JPS5917126B2 - 改良された耐衝撃性スチレン系重合体の製法 - Google Patents

改良された耐衝撃性スチレン系重合体の製法

Info

Publication number
JPS5917126B2
JPS5917126B2 JP3762080A JP3762080A JPS5917126B2 JP S5917126 B2 JPS5917126 B2 JP S5917126B2 JP 3762080 A JP3762080 A JP 3762080A JP 3762080 A JP3762080 A JP 3762080A JP S5917126 B2 JPS5917126 B2 JP S5917126B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkenyl aromatic
weight
rubber
polymerization
reaction tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3762080A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55149311A (en
Inventor
ロバ−ト・アレン・ブベツク
チヤ−ルズ・ブラツドフオ−ド・アレンズ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Publication of JPS55149311A publication Critical patent/JPS55149311A/ja
Publication of JPS5917126B2 publication Critical patent/JPS5917126B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F279/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of monomers having two or more carbon-to-carbon double bonds as defined in group C08F36/00
    • C08F279/02Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of monomers having two or more carbon-to-carbon double bonds as defined in group C08F36/00 on to polymers of conjugated dienes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は改良された耐衝撃性スチレン系重合体の製法に
関する。
補強ゴムを含有するポリスチレン等の耐衝撃性5 アル
ケニル芳香族樹脂は極めて有用な商品であり、多くの用
途に使用されている。
これらの耐衝撃性スチレン系重合体は、住宅、ライナー
、成型品、真空成型品等の油に汚染されるものに使用さ
れることが多い。例えば、冷蔵庫のライナーは耐衝撃0
性ポリスチレンから真空成型して得られるが、このよ
うにして得たライナーはその表面がバターのような物質
で汚染されるまでは優れた効能を示す。冷蔵庫を通常の
家庭での使用に供する場合に油性の食品と冷蔵庫のライ
ナーの接触を防止すること・5 は困難である。耐衝撃
性ポリスチレンはこれらのライナーに容易且迅速に成型
することができ、満足し得る物理的抵抗を有する。場合
によつては、冷蔵庫のライナーは主成分を耐衝撃性ポリ
スチレンとし、油及び溶媒に対して耐性のある薄い表層
’0 を食料又は油で汚染される側に有する二層シート
で作られることもある。本発明の目的は改良された耐衝
撃性スチレン系重合体を提供することにある。
又、本発明の他の目的は耐応力亀裂性の改良さに5れた
耐衝撃性スチレン系重合体を提供することにある。
更に、本発明の目的は、油性物質の存在下にお’、いて
耐応力亀裂性の改良された耐衝撃性スチレン系重合体を
提供することにある。
これらの本発明の目的及び効果は、重合性アルケニル芳
香族単量体、これに溶解した補強ゴムを含有する溶液を
供給し、溶解されたゴムの存在下に該アルケニル芳香族
単量体の重合を開始して複数のゴム粒子を形成させ、更
にアルケニル芳香族単量体を追加重合させて樹脂内に所
定量のゴム粒子を分散したアルケニル芳香族重合体樹脂
を形成し、次いで溶液より少なくとも未反応芳香族単量
体及び有機溶媒の大部分を除去することにより耐衝撃性
アルケニル芳香族重合体を製造する方法において、溶媒
として炭素数6ないし10の脂肪族炭化水素及びこれら
の混合物より選ばれた脂肪族炭化水素組成物を用いるこ
