JPS5917331Y2 - ゴルフスイングの練習装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はゴルフスイングの矯正および練習装置に関す
る。

ゴルフスイングの練習は、一般に本による知識、又はコ
ーチによる指導で行われているのが普通であるが、どう
しても腕と手首のみによる荒いスイングになってしまい
、頭を軸として腰が入った体全体で行う理想的なスイン
グに達するのは並大低でない。

或いは打撃練習場に鏡を設置して練習する方法もあるが
、鏡を見ながら打撃を行うことはできず、殊に細かいス
イングの矯正が全く不可能であるのが実状であった。

そこでこの考案は上記欠点を一掃し得るゴルフスイング
の練習装置を提供することを目的とするものにして、ガ
イド本体１を支持部材２によりやや後方へ傾斜して設置
し、そのガイド本体２のガイド面３を中央に進むにした
がい次第に後方へ傾斜させると共にガイド本体１のほぼ
中央にゴルフスイング用スペース４を形成し、前記ガイ
ド面３に、バックスイングとダウンスイングとフィニツ
シユにおさまるフォーロスル一時のヘッドハの弧状軌跡
３ ａ 、３ ｂ 、３ Ｃと、適当間隔毎に多数設け
られたクラブシャツトイの直線状移動軌跡３ｄ、３ｅと
を着色表示し、頭を軸とした体全体のスイングを可能な
らしめたことを特徴とするものである。

なおその場合ボールに対して打者のいる方が後方である
。

さらに詳述するならば、平板でガイド本体１を設け、こ
のガイド本体１をやや後方へ傾斜して敷板２ａと支持杆
２ｂよりなる支持部材２により設置する。

このガイド本体１の中央には練習者二が入ってスイング
できる大きさのスイング用スペース４が穿設されている
とともにその全面は第２図に示すように中央に進むにし
たがい次第に後方へ傾斜している。

ガイド本体１のガイド面３にはバックスイングとフィロ
スル一時のヘッドへの軌跡３ ａ 、３ ｃに周鍔５を
立設するとともに、バックスイングの軌跡３ａのトップ
オブスイングから下降するにしたがいそのバックスイン
グよりやや内側へ自然に間隔を開き、次に自然に間隙を
狭めてアドレスとインパクトを同じになしたダウンスイ
ングの軌跡３ｂを設ける。

この場合、バックスイングとダウンスイングとフォロス
ルーの軌跡３ ａ 、３ ｂ 、３ Ｃの上方は周鍔５
を設けない。

又フォロスルーの軌跡３Ｃはフィニツシユにおさまるよ
うに設ける。

ガイド本体１のガイド面３にはクラブシャツトイの移動
軌跡３ｄが適当間隔毎に設けてあり、第１図のようにノ
ーコックで゛バックスイングをした場合、第４図のよう
にコックでバックスイングをした場合を記すこともでき
る。

周鍔部５にはヘッドの移動軌跡３ｅがクラブシャツトイ
の移動軌跡３ｄと一緒に記されてあり−＼ラッド面がア
ドレスからトップオブスイングまで自然に開いてトップ
オブスイングでは正面へ向くように言己し、インパクト
よりフオロスル−まで゛自然に閉じてフオロスルーから
フィニツシユに入る時点で背面へ向くように記す。

例えば、バックスイングを赤、ダウンスイングを黒、フ
オロスルーを青のように色別にするとよい。

ガイド本体１の後傾角度は角度調節自在になして身長お
よびクラブの種類によって選定して使用する。

又、支持部材２の敷板２ａに、ガイド本体１の前方にお
いて練習者のトップオアスイング時の眉の位置を示す肩
当を脚杆６を介して高さ調節自在に設けるとともに、ガ
イド本体１の後方に足の左右一対のがイドカバー７．７
ａを設置する。

すなわちバックスイングからトップオアスイング時に右
足を支えるように右足用ガイドカバー７を設けるととも
に、左かかとが上がった状態で左足をガイドする左足用
ガイドカバー７ａを設ける。

なお、ガイド本体１は板材を使用せずにパイプ等の骨材
により軌跡３ａ、３ｂ、３Ｃおよび軌跡３ｄ、３ｅを顕
わしても同様の作用効果を発揮するものである。

以上の如く、この考案のゴルフスイングの練習装置は楕
円形であり面と弧からなっている。

面とは垂直線あるいは水平線と両腕とクラブのスイング
の角度である（クラブヘッドハの面はアドレスではＯｏ
でありバックスイングのトップの位置で９０°開く、あ
るいは回転する。

