JPS591722A - 耐炎化糸を製造する方法および装置 - Google Patents

耐炎化糸を製造する方法および装置

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JPS591722A
JPS591722A JP10717482A JP10717482A JPS591722A JP S591722 A JPS591722 A JP S591722A JP 10717482 A JP10717482 A JP 10717482A JP 10717482 A JP10717482 A JP 10717482A JP S591722 A JPS591722 A JP S591722A
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JP
Japan
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heat
valve
heated
air
abnormality
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JP10717482A
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Yoshifumi Arita
有田 美文
Kosuke Katsuki
勝木 康介
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、耐炎化糸を製造する方法および装置に関する
今日、炭素繊維は、樹脂あるいは金属等からなるマトリ
ックスと一体化せしめ複合材料を成形する基材として注
目され、斯様な複合材料は、実用化の段階に到達したと
いえるが、この炭素繊維は、今日、その原材料として、
アクリロニトリル系繊維あるいは通常ピッチ系繊維と称
される繊維を用いたものが、その主流となっており、こ
の原材料繊維は、炭素化せしめられる前に、耐炎化処理
あるいは酸化処理と称される原材料繊維を酸化せしめる
工程にて処理されるのが通常である。
さて、この耐炎化処理あるいは酸化処理(以下単に耐炎
化処理という)は、酸化反応であるため反応による発熱
を伴うことが知られており、耐炎化速度の増大が求めら
れる一方で、あまり急激な反応は、異常蓄熱現象を生し
、反応の暴走を引き起すことが知られている。このため
、この暴走反応が生しないように、いかにプロセス条件
を設定するがか、耐炎化糸製造の重要な技術的課題とさ
れ、このためのプロセス条件は、多くの文献により種々
提案されている。
しかるに、プロセス条件の予期せぬ変化や、耐炎化のた
めの熱処理室中の通過繊維の予期せぬ走行異常、たとえ
ば、熱処理室中のガイドローラへの糸条巻付き、にょっ
て縁走反応が惹起せしめられ、これがおさまるまで製造
を中断せざるを得なくなり、場合によっては、熱処理室
からの排ガスン農度の急激な増大による公害問題や、熱
処理室の急激な温度上昇ひいては圧力上昇による爆発の
危険性を伴なう異常事態が発生ずることがあり、製造現
場の管理の大きな負担となっていた。
本発明は、斯様な、現場管理の負担の軽減を図ることを
目的としてなされたものであり、この目的を達成するだ
めの本発明の構成は、次の通りである。
加熱された酸化性雰囲気中に、繊維を連続的に走行通過
せしめ、この間に、該繊維を酸化せしめ、耐炎化糸を製
造する方法において、前記雰囲気中の異常を検知し信号
を出さしめ、該信号に基づき、前記雰囲気中に、外気を
導入せしめて、前記雰囲気中の加熱気体を、外方へ導出
せしめてなる耐炎化糸を製造する方法。
繊維を連続的に走行通過せしめる走行路を有する熱処理
室に、該熱処理室に加熱された空気を供給しかつ排出す
る循環ダク]・と、該循環ダクトに介在せしめられた空
気を加熱する加熱手段と空気を送気する送気手段と、該
送気手段の上流側の循環ダクトに外気導入弁を介して係
合された外気導入路と、該外気導入路の係合位置より上
流側の循環ダクトに加熱気体導出弁を介して係合された
加熱気体導出路と、前記外気導入弁並びに加熱気体導出
弁が開放されたとき、これら両弁間の循環ダクトの連通
を実質的に遮断する遮断弁と、前記熱処理室中の異常を
検知する検知手段と、該検知手段にて得られる異常信号
に基づいて、前記導入弁と導出弁とを開放し、前記遮断
弁を閉止せしめた状態となす弁開閉手段とが装備されて
なる耐炎化糸を製造する装置。