とを特徴とする方法によつて達成される。
本発明において、「アルケニル芳香族単量体」(絃にA
は芳香族炭化水素基、又はベンゼン系芳香炭化水素基、
Rは水素又はメチル基であり、炭素数12以下である)
を有するアルケニル芳香族化合物を意味する。
かかるアルケニル芳香族単量体の具体例としては、スチ
レン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、m−
メチルスチレン、p−メチルスチレン、アルーエチルス
チレン、アルービニルキシレン、アルークロロスチレン
又はアループロモスチレン等が挙げられる。これらの重
合は、触媒を用いて或いは用いることなく常法による温
度その他の条件下に行われ、本発明に従つたゴム粒径の
コントロールは容易に行うことができる。アルケニル芳
香族単量体及び無水物と共重合可能な単量体としては、
メチルメタクリレート、メチルアクリレート、エチルメ
タクリレート、エチルアクリレート、アクリロニトリル
、メタクリロニトリル、アクリル酸等が挙げられる。こ
れらの単量体は重合体組成物の1〜40重量%、好まし
くは20〜35重量%用いるのがよい。本発明を実施す
るために好適なゴムはジエン系ゴム又はジエン系ゴムの
混合物である。すなわち、一種以上の共役1,3−ジエ
ン、例えばブタジエン、イソプレン、ピペリレン、クロ
ロプレン等の任意のゴム状重合体(ASTMD−746
−52Tによるガラス温度がO℃以下、好ましくは20
℃以下)を用いることができる。これらのゴムにはホモ
ポリマー、共役1,3−ジエン類と等重量以下の共重合
可能なモノエチレン性不飽和単量体とのインターポリマ
ー、プロツクコポリマ一なども含まれる。このような単
量体の具体例としてはモノビニリデン芳香族炭化水素(
例、スチレン;o−、m一及びp−メチルスチレン、2
,4−ジメチルスチレン、アルーエチルスチレン、p−
t−ブチルスチレン等のアラルキルスチレン;α−メチ
ルスチレン、α一エチルスチレン、α−メチル−p−メ
チルスチレン等のようなα−アルキルスチレン;ビニル
ナフタレン;等)、アルーハロモノビニリデン芳香族炭
化水素(例、o−,m一及びp−クロロスチレン、2,
4−ジープロモスチレン、2−メチル−4−クロロスチ
レン、等)、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、
アルキルアクリレート(例、メチルアクリレート、ブチ
ルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、等
)、対応アルキルメタクリレート、アクリルアミド(例
、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−ブチルアク
リルアミド、等)、不飽和ケトン(例、ビニルメチルケ
トン、メチルイソプロペニルケトン等)、α−オレフイ
ン(例、エチレン、プロピレン、等)、ピリジン類、ビ
ニルエステル(例、酢酸ビニル、ステアリン酸ビニル等
)、ハロゲン化ビニル及びビニリデン(例、塩化及び臭
化ビニル及びビニリデン等)、等が挙げられる。ゴムに
は、ゴム形成単量体の総重量に基づいて2重量%以下の
架橋剤が含まれていてもよいが、架橋はゴムをグラフト
重合反応、特に塊状重合を行わせるために単量体に溶解
させる際に問題となることがある。
更に、架橋の程度が過度になるとゴムの特性が失われる
に至る。架橋剤としてはジエン系ゴムの架橋に通常用い
られる任意の架橋剤が用いられる。例えば、ジビニルベ
ンゼン、ジアリルマレート、ジアリルフマレート、ジア
リルアジペート、アリルアクリレート、アリルメタクリ
レート、多価アルコール類のジアクリレート及びジメタ
クリレート(例、エチレングリコールジメタクリレート
)等がある。好ましいゴムの種類は、65〜100重量
%のブタジエン及び/又はイソプレンと35重量%以下
のアルケニル芳香族炭化水素(例、スチレン)及び不飽
和二トリル(例、アクリロニトリル)又はこれらの混合
物より選ばれた単量体より実質的になるものである。
特に好ましい基材はブタジエンホモポリマー又は70〜
95重量%のブタジエンと、5〜30重量%のスチレン
とよりなるインターポリマー又はA−B型プロツクポリ
マ一である。本発明において用いられるゴム又はゴム状
補強剤は次の要件を満足しなければならない。
すなわち、O、9〜2.5、好ましくは0.9〜1.7
g/dl(トルエンdl当り0.3グラムのゴムを用い
て25℃で測定)の固有粘度を有するべきである。かか
るゴム状補強剤の量は最終生成物5〜35重量%、好ま
しくは10〜25重量%、最も好ましくは15〜25重
量%であるのがよい。本発明を実施する際に用いられる
好適な溶媒は重合系内で一般的に反応性を有しない脂肪
族炭化水素であり、溶解性パラメーターが6.0〜7.
