JPS591991Y2 - タンク底スラツジまたは高融点油類の洗浄溶解用アダプタ− - Google Patents

タンク底スラツジまたは高融点油類の洗浄溶解用アダプタ−

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Publication number
JPS591991Y2
JPS591991Y2 JP7541479U JP7541479U JPS591991Y2 JP S591991 Y2 JPS591991 Y2 JP S591991Y2 JP 7541479 U JP7541479 U JP 7541479U JP 7541479 U JP7541479 U JP 7541479U JP S591991 Y2 JPS591991 Y2 JP S591991Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
melting point
hot water
tank
high melting
sludge
Prior art date
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Expired
Application number
JP7541479U
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JPS55176187U (ja
Inventor
博之 井原
義雄 戸部
Original Assignee
三菱石油株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はタンク底スラッジまたは高融点油類の洗浄溶解
用アダプターに関する。
従来タンク底スラッジまたは高融点油類を洗浄もしくは
溶解するには混油式と温水式とがあり、前者はタンク底
のスラッジまたは高融点油類の上に例えば原油あるいは
軽油等の炭化水素油を張り込んで、この上部の炭化水素
油を加熱することにより、下部のタンク底スラッジまた
は高融点油類を溶解させる方式であり、この方式を成功
させるには上部の炭化水素油を全て高温にすることが必
要であり、さらに高温に達しても比重差が生じるために
炭化水素油の下層の部分は比較的温度が低くタンク底ス
ラッジまたは高融点油類を溶解するのに十分な温度に到
達することが困難であった。
一方後者の温水式についても多量の温水を張り込んでタ
ンク底スラッジまたは高融点油類を洗浄溶解させるため
、温水をつくるための熱源が多量に必要であるばかりか
、タンク洗浄後の多量の残水の処理に問題があった。
本考案者らは上記の事情にかんがみ種々検討した結果、
従来法に比して極めて少量の温水で効率よくタンク底の
スラッジまたは高融点油類を洗浄溶解させることのでき
るアダプターを考案するに至った。
すなわちタンク底のスラッジまたは高融点油類を温水で
溶解するに際し、マンホール部に接続できるふた、該ふ
たに2本以上の配管が設けられ、該配管はそれぞれ異な
るタンクレベルにおける温水を連続して外部に搬出する
ことができる形状を有し、該配管の内1本以上がマンホ
ールの開口部の最下点以下の液体を外部に搬出すること
のできる形状であることを特徴とするタンク底スラッジ
または高融点油類の洗浄溶解用アダプターを考案した。
本考案によるアダプターを用いれば温水層の厚さは10
〜30cm程度で、タンク底スラッジまたは高融点油類
を効率よく溶解することができる。
こ・に本考案でいうタンク底のスラッジとは原油等に含
まれる砂、蝋、ピッチ等がタンク内壁の鉄錆と共にタン
ク底に沈降堆積したものを云い、また高融点油類とは常
温のタンクにおいて固状または半固状を呈する油類のこ
とで例えば石油類では高粘度原油、重油、アスファルト
など動植物油類では牛脂、豚腸、パーム油などを云う。
次に実施例により本考案を具体的に説明するが本考案は
その要旨をこえない限り以下の実施例に限定されるもの
ではない。
第1図は本考案の実施例を示す説明図であり、容量20
000 kl (直径×高さ=40mX18m)の原油
タンクAを開放点検したところ厚さ約1mのタンクスラ
ッジDがタンク底部−面に堆積していた。
そこで軽油Bを2500 kl張り込み、さらに温水C
を300 ton (厚さ25cm)張り込んで温水循
環用ポンプ6でヒーター7を介して循環させながら温水
Cの温度を60℃に保つようにした。
その結果タンクスラッジDが溶解して温水Cの上にある
軽油Bに溶は込んでいったため、第2図に示すバルブの
開放を順次11→14に切り換えてゆき、短時間でタン
クスラッジDをほぼ完全に溶解することに成功した。
このときの軽油Bの温度は30℃であった。
なお温水Cを用いないで軽油Bのみでタンクスラッジを
溶解させたところ10倍以上の熱源と多数の日数を要し
た。
また従来より行なわれている多量の温水すなわち100
0 ton以上の温水(厚さ1m)を用いた方式とも比
較したところ本考案の方が熱源が5分の1以下であった
さらに温水の中に水溶性のエマルジョンブレーカ−を少
量添加して本考案によるアダプターを併用するとさらに
効率よくタンススラッジを洗浄溶解させることが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す説明図であり、第2図は
同詳細説明図である。 1・・・・・・マンホール部に接続できるふた、2〜5
・・・・・・サクション用配管、6・・・・・・温水循
環用ポンプ、7・・・・・・ヒーター、8・・・・・・
温水循環ライン、9・・・・・・温水注入口、10・・
・・・・マンホール、11〜14・・・・・・バルブ、
A・・・・・・原油タンク(容量20000 kl)、
B・・・・・・軽油、C・・・・・・温水、D・・・・
・・タンクスラッジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タンク底のスラッジまたは高融点油類を温水で溶解する
    に際し、マンホール部に接続できるふた、該ふたに2本
    以上の配管が設けられ、該配管はそれぞれ異なるレベル
    における温水を連続して外部に搬出することができる形
    状を有し、該配管の内1本以上がマンホールの開口部の
    最下点以下の液体を外部に搬出することのできる形状で
    あることを特徴とするタンク底スラッジまたは高融点油
    類の洗浄溶解用アダプター
JP7541479U 1979-06-05 1979-06-05 タンク底スラツジまたは高融点油類の洗浄溶解用アダプタ− Expired JPS591991Y2 (ja)

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JPS55176187U JPS55176187U (ja) 1980-12-17
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