JPS59199000A - 父系の決定および個々の遺伝的同一性を確立する方法 - Google Patents

父系の決定および個々の遺伝的同一性を確立する方法

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JPS59199000A
JPS59199000A JP59038451A JP3845184A JPS59199000A JP S59199000 A JPS59199000 A JP S59199000A JP 59038451 A JP59038451 A JP 59038451A JP 3845184 A JP3845184 A JP 3845184A JP S59199000 A JPS59199000 A JP S59199000A
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    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/68Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving nucleic acids
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    • C12Q1/683Hybridisation assays for detection of mutation or polymorphism involving restriction enzymes, e.g. restriction fragment length polymorphism [RFLP]
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    • C12Q2600/00Oligonucleotides characterized by their use
    • C12Q2600/156Polymorphic or mutational markers

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、父系の決定および個々の遺伝的同一性を確立
するのに用いられる新規かつ改良された試験方法に関す
る。
個体の同定が可能であることが重要な場合が数多くあり
、例えば、犯罪の場合における物理的証拠が特定の容疑
者のものと一致するかどうか、個人の父系(親糸、pa
ternity )の決定について、彼(または彼女)
の母または父との関係を同定するとか、またより一般的
には、ウィルス、バクテリア、藻類、真菌、植物または
動物の株を遺伝的に同定する場合などがある。そのよう
な決定に用いられている試験法のいくつかは、当該個体
のプラズマ、その表面、または細胞からの抽出物などに
おける多形性蛋白質を同定することによる。
公知のヒトABO血液群物質が説明に使われている。そ
の/IRQ血液群物質は組成物の形態の炭水化物であっ
て、単一のヒト遺伝子の生成物である酵素により合成さ
れる。一つの型の遺伝子(A対〃遺伝子)はA型血液の
合成に用いられる酵素を生成し、他の型の遺伝子(+1
対立遺伝子)はB型血液の合成に用いられる酵素を生成
する。両対立遺伝子が無い場合は0型血液が生成され、
また両対立遺伝子が有る場合はAR型血液が生成される
ことになる。このARO物質は抗原性を有し、適当な抗
血清と反応させることにより免疫学的に測定できる。こ
れらの物質の抗血清との別異の反応性は、ASR,Oお
よびARの血液型のグループ分けの基礎となる。
もしすべての者が同じ血液型を持っている場合には、こ
の物質はそれらを個々に区別するためには用いえない。
この血液群物質が数種の型を有する(すなわち、多形性
である)という事実によって識別が可能になる。しかし
ながら、親について争がある場合においては、異なる対
立遺伝子の数のみならず、それら対立遺伝子の発生頻度
が、その除外能力において重要になってくる。これらの
対立遺伝子の発生頻度は人口間において変るため、その
除外能力も変ってくる。除外するための試験の能力は、
その除外能力、0〜1.0の範囲の数値、で表わされる
。アメリカの黒人におけるARO系の除外能力は0.1
774であり、アメリカのコーカサス地方でのそれは0
.1342である。この除外能力はスウェーデン人では
0.1830に、また日本人では0.1917に増大す
る。
この除外能力を増大させる1つの方法は、分析を、他の
多形性物質を含むように拡張することである。スウェー
デンでは、12の多形性物質が分析される。この試験法
での除外能力は計0.870となる。このセットに他の
系を付加しても、それが高い情報性をもっていても、累
加的な可能性はあまり増大せず、包含される系の数が大
きくなるだけである。免疫学的テスト(抗原抗体反応)
に基づく25の系での検査では非親の累加的可能性は0
.7694となり、生化学的テスト(酵素反応または電
気泳動移動度)に基づく32の系の同様の分析では0.
9512の値になる。これらを組合せて59の系で行な
っても、その除外値は0.9887となるにすぎない。
系が過多、試薬が高価で少ない、技術が複雑、信頼性が
低い、経験が少ないなどにより所定の仕事として行なう
には適当でないとの理由で、この父系試験プログラムに
ついて広い調査は行なわれていない。
同定法として複合テスト系を用いることが裁判科学では
よく知られている。例えば、ARO血液群抗原に加えて
、MNおよびRh抗原も分析する方法がある。そのテス
ト試料が液体であるときには、LeおよびSe抗原も含
まれる。赤血球細胞酵素アシドホスファターゼ、ホスホ
グルコムターゼ、およびエステラーゼDの3種を電気泳
動変化の存在で試験する。最後に、ハプトグロビンのよ
うな血清蛋白質について試験する。父系の決定の場合の
ように、この裁判科学での調査はコスト面、技術の複雑
性および低い信頼性のため、その適用には制限がある。
上記のような実施可能性が考えられているにもかかわら
ず、より深刻な理論的問題のために、それら既存のテス
ト法はすべて■1なる飾り物となっている。このような
テスト法は蛋白質またはその活性の分析に基づくもので
あるため、調査の対象となるものは遺伝子生成物であっ
て、遺伝子自体ではない。父系が争われている場合にお
いては、遺伝情報が表現される過程に退化が生じるため
、本発明では、その表現による生成物よりもむしろ遺伝
子を直接分析するのが好ましい。
細胞内の遺伝情報の流れはよく知られている。
蛋白質の生合成に向う情報は、遺伝子として知られてい
るDNAヌクレオチドの配列でコードされる。この細胞
のDNAは遺伝情報の貯蔵された形態であるとみられて
いる。このDNA分子は大きく、化学的に安定で、容易
に複製され、多くの遺伝子配列を含んでいる。例えば、
大腸菌の全遺伝子貯蔵所には約4.2x1.06 ヌク
レオチド塩基対からなる単−DNA分子が含まれる。
転写は情報の回復が開始される工程である。転写にはR
NAと呼ばれる核酸の形で情報の再合成が含まれる。1
つの形のRNA、メツセンジャーRNA(mRNA)、
はりボゾームと呼ばれる蛋−白質合成の部位に情報を転
写する。
mRNAが遺伝子から合成されると、蛋白質合成の工程
が開始する。この工程は本質的に1つの分子の解読であ
り、そこではm RN Aのヌクレオチド配列が特定の
蛋白質の合成のための鋳型を与える。核酸言語から蛋白
質言語への変換があるため、この蛋白質合成工程は翻訳
に引用される。さらに若モ類推を進めれば、核酸言語お
よびアミノ酸のアルファベットを表わすものとして核酸
、ヌクレオチドの構成について考え、また蛋白質言語の
アルファベットる表わすものとして蛋白質の組立ブロッ
クを考えるとよい。この翻訳の過程では、言語の変換の
みならずアルファベットの変換もある。これはとくに複
雑な工程であって、1. OO以」−のタイプの分子が
包含されることが知られている。このm RN Aはリ
ボースを通る(テープレコーダーをテープが通るのに酷
似)ため、3つのヌクレオチド群(コドン)が、トラン
スファーRNA (t RNA )として知られている
副RNA分子を配向する位置にある。このt RNAは
、アミノ酸を生長している蛋白質鎖に付加するために単
一アミノ酸を適当な配置に運搬する。
本発明にとくに意味があるのは、ヌクレオチドのアミノ
酸へのコード比(暗号比、coding ratio)
である。上述のとおり、この比は3つのヌクレオチドが
1つのアミノ酸をコードすることである。
20種の異なったアミノ酸を4つの型のヌクレオチド(
A、U%G、C)で個別にコードする必要があるため、
3つが最小の受容しうる比を示す。
1つのヌクレオチドの1つのアミノ酸へのコード比は、
蛋白質合成に必要な20種のアミノ酸のうちの4つを収
容する。2つのコード比は16(42)の組合せを与え
ることになるが、複雑な組合せには不足する。しかし、
3つのコード比では64(43)の異なった組合せが可
能となる。この20を超えるコード語は、縮退(deg
eneracy )として知られている条件を遺伝子コ
ードに与える。縮退コードは同じアミノ酸に数種の異な
ったコード語を含む。しかし、これは1つのコード語が
2つの異種アミノ酸を特定する場合には存在しない。
このコードは縮退されるかも知れないが、不明瞭ではな
い。
m RN Aのヌクレオチド配列がわかっていれば、そ
こにコードされるアミノ酸の配列を明瞭に書くことは可
能であるが、その反対はできない。遺伝子コードの縮退
のため、数多のヌクレオチド配列は当該アミノ酸配列と
合致する上例えば、2種の個体「A」および「13」に
おける同じ遺伝子からのm RN Aの7ラグメントに
ついて考えてみよう。
個体「A」 m1LNA  [LJtJCCCCC,C,八 G11
L3  CLJA  AAG3蛋白質 [phe−pr
o−arg−val−1cu−1yS]1固イ本rJ mRNA   [LljJCCCG AGG  GIJ
CCLJLI  AAGI蛋白質 [phe −pro
−arg−val−1eu−1ys ]この蛋白質の分
析では該2種の個体は同一であることが示されているか
、m RN Aの分析では明らかに相違している。蛋白
質分析に基づく父系テストでは、免疫学的方法であれ生
化学的方法であれ、2つの個体を識別することはできな
い。RNAまたは好ましくはDNAのような遺伝子物体
の分析に基づくテストでは容易に識別が可能である。
」1記議論はもっばらヒトにおける父系の決定について
