JPS5919825Y2 - 機関点火装置 - Google Patents
機関点火装置Info
- Publication number
- JPS5919825Y2 JPS5919825Y2 JP1976109050U JP10905076U JPS5919825Y2 JP S5919825 Y2 JPS5919825 Y2 JP S5919825Y2 JP 1976109050 U JP1976109050 U JP 1976109050U JP 10905076 U JP10905076 U JP 10905076U JP S5919825 Y2 JPS5919825 Y2 JP S5919825Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- drive shaft
- shaft
- rotating shaft
- power distributor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は機関点火装置、特に機関の駆動軸と、この駆動
軸に嵌合して回転駆動される配電器の回転軸との連結部
の改良に関するものである。
軸に嵌合して回転駆動される配電器の回転軸との連結部
の改良に関するものである。
従来のこの種の装置は配電器の回転軸と機関の駆動軸が
爪によって連結され、機関への装着を容易にするため所
定の間隙を有している。
爪によって連結され、機関への装着を容易にするため所
定の間隙を有している。
このため機関の低速回転時における負荷運転時のトルク
変動により配電器の回転軸が間隙分だけ機関の駆動軸よ
りも進むために点火時期が設定時期よりも早くなり、機
関がノッキングを起したり、排気ガスが増加する等の不
具合を起し、また高速運転時においては点火時期が変動
する実用上致命的な欠点があった。
変動により配電器の回転軸が間隙分だけ機関の駆動軸よ
りも進むために点火時期が設定時期よりも早くなり、機
関がノッキングを起したり、排気ガスが増加する等の不
具合を起し、また高速運転時においては点火時期が変動
する実用上致命的な欠点があった。
即ち、第1図に示す通り、機関の低速負荷運転時は進角
特性が実線すのように進角し、高速運転時になると形部
Cの範囲でばらつき、その特性は破線に示す設定進角特
性aには程遠いものとなり、進角度の測定が困難になる
。
特性が実線すのように進角し、高速運転時になると形部
Cの範囲でばらつき、その特性は破線に示す設定進角特
性aには程遠いものとなり、進角度の測定が困難になる
。
この対策として駆動軸と回転軸の連結部力間隙を小さく
すれば上記欠点を解消できるが、機関への配電器の装着
が非常に困難となる欠点を新たに呈する。
すれば上記欠点を解消できるが、機関への配電器の装着
が非常に困難となる欠点を新たに呈する。
本考案は上記欠点を解消するために、配電器の回転軸と
機関の駆動軸の何れが一方に固着されたカップカラーを
弾性部材により形威し、この弾性部材とによって回転軸
と駆動軸の何れが他方に圧接することにより機関への配
電器の装着を困難にすることなく、配電器の回転軸と機
関の駆動軸の回転方向に対する相対的な動きを緩衝し、
低速負荷運転時の点火時期の進みと高速運転時の点火時
期変動を防止することを目的とする機関点火装置を提供
するものである。
機関の駆動軸の何れが一方に固着されたカップカラーを
弾性部材により形威し、この弾性部材とによって回転軸
と駆動軸の何れが他方に圧接することにより機関への配
電器の装着を困難にすることなく、配電器の回転軸と機
関の駆動軸の回転方向に対する相対的な動きを緩衝し、
低速負荷運転時の点火時期の進みと高速運転時の点火時
期変動を防止することを目的とする機関点火装置を提供
するものである。
以下、第2図に示す実施例について説明する。
第2図において、1は配電器のハウジング、2゜3は上
記ハウジングに圧入されたブツシュ、4は上記ブツシュ
に支承され図示しない機関の回転数に応じて点火時期を
設定する配電器の回転軸、4aはこの回転軸4の先端部
に形成された凹部、5はワッシャ、6は上記回転軸4に
平行ピン7により固着されているカップカラーで゛、プ
ラスチックにより一体成形され、成形後、所定の弾性力
を呈するものである。
記ハウジングに圧入されたブツシュ、4は上記ブツシュ
に支承され図示しない機関の回転数に応じて点火時期を
設定する配電器の回転軸、4aはこの回転軸4の先端部
に形成された凹部、5はワッシャ、6は上記回転軸4に
平行ピン7により固着されているカップカラーで゛、プ
ラスチックにより一体成形され、成形後、所定の弾性力
を呈するものである。
8は上記機関の駆動軸、8aは上記駆動軸8の連結部に
設けられた爪であり上記回転軸4の凹部4aと軸方向お
よび回転方向に間隙を介して連結されている。
設けられた爪であり上記回転軸4の凹部4aと軸方向お
よび回転方向に間隙を介して連結されている。
また上記駆動軸8の外径は上記カップカラー6の内径よ
りもやや大きく設定され、上記カップカラー6の内周6
aは上記駆動軸8の外周8bに所定の力を持って圧接さ
れている。
りもやや大きく設定され、上記カップカラー6の内周6
aは上記駆動軸8の外周8bに所定の力を持って圧接さ
れている。
6bはカップカラー6の開口端に形成されたテーパ部で
ある。
ある。