7の範囲、好ましくは7.0〜7.6の範囲にあるもの
である。
かかる溶媒の重合溶液中の使用量は、溶液全量の2〜2
0重量%、好ましくは5〜15重量%である。用いられ
る溶媒は単一化合物でも、多くの化合物の混合物、例え
ばV.M.&Pナフサ、白色ガソリンノルマルオクタン
及びエクソン社によりイソパールE、イソパールCの商
品名で売られている各種炭素数6ないし10の混合物等
であつてもよい。適当な脂肪族溶媒選択に際しての実用
的制限は重合系内におけるその溶媒の蒸気圧及び重合溶
液から留去することの容易さである。
8.75重量%の商品名ジエン55のゴム及び81.2
5重量%のスチレンを含有する溶液中に10重量%のエ
チルベンゼンが溶媒として用いられる場合には、22A
%固形分において相転換が起こる。
エチルベンゼンの代りに10重量%のイソパールCを用
いると、相転換点は24.8(F6となる。溶解パラメ
ーターが7.1であるイソパールCを用いて得られたゴ
ム粒子はエチルベンゼンを溶媒として用いた場合よりも
抱き込まれたポリスチレンの量が少ない。スチレン系重
合体の一定のゴム含量に対して、抱き込まれたポリスチ
レンの量が減少するに従つて、耐環境応力亀裂特性が改
良されるものと思われる。重合性混合物の重合は通常6
0℃〜170℃、好ましくは7『C〜140℃の温度範
囲で熱重合させるか、又は任意の遊離基発生触媒、化学
的作用のある放射線などを用いて行わせることができる
。通常用いられている単量体に可溶なパーオキシ及びパ
ーアゾ化合物のような適当な触媒系を添加して単量体を
重合させることが好ましい。触媒の具体例としては、ジ
一Tert−ブチルパーオキサイド、ベンゾイルパーオ
キサイド、ラウロイルパーオキサイド、オレイルパーオ
キサイド、トルイルパーオキサイド、ジ一Tert−ブ
チルジパーフタレート、Tert−ブチルパーアセテー
ト、Tert−ブチルパーベンゾエート、ジキユミルパ
ーオキサイド、Tert−ブチルパーオキサイド、イソ
プロピルカーボネート、2,5−ジメチル−2,5−ジ
(Tert−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(Tert−ブチルパーオキシ)ヘ
キサン−3、Tert−ブチルハイドロパーオキサイド
、キユメンハイドロパーオキサイド、p−メタンハイド
ロパーオキサイド、シクロペンタンハイドロパーオキサ
イド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド
、p−Tert−ブチルキユメンハイドロパーオキサイ
ド、ピナンハイドロパーオキサイド、2,5−ジメチル
−ヘキサン−2,5−ジハイドロパーオキサイド、2,
2′−アゾビスイソブチロニトリル、等、及びこれらの
混合物が挙げられる。触媒の使用量は単量体及び所望の
重合サイクルに応じて異なり、重合性成分の0,001
〜1.0重量%、好ましくは0.005〜0.5重量%
のオーダーで用いられる。
必要に応じて原料溶液中に少量の酸化防止剤、例えばア
ルキル化フエノール(例、2,6−ジ一Tert−ブチ
ル−p−クレゾール)、亜リン酸エステル〔例、トリノ
ニルフエニルホスフアイト及びトリ(モノ及びジノニル
フエニル)ホスフアイトを含有する混合物〕を添加する
こともできる。
かかる物質は重合の任意の段階で添加することができる
。又、ステアリン酸ブチル、ポリエチレングリコール、
ポリブテン及び鉱油などの可塑剤又は滑剤も必要に応じ
て添加することができる。
本発明によつて製造される重合体はシート又はフイルム
の押出用に適している。このようなシートは有効に使用
され、熱成形により容器、包装体、冷蔵庫ライナ一、枠
等にすることができる。又、この重合体を用いて射出成
形して容器、ダクト、ラツクのような各種製品にするこ
とができる。添付した図面第1図は、本発明により重合
を連続的に行うのに適した装置の略図を示す。
第1図において番号10により装置の全体を示す。装置
10は協動的に組合わされた、計量ポンプ15を内蔵す
る導管14の第1反応槽12に接続されている原料タン
ク11を有する。反応槽12にはモーター16で駆動さ
れる図示されていない攪拌器が付いている。反応槽12
にはモーター16に隣接した上端部及びモーター16か
ら離れた下端部とを有し、ポンプ18を内蔵する循還パ