行なったが、このようなテストは、過当な試材を用いれ
は、他の動物種(馬、牛、犬など)にも拡げられること
に留意されるべきである。本発明では、その特有な手法
のために、植物および動物を含めて性的に複製しうる生
物体の父系決定に該テスト法は適用される。
本発明のさらに他の適用では、個体の遺伝的同定も行な
われる。この適用はとくに、裁判科学の分野または微生
物、植物または動物の株の同定に有用である。
本発明の目的は、性的に複製しうる生物体における父系
決定および個々の遺伝的同定のための新規かつ改良され
たテスト法を提供するものである。
このような目的は、1またはそれ以上の多形性遺伝領域
について生物の種におけるT)NAを分析し、該遺伝領
域の相対的サイズによって各多形性を区別し、核種の個
々のメンバーを特徴付けることによって達成される。
一態様では、子供、その母親およびその推定」二の父親
からのDNAを、1またはそれ以上の制限酵素で別々に
消化し、得られたフラグメントを電流下ゲルマl−IJ
ラックス通して移動させてサイズにより分ける。その多
形性は、ラベルした(例えば放射線標識)プローブDN
Aで上記処理したDNAをハイブリダイズして決定され
る。
このプローブDNAは各種のDNAフラグメンであって
、宿主細胞で複製されうるベクターDNA(例えは、大
腸菌のプラスミドpBR322、バクテリオファージ入
またはM13、または猿細胞の5V4Q)に結合させ、
その宿主細胞から精製される。
反応したプローブDNAはその位置を順化され、子供、
母親および推定上の父親のDNAフラグメントのサイズ
はプローブDNAのそれと均一とされる。プローブDN
Aは多形性遺伝子座からの一つの対立遺伝子であるもの
から選択されているため、プローブのサイズと均一なr
)NAフラグメントのサイズは各個体間で変わる。
子供が所有している全DNAフラグメントはその子供の
母親または父親のいずれかから誘導され、変異やある種
の他のまれな状況は阻止される。このプローブDNAに
より決定されたDNAフラグメントのサイズを比較する
ことにより、推定上の父親が生物学的父親か否かが決定
される。例えば、子供のDNAがプローブDNAの1つ
に均等な8600塩基対フラグメントを与え、母親のD
NAがこのフラグメントを欠いている場合には、生物学
的父親のDNAがそれを含んでいなければならない。も
し推定上の父親のDNAがこのフラグメントを欠いてい
れば、彼は生物学的父親からは除外される。
他の態様においては、犯罪の場合の容疑者および物理的
証拠物件(血液、皮膚、精液など)から得られたDNA
試料について上記のようなプローブを用いて比較するこ
とにより、試料と容疑者との同定ができる。このように
、ハイブリダイゼーション試験におけるDNA多形性(
pol ymorphi sm )は、裁判科学者に対
して、他の物理的証拠物件の分析と共に含まれるべき[
分子指斑(molecularfingerprinv
 ) Jを提供することになる。
さらに他の態様においては、個体の株同定のために、個
体からのr)NA試料について、その相対的サイズを、
生物体の株の他のメンバーからのDNAのそれと比較す
る。
これらの態様の1つにおいては、本発明は下記4つの相
関的工程からなる。DNAの単離と制限;ゲル電気泳動
とDNAプロッテイング:ハイブリタイゼーションと洗
浄;および最終のオートラジオグラフィ。
細胞試料からのr)NAの単離は当該技術分野で望めら
れている方法で行なわれる。DNA調製には細胞分解、
ドデシル硫酸すl−IJウムおよび過塩素酸ナトリウム
、クロロホルム/イソアミルアルコール抽出、およびエ
タノール沈殿を含む。
この調製後、各DNA試料を1またはそれ以上の制限エ
ンドヌクレアーゼによる分析に付す。制限エンドヌクレ
アーゼは、約4〜7ヌクレオチド塩基対の短かい特定配
列を認識し、それらの部位またはその近傍でそのDNA
を切断する酵素である。選ぶべき制限酵素は200種以
上あるが、このテストで用いられる特定の酵素の選択は
試料DNAの型、要求されるフラグメントの数、および
試薬の入手性と費用によって決められる。
ヒトの遺伝子は約6×109  塩基対のDNAからな
り、単一制限エンドヌクレアーゼにより102〜105
塩基対のサイズにある106〜107の分離フラグメン
トに開裂される。このような消化の複雑さは、試料DN
A内のエンドヌクレアーゼ開裂位の数と位置に対応して
いる。数多の異なったエンドヌクレアーゼを含む処置か
らの各フラグメントの徹底的な同定により、理論的に、
ヒト各人に個有な「分子指斑」を与えることができる。
そのような詳細な分析は、理論的には可能であるが実際
」−は実施不可能である。本発明によれば、既存の開裂
生成物集合体を分析することによりこの問題を解決する
ことができる。遺伝子工学分野の専門語を用いれば、関
連物の個有のヌクレオチド配列の存在のために既存の開
裂生成物を1プローブする」と云う。この分析を行なう
公知方法の1つはサウザン(5outhern )プロ
ッティングの技術である。
サウザンの方法(JlMol 、Riol 、  98
@、503〜51.7 (1975)によれば、制限エ
ンドヌクレアーゼ処理で得られる二木線DNAフラグメ
ントをアガロースゲル電気泳動によりサイズで分離し、
そのr)NAをアルカリ中にゲルを漬けて一本線にする
。そのケルを、製塩溶液を含む水槽に連結したρ紙の心
(wick )  に平らに置く。硝酸セルロースの一
枚シートをそのゲルの上にWlキ、その硝酸セルロース
の」−に乾燥吸収ペーパータオルを大量に積む。その塩
溶液を吸収ペーパータオルで扱吸−1−げ、そのゲルお
よび硝酸セルロースシートを通過させる。その溶液がゲ
ルを通過するときに、一本線DNAはゲルから沖され、
硝酸セルロースr紙に通される。硝酸セルロースは一本
線DNAを結合する性質があるため、全DNAはその支
持体に粘着する。この方法で得られるものは元のアガロ
ースゲルからのDNAの完全な複製物であるが、このD
NAは一本線であり、硝酸セルロース諷過シート上に固
定されている。その元のアガロースゲルからのDNAサ
イズパターンは、しかし、正確に保持されている。フラ
グメントのサイズは既知のサイズの標識DNAと比較す
ることにより測定できる。
ハイブリダイゼーション反応は、異種源からの2つの一
本線DNAを再合体してその2つの相互作用する線の間
の相補的塩基対によって二本線DNAを形成させるとき
に起るといわれている。類似の合体によりDNA/RN
Aハイブリッドも形成されうる。
本発明においてはDNA/RNAハイブリダイゼーショ
ンが行なわれる。ハイブリダイゼーション反応のための
物質の1つの寄与する源は、制限フラグメントのザウザ
ンプロットに存在する一本線DNAである。ハイブリダ
イズする線の他の源はいわゆる「プローブ」I)NAで
ある。これらの1) N Aは、多形性遺伝子座の−っ
の対立遺伝子に対応する配列を表現するということに基
づいて選択される変異性DNAフラグメントを表わす。
このプローブのi4を離および特徴については後に詳細
に示す。
ハイブリダイゼーションの種々の条件は当該技術分野に
おいて知られており、50%ホルムアミドで40〜50
℃処理または緩和な塩で65〜68℃処理などが含まれ
る。再合体の速度を高めるためにデキストラン硫酸を用
いてもよい。ハイブリダイゼーション後、そのρ紙を充
分に洗浄して残りの(ハイブリダイズされない)プロー
ブを除去する。洗浄工程は加温下に行なわれ、塩濃度を
減じて非特異的DNA/DNkハイブリッドも除去する
先述したように、プローブT)NAは変異性DNAフラ
グメントを表わし、それは、それらが多形性遺伝領域の
一つの対立遺伝子を表わすことに基いて選択される。こ
の背景において、多形性は要点の1つである。フラグメ
ントの長さが変り易いことは、フラグメントの生成過程
で攻撃されるエンドヌクレアーゼ制限部位の数および/
または位置が異なることに基づく。このように、すべて
の個体が、プローブDNAにハイブリダイズする同様の
サイズのDNAフラグメントを有していれば、その領域
は単形性であると考えられ、本発明に関してはほとんど
利用し得ない。一方、個体が、プローブDNAフラグメ
ントでハイブリダイズする異なったサイズのDNAフラ
グメントを有していれば、そのフラグメントはサイズ多
形性を示す遺伝領域の対立遺伝子を表わすといえる。プ
ローブの評価はきわめて重要であり、プローブ生成とプ
ローブ同定の2つの相関的工程をなすと考えられる。
プローブの生成(発生)はクローン化DNAフラグメン
トの収集に関して当該技術分野で一般に行なわれる方法
によって達成される。その工程は通常次のものからなる
:特定のエンドヌクレアーゼによるr)NA試料の消化
、消化物からの適当なサイズのDNAフラグメントの回
収、フラグメントの沈殿、そのフラグメントの適当なり
ローニングベクターへの導入、およびクローン化プロー
ブDNAを含むコロニーの回収。種々のエンドヌクレア
ーゼおよびベクターがプローブの生成に用いられる。ク
ローニングを達成する方法は公知である(例えば、Mo
1e(far Cloning: A Labor −
△ atory  Manua!、 T、Maniatis
、 et allCold  Spring  l1a
rl)or  Lab l 982を参照)。
そのような方法で生成されるヒ)DNAプローブとして
PAWlolおよびp T−M 0.8 (7) 2 
つが例示される。PAWIOIおよびpLMQ、8を宿
す大腸菌はATCC(1,230i  T’arkla
wnPri+ie、 Rockville、 Mary
land )に1984年2月8日伺“で、それぞ゛れ
ATCC39605およびATCC39604として寄
託され、必要な費用も支払われている また、cDNADNAプローブられる。これらのプロー
ブは逆複写法によりRNAから生成され、本明細書の実
施例2またはヨーロッパ特許出願公開第0084796
号に詳細に示されている。
プローブ生成に用いられる方法のいかんを問わず、得ら
れたプローブについて本試験方法に用い得るか否か評価
すべきである。
上記生成したプローブの収集から特定プローブの有効性
の評価には、DNAを4つの異なる個体からtl、 M
llし、制限エンドヌクレアーゼで別々に消化する。こ
れらのDNAをアガロースゲル電気泳動にかけ、3つの
個体DNAの混合物を第1のレーンに流し、第4番目の
個体からの試料を隣接する第2のレーンに流す。該電気
泳動に付したDNAを前述のようにしてプロット(吸取
