JPS5918345Y2 - 圧力受感素子を備えた点火栓 - Google Patents
圧力受感素子を備えた点火栓Info
- Publication number
- JPS5918345Y2 JPS5918345Y2 JP4867378U JP4867378U JPS5918345Y2 JP S5918345 Y2 JPS5918345 Y2 JP S5918345Y2 JP 4867378 U JP4867378 U JP 4867378U JP 4867378 U JP4867378 U JP 4867378U JP S5918345 Y2 JPS5918345 Y2 JP S5918345Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gasket
- insulator
- sensing element
- pressure sensing
- spark plug
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Measuring Fluid Pressure (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Spark Plugs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、エンジン指圧計に供せられる圧力受感素子
を備えた点火栓の改良に係り、その目的とするところは
、温度特性を良好なものとすることにある。
を備えた点火栓の改良に係り、その目的とするところは
、温度特性を良好なものとすることにある。
この圧力受感素子を備えた点火栓は、内燃機関の内部圧
力の変化を検出し、しかして内燃機関の燃焼状態を知る
ために使われている。
力の変化を検出し、しかして内燃機関の燃焼状態を知る
ために使われている。
この動作は、シリンダ内圧の変化を何らかの形で圧力受
感素子に伝達することにより、たとえば圧力受感素子を
加圧するごとく、あるいは減圧するごとく伝達して行な
われる。
感素子に伝達することにより、たとえば圧力受感素子を
加圧するごとく、あるいは減圧するごとく伝達して行な
われる。
しかしながら内燃機関の動作時には高温を生じ、温度上
昇に伴い圧力受感素子の出力感度が変化して出力感度の
温度補正を要するという問題点が存在した。
昇に伴い圧力受感素子の出力感度が変化して出力感度の
温度補正を要するという問題点が存在した。
この考案は、各種の実験に基づいて、上記出力感度の変
化原因を探ることにより気密保持のために絶縁体と栓体
との間に介在するガスケットを比較的柔らかい材質で構
成することにより上記問題点を解消するものである。
化原因を探ることにより気密保持のために絶縁体と栓体
との間に介在するガスケットを比較的柔らかい材質で構
成することにより上記問題点を解消するものである。
第1図は本考案の一実施例を示す。
1は点火栓であり、絶縁体2、栓体3、素子締付体4と
から構成されている。
から構成されている。
5は素子締付体4により絶縁体2に締付けて組み込まれ
た圧電素子あるいはピエゾ抵抗素子等でなる圧力受感素
子である。
た圧電素子あるいはピエゾ抵抗素子等でなる圧力受感素
子である。
6は絶縁体2と栓体3との間に介在して気密を保持する
ためのガスケットである。
ためのガスケットである。
7は点火栓1が螺着結合されたシリンダヘッドである。
この実施例の作用について述べると、シリンダ内圧の変
化に伴い絶縁体2が上下に変化しく変位は矢印×で示す
。
化に伴い絶縁体2が上下に変化しく変位は矢印×で示す
。
)、その結果、絶縁体2と素子締付体4との協同により
圧力受感素子5の圧縮応力が変化し、その応力変化に比
例した電気量が検出される。
圧力受感素子5の圧縮応力が変化し、その応力変化に比
例した電気量が検出される。
ところで力の構成を第2図の機械的等価図で説明すると
、絶縁体2の変位×は硬い圧力受感素子に1とガスケッ
トに2のバネを並列に伝わって動く。
、絶縁体2の変位×は硬い圧力受感素子に1とガスケッ
トに2のバネを並列に伝わって動く。
したがって出力感度は、ガスケットに2のバネ定数によ
ってきまる。
ってきまる。
さて、温度により出力感度が変化する原因は、たとえば
セラミック等でなる絶縁体2と金属でなる栓体3との線
膨張係数が違うために温度の上昇につれ締付はトルクが
緩み、しかも構造的に力の構成が並列になっているため
、ガスケット6のバネ常数に2が変化し、したがって力
伝達率が変化することに帰因する。
セラミック等でなる絶縁体2と金属でなる栓体3との線
膨張係数が違うために温度の上昇につれ締付はトルクが
緩み、しかも構造的に力の構成が並列になっているため
、ガスケット6のバネ常数に2が変化し、したがって力
伝達率が変化することに帰因する。
このことは第4図、第5図の実験結果から確しかめられ
ている。
ている。
即ち第4図では、室温での素子締付体の締付トルクと出
力感度をみると素子締付トルクを緩めていくと出力がだ
んだん大きくなっていることが分かる。
力感度をみると素子締付トルクを緩めていくと出力がだ
んだん大きくなっていることが分かる。
また第5図ではそれぞれの素子締付トルクにおいて、温
度と出力の関係を調べて見ると温度の上昇につれて出力
が、同様に漸次大きくなっていることが分かる。
度と出力の関係を調べて見ると温度の上昇につれて出力
が、同様に漸次大きくなっていることが分かる。
なお、Aは素子締付トルク1.0kgmであり、Bは同
じく1.5kgmである。
じく1.5kgmである。
但し、ガスケットは従来使用されている鉄で形成された
ものを使用し、圧力は一定である。
ものを使用し、圧力は一定である。
本考案は、ガスケットのバネ常数に2の変化を極力抑え
ることにより、出力感度の変動を微小なものとするもの
である。
ることにより、出力感度の変動を微小なものとするもの
である。
そもそもガスケットのバネ常数に2は、
K2−E″S
]−
であられされる。
但し、Eはヤング率、Sは面積、lは長さである。
ところでヤング率Eは材質固有のものであり一定である
。
。
また長さlもさほど変らない。
したがって面積S、すなわち第3図に示すごとく絶縁体
2とガスケット6とが接触する面積の変動が、ガスケッ
ト6のバネ常数に2の変動に大きく関与するものである
。
2とガスケット6とが接触する面積の変動が、ガスケッ
ト6のバネ常数に2の変動に大きく関与するものである
。
