JPS59175195A - 電気部品用シ−ルドケ−ス - Google Patents

電気部品用シ−ルドケ−ス

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Publication number
JPS59175195A
JPS59175195A JP4847683A JP4847683A JPS59175195A JP S59175195 A JPS59175195 A JP S59175195A JP 4847683 A JP4847683 A JP 4847683A JP 4847683 A JP4847683 A JP 4847683A JP S59175195 A JPS59175195 A JP S59175195A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
wall material
wall
conductor
magnetic flux
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4847683A
Other languages
English (en)
Inventor
大部 保
市川 和雄
砂邊 正福
浅井 三幸
兼氏 美憲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Sankosha Co Ltd
Original Assignee
Sankosha Co Ltd
Yaskawa Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankosha Co Ltd, Yaskawa Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Sankosha Co Ltd
Priority to JP4847683A priority Critical patent/JPS59175195A/ja
Publication of JPS59175195A publication Critical patent/JPS59175195A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、外部からの外乱磁界を遮蔽する電気部品用シ
ールドケースに関するものである。
電気部品、例えばリードリレーは一般に直流で動作する
ものであり、周波数50H2tたは60H2の商用電源
による外部からの外乱磁界の影響を受ける場合がある。
そのため、磁性体からなるケース内にリードリレーを組
み込み、外乱磁界を該ケースを通して遮蔽し、外乱磁界
によるリードリレーへの影響を少なくさせている。外乱
磁界を遮蔽するケースの材料としては、静磁界および周
波数50H2または60H2の交流磁界を遮蔽すること
が要求され、外部磁界の大きさなどにより、機械的な加
工性に富み安価で製作しやすい一般の板金材や電磁軟鉄
及びけい素鋼などが磁気遮蔽を満足する厚みで用いられ
ている。
ところで、磁気遮蔽を施しだリードリレーを共振コイル
の近傍で使用すると、ケースに低周波専用の磁性材料を
使用しているだめ、共振コイルが発生する高い周波数の
磁束がケースに流れ、大きな鉄損を生じ、共振コイルの
Q値が大きく減少する。ここで、磁性体の鉄損はヒステ
リシス損とうす電流損と残留損失との合計である。また
、特に静磁界および周波数50I(Zまたは60H2の
交流磁界用として一般に用いられている板金材や電磁軟
鉄およびけい素鋼板は高い周波数の磁束が流れると、磁
化力の方向がサイクル毎に変わる度に鉄の分子磁石がそ
の方向を変えるので、その際の摩擦によって熱が発生し
、熱損失(ヒステリシス損)が大きく発生する。
これらの対策としてケースの材料としてできるだけヒス
テリシス損の小さい、つまりヒステリシスループの面積
が小さい材料を選定する必要がある。
しかしながら、ヒステリシス損等の小さい材料で、かつ
機械的な加工性に富み、価格の安い材料は現在存在しな
いのであり、前述した問題を解決するだめのケースは高
価でかつ機械的な加工性の極めて悪いものにならざるを
得なかった。
本発明は前記問題点を解消するもので、電気部品を収納
するケース本体の遮蔽壁を、導体でかつ非磁性体力・ら
なる第1の壁材と、磁性体からなる第2の壁材とで構成
し、第2の壁材の少なくとも外周面を第1の壁材で蔽っ
たことを特徴とするものである。
以下に、本発明の一実施例を図により説明する。
本発明の原理は、非磁性体である導体を磁界中に置いた
とき、非磁性体を通過する磁束が減少することを利用し
て、磁性体からなる壁材を、導体でかつ非磁性体からな
る壁材で蔽い、該両壁材からケース本体の遮蔽壁を構成
し、該遮蔽壁のヒステリシス損等を小さく改善するよう
にしたものである。
すなわち、第1図において、非磁性体で導電率の大きい
導体(金属板)■と鎖交する磁束△2が変化すると、導
体1内に起電力が誘起されてうず電流が流れる。このよ
うに、電磁誘導によって生じる起電力はコイルを貫く磁
束が単位時間に変化する割合に比例し、レンツの法則に
より、誘導される起電力に」:って流れるうず電流lが
導体1と鎖交する磁束△Xの変化を妨げる方向に誘導す
る。
今、第1図において、導体1と鎖交する磁束△〆が増加
すると、右ねじを回す方向に電流を流すことにより右ね
じの法則に従ってねじの進む方向に磁界(磁束)が生ず
るのであるから、導体1内に誘導される起電力によって
流れるうず電流iは増加する磁束へ2を減少させる磁束
△〆1を発生するように、第1図で矢印を符した方向に
流れる。
導体1内にうず電流I[A]が流れると、電流iの流れ
る電路の抵抗をR〔Ω〕とすれば、12R〔W〕の電力
損失を生じる。導体1は非磁性体で導電率の大きい材質
を使用しているので、うず電流iが流れる電路の抵抗R
は極めて小さく、そのだめ、うず電流iはジュール熱に
よって失なわれる以外に、導体1と鎖交する磁束△ダと
位相が180度異なる磁束へz1を発生して磁束△ダの
変化を打消すように働く影響が犬きくなる。つまり、第
1図、第2図に示すように交流の磁界中に非磁性体で導
電率の大きい導体1を置くと、交流の磁界が通過するの
を阻止するように働き、磁束△02(−△X−△z1)
が導体1を通過する。これに対して、第3図に示すよう
に変化する交流磁界の中に磁性体2を置くと、磁束△2
は磁性体2に吸い寄せられて集中して通過し、その磁束
は△OKなり、このため高い周波数においてのヒステリ
シス損等はますます増大する。
しだがって、第4図に示すように磁性体2を、非磁性体
でかつ導電率の大きい導体1により包み込んでしまうと
、磁束へ2が高い周波数の磁束であっても、外側にある
導体1の影響により、減衰された磁束△OS (−、a
o−△銘)が磁性体2を通過するから、減衰された分だ