イプ17を反応槽12の上端部と下端部に接続する。反
応槽12の下端部及び同様な反応槽12Aの上端部に導
管19を接続する。反応槽12Aにはモーター16Aで
駆動されている図示されていない攪拌器が付いている。
反応槽12Aの下端部は導管21により第3の反応槽1
2Bに接続されており、反応槽12Bにはモーター16
Bで駆動されている攪拌器が付いている。排出管22を
反応槽12Bの底部に熱交換器23を付属させて接続す
る。熱交換器23Bは蒸発室24に排出され、蒸発室に
はポンプ26を内蔵する下部出口管25及びポンプ28
を内蔵するオーバーヘツド排出管27が付けられている
。重合装置の流れ方向は矢印で示してある。番号1〜7
はそれぞれの温度調節領域を示す。第1反応槽12には
二つの温度調節領域1及び2を有し、第2反応槽は三つ
の領域を、第3反応槽は二つの領域を有している。この
装置により本発明の方法を実施するには、重合性単量体
、例えば、スチレン、所望量の補強ゴム希釈剤、遊離基
開始剤、その他の添加剤を原料タンク11に添加して均
一溶液とする。
原料供給ポンプ15が原料タンク11を反応槽12の上
部に前進させ、反応槽12を満たす。ポンプ18により
反応槽12の底部から液を取り出して反応槽12の頂部
に循環させ、反応槽12をバツクミキシングを行わせた
反応槽とする。反応槽12の流出液は管19を通り通常
プラグフローの状態に保たれている反応槽12Aに入る
。反応槽12Aの流出液は同じくプラグフローの反応槽
12Bに移される。反応槽12Bの流出液は管22を通
り熱交換器23に入り、ここで重合溶液を蒸発温度迄加
熱し、溶液を蒸発室24に導入する。ポンプ28は溶液
中に残存する揮発性物質の全て又は殆んどを運び去る真
空ポンプである。溶融した重合体は、管25及びポンプ
26を通して排出される。第1図に示したような装置を
用いて本発明を実施する場合には、第1の循環反応槽中
の固形分は20〜40重量%に保つのが好ましい。第2
反応槽から出る時点の固形分は40〜55重量%であり
、熱交換器23に入る時点では60〜95重量%である
。第1反応槽では比較的高速度の攪拌が行われる。第2
反応槽は第1反応槽のせん断速度の約半分で運転されて
おり、第3反応槽では最小限度の攪拌が行われる。本発
明の方法は回分式に実施することも容易であり、この場
合には、原料混合物の部分添加はアルケニル芳香族単量
体の重合速度とほぼ同じ速度で攪拌しながら行われる。
ゴム及び所望の溶媒を含有する重合性原料混自物の添加
割合は、相転換すなわち重合物中のゴム粒子の分離が徐
々に進行するように行われる。反応槽に全混合物を添加
した後の固形分は25〜35%にするのがよい。以下、
実施例により更に本発明を説明するが、本発明はこれら
に限定されるものではない。
実施例 1各種溶媒を用いて複数の耐衝撃性ポリスチレ
ンを調製した。
原料は7.2重量部のポリブタジエン(商品名:ジエン
55)、63.2部のスチレン及び9.6重量部の溶媒
よりなるものであつた。第1図に示したような装置を用
いて重合を行つた。各反応器は殆んど全長にわたつて延
在する棒攪拌器を有する長尺円筒型であり、各反応器の
容積は1180〜であつた。管14に該当する所より7
5重量%の原料を供給し、残りを反応器12aの領域4
に該当する所に供給した。第1段からの流出液の固形分
は35重量%であり、第1段の攪拌速度は110r.p
.m.であつた。“第2段からの流出液の固形分は45
重量%であり、モーター16aに対応する攪拌器は65
r.p.m.で回転した。特に断りのないかぎり、部数
は全て重量部である。容器10Bに対応する第3の容器
中の攪拌器は4r.p.m.で回転し、管22に入る液
の固形分は70%であつた。
領域1〜7の温度は、それ〜ぞれ102,117,11
9,118,124,133,153℃であつた。ポン
プ18の循環量は反応器12の容積に基づいて毎時22
5%であつた。原料供給速度は550g/時間であつた
。熱交換器は重合溶液の温度を246℃迄昇温させ、重
合体流を紐状にして蒸発室24に送り、蒸発室内の圧力
は23U77!水銀(絶対圧)であつた。各重合におい
て、ゴム粒子の径は位相差顕微鏡測定により2〜5ミク
ロンになるようにし、ゴム量は10%とした。重合体を
冷却し、ペレツト化して試験試料に成形した。重合体の
重量平均分子量はゲル透解クロマトグラフイ一により測