したがって温度の上昇に伴い線膨張係数の違いにより圧
力受感素子5への締付トルクが緩み、絶縁体2が上方に
変化して結果的に絶縁体2とガスケット6との当初の接
触面積Sが小さくなり感度の上昇をもたらすこととなる
。
力受感素子5への締付トルクが緩み、絶縁体2が上方に
変化して結果的に絶縁体2とガスケット6との当初の接
触面積Sが小さくなり感度の上昇をもたらすこととなる
。
しかしながら温度の上昇に伴うことによって変化する面
積△Sは、当初の接触面積Sに関係なく常に一定である
ため、当初の接触面積Sが大きければ、小さい場合に較
べて比率からいってバネ常数に2に与える影響が小さく
なす、シたがってバネ常数に2の変動も小さくなる。
積△Sは、当初の接触面積Sに関係なく常に一定である
ため、当初の接触面積Sが大きければ、小さい場合に較
べて比率からいってバネ常数に2に与える影響が小さく
なす、シたがってバネ常数に2の変動も小さくなる。
これは事項、温度上昇に伴う出力感度変化を抑えること
を意味する。
を意味する。
そこで第3図に示すごとくガスケット6は絶縁体2の肩
部2aで押圧される訳であるが、その際、ガスケット6
と絶縁体2との接触面積を大きくするため、ガスケット
6を比較的柔らかい材質で構成する。
部2aで押圧される訳であるが、その際、ガスケット6
と絶縁体2との接触面積を大きくするため、ガスケット
6を比較的柔らかい材質で構成する。
ただガスケット6の実用性を考慮すると、即ち耐久性、
耐熱性、耐食性を勘案するとその材質としてはほぼ限定
され、たとえば焼きなました銅、白金、金、銀等が相当
する。
耐熱性、耐食性を勘案するとその材質としてはほぼ限定
され、たとえば焼きなました銅、白金、金、銀等が相当
する。
比較的硬いニッケル、鉄をガスケットとして使用した場
合と比較した温度特性を第6図に示した。
合と比較した温度特性を第6図に示した。
なおガスケットの形状は外径9mm内径7mm厚みQ、
4mmのワッシャ状とした。
4mmのワッシャ状とした。
この図からも分かるように比較的硬いニッケル、鉄の場
合と較べて本考案に係る比較的柔らかいアニールした銅
、同じくアニールした白金、銀、金の場合、出力が感度
が殆ど変化しない。
合と較べて本考案に係る比較的柔らかいアニールした銅
、同じくアニールした白金、銀、金の場合、出力が感度
が殆ど変化しない。
正確には温度特性を0.05%/℃以内に低減できる。
以上述べてきたごとく、本考案は、圧力受感素子を備え
た点火栓において、絶縁体と検体との間に介在するガス
ケットを、アニールした銅、アニールした白金、アニー
ルした銀、アニールした金等の比較的柔らかい材質で形
成し、圧力受感素子の出力感度を温度に対してほぼ一定
にすることを特徴とするものであり、そのため最高圧力
の絶対値を必要とする場合に、出力感度の温度補正を要
せずに済むものである。
た点火栓において、絶縁体と検体との間に介在するガス
ケットを、アニールした銅、アニールした白金、アニー
ルした銀、アニールした金等の比較的柔らかい材質で形
成し、圧力受感素子の出力感度を温度に対してほぼ一定
にすることを特徴とするものであり、そのため最高圧力
の絶対値を必要とする場合に、出力感度の温度補正を要
せずに済むものである。
またガスケットは、そもそも点火栓に常態で備わってい
るものであり、複雑な加工を要することなく活用でき便
利である。
るものであり、複雑な加工を要することなく活用でき便
利である。
第1図は本考案の一実施例を示す側断面図。
第2図は本考案に係る点火栓の機械的等価図。
第3図は同じく要部断面図、第4,5図は従来のガスケ
ットの特性図。 第6図は本考案に係るガスケットの特性図。
ットの特性図。 第6図は本考案に係るガスケットの特性図。
Claims (1)
- 気密保持のために絶縁体2と栓体3との間に介在するガ
スケット6を、たとえば焼きなました銅、同じく白金、
同じく金、同じく銀等の比較的柔らかい材質で構成し、
シリンダ内の温度上昇に伴う圧力受感素子5の出力感度
変化を低減することを特徴とする圧力受感素子を備えた
点火栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4867378U JPS5918345Y2 (ja) | 1978-04-13 | 1978-04-13 | 圧力受感素子を備えた点火栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4867378U JPS5918345Y2 (ja) | 1978-04-13 | 1978-04-13 | 圧力受感素子を備えた点火栓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54150729U JPS54150729U (ja) | 1979-10-19 |
JPS5918345Y2 true JPS5918345Y2 (ja) | 1984-05-28 |
Family
ID=28932840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4867378U Expired JPS5918345Y2 (ja) | 1978-04-13 | 1978-04-13 | 圧力受感素子を備えた点火栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5918345Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3260597B2 (ja) * | 1995-08-04 | 2002-02-25 | 日本特殊陶業株式会社 | 圧力センサ付プラグ |
FR2849192B1 (fr) * | 2002-12-20 | 2005-03-04 | Siemens Vdo Automotive | Appareil de detection de la pression dans la chambre de combustion d'un moteur |
-
1978
- 1978-04-13 JP JP4867378U patent/JPS5918345Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54150729U (ja) | 1979-10-19 |
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