このように構成されたものにおいて、駆動軸8が負荷運
転によりトルク変動を起すと、回転軸4は慣性により爪
8aと凹部4aの間隙分だけ進角する方向に回転しよう
とするが、上記カップカラー6の内周6aが、駆動軸8
の外周8bに圧接されているため、反対方向に摩擦力を
受け、回転軸4と駆動軸8の角度変化は起らず、そのた
め点火時期の進角特性は第1図aの通り安定したものと
なる。
転によりトルク変動を起すと、回転軸4は慣性により爪
8aと凹部4aの間隙分だけ進角する方向に回転しよう
とするが、上記カップカラー6の内周6aが、駆動軸8
の外周8bに圧接されているため、反対方向に摩擦力を
受け、回転軸4と駆動軸8の角度変化は起らず、そのた
め点火時期の進角特性は第1図aの通り安定したものと
なる。
また、配電器の機関への装着に際してはカップカラー6
のテーパ部6bをガイドにして、駆動軸8が圧入される
。
のテーパ部6bをガイドにして、駆動軸8が圧入される
。
この時、カップカラー6は弾性力を有しているので上記
カップカラー6の内径が弾性変形し配電器本体は機関に
容易に装着できるものである。
カップカラー6の内径が弾性変形し配電器本体は機関に
容易に装着できるものである。
尚、上記実施例ではカップカラー6を回転軸4に固着し
たが、逆にカップカラー6を、駆動軸8に固着して回転
軸4に圧接しても、同様であり、また、カップカラー6
を、ゴム、その他の弾性部材に変えても同様の効果が得
られる。
たが、逆にカップカラー6を、駆動軸8に固着して回転
軸4に圧接しても、同様であり、また、カップカラー6
を、ゴム、その他の弾性部材に変えても同様の効果が得
られる。
以上のように、この考案は配電器の回転軸と、機関の駆
動軸の何れか一方に弾性材により形成されたカップカラ
ーを固着し、このカップカラーを回転軸と駆動軸の何れ
か他方に圧接したので、この圧接力により回転軸と駆動
軸の角度変化は緩衝でき、配電器本体の機関への装着が
容易に行なえると共に機関の点火時期とその進角特性は
安定なる値が得られる優れた効果がある。
動軸の何れか一方に弾性材により形成されたカップカラ
ーを固着し、このカップカラーを回転軸と駆動軸の何れ
か他方に圧接したので、この圧接力により回転軸と駆動
軸の角度変化は緩衝でき、配電器本体の機関への装着が
容易に行なえると共に機関の点火時期とその進角特性は
安定なる値が得られる優れた効果がある。
第1図は従来装置の進角特性図、第2図はこの考案の一
実施例を示す断面図である。 図中、1はハウジング、2,3はフ゛ツシュ、4は回転
軸、4aは凹部、6はカップカラー 8は駆動軸、8a
は爪である。
実施例を示す断面図である。 図中、1はハウジング、2,3はフ゛ツシュ、4は回転
軸、4aは凹部、6はカップカラー 8は駆動軸、8a
は爪である。
Claims (3)
- (1) 配電器のハウジングに回転自在に支承され機
関の駆動軸に嵌合され、且つ上記機関の点火時期を設定
し得る回転軸、及び上記回転軸と駆動軸の何れか一方に
、これら回転軸と駆動軸との嵌合部を囲繞するべく固着
され、上記駆動軸と回転軸の何れか他方に所定の力でも
って圧接する弾性部材からなるカップカラーを備えた機
関点火装置。 - (2)弾性材は合成樹脂である実用新案登録請求の範囲
第(1)項記載の機関点火装置。 - (3)弾性材はゴム材である実用新案登録請求の範囲第
(1)項記載の機関点火装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976109050U JPS5919825Y2 (ja) | 1976-08-13 | 1976-08-13 | 機関点火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976109050U JPS5919825Y2 (ja) | 1976-08-13 | 1976-08-13 | 機関点火装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5326733U JPS5326733U (ja) | 1978-03-07 |
JPS5919825Y2 true JPS5919825Y2 (ja) | 1984-06-08 |
Family
ID=28719006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976109050U Expired JPS5919825Y2 (ja) | 1976-08-13 | 1976-08-13 | 機関点火装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5919825Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5188737U (ja) * | 1975-01-10 | 1976-07-15 |
-
1976
- 1976-08-13 JP JP1976109050U patent/JPS5919825Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5326733U (ja) | 1978-03-07 |
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