)する。前記生成りローンを含むプローブ群から選択し
た個々のクローンから一本線DNAを単離する。該プロ
ーブDNAを標識し、4つの個体の電気泳動したT)N
Aとハイブリダイズするために用いる。そのテストプロ
ーブが、1つの個体DNAでのレーンよりも3つの個体
DNAでのレーンでより多くのバンドを与えるならば、
それは多形性を検定する候補になる。」−記方法で同定
されたプローブを充分な数のテスト個体とハイブリダイ
ゼーションを試験して多形性の範囲を有効に決定する。
少なくとも4つの異なる対立遺伝子が10%を超える頻
度で該テスト個体群の中に存在する領域に対応するプロ
ーブはその試験に供される。
本発明の好ましい態様によれば、単一の多形性プローブ
よりはむしろ一群の多形性プローブ収集物かより信頼性
がある。複数のプローブを用いるとテストの感度が顕著
に増大する。例えば、10種のプローブを用い、各プロ
ーブが8つの同等の頻度で対立遺伝子を発生するような
多形性領域であると同定されるならば、約100万の個
体を個別に同定することができる。
特定のプローブがその収集体に含まれるよう1こ選択す
る場合の評価パラメーターは多形性の程度、すなわち、
対立遺伝子の数およびその対立遺伝子がテストされる群
に存在する頻度である。特定のプローブ遺伝子座中に多
数の対立遺伝子(例えば60)が存在するというだけで
は有用なプローブとはいえず、例えば、テストされる群
の99.9%が1つの対立遺伝子を有し、残り0.1%
が他の59対立遺伝子中に分布しているような場合には
使えない。このように、各種の対立遺伝子の発生頻度が
重量である。
プローブ群中の個々のプローブの数はきわめて多数、1
00以」二ということはあり得るが、実際上は1〜約4
0、好ましくは1〜約20程度に制限される。
多形性遺伝子座当りの対立遺伝子の数は大きく2〜約6
0またはそれ以上でもよいが、好ましくは2〜約40で
ある。最適には、対立遺伝子ははゾ同等の頻度で発生す
る。
ハイブリッドはオートラジオグラフィにより具象化され
る。ハイブリダイゼーションに先立って、プローブDN
Aをラジオアイソトープ、通常32pにより標識する。
約108 カウント7分/ugDNAの比活性が要求さ
れ、通常少なく七も2種の標識ヌクレオチド(TTPお
よびdcTP400ci/mmol)  で標識された
ものを含む。放射性のハイブリダイズしたプローブは常
法により、例えばフィルムを放射線照射して、集中させ
る。放射性ハイブリッドはタームオートラジオグラフイ
(term autoradiography )によ
り自体で像映する。
オートラジオグラフィはハイブリッド分子の集中に当該
分野で採用されている方法であるが、本発明ではこの特
定の分析法に限定されない。該ハイブリッドはいかなる
分析試薬による手段で検定してもよい。例えば、螢光に
よる検定、呈色反応、免疫反応、あるいは酵素や他の蛋
白質標識試薬などをハイブリッドしたプローブの検定に
用いてもよい。
実施例1 この実施例はヒト末梢血液からのDNAの単離を示す。
その単離T)NAはプローブT)NAの評価に有用であ
る。
末梢血液10〜20CCを抗凝固剤として■乙DTAを
用いて採集する(その血液は直ちに処理してもよいしま
た一70℃で凍結してもよい)。
その血液を50rnlチユーブに移し、同量の溶解緩衝
液(i m MMg C11mM NaI−T2PO4
、1 pH5,5、0,8%ノニデットP−40,0,4%デ
オキシコール酸ナトリウム)を加える。このチューブを
25〜50回振ってよく混合させる。
この混合物を50.n!プラスチックソーパルチューブ
(5orvall  tube )に移し、S W 3
4. o−ター中で110000rP  (12000
g)で30分間回転する。」−清を傾斜して除き、その
ペレットをTNF、(10mMTris 、pH8,3
,150mM Na(J’ 、5mMF、DTA )]
−□rn/に懸濁させる。そのチューブを激しく振って
ペレットを崩解させる。10%5DS(f、c、1.0
%)1−.5mlを加え、数回振る。5 M Na C
I O,i (f 、c 、 1.0M)3rnlを加
えて混合する。同量のクロロホルム:イソアミルアルコ
ール(24:1)を加え、そのチューブをニュープラン
ズウイック回転振盪機上で3500rpn1 にて15
分間振話する。これをタモン遠心機にて300Orpm
  で10分間遠心して相分離する。水性層(、J一層
)を回転した10m1ヒヘツト(綿なし)(シリコン化
パスツールピペットを用いてもよい)できり、新しい5
0m1チユーブに移す。有機層(下層)を傾斜でとり、
同室のクロロホルム:イソアミルアルコール(24:1
)を加え、」一連のとおり抽出、分離する。層分離後の
中間層が澄明になるまで抽出を繰返す。
通常、3〜5回の抽出である。
最終抽出物からの水層をプラスチックビーカーに移し、
これに−20℃9596エタノール2〜2゜5容量をそ
の側面に徐々に注加して2層:水性DNA層(下部)お
よびエタノール層(」一部)を形成させる。この液をき
れいな乾燥ガラス棒でまぜて2層を混合させる。水−エ
タノール界面に沈降するr)NAをガラス棒」−に収集
し、2層を混合後、その捧を取り出し、10分間空気乾
燥する。
この捧を1.5 mlチューブに入れ、パラフィルムで
覆う。18ゲージ針でそのパラフィルムに3か所穴をあ
け、その試料を20分間デシケータで乾燥する。パラフ
ィルムを除き、0.01xSSE(l、5  mM  
NaCI、   Q、l  5  mM   EDTA
  、   pT−I  7.0)0.5〜LOmlを
加える。この試料にキャップをし、アメスロッカー(A
me s  rocke r )Jlで4℃で一夜懸濁
させる。
この懸濁液中のDNA量を、その試料の1/20希釈液
の光学密度(0,D、)を測ることにより測定する。こ
のr)NA懸濁液25μlを蒸留水475μjに加え、
キュベツトに移し、0.01xSSEを充填したキュベ
ツトを用いて260.270および280でのO,D、
を記録する。各々ゼロ点で読み取る。懸濁液中のDNA
濃度m9/ml(μg/μl)はO,D、260での1
/20希釈液の読み取り値と同等である(0.D、26
0の1.000−50μg/rnl)。DNA濃度とO
,D、間の相関が直線的である場合は、O,T)、26
0が0.100と1.000の間に保たれるように希釈
を行なう。0゜D、が1.500以上の場合は不正確と
なる。この0、r)、260 /280は1.8以上と
すべきであり、蛋白質混入量を測定する。例えば、末梢
血液から(7) D N A懸濁液の1/20希釈液0
.5 mI!についての0.D、は次のとおりであった
0.35fl x 50μI/ml X 20 = 3
5011g/ml = 0.35μfj/ltl実施例
2 この実施例はヒトDNAプローブの生成法を示す。
A、メツセンジャーRNAの弔離 1、 107〜108ヒト細胞を水冷リンゲル液2ml
に懸詞させ、2000xpにて4℃で5分間遠心する。
2、]−清液を吸出したのち、細胞を再度水冷分解緩衝
液に懸濁させる。この緩衝液は下記組成を有する。
0、3.4 M NaCI ]、、 5 mM M fl Cz 2l QmM  
Tr i s −C1pH8,60,5% NP  −
4Q 1、Q Q 0units/、zRNasin (Bi
otec )3、この)V濁液を10秒間渦状に攪拌し
、蔗糖(24%W/v)および1%NP−4Qを含む同
量の分解緩衝液で下張りし、氷上に5分間放置する。
4、この懸濁液を1. OOOOX gにて4℃で20
分間揺りパケットローター中で遠心する。
5、その濁った」一層(細晧質)を回収し、同量の2 
XPK緩衝液を加える。
この2×PK緩衝液+ 0.2 M Tr i s −
C1pH7,525mM  EDTA Q、3MNaC4 2%S、D、S。
プロテイナーゼKを最終濃度200μg/rnl  と
なるように加え、37℃で30分間インキュベートする
6、この層をフェノール/クロロホルムで11]出し、
水層を回収し、これに2.5容量のエタノールを加え、
−20℃で少なくとも2時間保持する。
7、このフラクションを5000×gにて0℃で10分
間遠心し、得られたペレットを0.1M酢酸ナトリウム
含有75%エタノールにて洗浄する。
8、この核酸を、少計(〜50 μl )の5QmMT
r i s −cI!pl−17,5および1. m 
M F、DTA  の混液に町溶解させる。
9この再懸濁フラクションにMgCl!2を最終濃度]
 QmM、 RNasin(Riotec) 2000
on i t s / ml  となるように加える。
10、インキュベーション後、EDTAおよびSl) 
Sをそれぞれ最終濃度10mMおよび0.296となる
ように加える。
11、この懸濁液をフェノール/クロロホルムで抽出し
、酢酸ナトリウム(ptl 5.2 ’)を0.3Mま
で加え、2容晴のエタノールにて核酸を沈殿させる。
12、このRNAを7096エタノール中−70℃で貯
蔵する。
B、ポリA十RNAの選択 1、オリゴ(((T)  セルロースを滅菌2×増量緩
衝液中に平衡化する。この緩衝液は、4 Q m MT
ris −C1pT(7,6、1,0M NaCl 、
  2 mMEDTA、0.2%SOSからなる。
2、そのオリゴ(dT)セルロースを用いて1ml。
カラムを形成させ、(a)滅菌水、(b) Q、 l 
M N a OH/ 5 m M E D T A 、
 (c)滅菌水の各3カラム量にて洗浄する。
3、溶出pl(を8.0未満とする。
4、このカラムを5容量の増量緩衝液で洗浄する。
5、」二記人工程で単離したRNAを滅菌水にとかし、
65℃で5分間加熱する。等量の2×増量緩衝液を加え
、その試料を室温(〜25℃)に冷却する。
6、この試料をカラムに通し、通過液を収集する。
この通過液を65℃に加熱し、冷却し、再度カラムにか
ける。
7、このカラムを5〜10容量の増量緩衝液で洗浄し、
さらに0゜1MNac/を含む増量緩衝液の4容量にて
洗浄する。
8、これらのフラクションを集め、0D260 を読み
取る。最初のフラクションは高濃度のポリ(A)−RN
Aを含むが、あとのフラクションは0D26゜吸収物質
をほとんどまたはまったく含まない。
9、このポIJ (A)+RNA を、滅菌した緩衝液
(l Q mM Tr i S −C/? PIT 7
.5、l m M E D T A 。
0.0596SO8)の2〜3容晴ニテ溶出する。
10、この溶出液に酢酸すl−IJウム(3M、 pI
45.2)を最緩濃度0.3Mになるように加え、2.