次に、本発明を、具体的実施例を用いて、図面を参照し
ながら、更に説明する。
第1図は、本発明に係る方法を実施するための装置の一
実施例の横断面概略図である。
連続的に走行通過する原料糸条(図示せず)の耐炎化処
理のための熱処理室l(斯様な耐炎化熱処理室の構造は
、種々の形式のものが、多くの文献に記載され、よく知
られているので、詳細な図示は、省略した)には、酸化
性加熱気体(通常は、加熱された空気)を循環せしめる
循環ダク)2,3(2は送気側、3は排気側を示す)が
、設けられ、該循環ダクト2,3には、原料糸条を耐炎
化せしめるために設定された温度に空気を加熱する加熱
手段7と、空気を送気する送気手段(通常はファン)8
とが、介在せしめられている。他方、熱処理室lには、
外気導入路4が、一端側に、加熱気体導出路5が、他端
側に、係合せしめられ、外気導入路4には、送気手段(
図示せず)が、また加熱気体導出路5には、排気手段(
図示せず)が介在せしめられている。
更に外気4人路4には、外気導入弁4′が、加熱気体導
出路5には、加熱気体導出弁5“か、設けられており、
前記循環ダクト2,3には、該ダクトを空気が循環する
のを遮断する遮断弁6が、設けられている。また更に、
熱処j(1(室]の中には、熱処理室]中の異常を検知
し信号を送出する異常検知手段9が、用意されている。
この異常検知手段9としては、熱処理室1内の温度が所
定の湿度より上昇したことを検知する異常温度検知手段
や、熱処理室l内の気体の濃度が所定の濃度より」二昇
したことを検知する異常7農度検知手段や、また、熱処
理室l内の糸条の走行異常(たとえば、ローラへの糸条
の巻付き、糸切れあるいは毛羽の発生)を感知する、た
とえば、光電式の異常検知手段が、あるいはこれらを併
用した手段か、用いられる。
次に、−L述実施装置の作動および作用について説明す
る。耐炎化処理中に、たとえば、糸切れ検知手段9が、
糸切れを検知すると、異常信号が出され、この信号に基
づき、自動的にあるいは手動により定常状態の−ときは
、閉止の状態にあった外気導入弁4並びに加熱気体導出
弁5が、開放状態にせしめられ、加熱されていない外気
(通常は、熱処理室]の外側の室温空気、必要ならば、
格別に低温に維持用意された空気または他の気体)か、
外気導入路4から一挙に導入され、熱処理室l内の加熱
空気が、加熱気体導出路5から−単に導出され、熱処理
室1内の湿度は、急激に降温し、もって、糸切れが誘発
しやすい暴走反応が未然に防止される。この際、循環ダ
クト2,3中の加熱手段7や、送気手段8は、異常事態
の復旧か完了するまで一時的に休止状態になし、また、
必要′ならば、遮断弁6を閉止状態になすのが、好まし
い。なお、」こには述べなかったが定常状態における新
な空気の供給や熱処理室内のガスの一部排出は、従来通
り行なわれる。
次に、本発明に係る方法を実施するだめの装置の他の一
実施例の横断面概略図を示す第2図を参照しながら説明
する。
第2図に示した本発明に係る製型は、第1図に示した装
置において、熱処理室1に直接係合していた外気導入路
4と外気導出路5とを、それぞれ循環ダクト2,3に係
合せしめた点で、第1図の装置と構造的に相違しており
、iノ^環ダクト2,3に介在している循環用の送気手
段8を、異常時の送排気手段として兼用せしめたもので
ある。外気導入路4が、(16環ダクト3と会合する部
分に、切替弁4°が、設けられ、この切替弁4′は、循
環ダクトの閉止にも用いることができる構造となってい
る。
また、加熱気体導出路5が、循環ダクト3と会合する部
分に、切替弁5′が、設けられ、この切替弁5′は、循
環ダクトの閉止にも用いることができる構造となってい
る。外気導入路4は、加熱手段7と送気手段8との間の
位置で、循環ダクト3と会合せしめるのが、異常時に、
導入される外気が、加熱手段7を通過しないので、好ま
しいが、加熱気体導出路5と加熱手段7との間に係合せ
しめてもよい。
この場合輻は、外気導入路4.加熱気体導出路5に設け
られた切替弁4T 、  5 Tの作動と共に、加熱手
段7の加熱を休止せしめる(加熱手段が電熱ヒータの場
合は、電源を切る)ことにより、加熱手段による熱を、
熱処理室lへ移動せしめることをかなり防止することが
できる。また、熱処理室1内の異常検知手段9が出す信
号に基づき、前記切替弁4′、5”を自動的に作動せし
め、外気の熱処理室1への導入と、熱処理室1内の加熱
空気の外への排出をなす作動回路(図示せず)を絹み込
