JPS59199874A - 鮮明模様を有する透湿性人工皮革の製造法 - Google Patents

鮮明模様を有する透湿性人工皮革の製造法

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JPS59199874A
JPS59199874A JP7174483A JP7174483A JPS59199874A JP S59199874 A JPS59199874 A JP S59199874A JP 7174483 A JP7174483 A JP 7174483A JP 7174483 A JP7174483 A JP 7174483A JP S59199874 A JPS59199874 A JP S59199874A
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JP
Japan
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artificial leather
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cracks
coating layer
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JP7174483A
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水瀬 富雄
清 坪井
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Kuraray Co Ltd
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Kuraray Co Ltd
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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、引張°つても表面の凹凸模様が消失せず、か
つ優れた透湿性を有する人工皮革に関するものである。
従来よシ、繊維質の基体層の上に表面被覆層を設けたシ
ート物は、風合が天然皮革に類似しているため人工皮革
として使用されている。そして、このような人工皮革を
外観においても天然皮革様とするために、その表面をエ
ンボス加工して凹凸模様を付与する方法が用いられてい
る。しかしながら、従来の人工皮革は、表面被覆層が連
続したものであるため、わずかに引張られても表面の凹
凸が消失し、平滑化してしまうことと々る。
そしてこのような人工皮革を靴や鞄等の二次製品に加工
した場合には、表面が平滑化されたいわゆるビニール調
外観を呈する部分が存在することとなり、商品価値を大
きく低下させることとなる。
さらに従来の人工皮革は、上述したように、表面被覆層
が連続したものであるため、その透湿性は専ら表面被覆
層を通過できる湿気の量にょシ決定されて赴り、表面被
覆層として極めて高い透湿性を有する素材からなるもの
を用いなければ十分な透湿性を有するものが得られない
という欠点を有していた。
本発明は、引張っても表面のエンボス模様が消失せずに
残シ、かつ表面被覆層として用いた素材にかかわらず十
分な透湿性を有する人工皮革を提供するにある。
すなわち本発明は、エンボス加工された表面被覆層と基
体層からなる人工皮革であって、該エンボス加工によシ
付与された凹凸模様の凸部が凹部に形成された連続また
は非連続の亀裂によシ囲まれていることを特徴とする人
工皮革である。
本発明の人工皮革では、エンボス模様の凹部、すなわち
表面からは比較的目立たない部分に連続または非連続の
亀裂が形成されておシ、シたがって仕上面の外観がほと
んど損なわれることなしに透湿性および通気性が高めら
れており、かつ亀裂が凸部を囲むように亀甲状に存在し
ているため、個々の凸部を形成している表面被覆層があ
たかもそれぞれ独立して存在しているような状態となっ
ており、シたがって二次製品加工時に引張った状態で形
成されても、伸長応力が全凸部に及ば々いため、表面の
凹凸が消失することなく、鮮明に存在していることとな
る。
本発明の人工皮革は、前述したように、基体層と表面被
覆層からなる。基体層とは、不織布、織布、編布等の繊
維集合体、またはこれにポリウレタンニジストマー、天
然ゴム、合成ゴム等の弾性ポリマーを含浸させたもの、
あるいはさらにこれらの表面にポリウレタンエラストマ
ー、天然ゴム、合成ゴム等の弾性ポリマーからなる多孔
質層または非多孔質層が付与されたものの総称でちゃ、
本発明ではこれらの内のいずれであってもよいが、好ま
しくは内部にポリウレタンニジストマーを多孔質状で含
有している絡合不織布の表面にポリウレタンエラストマ
ーの多孔質層を被覆しだものである。
本発明の人工皮革は表面被覆層に特徴を有している。す
なわち、本発明の人工皮革の表面被覆層にはエンボス加
工によシ凹凸模様が付与されており、そしてこの凹凸模
様の凸部が凹部に形成された連続または非連続の亀裂に
より囲まれているのである。表面被覆層がこのような形
状を有している限り、本願発明では表面被覆層に関して
特に限定されないが、なかでも下地層と凸部被覆層、あ
るいはこの二層の間にさらに着色剤を添加した着色層を
挿入した多層構造物が好ましい。なお下地層とは、エン
ボツシングや機械的変形が付与された場合に比較的容易
に亀裂が生じるような層のことで、たとえばポリウレタ
ンニジストマー、合成ゴム、天然ゴム等の弾性ポリマー
に無機または有機の充填材、好ましくは体質顔料が該弾
性ポリマーに対して20〜250重量係添加されている
樹脂組成物からなる層がその代表として挙げられる。
また凸部被覆層とはエンボス加工によシ生じた凹凸模様
の凸部のみ、または凸部全重点的に被覆した層のことで
あシ、この層はエンボス加工や機械的変形により凸部に
亀裂が生じないように凸部を補強するためのものであり
、具体的には弾性ポリマーあるいはそれに染料や顔料等
の着色剤を添加した樹脂組成物からなる非多孔質層であ
る。さらに下地層と凸部被覆層の間に存在している着色
層は、人工皮革に所望の色彩を与えるだめのものであり
、通常、弾性ポリマーと染料、顔料等の着色剤、そして
必要により上述したようガ充填材、好ましくは体質顔料
