JPS5917957Y2 - 浮沈式オイルフエンス - Google Patents

浮沈式オイルフエンス

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JPS5917957Y2
JPS5917957Y2 JP7850679U JP7850679U JPS5917957Y2 JP S5917957 Y2 JPS5917957 Y2 JP S5917957Y2 JP 7850679 U JP7850679 U JP 7850679U JP 7850679 U JP7850679 U JP 7850679U JP S5917957 Y2 JPS5917957 Y2 JP S5917957Y2
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JP
Japan
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oil fence
oil
fence
tanker
floating
Prior art date
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Expired
Application number
JP7850679U
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English (en)
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JPS55178036U (ja
Inventor
俊次 三谷
Original Assignee
株式会社ブリヂストン
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はエアーの給排気により浮上または沈下する浮
沈式オイルフェンスに関するものである。
一般に、浮沈式オイルフェンスはアンカーロープの一端
を該オイルフェンスの長手方向に沿って適当間隔の位置
に取りつけ他端を海底に沈めたアンカーに固定すること
により設置されている。
近年、石油需要の増大に伴う石油荷役施設の大型化によ
り、第1図に示すような2隻のタンカーT□、T2が同
時に着桟可能なドルフィンシーバース型の荷役施設3が
多数建設される傾向にある。
このようなシーバース3に対しては、浮沈式オイルフェ
ンス1がタンカー2隻の同時着桟を想定してこれらを取
り囲むように配置され、アンカーローブ2により固定さ
れている。
このように配置されたオイルフェンス1は、−隻のタン
カーT1が荷役のために着桟すると同時に浮上させられ
、該タンカーT1を取り囲む。
タンカーT1の荷役作業中に別のタンカーT2が荷役の
ために接近してきた場合、オイルフェンス1を沈下させ
、タンカーT2が着桟すると同時に再度浮上させる。
さらに、先に荷役作業を終らしたタンカーT1が出帆す
る際には、オイルフェンス1を再び沈下させ、タンカー
T1の出帆後再度浮上させる。
しかし、このようなオイルフェンスの浮沈操作を繰り返
す間に、たとえば荷役作業中の一方のタンカーに油流出
事故が発生した際、別のタンカーが接近してオイルフェ
ンスを沈下させる必要がある場合、この流出油事故に対
し全く無防備状態になり、オイルフェンス自体の機能が
発揮されず非常に危険である。
この考案は上述した欠点を除去するため、第2図に示す
ようにオイルフェンスがシーバース3の真下を横切るよ
うに配設した追加のオイルフェンスと共に各バースを独
立して取り囲むことができる浮沈式オイルフェンスを提
供せんとするもので、その要旨とするところはフロート
ホース部を長手方向に沿って延在させ下端に重錘を取り
つけた帯状弾性体よりなるオイルフェンスを少なくとも
3方向からつきあわせて接続し、該接続部で各オイルフ
ェンスを各々独立にエアー給排気部材と連結してなる浮
沈式オイルフェンスにあり、この考案の好適例ではオイ
ルフェンスのつきあわせ接続部で少なくとも一方向のオ
イルフェンスのつきあわせ端に屈曲容易な可撓性シート
を介在させる。
以下図面にしたがいこの考案の浮沈式オイルフェンスを
説明する。
この考案では、フロートホース部を長手方向に沿って延
在させ下端に重錘を取りつけた帯状弾性体よりなるオイ
ルフェンスがエアーの給排気により浮沈し得るものであ
れば、如何なるタイプのものであってもよい。
オイルフェンスの一例を第3図に示す。
このオイルフェンス1.1’、1”は、たとえばエアー
の充填によりオイルフェンスの浮力を司どるフロートホ
ース4と、該フロートホース4の長手方向上部に延設し
たフィン5と、下部に延設したスカート6とを常法によ
りゴム2合成樹脂等から一体プレス成型することにより
構成されている。
図中、7はスカート6の下端に長手方向適当間隔でボル
ト等にて固着した重錘である。
かかるオイルフェンス1.1’、1“を第2図に示すよ
うに海上構造物3の周囲に展設し、その対向する各端部
をa、l)の位置(第2図)でつきあわせて接続する。
該接続部を第3図に拡大して示す。各オイルフェンス1
