JPS59178Y2 - 手押しかんな盤における安全カバ−固定装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、手押しかんな盤における安全カバー固定装置
に関するものである。

従来、手押しかんな盤において、刃高調整、ブレード交
換を行う際は、その都度安全カバーを取りはずして行な
っていた。

そのため安全カバーの取付け、取りはずし作業がめんど
うであり、また安全カバーの紛失、取付は忘れ等があり
、危険であった。

本考案は、前記した欠点をなくし、安全性向上をはかる
とともに、作業性向上をはかることを目的としたもので
ある。

本考案は、安全カバーの係止部を利用し、手押しテーブ
ル側面に固定されたチェーン等の固定具で安全カバーを
固定することができるとともに、チェーン等が材料送給
側のテーブル上を通過することとしたため、作業の際、
必ずチェーン等をはずして作業する必要があり、安全カ
バーは正規の状態で使用されるものである。

本案実施例の構成を図について説明すれば、１は材料送
給側テーブル、２は材料送出側テーブルである。

両者の中央部にはカッタ一部３が設けられ、又テーブル
上面にはガイドプレート４が設けられている。

テーブル１のガイドプレート４と反対側側面には、前記
カッタ一部３を覆う安全カバー５が一体に形成されたシ
ャツ１−６を介してカバーホルダ７に回動自在に軸支さ
れている。

安全カバー５はシャツｌ−６に設けられたバネ８により
時計方向に付勢され、常には第１図に示す作動位置にあ
り、この状態で切削が行われる。

この時、安全カバー先端はガイドプレート４側面に押圧
され、常にカッタ一部３を覆っている。

テーブル１の側面には、チェーンからなる固定具９が設
けられ、その先端にはフック１０が形成されている。

一方安全力バー５の一端にも、フック１０と係合する穴
からなる係止部１１が設けられている。

ここで、ブレード交換時には、安全カバー５をバネ８に
抗して反時計方向へ回動し、テーブル１上に張り渡した
固定具９により、安全カバー５を第２図に示す非作動位
置へ固定する。

本考案によれば、安全カバーを回転させ、手押しテーブ
ル上面以外に固定されたチェーン等で安全カバーを固定
することにより、作業性向上をはかることができる。

また、安全カバーを固定するチェーン等固定具が必ず、
材料送給側テーブル上をとおるため、安全カバーを正規
の位置にもどし使用することになり、安全上、極めて優
位となるものである。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の実施例を示し、第１図は、手押しかんな盤
の安全カバー動作前を示す上面図、第２図は、第１図を
Ａから見た側面図、第３図は、安全カバー動作後を示す
上面図、第４図は、第３図をＢから見た側面図である。 図において、１は手押しテーブル、５は安全カバー、６
はシャフト、７はカバーホルダ、９はチェーン、Ｂはス
プリングである。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 材料送給側テーブルと、材料送出側テーブルと、テーブ
   ル上部側方に設けたガイドプレートと、前記両テーブル
   間に設けたカッタ一部とを有する手押しかんな盤におい
   て、送給側テーブルの前記ガイドプレートに対向する側
   方に安全カバーを回動自在に軸支し、安全カバーをバネ
   により前記カッタ一部を覆う作動位置に付勢してガイド
   プレートに押圧し、安全カバーの一端には係止部を設け
   、一方前記軸支部と対向する送給側テーブル側方に固定
   具を取付け、安全カバーを前記バネに抗して復帰回動さ
   せて前記固定具を係止部に係止させ非作動位置に保持し
   てなる安全カバー固定装置。