2容量のエタノールを加える。
11、このRNAを5000xgにて0℃で10分間遠
氾・する。
12、このペレットを水に再溶解させる。
C1第1のr)NA線の合成 1、ポリA1−mRNAの初期計50JLgと推定して
下記反応条件を採用する。50μgより多いか少いとき
には反応混合液を過当に調節する。
2、反応混合液は下記の組成からなる 試 薬      添加量    最終濃度10  m
M  dATI’     25μ+    500 
 μMIQ  mM  dGTP     25μm 
   500  μM10  mM  dTT+’  
   25μl    500  μM’;2  mM
  dCTP     25μm    100 8M
5× リバーストランス           50 
mMTr i sクリプターゼ緩衝液 250 mM Tris  8.2:        
50 mM KCI :250 mMKCI:30mM
        6 mMMgCI 2M g C! 
2       100μm200mMDTT    
   25/ll    10 mMポリ(A)mRN
A       (50itりRNasin (Rio
tic) 胎盤RNase        5.。
インヒビター 32I’−dCTP     1〜10 uCi150
011t!反応 500μl 蒸留水         (全量) 6) 3、 反応ヲ1..5 mlシリコン化エッペンドルフ
(F、ppendorf )  チューブにて行ない、
m RN A を添加して開始する。
4、反応混合物を42℃で60分間インキュベートし、
5 Q Q mM E n−VA ] Q 7+ 7;
  を加えて反応を停止させる。
5、反応混合物を’I”、C,A、で沈殿させ、第1線
合成効果を測定する。一般に、17〜25%の効率で得
られ、まれに40%にも達する。
6、32P−d CTI’ / 500 ttlの1.
 Q 7t Ci では一本線DNA 2.2 x 1
.06cpm/lt9 (D比活性を得る。この比活性
は、多用のDNAを失なうことなく次工程にまで維持さ
れる。
7、この試料を同量の5 Q mM T r i s 
prl 8.0飽和フエノールにて2回抽出する。
8、このフェノール抽出液をエーテルにて2回抽出する
。これに3M酢酸ナトリウムを0.3Mまで添加する。
9.95%エタノール3倍唱・を加え、その混合物をド
ライアイス−エタノール」−に5〜10分間放置し、つ
いで室温まで温める。
10、この混合物をミクロファージ中で15分間振り、
」−清を傾斜除去し、ペレットを75%エタノールで洗
浄する。
11、このDNAを300mM酢酸ナトリウム0゜5m
lに再溶解させ、上記工程9および10を繰返す。
12、このDNAを蒸留水200μlに再溶解させ、5
〜20%のアルカリ性蔗糖勾配(30mMNaOH,2
mMEDTA )上に積層し、5W−40ローター中で
3700 Orpm にて4℃で40分間回転する。
13、その勾配上部からフラクション0.5 mlを収
集し、IM Tris (pH5,8)25μl上に置
き、各フラクションをカウントする。
14.5000〜10000力ウント/分のものを各他
のフラクションからとり、アルカリ性アガロースゲルに
流す。これによりサイズ分布を推定する。一般に、50
0未満のヌクレオチドのcDNAを有するフラクション
は捨てる。とくに有用なフラクション(例えば少なくと
も500ヌクレオチド長さのもの)はチューブの底から
12番目のフラクションに生じる。したがって、ゲルを
通過、展開する場合、1〜107ランクシヨン(ペレッ
トを含む)は貧弱であり、水2リットルで透析する。フ
ラクション11.12.13および14も透析するが個
別に行なう。そのゲルパターンはさらにプールする必要
があるか否かを提示する。
一般に、500ヌクレオチドよりも大きい物質はTCA
沈殿性カウントの60%でカウントする。
15、その5scPNAを5ec−ブタノールとともに
〜400μjの量に濃縮し、ついでブタノールをエーテ
ルで抽出する。
16、この抽出液に3M酢酸ナトリウム40μlを加え
、チューブの残部に9596エタノールヲ充填する。エ
タノール−ドライアイスで5分間沈殿させ、ついで、そ
のチューブを5W−270−ターの水充填バケツに入れ
、2500Orpmにて260分間遠心する。
17、エタノールを傾斜してとり、カウントする。
このエタノールは1%未満のカウントを有する。
ペレットをエタノールで洗浄し、洗浄液を再びカウント
する。1%未満のカウントのものは捨てる。
全弁カウントはペレットに残っており、このペレットを
10〜20分間凍結乾燥し、水1. OOμrに再懸濁
させる。
D、フレナラ(Klenow )による第2線合成1、
下記反応液を、ss cDNA 2〜5μg/rnlの
濃度にて1rn1反応に供する。
lQmM dATT’、TTP、CrT’、GTI’ 
50μl  5Q07zM7QQmM KCI    
   100μl  7QmM10×クレナウ緩衝液 
     100μl  30mM Tns300mM
Tris pH7,54mMMgCj24 Q mM 
M g Cl 2 クレナウポリメラーゼ         150〜20
0ベ一リンガーマンハイムunits/mls s C
r)NA            2.5μy2、反応
は18〜20℃で5〜6時間インキュベートして行なう
3、反応混合物をフェノール−Tris  pH8およ
びエーテルで2回抽出する。
4、部分試料(2〜1010000CPをゲル分析に供
する。
5、残りの抽出物をコロイドバッグ中で一夜水に透析す
る。
E、S1反応 1、−]−記り工程で得られたフレナラ反応液を透析中
に5〜6イの容量に増量させ、重水にてつぎの最高ml
に調節し、1/10量の1.oxs1緩衝液を加える。
この緩衝液は、3 MNaC/ 、Q、 3 M酢酸ナ
トリウムルミ(4,5、]、 Q Q mM Z u 
CA’2からなる。
2.31ヌクレアーゼ(シグマ社製)を最終濃度10 
units/、、、7Bとなるように加え、37℃で3
0分間インキュベートし、500mM EDTAを最終
濃度100mMとなるように加えて反応を停止させる。
部分試料をゲル分析に供する。
3、この反応混合物をフェノールで2回、エーテルで2
回抽出する。抽出液を室温にて5〜6時間水で透析しく
少なくとも1回水を変える)、ついで5ec−ブタノー
ルとともに〜400μlに濃縮する。
4、この試料を中性5〜20%蔗糖勾配(0,1MNa
C/、10mMTris pH7,5,1mMEDTA
)にかけ、S W −4Q o−ター中で37000r
Pmにて4℃で20時間遠心する。
5、そのチューブ」二部からフランクジョン015rn
lを採取する。フランクジョン1〜14にはds cD
NA〜500t)ps  を含む。サイズ分布をみるた
めにゲルに流す。
6、このフランクジョンを蒸留水ではシー夜透析する。
7、試料を5ec−ブタノールとともに〜400μlま
で心網し、酢酸すl・リウムおよびエタノールで2回沈
殿させる。このペレットを75%エタノールで各々洗浄
する。このI) N Aは夾雑物なしでなければならな
い。
8、このdscr)NAを凍結乾燥する。
F、末尾の反応(Ta i I ing  react
 ion )1、下記反応条件はdscnNΔ1μg 
の場合であり、適当に規模を増大または減少する。
原液:  50μMdCTr’、10 mM CoCA
’ 22×カコジル酸塩緩衝液: 1.2Mカコジル酸すトリウム(pH7,19、lIC
1!にて)2501tl 1mMI’)r)T  250μl 水750μ1 2Xカコジル酸塩緩衝欣        200μmc
T)NA  (5Q ng/u l )       
 20μI(jug)50 lIM  dCTP   
          40μm20μM Co C+ 
2 ”        20μm25 ”j/ml B
 Rr−ヌクレアーゼ(BSAフリー)8μ+d112
068μ■ TdT(Rethesda  Res、LaI)ン  
         44μ+  (760u/rn!最
終濃度) (−*BSA直前にCo Cl 2添加、でないと沈殿
する)2、反応混合物(−TdT)を20℃で20分間
インキュベートする。
3、TdTを加え、さらに20分間インキュベートする
4、コれニ50 Q m M E D T A 3 p
 l:を加えて反応を停止させ、フェノールついでエー
テルにて各2回抽出する。
5、この試料を5w−270−ター中で酢酸ナトリウム
およびエタノールにて前記と同様に沈殿させる。
6、このペレットを7.5%エタノールで洗浄、凍結乾
燥し、蒸留水50μlに再懸濁させる。
G0尾部処処理DNAのプラスミドdGへのアニール 1、アニール反応は10μl密封毛細管中で行なう。
2、反応混合物は下記の組成からなる。
d s  cDNA          1.ttl 
(5n!V )プラスミド         1μJ(
20ng)10×アニール緩衝液 ]−M N a Cl; lQQmM−rris  pH7,5 1、QmMEDTA 蒸留水           7μ1 3、この混合液を68℃で8分間、ついで42℃で2時
間インキュベートし、水浴をはずし、反応混合物を室温
にまで放冷する(5時間〜−夜)。
実施例3 この実施V]はプローブの固定法を示し、それはヒトに
おける多形性の検定に有用である。
1、前記実施例1に示す4人のヒトの末梢血液からDN
Aをlf−i41にする。
2、そのDNA4訊料を下記の方法にて制限酵素F、c
oRTにて別々に処理する。
a)下記成分を1.、5 mlエツペンドルフチューブ
