JPS5919702B2 - 固型芳香組成物 - Google Patents
固型芳香組成物Info
- Publication number
- JPS5919702B2 JPS5919702B2 JP54073273A JP7327379A JPS5919702B2 JP S5919702 B2 JPS5919702 B2 JP S5919702B2 JP 54073273 A JP54073273 A JP 54073273A JP 7327379 A JP7327379 A JP 7327379A JP S5919702 B2 JPS5919702 B2 JP S5919702B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- aromatic
- gel body
- weight
- transparent gel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、建物室内、車内等において、発香または消臭
に用いるため、芳香成分と固型化成分とを主体として含
有する透明ゲル体に形成され、そ ｃのゲル体の内部に
装飾体が埋設されている固型芳香組成物に関する。
に用いるため、芳香成分と固型化成分とを主体として含
有する透明ゲル体に形成され、そ ｃのゲル体の内部に
装飾体が埋設されている固型芳香組成物に関する。
従来、芳香成分と固型化成分とを含有し、ゲル体に固型
化された芳香組成物は、種々提案され実用に供されてい
る。
化された芳香組成物は、種々提案され実用に供されてい
る。
一般にこの種の組成物は、芳香組成物の揮発を防止する
ため密閉容器に収納されて販売され、使用時にその容器
の一部を開放して芳香成分を揮発させるようにしてある
。従来のこの種の組成物は、芳香成分の揮発につれて収
縮して外観が著しく損われ醜くなるものであつた。
ため密閉容器に収納されて販売され、使用時にその容器
の一部を開放して芳香成分を揮発させるようにしてある
。従来のこの種の組成物は、芳香成分の揮発につれて収
縮して外観が著しく損われ醜くなるものであつた。
したがつて、これを収納する密閉容器は、内部の収納物
が外部からはよく見えないように不透明素材で形成され
る必要があつた。しかも建物、車内等の見える場所に置
いてもよいようにするため、その容器自体に種々の意匠
を施す必要があり、それだけコスト高になることは避け
難いところであつた。本発明の目的は、芳香成分と固型
化成分とを主体としてなる透明ゲル体の内部に装飾体が
埋設され、しかも芳香成分の揮発につれて収縮して外観
が損われ醜くならず、そのため前記ゲル体自体が美観に
優れ趣味感に富んだものとなり、その容器を透明素材で
形成することのほかに、従来のように種々の意匠を格別
施さなくてもよい等の特徴を有する固型芳香組成物を提
供することにある。
が外部からはよく見えないように不透明素材で形成され
る必要があつた。しかも建物、車内等の見える場所に置
いてもよいようにするため、その容器自体に種々の意匠
を施す必要があり、それだけコスト高になることは避け
難いところであつた。本発明の目的は、芳香成分と固型
化成分とを主体としてなる透明ゲル体の内部に装飾体が
埋設され、しかも芳香成分の揮発につれて収縮して外観
が損われ醜くならず、そのため前記ゲル体自体が美観に
優れ趣味感に富んだものとなり、その容器を透明素材で
形成することのほかに、従来のように種々の意匠を格別
施さなくてもよい等の特徴を有する固型芳香組成物を提
供することにある。
前述の目的を達成するための、本発明の構成を実施態様
に基いて説明すると、以下のとおわである。図において
、１は芳香成分と固型化成分とを主体としてなる透明ゲ
ル体で、その内部には装飾体２が埋設されている。
に基いて説明すると、以下のとおわである。図において
、１は芳香成分と固型化成分とを主体としてなる透明ゲ
ル体で、その内部には装飾体２が埋設されている。
透明ゲル体の形状は適宜形状に形成される。装飾体２は
、図示例では造形花であるが、動植物、記号、文字等の
造形体、その他のものであつてもよい。芳香成分として
は、芳香性を有するテルペン系炭化水素が主体として含
有されており、後記固型化成分との関係で９０重量％以
上含有させることが可能であり、かつ９０重量％以上含
有させることが透明ゲル体１の透明度を高め、発香持続
性をよくするうえで好ましい。
、図示例では造形花であるが、動植物、記号、文字等の
造形体、その他のものであつてもよい。芳香成分として
は、芳香性を有するテルペン系炭化水素が主体として含
有されており、後記固型化成分との関係で９０重量％以
上含有させることが可能であり、かつ９０重量％以上含
有させることが透明ゲル体１の透明度を高め、発香持続
性をよくするうえで好ましい。
この芳香成分には、使用目的、得ようとする香質によつ
ては、透明ゲル体１の透明度をあまり低下させない範囲
で、他の調合芳香成分を少量添加してもよい。固型化成