又、ダウンスイングからの初まりでクラブヘッドの面を
０°としてダウン、フオロスルー、フィニツシユの終り
で１８０°閉あるいは回転する。

）弧とはその面の中でのクラブの楕円軌道である。

弧はバックスイングによりダウンスイングの方が狭く急
角度になる。

すなわちこの練習装置は楕円軌道と面と弧からなるゴル
フスイングの基本を表わしたものであり、基本であると
ころの面と弧をゴルフスイングの概念を目で見て頭脳か
ら読み取り、筋肉にたやすくその感覚を掴み取らせるこ
とが出来る。

なお、左右の足のガイドカバーは、バックスイングでは
右足膝が軸になり、左足膝で左サイドを回転させるのに
役立つ。

又、ダウンスイングでは左足膝が軸になり右足膝がガイ
ドバーの内側で飛球線に膝が動く。

肩当は、バックスイングの時には肩が肩当のところまで
略９０〜１００°回転してダウンスイングの際の肩の回
転がスムースになる。

しかして、練習者二はガイドカバー７．７ａに足を合わ
せてガイド本体１のガイド面３にクラブを合わせてアド
レスにかまえる。

次に軌跡３ａおよび軌跡３ｄ、３ｅに沿ってクラブシャ
ツトイを振り上げながらヘッド八を自然に開いてバック
スインクラ行い、次いでバックスイングのヘッドへの開
き速度と同様に閉じながらそれよりも小さな弧でダウン
スイングを行い、その後バックスイングとほぼ同じ大き
さの円弧のフオロスルーを行いフィニツシユに入るもの
である。

したがって、このような基本的な軌跡３ａ、３ｂ、３Ｃ
および軌跡３ｄ、３ｅに従って行うスイングは、頭が動
くことなく、頭を軸として体全体を捻りながら行うスイ
ングが自然にできて理想的なスイングの体得が可能にな
るものである。

すなわち、アドレスでは足のガイドカバー７．７ａと腕
とクラブシャツトイの水平面であるガイド面３によって
正しくスタイルをとられ、バックスイングの軌跡３ａと
軌跡３ ｄ 、３ ｅによりバックスイングの開始時に
は両手首がヘッド八より先に上り、その後側手首のコッ
クの開始がおそくなって両腕の間にできた三角形がくず
れないようになる。

次いで両手首が左肩の高さ近くにきてはじめて手首のコ
ックが開始され、ｌ・ツプオズスイングで左かかとが上
り、体重がほとんど右足に乗る。

さらにダウンスイングで゛はバックスイングよりも内側
によった円弧の軌跡３ａと軌跡３ｄ、３ｅにより右ひじ
が右腕腹にすばやく引きつけられて体重が左足へ移動す
る。

そして両手首はコックをしたままヘッド八よりも先に引
きおろされる。

このようにして頭はアドレスからインパクト後も動かず
にスイングできボールを打ち終った後ヘッド八は飛球線
に沿って十分振り抜かれる。

又、フオロスル−の軌跡３Ｃと軌跡３ｄ、３ｅによって
フオロスルーからグーンと伸びて大きなフィニツシユに
人り右肩と腰が送り込まれ両肩の高さが平行になり右か
かとが十分上ったところで完了できる装置となる。

なお、練習に際しては装置の前方左右に鏡を設置するな
らばより効果的である。

又、紐をつけたボールを使用してもよい。

ガイドカバー７．７ａおよび脚杆は取外し自在に応じて
使用しなくてもよい このようにしてこの考案装置によるならば全く初心者も
理想的はスイングを体得できることになり、さらには−
担覚えた自己流のフオームをも正しく矯正できるという
秀れた効果を発揮するものである。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の実施例であり、第１図は斜視図、第２
図は同上断面図、第３図は使用状態図、第４図は正面図
、第５図、第６図は使用状態図である。 １・・・・・・ガイド本体、２・・・・・・支持部材、
３・・・・・・ガイド面、５・・・・・・周鍔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ガイド本体を支持部材によりやや後方へ傾斜して設置し
   、そのガイド本体のガイド面を中央に進むにしたがい次
   第に後方へ傾斜させると共にガイド本体のほは゛中央に
   ゴルフスイング用スペースを形威し、前記ガイド面に、
   バックスイングとダウンスイングとフィロスル一時のヘ
   ッドの弧状軌跡と、適当間隔毎に多数設けられたグラブ
   シャフトの直線状移動軌跡とを着色表示したことを特徴
   とするゴルフスイングの練習装置。