(eppendorf  tube  )に加える。
tl)10μgに充分量のDNA溶液(通常10〜50
μlり (2)蒸留水(所望により、最終反応量に適合)(3)
適当量の特定の5×エンドヌクレアーゼ消化緩衝液 (4)制限エンドヌクレアーゼ1.5〜2.5倍過剰量
(10μg消化に15〜25単位) b)この混合物を1〜2秒間渦状に攪拌するか、チュー
ブを振って混合させる。
C)コの混合物をエツペンドルフマイクロ遠心機にて1
0〜15秒間回転させて反応剤をペレット化する。
d)このペレットを37℃で2〜16時間インキュベー
トする。
e)反応を停止し、のちの電気泳動に供するために保存
するように下記のものを加える。
+1)  1 / 10容量のQ、 l M E D 
T A pi−T 7,0(f、C910mC9 1O+  1. / 10容量の5%S T−S (f
、c、Q、5%)+3+  1./1.0容にの3MN
aCJ または3M酢酸ナトリウム(f、 C,0,3
M) (4)2〜25容慴の冷9596エタノール(f、C1
約70%) この試料は一20℃で数カ月保存できる。
この試料は、消化r)NA、反応停市剤およびエタノー
ル浴中むエツペンドルフチューブをドライアイス−エタ
ノール浴中に2〜5分間(容量による)エタノールが粘
稠になるまで放置することにより、容易に沈殿させられ
る。この試料は凍結してはいけない。この試料をミクロ
ファージ中で回転してペレット化する。
f)消化後直ちにゲルにかけるために、5×フイコール
(Ficol+ )標識染料液を最終濃度1×となるよ
うに加えて反応を停止させる。これは試料の最終容量が
75μ1未満の場合に行なう。
g)典形的な反応混合物は下記の構成を有する。
10mgDNA         20□I水    
            16μ15X緩衝液    
      10μlF、 c o Rl  5 lt
/ /i /?         4. p l□、I
MEDTA             6゜25μ15
o6 SDS                6.2
5μ13MNaC17,0μ1 95%エタノール        14.0 μlこれ
を37℃で2時間インキュベートする。このF、r)T
A、SDS、NaC/およびエタノールを−I−記のと
おり加え、−20℃で貯蔵するか、または5Xフィコー
ル標識染料12.5μlを加え、ゲルに通す。
3、これらDNAを前記実施例2と同様に、3種の個体
DNAの各5μgを1つのレーンに、第4番目の個体の
DNA5μgを隣接レーンに通して電気泳動に付す。
4、電気泳動に付したDNAを下記の方法でプロットす
る。
a)ゲルをプロット容器(丸い耐熱ガラス、]、990
11.00mm)(IMKOH,0,5MNaCl!を
含有)に移し、ニュープランズウィック回転振需機上で
20Orpm にて室温で25分間(0,8%ゲル)〜
30分間(1,2%ゲル)振盪して、該r)NAをゲル
中で変性させる。
1))ニトロセルo−スレート(9,5X15cm)を
蒸留水200〜300 ml l−に置いて完全に湿潤
させる。
0この溶液を傾斜してとり保持する(KOII−NaC
J  溶液は10回までゲル変性に使用できる)。この
ゲルを蒸留水200〜300m1!で洗浄し、全洗浄水
をパスツールピペットテ除<。IMTris(P117
.0 )  250〜300 mlを加え、5 Q r
pmにて室温で35分間振盪を続ける。
d)このゲルを傾斜して中和し、IMTris(pH7
,0)  250〜300mlを加えて30分間振盪を
続ける。Tris 溶液を保存し、濃塩酸でp T−T
7.0に戻して10回まで使用できる。
e)所望により、ゲルを傾斜してとり、IMTris(
pF(7,0) 250〜300mlを加え、25分間
振替を続ける。
f)Tris  液全部を傾斜し、パスツールピペット
で除く。このゲルを6SSC(IX=0.1.5MNa
C1,0,O15Mクエン酸ナトリウム)250〜30
0m1を加え、20分間振盪する。
g)ニトロセルロースから蒸留水を傾斜除去し、6XS
SC100〜200m1を加える。
1〕)側熱ガラス製トレイ(28x18x4cm)を用
い、6X 5SC600〜700mA’を加える。
+77トマン(Whatman)3M(15,5X38
cm)の二線の心を6x ssc液で湿らす。プラスチ
ック製プロットプラットホーム(18,5x19x1α
)を該トレイの中央に置き、該ワットマン3Mの心をプ
ラットホームの中心にし、各末端が6xssc液に浸さ
れるようにする。
i)手袋をはめて、そのゲルを容器から心(wick)
に移す。そのゲルを手袋をはめた指でこすり、ゲルと心
が充分に接触するようにする。
i)事前に浸潤させたニトロセルロース(Schlei
cher & 5chuel I 、 Keene、 
N、 H8)  をゲル上に置き、プロットすべきレー
ンの位置に合せる。手袋をした指でこすってゲルとニト
ロセルロールの接触を充分に行なうとともに気泡が見ら
れないようにする。プロットされないゲルは取除く。1
 miピペット3個をゲルの各側面にそって置き、接触
しないようにさせる。ワットマン3M(15,5X 9
.5 )の1個を湿し、ニトロセルロースの頂部に置く
。他の同様の寸法のワットマン3Mの乾燥品を加える。
10.5X1.2C11のブラウンタオJl/ (A 
237 Singlefold Garland So
l −Knit  Towels:  Fort  H
oward  PaperCompany。
Green Ray、 Wis、 543 Q 5 )
の約10cmをゲルの上に積み重ねる。プラスチックの
カバーをかけ、トレイの囲に引張って密にかぶせる。こ
の装置を室温で12〜20時間放置する。このプロット
プラットホームを頂部に置いて重しにする。
k)タオルをワットマン3Mの2個に沿って除き(頂部
の幾分かは乾燥したままである)、ニトロセルロースペ
ーパーを暴露させる。新しいカミソリを用いてニトロセ
ルロースシートをカットし、DNAの2または3レーン
を含む3本の線条とする(2レーンは各8−レーンウェ
ルフォーマ−(well  former ) 3レー
ンは各10−レーンウエルフオーマー)。各線条の左下
隅を配向用に切目を入れ、同定のために、適当な線条の
底に1.2または3個の穴をあける。この線条を乾燥後
、マークペンで標識する。
1)これら線条をプロットトレイ中で2xssc250
mZ!に入れる。その線条の各側面を手袋をした指でこ
すってわずかなアガロースを除く。該線条をワットマフ
 JIG 1 ilT”紙上に置き、10〜20分間空
気乾燥する。該線条をワットマン3M紙2枚の間にはさ
み、アルミホイルで包む。その外にマークペンで標識し
、デシケータ中で6力月間減圧で保持する。
5、組換えプラスミドを保持するイー・コリMC106
1を実施例2で生成したライブラリィの個体コロニーか
らのLブロス100rn1.で培養し、プラスミドDN
Aを下記の方法で単離する。
3)細胞を500Orpm にて0℃で5分間遠心する
b)細胞を1/4容量(7)T E (10mM Tr
 i 5−HCl、l−mF、DTA pH8)にて0
℃で洗浄する。
C)細胞を2596庶糖、OQ 5M Tris −r
rczypTI7.5の混液3 mlに0℃てI′11
懸洞し、リゾチー/−(0,25M Tris −ti
c)4 prf 7.5中10〜/ ml ) 0.3
 mlを加え、ついで氷上で5分間時々ゆるやかに渦状
にまぜながらインキュベートする。
d) 250mM rらDTA (pIT 8 )L2
mlを加え、水」−インキュベーションを5分間続ける
e)1・  リ ト ン溶液 (10% ト リ ト 
7X100(シグマ社製)2rnl、250mM Er
)TA (pT−13)50℃ノおよび水1.35m/
の溶液)4.8.I/!を加え、氷4−でさらに10分
間インキュベートする。
「)この混合物を2500Orpm にて0℃で30分
間回転させる。
g)−1−清を除き、容量を8.7 mlに調整し、C
5C18,3!および臭化エチジウム(Sigma#E
−8151,)10mY/mlを加える。その屈折率は
1.390と1..396の間にあるべきである。
h)この試料を35〜38にで20℃にて48〜72時
間遠心し、そのチューブを長波長紫外線を照射してバン
ドを可視化する。
1)21ゲージ針でチューブの側面に穴をあけて高次コ
イルDNAを含む低バンドを収集する。
6、 T’ATI 53−ヒトDNA組換え体を公知の
ニック翻訳(A Manual  for Genet
icEngineering、 Advanced B
accerialGenetics″ by Davi
s、R,W、、  Botstein。
D、 & Roth、 T、R9198Q 、 Co1
d Springr(arl)or  Laborat
ory、 Co1d  Spring I−Tarbo
rN、 Y、、 pp 168−170 )により32
pで標識する。
a)水(20μlから加えるべきDNA溶液の量を差引
いた量)をミクロファージチューブに入れる。
1))0.5M Tris  pH7,5、Q、 I 
M Mg SO4、] QmM pTT、500 tt
(1/、I USA  の混液2.5μlを加える。
c) 0.2 mM d NTPを含む溶液2.5 μ
/ ヲ加え、さらに上記工程5で得られたPATl、5
3ヒト組換えD N A 100 mflを加える。
d)  DNasc原液(5QmM Tris  pH
7,5、]、QmM MgSO4、l mM D T 
T  および50%グリセリン中DN a se 1.