分としては、炭素数１２〜２２●水酸基１〜２個を有す
るオキシ脂肪酸が主体として含有されており、４〜１０
重量％を含有させることが、透明ゲル体１の所要透明度
、強度を保持し、芳香成分の離漿現象を少なくするうえ
で好ましい。
ては、透明ゲル体１の透明度をあまり低下させない範囲
で、他の調合芳香成分を少量添加してもよい。固型化成
分としては、炭素数１２〜２２●水酸基１〜２個を有す
るオキシ脂肪酸が主体として含有されており、４〜１０
重量％を含有させることが、透明ゲル体１の所要透明度
、強度を保持し、芳香成分の離漿現象を少なくするうえ
で好ましい。
オキシ脂肪酸としては、例えば、オキシステアリン酸、
ジオキシステアリン酸が好適に用いられる。炭素数１２
以下・水酸基３個以上の場合、その添加量を前述のよう
に４〜１０重量％に抑制できず、得られた組成物の強度
が低下し、かつ水酸基がない場合、ゲル化しない。なお
、これらを含む工業用脂肪酸としては、安価で一般に入
手可能なもの、すなわち市販されるものが用いられるが
、市販されているものとしては、炭素数８〜２２の脂肪
酸があり、かつ、それが２３以上のオキシ脂肪酸は一般
に市販されていない。しかし、炭素数１２以下のものは
、前述のように本発明には適さないので、炭素数２２以
下のものが用いられることになる。本発明を実施するに
は、前述の原料を混合し、適宜温度で加熱して均一に溶
解し、これを適宜成形型に装飾体２と共に入れ、室温ま
で冷却固型化すればよい。
ジオキシステアリン酸が好適に用いられる。炭素数１２
以下・水酸基３個以上の場合、その添加量を前述のよう
に４〜１０重量％に抑制できず、得られた組成物の強度
が低下し、かつ水酸基がない場合、ゲル化しない。なお
、これらを含む工業用脂肪酸としては、安価で一般に入
手可能なもの、すなわち市販されるものが用いられるが
、市販されているものとしては、炭素数８〜２２の脂肪
酸があり、かつ、それが２３以上のオキシ脂肪酸は一般
に市販されていない。しかし、炭素数１２以下のものは
、前述のように本発明には適さないので、炭素数２２以
下のものが用いられることになる。本発明を実施するに
は、前述の原料を混合し、適宜温度で加熱して均一に溶
解し、これを適宜成形型に装飾体２と共に入れ、室温ま
で冷却固型化すればよい。
この場合、他のいかなる固型化補助剤を添加する必要が
ないが、必要に応じて、酸化防止剤として、例えば、ブ
チルヒロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン
を単独または混合して少量添加される。本発明の透明ゲ
ル体１は、変色しない、ひび割れしない、弾力性があつ
て所要強度がある。
ないが、必要に応じて、酸化防止剤として、例えば、ブ
チルヒロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン
を単独または混合して少量添加される。本発明の透明ゲ
ル体１は、変色しない、ひび割れしない、弾力性があつ
て所要強度がある。
芳香成分の離漿現象が少ない、芳香成分の揮発状態が使
用期間を通して安定した状態になる、発香持続性がよい
、という性能のほかに、透明度が高くて芳香成分の揮発
終了まで保持される、芳香成分の揮発につれて収縮して
外観が損われ醜くならずに小さくなり、ついには非常に
小さくなる、という性能を有する。これは、芳香成分と
してテルペン系炭化水素と、固型化成分として炭素数１
２〜２２・水酸基１〜３個を有するオキシ脂肪酸とを主
体として用い、しかもこれらは相溶性、親和性がよいか
ら、前者を９０重量％以上を含有させることが可能であ
る、すなわち、後者の含有量を４〜１０重量％に抑制す
ることが可能であることに基因している。かように透明
ゲル体１は、透明度が高くて芳香成分の揮発終了時まで
保持され、しかも芳香成分の揮発につれて小さくなり、
ついには非常に小さくなるため、内部の装飾体２が、透
明ゲル体１の使用終了時までよく透視されるとともに、
芳香成分の揮発につれて露出することになる。
用期間を通して安定した状態になる、発香持続性がよい
、という性能のほかに、透明度が高くて芳香成分の揮発
終了まで保持される、芳香成分の揮発につれて収縮して
外観が損われ醜くならずに小さくなり、ついには非常に
小さくなる、という性能を有する。これは、芳香成分と
してテルペン系炭化水素と、固型化成分として炭素数１
２〜２２・水酸基１〜３個を有するオキシ脂肪酸とを主
体として用い、しかもこれらは相溶性、親和性がよいか
ら、前者を９０重量％以上を含有させることが可能であ
る、すなわち、後者の含有量を４〜１０重量％に抑制す
ることが可能であることに基因している。かように透明
ゲル体１は、透明度が高くて芳香成分の揮発終了時まで
保持され、しかも芳香成分の揮発につれて小さくなり、
ついには非常に小さくなるため、内部の装飾体２が、透
明ゲル体１の使用終了時までよく透視されるとともに、
芳香成分の揮発につれて露出することになる。
また、このため装飾体２の露出状態によつて芳香成分状
