収タービン20によって回転分離式二相流タ
ービン6に供給するのに必要な飽和地熱水を保持するの
に必要な圧力以上の圧力は回収され、配管22内の熱水
は飽和熱水となり、回転分離式タービン6に供給される
ことになる。
ービン6に供給するのに必要な飽和地熱水を保持するの
に必要な圧力以上の圧力は回収され、配管22内の熱水
は飽和熱水となり、回転分離式タービン6に供給される
ことになる。
第3図は坑底ポンプの駆動装置である回転分離式二相流
タービンが持つ高効率気水分離機能と高効率ポンプ機能
を直接接触式熱交換器によるバイナリ−発電及び蒸気タ
ービン発電と結びつげた実施例を示す。
タービンが持つ高効率気水分離機能と高効率ポンプ機能
を直接接触式熱交換器によるバイナリ−発電及び蒸気タ
ービン発電と結びつげた実施例を示す。
坑底ポンプ3で昇圧された地熱水は液体タービンTを経
由してギヤボックス7aを駆動して回転分離式二相流タ
ービン6へ供給する飽和熱水を保持する以上の圧力を動
力として回収し前記タービン6へ供給される。
由してギヤボックス7aを駆動して回転分離式二相流タ
ービン6へ供給する飽和熱水を保持する以上の圧力を動
力として回収し前記タービン6へ供給される。
回転分離式二相流タービン6で昇圧された高圧地熱水1
〕は、ポンプ無しに直接接触式熱交換器Cに供給され、
この熱交換器Cで低沸点媒体を気化させ、これを低沸点
媒体タービンdに供給する。この低沸点媒体タービンd
と蒸気タービンjの両者で発電機mを駆動するように構
成されている。また、前記低沸点媒体タービンdよりの
排気はクーリングタワーiを附設したコンデンサeで復
水し、レシーバ−f、ポンプgを経由して直接接触式熱
交換器C内にフラッシュされる。前記ポンプgば直接接
触式熱交換器Cより流出する熱水によって駆動される液
体タービンhによって駆動され、この液体タービンhよ
り排出された熱水はフラッシャ0に供給され、このフラ
ッシャ0により排出された水は還元井nに供給される。
〕は、ポンプ無しに直接接触式熱交換器Cに供給され、
この熱交換器Cで低沸点媒体を気化させ、これを低沸点
媒体タービンdに供給する。この低沸点媒体タービンd
と蒸気タービンjの両者で発電機mを駆動するように構
成されている。また、前記低沸点媒体タービンdよりの
排気はクーリングタワーiを附設したコンデンサeで復
水し、レシーバ−f、ポンプgを経由して直接接触式熱
交換器C内にフラッシュされる。前記ポンプgば直接接
触式熱交換器Cより流出する熱水によって駆動される液
体タービンhによって駆動され、この液体タービンhよ
り排出された熱水はフラッシャ0に供給され、このフラ
ッシャ0により排出された水は還元井nに供給される。
また、回転分離式二相流タービン6で高純度に分離され
た蒸気aは蒸気タービンjに供給され、この蒸気タービ
ンjよりの排気はクーリングタワー!に接続されたコン
デンサkを経由して復水し、還元井nに戻される。
た蒸気aは蒸気タービンjに供給され、この蒸気タービ
ンjよりの排気はクーリングタワー!に接続されたコン
デンサkを経由して復水し、還元井nに戻される。
このような、坑底ポン132回転分離式二相流タービン
6、直接接触式熱交換器C1低沸点媒体タービンdおよ
び蒸気タービンjを組合せたハイブリッド型地熱発電方
法は、最も高効率かつ経済的な方法である。
6、直接接触式熱交換器C1低沸点媒体タービンdおよ
び蒸気タービンjを組合せたハイブリッド型地熱発電方
法は、最も高効率かつ経済的な方法である。
以上詳述したように、本発明は回転分離式二相流タービ
ンを地熱水(二相流)によって駆動して動力を得、この
動力によって坑底ポンプ3を駆動して地熱二相水を汲み
出すように構成したので、次の如き効果を奏することが
可能である。
ンを地熱水(二相流)によって駆動して動力を得、この
動力によって坑底ポンプ3を駆動して地熱二相水を汲み
出すように構成したので、次の如き効果を奏することが
可能である。
(1)坑底に存在する地熱水の状態で坑口まで地熱水を
輸送するので、地熱水の持つエネルギーの損失が少ない
状態で坑口にまで輸送することができる。
輸送するので、地熱水の持つエネルギーの損失が少ない
状態で坑口にまで輸送することができる。