.1’、1”のつきあわせ端部におけるフロートホース
4にはそれぞれフランジ付ニップル8が挿入されている
そして、ニップル部8を含むオイルフェンス端部にその
両側からFRPおよび金属材料等よりなり中央が略半円
形に形成された当接部を有する一対の押え部材9を当接
し、ボルト10等で螺着する。
このようにしてオイルフェンス端部の気密が完全に保持
される。
また、各フランジ付ニップル8にはエアー給排気装置(
第2図のP、、P2)に連結したエアーホース21.2
2.23(または21’、22’、23’)と連通ずる
接続管11が固着されている。
上述した端部構成よりなるオイルフェンス1と1′とを
対向させ、一対のFRPおよび金属材料等からなる板状
連結部材12をはし渡し、ボルト10で押え部材9,9
に固定する。
なお、板状連結部材12には連結部分の浮力を補うため
の発泡体等よりなる補助フロート13が設けられている
オイルフェンス1,1′の接続部にオイルフェンス1″
をさらにつきあわせ接続するため、オイルフェンス1“
と対向する側の補助フロート13は2分割されたフロー
トセグメント13’、13’からなり、該セグメント間
にオイルフェンス1″と同じ巾を有する可撓性シート1
4の一端が挟着固定されている。
この可撓性シート14は他端はその両側から一対の押え
部材9′にて挾持されている。
可撓性シート14に当接した押え部材9′とオイルフェ
ンス1“の端部に当接した押え部材9とを対向させ、補
助フロート13を具えた一対の板状連結部材12をはし
渡してポル)10で連結固定する。
このようにして構成しこの考案の浮沈式オイルフェンス
を第2図の位置a、l)に適用した場合について述べる
第2図において、P 1. P 2はオイルフェンス1
゜1′、1″の各フロートホース部4にエアーを給排気
するためのポンプである。
ポンプP、、 P、、には、それぞれエアーホース21
〜23.21’〜23′が連結されている。
なお、18〜20はオイルフェンス1.1’、1“の各
エアーホース間に設けられ該オイルフェンスの沈下の際
最初に沈下する手段をもった構成フェンスを示す。
構成フェンスとしては、特に図示しないが、特公昭49
−44374号公報に示される十分軟かい可撓性垂直管
や、大径フロートとそれに対応する重い重錘を取りつけ
たフェンスなどが用いられる。
第2図において、オイルフェンス1″はシーバース3の
真下を横切り直線形状にてオイルフェンス1.1′に連
結されているが、実際にはオイルフェンス1“は、オイ
ルフェンス1,1′とは独立して浮沈する必要があるの
で、オイルフェンス1,1′により形成される閉領域を
横切る直径に加えて水深に応じた余尺を必要とする。
然るに、オイルフェンス1“はパイル等の林立するシー
バース3の真下を横切るので、パイル等と接触して破損
するのを防止するようアンカーを取る(たとえば、パイ
ルの中間よりアンカー取りを行う)ため、シーバース3
の真下付近では余尺を多くとれないことになる。
従って、オイルフェンス1“の両端、すなわちオイルフ
ェンス1,1′との接続部付近にて余尺をとることにな
る。
このようにしてオイルフェンス1.1’、1”を配置し
た場合、オイルフェンス1″は接続部付近で風や潮流の
影響により大きくわん曲することになる。
かかるわん曲により剛性の低いオイルフェンス1“のニ
ップル挿入部に集中応力がかかり、該挿入部においてオ
イルフェンス1″は挫屈する危険性がある。
この考案においては、第3図に示す如くオイルフェンス
1″のわん曲による集中応力をすべてオイルフェンス1
,1′の連結部とオイルフェンス1“との間に介在させ
た可撓性シート14により受けもたせることにより、オ
イルフェンス1“の挫屈を防止し、エアーの給排気を円
滑にすることができるので、各オイルフェンスの浮沈操
作に何等悪影響がおよぼされることはない。
次に、第2図のように展張されたオイルフェンスと浮沈
操作について述べる。
たとえば、タンカーT1が荷役作業のため、シーバース
3の右岸に着桟した際、ポンプP 1. P 2を作動
させ、エアーホース21.22.21’、22’に通じ
るバルブ(図示せず)を開放することにより右方のオイ
ルフェンス1と、シーバース3の真下を横切るオイルフ
ェンス1″とを浮上せしめ、左方のオイルフェンス1′
は沈下させたままタンカーT1を完全に取り囲む。
その後、タンカーT2が荷役作業のためシーバース3の
左岸に着桟した場合には、再びポンプPI。
P2を作動させ、エアーホース23.23’に通じるバ
ルブ(図示せず)を開放することにより左方のオイルフ
ェンス1′を浮上させ、タンカーT2を取り囲む。
このようにして、タンカーT1.T2を各々独立に取り
囲むことができる。
タンカーT1が荷役作業を終了して出桟する場合、ある
いはタンカーT2の流出油事故によりタンカーT1を避
難させる場合には、エアーホース21゜21′に通じる
バルブを開放して抜気することによす、右方のオイルフ
ェンス1は構成フェンス18の位置よりすみやかに沈下
する。
□この場合、オイルフェンス1.1’、1”の接続部に