態（残量）ないし使用終期が判る目安ともなる。また透
明ゲル体１が装飾体２の存在と相俟つて外観が美麗であ
虱しかも芳香成分の揮発につれて収縮して外観が損われ
醜くなることがないから、透明素材からなる容器に収納
すれば、その容容器に種々の意匠を施さなくても建物室
内、車内等のよく見える場所に置くにふさわしい美観に
優れ、趣昧感に富んだ商品を提供することができる。次
に、本発明の透明ゲル体１の実施例１〜４と、比較例１
，２とを示す。なお、透明度は、水質試験法のうち十字
標識にする透明度法で測定した。ゲル体強度は、食品衛
生法飯尾式カードメーターにて破断力を測定した。離漿
現象は、ゲル体の下部に口紙を置き離漿した芳香成分を
吸収し重量を測定し、その重量が１％以下を小、１〜３
％以下を中、３％以下を大として表示した。また、ゲル
体は、下記表に示すように、芳香成分としてｄリモネン
を用い、これとそれぞれの固型成分とを配合し、６０〜
６５℃に加熱して均一に溶解した後、室温まで冷却して
固型化することにより得た。
態（残量）ないし使用終期が判る目安ともなる。また透
明ゲル体１が装飾体２の存在と相俟つて外観が美麗であ
虱しかも芳香成分の揮発につれて収縮して外観が損われ
醜くなることがないから、透明素材からなる容器に収納
すれば、その容容器に種々の意匠を施さなくても建物室
内、車内等のよく見える場所に置くにふさわしい美観に
優れ、趣昧感に富んだ商品を提供することができる。次
に、本発明の透明ゲル体１の実施例１〜４と、比較例１
，２とを示す。なお、透明度は、水質試験法のうち十字
標識にする透明度法で測定した。ゲル体強度は、食品衛
生法飯尾式カードメーターにて破断力を測定した。離漿
現象は、ゲル体の下部に口紙を置き離漿した芳香成分を
吸収し重量を測定し、その重量が１％以下を小、１〜３
％以下を中、３％以下を大として表示した。また、ゲル
体は、下記表に示すように、芳香成分としてｄリモネン
を用い、これとそれぞれの固型成分とを配合し、６０〜
６５℃に加熱して均一に溶解した後、室温まで冷却して
固型化することにより得た。
図面は、本発明組成物の一実施態様を示す外観斜視図で
ある。 １・・・・・・透明ゲル体、 ２・・・・・・装飾体。
ある。 １・・・・・・透明ゲル体、 ２・・・・・・装飾体。
Claims (1)
- １ 芳香成分と固型化成分とを主体として含有し、適宜
形状に形成された透明ゲル体の内部に装飾体が埋設され
ている固型芳香組成物において、前記芳香成分がテルペ
ン系炭化水素、前記固型化成分が炭素数１２〜２２・水
酸基１〜２個を有するオキシ脂肪酸を主体とし、かつ前
記芳香成分が９０重量％以上、前記固型化成分が４〜１
０重量％含有されていることを特徴とする前記組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54073273A JPS5919702B2 (ja) | 1979-06-11 | 1979-06-11 | 固型芳香組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54073273A JPS5919702B2 (ja) | 1979-06-11 | 1979-06-11 | 固型芳香組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55166159A JPS55166159A (en) | 1980-12-25 |
| JPS5919702B2 true JPS5919702B2 (ja) | 1984-05-08 |
Family
ID=13513377
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54073273A Expired JPS5919702B2 (ja) | 1979-06-11 | 1979-06-11 | 固型芳香組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5919702B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62166855U (ja) * | 1986-04-11 | 1987-10-23 | ||
| JPH0535191Y2 (ja) * | 1986-06-23 | 1993-09-07 | ||
| JP5505589B2 (ja) * | 2008-11-06 | 2014-05-28 | 大日本除蟲菊株式会社 | 機能性ゲル体、それを用いるゲル装飾キット及びその使用方法 |
-
1979
- 1979-06-11 JP JP54073273A patent/JPS5919702B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55166159A (en) | 1980-12-25 |
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