けヒステリシス損等を小さくすることができる。
そこで、本発明は第5図に示すように電気部品3を収納
するケース本体Cの遮蔽壁4を、導体でかつ非磁性体か
らなる第1の壁材4aと、磁性体からなる第2の壁材4
bとで構成し、第2の壁材4bの少なくとも外周面を第
1の壁材4aで蔽ったものである。
第5図に示す実施例においては、第2の壁材4bの少な
くとも外周面に銅の厚メッキを施し、該メッキを第1の
壁材4aとして用いて第2の壁材4bの外周面を蔽い、
リードリレー(電気部品)3をケース本体Cに組込んで
いる。また、5はリードリレー3の端子である。また、
ケース本体Cの一部を構成する底板dにも同じような遮
蔽壁構造を用いることが理想であるが、底板dの部分で
の遮蔽効果はケース本体Cの遮蔽効果から見れば小さい
ので、必ずしも遮蔽壁構造とする必要がなく、第5図に
おいては加工性と作業性との面から底板dには樹脂を用
いている。
次に、使用例として第5図に示す、ケース本体Cに内蔵
したリードリレー3を、鉄道信号自動列車停止装置の地
上子共振周波数切替用リレーに使用した場合、共振コイ
ルの近傍にこれを設置し、共振周波数130I(I(Z
のもとで、銅メッキ(第1の壁材)の厚みを変化させて
コイル共振時のQ値の変化を測定した結果を次表に示す
表においては、まず、リードリレー3を設置しない状態
で共振コイルの共振周波数foとQ値とを測定し、また
リードリレー3を設置し、メッキ厚を0としたときの共
振周波数fOとQ値とを測定し、さらにメッキ厚を種々
変化させたときの共振周波数foとQ値とを測定し、そ
の測定結果から実測値と変化値とを表わしである。
表 表から明らかなように、第1の壁材を蔽う銅メッキの厚
みが厚いほど、共振コイルのQ値の変化値が減少し、厚
みが50μの場合にQ値が199゜3になり、また厚み
が100μの場合にQ値が199.6になり、メッキの
厚みが50μを境にしてQ値の変化率が急激に小さくな
るものであり、メッキの厚みが50μ以上で十分効果が
あることがわかる。
尚、実施例では第1の壁材として銅メッキを用いだが、
メッキは非磁性体であって導電率の大きい導体によるも
のであれば、いずれのものでも良い。壕だ、第1の壁材
を第2の壁材に層状に重ね合せて第2の壁材を蔽うこと
により同様の効果を得られるものであるが、メッキ処理
により第2の壁材を第1の壁材で蔽うのが製造上有利で
ある。
また、ケース本体に収納する電気部品3はリードリレー
以外のものでも良い。
以上のように、本発明は電気部品を収納するケース本体
の遮蔽壁を、導体でかつ非磁性体からなる第1の壁材と
、磁性体からなる第2の壁材とで構成し、第2の壁材の
少なくとも外周面を第1の壁材で蔽ったので、通過する
磁束を第1の壁材で減少させてケース本体の遮蔽壁のヒ
ステリシス損等を小さく改善することができ、熱の発生
を抑えることができるばかりでなく、高周波の共振コイ
ルの近くで使用しても共振コイルのQ値の低下を小さく
抑えることができる。また、第1の壁材で外乱磁界を弱
め、第2の壁材で磁気遮蔽するので、同じシールド効果
の値ならば、第2の壁材の厚みを薄くして加工性を良く
することができる。
さらに、メッキ処理により第2の壁材を第1の壁材で蔽
うようにすれば、シールドケースに機械的な加工性に富
み、安価で製作しやすい静磁界及び50H2,60Hz
の交流磁界を遮蔽する材料を選択することができ、安価
なシールドケースを提供することができ、また構造が簡
単であるから、安価で良質な製品を製造することができ
る。しかも、メッキ処理によれば、製造工程及び材料費
を大幅に減らすことができるばかりでなく、耐腐蝕性を
向」二でき、部品のまま長期間保管することができる効
果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は非磁性体の導体と磁束との関係を示す説明図、
第2図〜第4図は非磁性体の導体と磁性体との関係を示
す説明図、第5図は本発明の一実施例を示す分解斜視図
である。 3・・・電気部品、4・・・遮蔽壁、4a・・・第1の
壁材、4b・・・第2の壁材、C・・・ケース本体、d
・・・ケース本体の一部を構成する底板 特許出願人  株式会社  三 工 社同    株式
会社 安川電機製作所 第1図 第2図 第3図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電気部品を収納するケース本体の遮蔽壁を、導体
    でかつ非磁性体からなる第1の壁材と、磁性体からなる
    第2の壁材とで構成し、第2の壁材の少なくとも外周面
    を第1の壁材で蔽ったことを特徴とする電気部品用シー
    ルドケース。
JP4847683A 1983-03-23 1983-03-23 電気部品用シ−ルドケ−ス Pending JPS59175195A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4847683A JPS59175195A (ja) 1983-03-23 1983-03-23 電気部品用シ−ルドケ−ス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4847683A JPS59175195A (ja) 1983-03-23 1983-03-23 電気部品用シ−ルドケ−ス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS59175195A true JPS59175195A (ja) 1984-10-03

Family

ID=12804434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4847683A Pending JPS59175195A (ja) 1983-03-23 1983-03-23 電気部品用シ−ルドケ−ス

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JP (1) JPS59175195A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63121494U (ja) * 1987-01-30 1988-08-05
JP2008288328A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Yokogawa Electric Corp 磁気シールド装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63121494U (ja) * 1987-01-30 1988-08-05
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