 ”i/rn1.)を事前に調製し、−20℃で貯蔵す
る。
e)上記d)のDNase原液を、5 Q mM Tr
ispr−+7.5、I Orn M M g S O
4,1mMr)T−Tおよび5011fj/ml US
Aの混液に0℃で1/40000に希釈し、希釈したD
Nase O,5μe を反応混合物に加える。
f)各32pdNTp水溶液10μCiを加える。
g)2m9/91イー−コリDNAf!+)メラーゼT
O,1/+/を加えて全反応を開示し、14℃で3時間
インキュベートして反応させる。
h)  0.02 M Na5EDTA、  2mg/
mlキー1’ IJ 71’)NAおよび0.296S
 OSの混液25μlを加えて反応を停止させる。
i)l QmM Tris  Na5EDTAに事前に
PH7,5(T’E )で平衡化した0、7X20cm
セファデックスa−5O(メディウム)カラムに通し、
同緩衝液で洗浄する。
i)溶出試料0.5.nlをポリプロピレンチューブに
収集する。洗浄2rnIV後にDNAが現われる。
32P標識DNAの位置を手動モニターで調べ、終りを
無視して最初のピークを集める。
7、下記の方法により、上記工程6で得られる標識プロ
ーブを工程4のプロットした遺伝子DNAにハイブリダ
イズする。
a)44mlハイブリダイゼーション溶液300rnl
を下記のように調製する。
fl、)  3 ×PO(0−75M N a 2 P
 O、i、0.75MNa■−■2PO4,0,01M
 ピロリン酸ナトリウム)iooml (2)20xSSC(3MNaCI!、0.3Mクエン
酸ナトリウム)90ml (3)蒸留水92m1 (4) 0.5%RFP (牛血清アルブミン、フィコ
ール(ficoll ) およびポリビニルピロリドン
−360の各0.5g/100m1)15−(5)5μ
g/μJssDNA(変性サケ精子DNA ) 3 m
l 上記溶液を上蓋付プラスチック瓶(20X 14−。
5X10.5σ)に移し、水浴中68℃で加熱する。
ハイブリダイズすべきフィルターを加え、68℃で4〜
6時間インキュベートスル。
h)線条をハイブリダイズするために、3〜4線条をシ
リコン処理ガラスバイアルの囲に巻き付け、ハイブリダ
イゼーション溶液2mlを含むプラスチック製シリチレ
ーションバイアルに挿入する。
バック中テニトロセルロースシートをハイブリダイズす
るために、適当量のハイブリダイゼーション溶液を加え
、そのバッグをシエアズ(5ears )シール器具で
熱シールする。
そのハイブリダイゼーション溶液はバイアル中でのハイ
ブリダイゼーション用につぎのようにして調製される。
+1.l O,5%BFP 80μ1 (2) (l i M F、DTA (pI−I 7.
0 ) 20μ1t3) 10 % S D S  2
0 tt 1(4)5μg/μl 5sDNA20μg
(5)変り得る32pニツク翻訳したプローブ(2〜4
×106 カウント/rnl)(6)変り得る蒸留水1
900μlに調節、12分間煮沸し、7分間水冷する。
(7)20xSSC100μ/ /2000μlC)手
袋をし、線条をハイブリダイゼーション溶液から直接除
き、適当な3または4線条をシリコン処理ガラスバイア
ル(19X4.3mm、キャップ付)の囲りに巻き、該
調製したハイブリダイゼーション溶液を含むプラスチッ
ク製シンチレーションバイアル(直径28mm )に挿
入する。
その詰めたふたの囲りをパラフィルムで包む。
バイアルの底を数回軽くたたいてフィルターを固定し、
そのフィルターをニューブランズウィック回転水浴中で
ゆっくりと振盪しながら(セット数3)68℃で20〜
24時間インキュベートする。
〔注〕バイアルの囲りを包む線条が3未満の場合は、事
前にハイブリダイズしたブランク線条1または2個を加
えてもよい。
d)そのフィルターを2x S SC,0,5%SDS
中でつぎのように洗浄する。洗浄液6〜9リツ(57) トルを洗浄すべきフィルターの数に応じて調製する。底
に止めコックを有するガラス瓶に下記のものを加える。
tl、120 x S S C600〜900m1i2
)10%5r)5 300〜450m1(3)蒸留水 
  5100〜7650m/攪拌捧を底に置き、温度計
を上から入れる。その溶液を加熱プレート」−で攪拌し
ながら68℃に加熱する。洗浄液1〜1.5リツトルを
プラスチック瓶に収集する。ハイブリダイゼーション後
、フィルターをはずしく手袋をする)、直ちに洗浄液中
に浸す。フィルターをはずし移送する際には、ミリポア
(Mi l I 1pore )  ピリセットを用い
る。
e)そのフィルターを新しい洗浄液1〜1.5リツトル
に移し、水浴中68℃で7〜12分間インキュベートす
る。多量の水を流して、新しい洗浄液を注意深く除く。
「)そのフィルターを再度新しい洗浄液1〜1゜5リツ
トルに移す。すべての洗浄液を使いきるまで、7〜12
分間ごとに移しかえおよび68℃で(58) のインキュベーションを続ける(4〜7回の洗浄)。
g)最後の移送は、0.1 x S S C,0,5%
SDSを含み68℃に加熱された洗浄液1リツトル(蒸
留水945m1,10%SDS50ml、20xSS 
C5ml )に行ナウ。インキュベーションは68℃で
10分間行なう。
h)そのフィルターをとり、2XSSC500−中で室
温にてすすぎ、ワットマン漸1シート上で15〜30分
間空気乾燥する。
i)2つのゲルからの6木の線条をX線フィルムパック
からの黄色紙上にテープで止め、a識し、プラスチック
包装で包み、強化スクリーンに設けたカセット内に設置
する。暗室で、そのカセットに8×10インチのX −
Oma t  ARX線フィルムをつける。該フィルム
はニトロセルロース線条とスクリーンの間に設置する。
そのカセットを密閉し、−70℃でフリーザー中に保持
する。
j)このX線フィルムを24〜48時間展開させ、カセ
ットからとり出し、暗室にて黄色安全光で現象する。こ
のカセットは他の露光に再使用できる。
8、テストしたプローブか、唯一個の個体のDNAのレ
ーンよりも3個体のDNAのレーンに多くのバンドを示
せは、それは多形性を検定する候補となる。
9、工程8で同定したプローブをより多くの系のヒトD
NAとハイブリダイゼーションに付して、クローン化領
域が多形性である範囲を決定する。
少なくとも4種の異なる対立遺伝子が10%以」−の頻
度で存在する領域に対応するプローブは父系のテストま
たは個体同定テストに供される。
実施例4 この実施例は本発明の父系テストの実施および評価を示
す。
1、血液試料を母親、子供および推定」−の父親からと
り、そのDNAを実施例1と同様にして精製する。
2、これらのI) N Aを実施例3と同様にして別々
に制限酵素EC0RIと反応させる。
3、これらのD N Aを実施例2と同様にして電気泳
動に付し、母親および推定上の父親のDNAを各5tt
9]つのレーンに流し、3つの個体のDNA各5μgを
隣接レーンに流す。
4、電気泳動したr)NAを実施例3と同様にしてプロ
ットする。
5、「父系プローブJ DNAの組を実施例3と同様に
して32P で標識する。
6、工程5で得られた標識プローブDNAを実施例3と
同様にして工程4で得たプロットした遺伝子DNAとハ
イブリダイズする。
子供の全遺伝子は母親または父親のいずれががら導かれ
る。したがって、推定上の父親が生物学的父親であるな
らば、子供のDNAのレーンに現われるすべてのバンド
は子供のDNAのないレーンにも現われる。逆に、推定
」二の父親が生物学的父親ではない場合には、新しいバ
ンドが子供のDNAのレーンに現われるだろう。
実施例5 この実施例は父系テストの特定の技法および評価を示す
A、血液からのl) N Aの精製 1、血液試料(5〜1.0 ml )を、抗a固剤とし
てEr) T Aまたはクエン酸塩を含有するチューブ
に収集し、処理に用いるまで4℃で貯蔵する。
2、相転換により再懸濁した細胞を200 Orpmに
て4℃で10分間遠心する。淡黄色の被膜をみたさずに
血清(頂部)を除く。
3、等量の血e、溶解緩衝液(0,32蔗糖、lQmM
Tris   prl  7. 6  、 5mMMg
C72、1%  ト リドンx −100)を4℃で加
え、逆転にてよく混和させる。50m1ポリプロピレン
製円錐チューブ(例えは、コーニング(Corning
 )、Fa l con製)に移し、血液チューブをす
すき゛、最終容量を原曲液量の4倍にする。よく混和し
、2000rp+n  にて4℃で10分間遠心する。
4、−1−清液を傾斜除去し、ペレットが澄明でないと
き(すなわち、多くの赤血球が混入しているとき)、そ
のペレットを溶解緩衝液3mIVに再懸濁させて再度遠
心する。
5、白色がかったピンクのペレットをDNA溶解緩衝液
(10mMTris  PT(7,4、lQmMF、 
r)TA、  ]、 OmM NaC1、10011!