地熱水を地熱井ケーシングの途中において蒸発させ、蒸
気と熱水のミストとの混合体の状態で地上にまで取り出
す場合には前記混合体の持つエネルギーは、地熱水の持
つエネルギーに比較して一般に10数%低下しているが
、本発明に係る方法によれば回転分離式二相流タービン
6を駆動するために消費する地熱水のエネルギーが減少
するだりであって数%の消費であり、前記混合体とする
場合のエネルギー消費に比較して著しく少ない。従って
地熱水の持つエネルギーを効果的に回収することが可能
である。
気と熱水のミストとの混合体の状態で地上にまで取り出
す場合には前記混合体の持つエネルギーは、地熱水の持
つエネルギーに比較して一般に10数%低下しているが
、本発明に係る方法によれば回転分離式二相流タービン
6を駆動するために消費する地熱水のエネルギーが減少
するだりであって数%の消費であり、前記混合体とする
場合のエネルギー消費に比較して著しく少ない。従って
地熱水の持つエネルギーを効果的に回収することが可能
である。
特に地熱水の温度が150〜200°C付近である場合
にこの地熱水の温度が低下すると、この地熱水の利用価
値が著しく低下するが、本発明によれば地熱水の温度を
低下させることなく坑口にまで輸送可能であるので、こ
の地熱水の利用価値は著しく向上する利点がある。
にこの地熱水の温度が低下すると、この地熱水の利用価
値が著しく低下するが、本発明によれば地熱水の温度を
低下させることなく坑口にまで輸送可能であるので、こ
の地熱水の利用価値は著しく向上する利点がある。
(2)地熱水が存在する位置においては、電気が供給で
きず、また物資の運搬が困難な場所が多いが、回転分離
式二相流タービンを使用することによってこの地熱水に
よって簡単に駆動することができ、このタービンで得ら
れた動力によって坑底ポンプ3を駆動することができ、
地熱水をエネルギーの損失が殆どないような状態で坑口
にまで輸送することができ、地熱水の持つエネルギーを
有効に回収することが可能となる。
きず、また物資の運搬が困難な場所が多いが、回転分離
式二相流タービンを使用することによってこの地熱水に
よって簡単に駆動することができ、このタービンで得ら
れた動力によって坑底ポンプ3を駆動することができ、
地熱水をエネルギーの損失が殆どないような状態で坑口
にまで輸送することができ、地熱水の持つエネルギーを
有効に回収することが可能となる。
(3)回転分離式二相流タービンの持つ気水分離機能を
蒸気タービンに、ポンプ機能を直接接触式熱交換器への
熱水供給に結びつけ、坑底ポンプ、回転分離式二相流タ
ービン、直接接触式熱交換器、低沸点タービン、及び蒸
気タービンからなるハイブリッド型地熱食電方式を採用
することにより、中低温地熱水から経済的に発電するこ
とが可能となる。
蒸気タービンに、ポンプ機能を直接接触式熱交換器への
熱水供給に結びつけ、坑底ポンプ、回転分離式二相流タ
ービン、直接接触式熱交換器、低沸点タービン、及び蒸
気タービンからなるハイブリッド型地熱食電方式を採用
することにより、中低温地熱水から経済的に発電するこ
とが可能となる。
図は本発明の実施例を示すものであって、第1図は第1
の実施例に係る地熱水の取出装置の概略図、第2図は第
2の実施例に係る地熱水の取出装置の概略図、第3図は
第3の実施例に係わるハイブリッド型地熱発電方式の概
略図である。 ■・・地中、2・・地熱井、3・・坑底ポンプ、4・・
駆動軸、5・・地表、 6・・回転分離式二相流タービン、 7・・ギヤボックス、10・・ケーシング、11・・回
転分離器(ローター)、12・・軸、13・・ポンプケ
ーシング、14・・ノズル、20・・動力回収タービン
、21・・入力軸、22・・配管、 a・・蒸気、b・・高圧熱水、 C・・直接接触式熱交換器、 d・・低沸点媒体タービン、 j・・蒸気タービン、n・・還元井。 代理人 弁理士 小 川 信 − 弁理士 野 口 賢 照 弁理士 斎 下 和 彦
の実施例に係る地熱水の取出装置の概略図、第2図は第
2の実施例に係る地熱水の取出装置の概略図、第3図は
第3の実施例に係わるハイブリッド型地熱発電方式の概
略図である。 ■・・地中、2・・地熱井、3・・坑底ポンプ、4・・