むことにより完全自動化を図るのか好ましい。また異常
時、送気手段8の能力を」二昇せしめるようにしてもよ
い。なお、この実施例の作(Qllについては、第1図
の実施例に準して理解できるので詳述は省略する。
次に、本発明の効果について述べる。本発明は、熱処理
室、酸化性雰囲気中の異常、たとえば、暴走反応を惹起
せしめやすい雰囲気温度制御の高温側への異常シフト、
糸切れ。
ローフへの糸巻付きを検知せしめ、この検知信号に基づ
いて、熱処理室へ、加熱されていない外気の導入と、熱
処Bl!室内の加熱された空気の排出をなさしめるよう
にしたため、従来、暴走現象が起らないようにするため
の工程管理負担を軽減せしめ、また、従来暴走反応が始
まった場合、これを短時間に、鎮静化せしめることが、
困難であった点を、未然に防止あるいは、短時間裡に鎮
静化せしめることが可能となったという、耐炎化工程特
有の従来の間爬点を解決し得たという顕著な効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明に係る方法を実施するだ
めの装置のうちそれぞれ別々の実施例の横断面概略図で
ある。 l:熱処理室 2.3:w4環ダクト 4:外気導入路 5:加熱気体導出路 4“:外気導入弁、切替弁 5゛:加熱気体導出弁、切替弁 7:加熱手段 8:送気手段 9:異常検知手段 特許出願人 東し株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  加熱された酸化性雰囲気中に、繊維を連続的
    に走行通過せしめ、この間に、該繊維を酸化せしめ、耐
    炎化糸を製造する方法において、前記雰囲気中の異常を
    検知し信号を出さしめ、該信号に基づき、前記雰囲気中
    に、外気を導入せしめて、前記雰囲気中の加熱気体を、
    外方へ導出せしめてなる耐炎化糸を製造する方法。
  2. (2)  繊維を連続的に走行通過せしめる走行路を有
    する熱処理室に、該熱処理室に加熱された空気を供給し
    かつ排出する循環ダクトと、該循環ダクトに介在せしめ
    られた空気を加熱する加熱手段と空気を送気する送気手
    段と、該送気手段の上流側の循環ダクトに外気導入弁を
    介して係合された外気導入路と、該外気導入路の係合位
    置より上流側の循環ダクトに加熱気体導出弁を介して係
    合された加熱気体導出路と、前記外気導入弁並びに加熱
    気体導出弁が開放されたとき、これら両弁間の循環ダク
    トの連通を実質的に遮断する遮断弁と、前記熱処理室中
    の異常を検知する検知手段と、該検知手段にて得られる
    異常信号に基づいて、前記導入弁と導出弁とを開放し、
    前記遮断弁を閉止せしめた状態となす弁開閉手段とか装
    備されてなる耐炎化糸を製造する装置。
JP10717482A 1982-06-22 1982-06-22 耐炎化糸を製造する方法および装置 Granted JPS591722A (ja)

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JPH0329886B2 JPH0329886B2 (ja) 1991-04-25

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5725417A (en) * 1980-07-17 1982-02-10 Mitsubishi Rayon Co Ltd Heat-treating apparatus for preparing carbon fiber
JPS57107174A (en) * 1980-12-18 1982-07-03 Sandorufu Ooke Brake for ski

Patent Citations (2)

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JPS5725417A (en) * 1980-07-17 1982-02-10 Mitsubishi Rayon Co Ltd Heat-treating apparatus for preparing carbon fiber
JPS57107174A (en) * 1980-12-18 1982-07-03 Sandorufu Ooke Brake for ski

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