を添加した樹脂組成物からなるものである。
なお本発明の人工皮革において、凸部は凹部に形成され
た亀裂により囲まれている必要があるが、個々の凸部が
完全に亀裂によシ囲まれている必要はなく、す々わち凸
部の周囲に存在している亀裂は連続であっても非連続で
あってもよく、さらには個々の凸部がそれぞれ亀裂によ
り独立している必要は力<、たとえば複数個の凸部が亀
裂により他の凸部から独立またはほぼ独立しているよう
な形態を有しているものでもよい。好ましくは、個々の
凸部がそれぞれ亀裂によシ独立まだはほぼ独立している
ような形態である。本発明において表面被覆層は全体と
して厚さが3〜30μの範囲内であるのが、天然皮革様
の外観、風合等が得られる点で好ましい。
本発明の人工皮革は種々の方法によシ得られるが、好ま
しい一方法としては、繊維集合体と弾性ポリマーからな
る基体層の表面に、弾性ポリマーからなる多孔質または
非多孔質の表面被覆層を形成して仕上げるに際し、まず
体質顔料の微粉末を含む弾性ポリマー組成物を基体層の
表面に塗布して下地層を形成し、次いで凹凸模様のエン
ポシングを加熱状態で施し、続いて着色顔料および必要
に応じて体質顔料を添加した弾性ポリマー組成物を塗布
して表面着色層を形成し、更に必要に応じて着色顔料を
添加した樹脂組成物を主として凸部に塗布して凸部被覆
層を形成したのち、もみ処理などの機械的変形を与える
ことによって凹部に亀裂を形成させる方法が挙げられる
次に、本発明の人工皮革の構造を明確にするために、添
付の図面によって説明する。第1図は本発明の人工皮革
の一例である。図中、1は繊維集合体と弾性ポリマーか
らなる基体層または該基体層の表面に弾性ポリマーの多
孔質層が付与されてなる基体層である。2は顔料と弾性
ポリマーの組成物からなる下地層、3はエンボシングで
形成した凸部、4は凹部、5は連続または非連続の亀裂
で、該亀裂は凸部を囲むように形成されている。
6は亀裂が基体層に達している状態、7は凸部を補強し
た凸部被覆層である。第2図は従来の人工皮革の一例で
あり、10は基体層、12は着色樹脂層、13は樹脂層
、14はエンボシングで形成した凸部、15は凹部であ
る。かかる表面被覆層の状態の相違が引張ったときに凹
凸模様を消失することなく鮮明に存在したものとなる。
更に透湿性および通気性も高められたものとなる。特に
第1図に示すように、凹部に形成された亀裂の少くとも
一部が基体層の内部にまで達するものである場合には、
人工皮革の通気性および透湿性が一段と高まり、さらに
引張りによシ消失しない一層鮮明な凹凸模様が得られる
こととなる。
次に本発明を実施例によシ具体的に説明するが、本発明
はこの実施例に限定されるものではない。
実施例 ナイロン−6の極細繊維束の絡合不織布に多孔質ポリウ
レタンが含有されて成る厚さ1.5朔の基体層の表面を
パフィングして繊維毛羽とポリウレタンの混在した平滑
面を得た。この基体層の一面に、ポリウレタン3重量%
およびポリウレタンに    ゛・i対して40重量%
の微細シリカ粉末を画郭した組成物溶液をスプレー法に
よって約707/−の量で塗布し、乾燥して下地層を形
成した○次いで、直径1■の円形の凹部を多数存在させ
たエンボス板fi−使用して、温度120℃でエンボシ
ングし、基体面に凹凸模様を付与した。更にその面に、
白色顔料および微細シリカ粉末を添加したポリウレタン
の5重量%着色組成物溶液をスプレー法によって約10
0 y /m’の量で塗布して着色層を形成した。
次いで、シンナーおよびノンブラッシングシンナーに白
色顔料を添加したニトロセルロースラッカーを凸部に塗
布して乾燥し、凸部被覆層を形成したっこのようにして
得られた人工皮革に機械的もみ処理を施したところ、凹
部に細い亀裂が凸部を囲むように非連続状で発生してお
り、その大部分は基体層内部にまで達していた0 また、この人士皮革は、手で引張っても凸部模様の大部
分は鮮明に残っておシ、亀裂は肉眼ではほとんど明確に
判断することができず外観を損うことはほとんどなく、
むしろ見た目の柔軟性を示すものであった。そしてこの
人工皮革の透気度は27秒/100CC1透湿度は22
 s o y/if’/dayであり、表面被覆層は平
均5μの厚さを有していブヒ0
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る鮮明模様を有する透湿性人工皮革
であシ、第2図は従来の人工皮JFである。 特許出願人  株式会社 り ラ し 株式会社 水瀬製革所 代理人 弁理士重要 堅

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 エンボス加工された表面被覆層と基体層からなる
    人工皮革であって、該エンボス加工により付与された凹
    凸模様の凸部が凹部に形成された連続まだは非連続の亀
    裂にょシ囲まれていることを特徴とする鮮明模様を有す
    る透湿性人工皮革。 2、 凹部に形成された亀裂の少なくとも一部分が基体
    層の内部にまでおよんでいる特許請求の範囲第1項記載
    の人工皮革。
JP7174483A 1983-04-22 1983-04-22 鮮明模様を有する透湿性人工皮革の製造法 Granted JPS59199874A (ja)

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JPS59199874A true JPS59199874A (ja) 1984-11-13
JPH022993B2 JPH022993B2 (ja) 1990-01-22

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JPS63243383A (ja) * 1987-03-31 1988-10-11 Fujikura Rubber Ltd 人工皮革の製造方法

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Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4848604A (ja) * 1971-10-18 1973-07-10

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