駆動軸、5・・地表、 6・・回転分離式二相流タービン、 7・・ギヤボックス、10・・ケーシング、11・・回
転分離器(ローター)、12・・軸、13・・ポンプケ
ーシング、14・・ノズル、20・・動力回収タービン
、21・・入力軸、22・・配管、 a・・蒸気、b・・高圧熱水、 C・・直接接触式熱交換器、 d・・低沸点媒体タービン、 j・・蒸気タービン、n・・還元井。 代理人 弁理士 小 川 信 − 弁理士 野 口 賢 照 弁理士 斎 下 和 彦
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、地底に存在する地熱水を地表にまで輸送する方法に
おいて、地熱井の坑底に坑底ポンプを設け、この坑底ポ
ンプを回転分離式二相流タービンによって駆動可能に構
成し、この坑底ポンプによって輸送されてきた地熱水を
前記タービンに供給して駆動するように構成したことを
特徴とする高温地熱水の輸送方法。 2、坑底ポンプにより供給された熱水を前記回転分離式
二相流タービンにより必要圧力迄加圧し、これを直接接
触熱交換器に供給して低沸点媒体によるバイナリ−発電
を行うと共に、回転骨、離式二相流タービンで分離され
た蒸気を蒸気タービンに供給して発電することを特徴と
する地熱発電方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58073022A JPS59200076A (ja) | 1983-04-27 | 1983-04-27 | 地熱水の輸送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58073022A JPS59200076A (ja) | 1983-04-27 | 1983-04-27 | 地熱水の輸送方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32904288A Division JPH025765A (ja) | 1988-12-28 | 1988-12-28 | 地熱発電方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59200076A true JPS59200076A (ja) | 1984-11-13 |
JPH0243915B2 JPH0243915B2 (ja) | 1990-10-02 |
Family
ID=13506292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58073022A Granted JPS59200076A (ja) | 1983-04-27 | 1983-04-27 | 地熱水の輸送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59200076A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013164062A (ja) * | 2012-01-10 | 2013-08-22 | Kyushu Power Service:Kk | 地熱交換器および地熱発電装置 |
CN105736263A (zh) * | 2016-04-01 | 2016-07-06 | 上海开山能源装备有限公司 | 一种地热井口电站系统及其发电方法 |
CN105736264A (zh) * | 2016-04-01 | 2016-07-06 | 上海开山能源装备有限公司 | 地热井口电站系统及其发电方法 |
JP6363313B1 (ja) * | 2018-03-01 | 2018-07-25 | 隆逸 小林 | 作動媒体特性差発電システム及び該発電システムを用いた作動媒体特性差発電方法 |
-
1983
- 1983-04-27 JP JP58073022A patent/JPS59200076A/ja active Granted
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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