/mlプロテイナーゼK)2.5〜5 mlに再懸濁さ
せる。よく混和し、必要により渦状にまぜる。5DS(
原液:20%)を最終濃度1%になるように加える。
チューブをゆるやかに逆さにして混ぜる。この試料は非
常に粘稠になる。これをロッカープラットホーム中でゆ
るやかに攪拌しながら37℃で一装置くかまたはときど
き攪拌しながら60℃で3時間放置する。
6、NaCJを6M原液にて最終濃度0.4〜1. M
となるように加える(すなわち、希釈度1:5)。
手またはロッカープラットホーム中でゆるやかに混ぜる
。この時点で試料を冷却下に貯蔵できる。
7、 等tのフェノール−クロロホルム混1 (90%
7エ/−ル1部、10%I M Tr i s pH8
,0、クロロホルム1部)を加え、室温で15〜30分
間ゆるやかに振盪する(例えば、手で振る)。
8.15rn!、ガラスコレツクス(Corex )チ
ューブに移し、4.000rPm で15分間(ベック
マン)または1.000Orpm で5分間(ツルポー
ル)遠心し層分離する。
9頂部、の水層を広口径ピペットで除き、元のプラスチ
ックチューブに戻す。この抽出処理を2回以北繰返す。
IQ、 D N A試料を適当な標識透析バッグに入れ
、100倍過剰(7) ’T’ E 緩衝液(10mM
 Tr i s pT−T7、4 ]、 mM )に対
して透析する。
■適当に希釈(例えば1./20)I、た試料のOj)
、を同型のブランク溶液と対比して240部m(En’
rAに対し)、250部m(DNAに対して極大)、2
700m (フェノールに対して極大)、2801m(
蛋白質に対して極大)、34.nm(副度)、260/
270:約1.2.260/280:約1.8にて読み
取る。
!1.遺伝子DNAの制限エンドヌクレアーゼ消化1 
、−’F 記6 分を1.、5 mlエツペンドルフチ
ュープに加える。
3)約1. Q 1t9 DNA /テスト(通常10
μl〜50til)をとる。
”) 特定の10×エンドヌクレアーゼ消化緩衝液の適
当量 c)  3倍過剰量の制限エンドヌクレアーゼ2.1〜
2秒間渦状に攪拌するかチューブを指で数回振って混合
する。
3、エツペンドルフミクロ遠心機中10〜15秒間回転
して反応剤をペレット化する。
4、EcoRIについて37℃で、TaqIについて6
5℃でインキュベートする。
5.3) 1./10量の3M酢酸アンモニウムを加え
る。
1))95%冷エタノール2〜2.5量添加C)−20
℃で一夜貯蔵し、ミクロファージで回転(4℃で15分
間)してペレット化する。
6、a)ペレットを水15μrに溶かす。
I))約10倍の制限酵素緩衝液および3倍過剰量の制
限エンドヌクレアーゼを加え、工程2.3および4を繰
返す。
7、消化後直ちにゲルに通すために、5倍のフィコール
標識染料溶液を最終濃度1倍になるように加で反応を伴
出する。これは最終容量20tti未満の試料に行なう
05電気泳動 1、アガロースをi x−1−A N (4Q mM 
Tr i s 。
pl! 7.9.4mM酢酸ナトリウム、l mM  
F、 DTA)中で省沸してアガロースゲルを調製する
アガロースの最終濃度は0496と1.2%(分画すべ
きフラグメントのサイズによる)の間とする。
PAW−1,01にハイブリダイズする試料を0.40
6アガロース中で電気泳動に付す。p L M Q、 
3に対するハイブリダイゼーションには1.296アガ
ロースを用いる。
2、アガロース溶液が約75℃になったときに、1’:
t’lSr (2,7−ジアミ/−10−エチ/L/ 
−9−フェニルーフエナントリジニウムブロマイド)I
!終濃度500 ng/m/! 〜12.5 n9 /
 ml  で加える。
3、直ちに水″=IZゲル電気味電気型動金型し、ゲル
ヲ約4 mm厚みに生成させる。ウエルフオーマーを金
型の一端に置く。固化するまで室温で放冷する。ウェル
フォーマ−を除き、ゲルを1xTANで被覆する。
4、試料をゲル井戸(wells)に積層する。ゲルボ
ックスを電源につなぎ、電源を入れる。電流を適当な強
さに合せる。例えば、10kb以上のフラグメントを分
離するには、20Vで3日間電気泳動する。■、5kb
フラグメントには、40vで一夜(16〜20時間)電
気泳動する。電気泳動後、タンクを離す。手袋をはめて
、ゲルをゲルバケツからとる。そのゲルを紫外線ボック
スに入れ、標識TUNAのレーンの側面に沿って澄明な
平定規を置く。ゲルの像を適当な写真フィルムにとり、
電気泳動の記録とする。
D、プラスミドの即製 1、pAWIQlまたはpLMQ、8のいずれかを保有
するイー・コリHBIOIの15m1をとる。
2、これを8000rPm にて10分間遠心する。
3、渦状にまぜてビレット化する。
4.25%蔗糖、5 Q mM Tr i s pH8
,OlQ、1 E+)−rA、 Q、2my/mI R
Nase、1mg/mz  リゾチームの混合物300
μlを加える。
5、水中に15分間放置する。
6.0.5%)  リ ト 7X−100、50mME
r)TA 、 50 mM Tr i s pT−T 
8.0の混合物250μlを加える。
7、水上に5分間放置する。
8.8W−25,27または410−ター中25に、4
℃で30分間回転させる。
9、ト清とペレットを分離する(このペレットは細菌r
)NAのゲル化したもの)。
10、」−諸にプロテイナーゼK(5mg/m! ) 
10ttlを加える。
11、室温で5分間放置する。
12、フェノール:クロロホルム(1:1)で1回、ク
ロロホルムで2回抽出する。
13、水層に酢酸アンモニウムを最終濃度0.3 Mと
なるように加える。
14、.2.5倍量のエタノールを加える。
15、フリーザー(−20℃)に−夜装置する。
16、遠心し、その沈殿を20 mM Tr i s 
pH7,4,10mMEDTAに溶かす。
1.7.CsC1をバンディングのために加える。
E、ニック翻訳 ■、ハイブリダイゼーション反応のために下記成分を混
合する。
a)純プローブDNA  50”9 b)10xニツク翻訳緩衝液(I X= 25 mMT
r i 5−14CISpH7,9,2,5mMMgC
/2.5mMDTT、100μg/−牛血清アルブミ 
ン ) 0.7 μノ? C)アルファP−32デオキシヌクレオチドトリホスフ
ェート2.5μj(25μC1)d) DNase I
 (20P9/Ill ) 0.5μ1e)DNAポリ
メラーゼ(3umits) 0,5 Ill最終容量5
μlに調節。
2、それを16℃で2時間インキュベートする。
3、EDTAを最終濃度IQmMに、SDSを最終濃度
0.5%に加えて反応を停止させる。最終容量は100
μj 4、反応混合物を貫通ミクロ遠心チューブ中セファロー
ス6R−CI−0,6mlを通して1500rpmにて
2分間遠心して非反応トリホスフェートから標識DNA
を分離する。
5、標識DNAを含む通過液1ttzをとり、ベータシ
ンチレーションスペクトロメーターにてカウントする。
F、 Z−結合(zetabind )のためのサウザ
ン転移案内 1、 D N Aをアがロースゲルに流す。臭化エチジ
ウム(10μg/ml)にて15〜30分間染色し、緩
衝液に15〜30分漬けて過剰の染色を除き、写真にと
る。
2゜そのゲルを0.5 M N a 0r−1、1,Q
MNaCl!におだやかに攪拌しながら30分間浸漬す
る。
3、ゲルを水ですすき、Q、5 M Tr i s −
HC1!、P H7,5,0,3M NaC7;を用い
て工程2を繰返す。
4、z結合(Zetabind )を水で湿し、リン酸
ナトリウム緩衝液(0,025M%pH6,5)に30
分間浸漬する。
5.そのゲルを工程4と同じリン酸緩衝液に20分間浸
漬する。
6、ワットマン3MMwet  の2つの線条をリン酸
緩衝液に入れ、ゲルのサイズをみる。2つの間に気泡が
ないようにする。リン酸緩衝液に浸した3MMペーパー
心のトレイ上にゲル(フィルター下)をおく。そのゲル
上にZ結合をのせ、ついで2つの3MMペーパー線条お
よび最後にペーパータオル(3〜4インチ高さ)をのせ
る。その頂上に平らなトレイをのせ、重しく例えば10
0rnl瓶)をのせてゲルとペーパーの接触を確実にす
る。
7、リン酸緩衝液(0,025M、 pI−I 6,5
 )を用いて一夜転写を行なう。
8、その膜をリン酸緩衝液で15分間洗浄する(膜の側
面、すなわちゲルと接触している部分をおだやかにこす
る)。
9、真空で80℃にて2時間熟成する。
10、密閉バック中に入れ、0.(IX S S C,
0,5%s r−s (約15記)で60℃にて30〜
60分間洗浄する。
11  工程10での緩衝液を除き、ハイブリダイゼー
ション緩衝液(4XSSC,50mMリン酸ナトリウム
P■−16,7,5Xデンハルト(Denhardt)
、200μ9/ml変性サケ精子DNA、および50%
ホルムアミド)で置換する。これを37℃で3〜16時
間インキュベートする。
12  そのプローブをハイブリダイゼーション緩衝液
1rnl中70℃で10分間加熱して変性する。
その変性放射性DNAで37℃にて40〜72時間ハイ
ブリダイズする( 2 X 10 dpm /<ラグ)
13、これを2xSSCp、0.1%s r、 sにて
、洗液10m1アリコツトが1. OOCpm  チェ
レンコフカウンター以下になるまで65℃で20分間攪
拌して洗浄する(約6回)。0,4XSSCI’、0゜
02%s r−sにて65℃で2回、0.1xSSCP
にて2回洗浄する。各々、充分な緩衝液を加えてフィル
ターを被う。
14.7結合をプロットし、セロファンで被wする削に
空気乾燥し、オートラジオグラフィーのためにカセット
に入れる。
再使用前に、事前にハイブリダイズした緩衝液中で70
℃で10分間加熱してプローブを除く。
事前ハイブリダイゼーション(全量15rnりの成分 15.2つのゲルからの6線条をX線フィルムパックの
黄色紙上にテープでとめ、標識し、プラスチック製包装
で被覆し、強化スクリーンに設けたカセット中におく。
暗室で、そのカセットに8×10インチX −omat
 ARX線フィルムを入れる(該フィルムはニトロセル
ロース線条とスクリー△の間に挿入)。そのカセットを
密閉し、−70℃にてフリーザー中に保持する。
+6.X線を24〜48時間かける。そのフィルムをカ
セットからはずし、暗室にて黄色安全光をかける。その
カセットは他の露光に付してもよい。
実施例に の実施例は本発明による父系テストの特定の技法および
評価を示す。
1、母親、子供および推定」−の父親から血液試料を採
取し、実施例5.Aと同様にしてDNAを精製する。
2、これらのDNAを実施例5.Rと同様にして制限酵
素E(oklまたはTaql で別々に反応させる。
3、これらのDNAを実施例5.Cと同様にして電、 
気泳動に付し、3つのDNAの各5μgを母親、子供、
推定上の父親の順に(左から右へ)隣接レーンに各々通
す。
4、実施例5.Dおよび5.Eと同様にして、「父系プ
ローブJ DNAを調製し、標識する。
5、実施例5、Fと同様にして電気泳動DNAをプロッ
トする。
6、工程4からの標識プローブDNAを、実施例5、E
と同様にして、工程5のプロットした遺伝子T)NAと
ハイブリダイズする。PAWlolDNAをF、col
tT切断遺伝子DNAとハイブリダイズし、一方、p 
T、 M Q、 8をTaql  切断遺伝子DNAと
ハイブリダイズする。