は補助フロート13が設けられているので、オイルフェ
ンス1の沈下に伴なって接続部が沈下することはなく、
タンカーT2はオイルフェンス1′、1″により画成さ
れる完全な閉領域の中にある。
また、流出油事故の処理終了後にタンカーT2も荷役作
業を終了して出桟する場合、エアーホース22.23.
22’、23’に通じるバルブを開放して抜気すること
により、左方のオイルフェンス1′は構成フェンス20
の位置から、またシーバース3の真下を横切るオイルフ
ェンス1″は構成フェンス19の位置よりすみやかに沈
下する。
以上述べてきたこの考案のオイルフェンスによれば、少
なくとも3方向に延びるオイルフェンスを各々独立に浮
沈させることができるので、複数袋のタンカー船を各々
独立に取り囲むことができ、流出油事故の防止に極めて
有利である。
さらに、少なくとも一方のオイルフェンスはベルト状の
可撓性シートを介在して連結されていることにより、オ
イルフェンスの連結接続部分に無理な力をかけることな
く浮沈操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はシーバースを取り囲むように設置した浮沈式オ
イルフェンスの従来の設置例を示す平面図、第2図はこ
の考案の浮沈式オイルフェンスを適用した設置例を示す
線図的平面図、第3図はこの考案の浮沈式オイルフェン
スの接続部の部分拡大斜視図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1.フロートホース部を長手方向に沿って延在させ下端
    に重錘を取りつけた帯状弾性体よりなるオイルフェンス
    を少なくとも3方向からつきあわせて接続し、該接続部
    で各オイルフェンスを各々独立にエアー給排気部材と連
    結してなる浮沈式オイルフェンス。 2、オイルフェンスのつきあわせ接続部で少なくとも一
    方向のオイルフェンスのつきあわせ端に屈曲容易な可撓
    性シートを介在させたことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の浮沈式オイルフェンス。
JP7850679U 1979-06-08 1979-06-08 浮沈式オイルフエンス Expired JPS5917957Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7850679U JPS5917957Y2 (ja) 1979-06-08 1979-06-08 浮沈式オイルフエンス

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JP7850679U JPS5917957Y2 (ja) 1979-06-08 1979-06-08 浮沈式オイルフエンス

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Publication Number Publication Date
JPS55178036U JPS55178036U (ja) 1980-12-20
JPS5917957Y2 true JPS5917957Y2 (ja) 1984-05-24

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ID=29311957

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JP7850679U Expired JPS5917957Y2 (ja) 1979-06-08 1979-06-08 浮沈式オイルフエンス

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000001842A (ja) * 1998-06-17 2000-01-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 海上流出物処理システム

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2543960Y2 (ja) * 1990-02-19 1997-08-13 鈴英株式会社 浮沈式オイルフェンスの先端シール装置
JP5005855B2 (ja) * 2000-04-03 2012-08-22 海和テック株式会社 オイルフェンス装置

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JP2000001842A (ja) * 1998-06-17 2000-01-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 海上流出物処理システム

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JPS55178036U (ja) 1980-12-20

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