7、実施例5、Fと同様にしてオートラジオダラムをと
る。
8、オートラジオグラフィ後、多形性DNAフラグメン
トに対応するバンドのサイズを測る。これは、それらバ
ンドで移動する距離を測り、DNA分子量標準品のコレ
クションのものと相対して行なわれる( 5outhe
rn 、 E、M、、 (1984)Anal。
Riochem、 100 、319−323 )。
家族の各個体におけるDNAフラグメントのサイズを比
較し、子供で観察されるパターンが推定」二の父親のも
のと一致するか否か調べる。子供のDNAフラグメント
のサイズが推定上の父親のものと異なっているときは、
彼は生物学的父親ではないと結論される(非父親のケー
ス)。T−供が母親と維−の対立遺伝子を共有し7てい
るときは、他の対立遺伝子が父親から受継いたものと結
論される。4[1・定1−の父親がこの対立遺伝子を有
していないときは、彼は父親ではないと結論できる。ま
た、その2つか母親によっては寄与しない少なくとも一
対のr)NAフラグメントを共有しているときは、その
個体が父親であるかどうかの決定となるよりも、人口か
らランダムにとった個体が同じDNAフラグメントサイ
ズを有する可能性がある〔すなわち、Tnclusio
n  I’ro11al〕1litics  inr’
arentage Testing (19833、R
,IT、Walker茗、  American  A
s5ociation  of  RloodRank
s  における父系インデックス(paternity
index ) 3゜この後者の場合、特定のD N 
Aプローブで検定された対立遺伝子の頻度を知る必要が
ある。プローブpAW−101およびp r−M −0
゜8について観察される頻度を第1表および第2表に示
す。
第1表 人口からランダムにとり出した298個体におけるE 
co RT 切断ヒト遺伝子DNAについて、プローブ
としてpAW 101を用いて順化した対立遺伝子の頻
度 第2表 人口からランダムにとり出した268個体におけるEc
okI切断ヒト遺伝子DNAについて、プローブとして
p L M Q、 8を用いて順化した対立遺伝子の頻
度 実施例7(テスト1) 実施例6の方法によって母親、子供および推定上の父親
について本発明のテストを行なった。それら母親、子供
および推定−にの父親からのEcokI切断DNAにつ
いてプローブとしてpAWl 01を用いた場合のオー
トラジオグラム像を第1図に示す。移動距離を測定し、
公知の標準品と比較す、2 ると、母親はPAW 101対立遺伝子ナン・・)およ
び5を、子供はI’AWIQl対立遺伝子ナンバー5お
よび10を有する。一方、推定」−の父親はpAWl−
Ql対立遺伝子ナンバー10および11を有する。母親
は子供のpAWI O1対立遺伝子ナンバー5に寄与し
ている筈であるから、父親は対立遺伝子ナンバー10に
寄与している。この場合、確度(1ikelihood
 ratio ) 16.67で、父親の可能性は94
%となる。
実施例8 (テスト2) 実施例6の方法によって母親、子供および推定−1−の
父親について本発明のテストを行なった。それら母親、
子供および推定上の父親からのEcokI切断DNAに
ついてプローブとしてpAWlolを用いた場合のオー
トラジオグラム像を第2図に示す。移動距離を測定し、
公知の標準品と比較すると、母親はpAW101対立遺
伝子ナンバー5および9を、子供はpAWl 01対立
遺伝子ナン・・−5および7を有する。一方、推定−1
−の父親はpAW101対立遺伝子ナンバー4および6
を有する。父親は丁−供のPAWI O1対立遺伝子ナ
ンバー7に寄1j、シている筈であり、その推定−1−
の父親はこの対立遺伝子を有していないため、彼は父親
であるi1能性からは除外される。
実施例9 (テスト3) 実施例6の方法によって母親、子供および推定1−の父
親について本発明のテストを行なった。それら母親、子
供および推定−1−の父親からのTaql切断DNAに
ついてプローブとしてp’L M 0.8を用いた場合
のオートラジオグラム像を第3図に示す。移動距離を測
定し、公知の標準品と比較すると、母親はpT、MO9
8対立遺対立遺伝子ナンバエフ8を、子供はpI・M 
0.8対立遺伝子ナンバー7および8を有する。一方、
推定上の父親はpLMo、8対立遺伝子ナンバー2およ
び8を有する。母親は子供のp L M O,8対立遺
伝子ナンバー7または8のいずれかに寄与しているので
、その父親は対立遺伝子7または8のいずれかに寄与し
ていなければならないと結論できる。その推定上の父親
が子供のp L M Q、 8対立遺伝子ナンノく−7
または8に寄与するチャンスと、ランダムにとりだした
ヒトがこれら対立遺伝子のいずれかに寄与するチャンス
とを比較すれば、確度は3.55で、それは父親の可能
性が71.8%に対応する。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例7におけるオートラジオグラフ、第2図
は実施例8におけるオートラジオグラフ、第3図は実施
例9におけるオートラジオグラフを示す。 特許出願人 アクタゲン・インコーポレイテッド代理人
弁理士青山葆外1名 昭和51j年 4月12日 昭和513年特許願第    3)i 4515確−γ
、するノj法 3補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 アメリカ合衆国ニューヨーク、エルムス7才一ド
、4、代理人 住所 大阪府大阪市東区本町2−10 本町ビル内7、
補正の内容 別紙の通り。 (1)出願の際、ゼロックスで゛複写した明細書および
図面を提出致しましたので正調整したものを提出致しま
す。 尚、内容についての補正は行なってお1〕ません。 (2狂特許出願人」の欄の代表者の氏名を記載した願書
および同副本ならびに委任状(訳文付)を提出致します
。 8、添付書類 (1)特許順     正・副各1通 (2)明細書     1通 (3)図  面         1通(4)委 任 
状(訳文付)       1通以上 昭和59年 5月1()日 特許庁艮 官 殿 昭和51j年特許願第    :q 84.51  万
2発明の名称 父系の決定t)よび個//の遺伝的同一性を確Aγ、す
るh法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所  アメリカ合衆国ニューヨーク、エルムス7才一
ド、−ンエストチェスター・ブラザ′4番 名f糸  アクタデン・インコーホレイテッド4、代理
人 住所 大阪府大阪市東区本町2−10 本町ビル内7、
補正の内容 (1)明細書(昭和59年4月12日付提出の手続補正
書に添付のもの)第64頁8行の[7,41mMJを「
7.4.1+nMEDTAJと補正する。 以」二 2−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)工またはそれ以上の多形性遺伝領域について生物
    の種におけるDNAを分析し、該遺伝領域の相対的サイ
    ズによって各多形性を区別し、核種の個々のメンバーを
    特徴付けることを特徴とする、生物の種の個々のメンバ
    ーを同定する方法。 (2)該領域を下記の工程: (a)分析すべき個体のDNAを単離し、(1))該D
    NAを制限エンドヌクレアーゼの作用に付し、上記で生
    したDNAフラグメントをサイジングし、一本線分子に
    変換し、 tc)該寸法合せした一本線分子をプローブDNA分子
    でハイブリダイズしくただし、該プローブはヒl−i(
    L A遺伝生産のcDNAではない)、fd)該ハイブ
    リクイズしたフラグメントの数および位置を同定する こきによって決定する第(1)項の方法。 (3)該分析する個体が、1クイルス、バクテリア、t
    ※・類、真菌、植物および動物からなる群から選ばれる
    種の一員である第t11項の方法。 (4)該r)NA試料が大人、若者、胎児または胚子組
    織の細胞から得られる第(1)項の方法。 (5)該プローブが、異なった多形性遺伝領域の単一の
    対立遺伝子を表わす各個体プローブの一組である第(2
    )項の方法。 (6)該−組のプローブが1〜約20の個体プローブか
    らなる第(5)項の方法。 (7)該多形性遺伝領域に含まれる対立遺伝子の数が約
    2〜約40である第(5)項の方法。 (8)該プローブがt’AW1.01 (ATCC39
    605)およびI)LMo、8(ATCC39604)
    である第(5)項の方法。 (9)親子関係を決定するために、該個体の多形性遺伝
    領域の相対的サイズを惟定的父母のものと対比する上程
    をさらに含む第(1)項の方法。 (1012つの試料間の同一性をみるために、該個体の
    第1の試料からの多形性遺伝領域の相対的サイズを他の
    起源からの第2の試料から得られる多形性遺伝領域と対
    比する工程をさらに含む第(1)項の方法。 (11)該個体の株同定のために、該個体の多形性遺伝
    領域の相対的サイズを生物様の他のメンバーから得られ
    る多形性遺伝領域と対比する工程をさらに含む第(1)
    項の方法。 (1z1またはそれ以上の多形性遺伝領域について生物
    の種におけるr)NAを分析し、該遺伝領域の相対的サ
    イズによって各多形性を区別し、核種の個々のメンバー
    を特徴付ける方法であって、該領域を下記の工程: ta)分析すべき個体のr)NAを単離し、+1)) 
    該n N Aを制限エンドヌクレアーゼの作用に付し、
    」−記で生じたDNAフラグメントをサイジングし、−
    木線分子に変換し、 +C)該寸法合せした一本線分子をプローブDNA分子
    でハイブリダイズしくただし、該プローブは遺伝子DN
    Aのエンドヌクレアーゼ消化によって発生されたもので
    ある特徴を有する)、((1)該ハイブリダイズしたフ
    ラグメントの数および位置を同定する ことによって決定することを特徴とする、生物の種の個
    々のメンバーを同定する方法。 1.111またはそれ以上の多形性遺伝領域について生
    物の種におけるDNAを分析し、該遺伝領域の相対的サ
    イズによって各多形性を区別し、核種の1固々のメンバ
    ーを特徴付ける方法であって、該領域を下記の工程: ta)分析すべき個体のr)NAを単離し、(I))該
    DNAを制限エンドヌクレアーゼの作用に付し、上記で
    生じたDNAフラグメントをサイジングし、−木線分子
    に変換し、 +C)該寸法合せした一本線分子をプローブDNA分子
    でハイブリダイズしくたたし、該プローブはヒトr、T
     L A遺伝子座のc D N Aではない)、td+
    該ハイブリダイズしたフラグメントの数および位置を同
    定する ことにより決定することを特徴とする、生物の種の個々
    のメンバーを同定する方法。
JP59038451A 1983-02-28 1984-02-28 父系の決定および個々の遺伝的同一性を確立する方法 Pending JPS59199000A (ja)

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