定した。耐環境応力亀裂特性は成形試料を1:1の綿実
油とオレイン酸よりなり、油及び酸の総重量の20重量
%のいぶしシリカで濃化させた混合物を被覆して測定し
た。試験試料に70kg/dの応力をかけ、破壊迄の近
以時間を記録した。結果を表1に示す。上記表1におい
て、イソパールCは97示〜105℃の狭い沸点範囲の
イソパラフイン系炭化水素留分でありその組成は芳香族
分0.02容量%;飽和成分(重量%)、2,3−ジメ
チルペンタン(3.5);3−メチルヘキサン(0.5
);2,2,4−トリメチルペンタン(84.4);2
,2,3−トリメチルペンタン(2.2);2,3,4
−トリメチルペンタン(1.6);2,3,4−トリメ
チルペンタン(1.6);2,3,3−トリメチルペン
タン(1.0);2,2,3−トリメチルブタン(2.
3);メチルシクロペンタン(0.1);2−メチルヘ
キサン(0.6);2−メチルヘプタン(2,2);4
−メチルヘプタン(1.6);全イオウ分1ppm;過
酸化物0ppm;塩化物1ppm0イソパールEは11
5物〜142℃の沸点範囲のイソパラフイン系留分であ
る。前記実施例と同様にして耐環境応力亀裂特性の改良
された他の樹脂を90℃〜260℃の沸点を有する脂肪
族溶媒を用いることによつて作ることができる。
以上の説明より明らかな如く、本願発明は前記実施例に
限定されることなく、特許請求の範囲内において各種変
更及び修正を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法を実施するのに適した連続重合
装置の一例のフローシートを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重合性アルケニル芳香族単量体、これに溶解した補
    強ゴムを含有する溶液を供給し、溶解されたゴムの存在
    下に該アルケニル芳香族単量体の重合を開始して複数の
    ゴム粒子を形成させ、更にアルケニル芳香族単量体を追
    加重合させて樹脂内に所定量のゴム粒子を分散したアル
    ケニル芳香族重合体樹脂を形成し、次いで溶液より少な
    くとも未反応芳香族単量体及び有機溶媒の大部分を除去
    することにより耐衝撃性アルケニル芳香族重合体を製造
    する方法において、溶媒として炭素数6ないし10の脂
    肪族炭化水素及びこれらの混合物より選ばれた脂肪族炭
    化水素組成物を用いることを特徴とする方法。 2 アルケニル芳香族単量体がスチレンである特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 3 脂肪族炭化水素組成物が溶解性パラメーター6ない
    し7.7を有する特許請求の範囲第1項記載の方法。 4 溶解性パラメーターが7.0ないし7.7の範囲に
    ある特許請求の範囲第3項記載の方法。 5 重合が60℃ないし170℃の温度範囲で行われる
    特許請求の範囲第4項記載の方法。
JP3762080A 1979-03-29 1980-03-26 改良された耐衝撃性スチレン系重合体の製法 Expired JPS5917126B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US2512679A 1979-03-29 1979-03-29
US25126 1979-03-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55149311A JPS55149311A (en) 1980-11-20
JPS5917126B2 true JPS5917126B2 (ja) 1984-04-19

Family

ID=21824188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3762080A Expired JPS5917126B2 (ja) 1979-03-29 1980-03-26 改良された耐衝撃性スチレン系重合体の製法

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0026219B1 (ja)
JP (1) JPS5917126B2 (ja)
DE (1) DE3068932D1 (ja)
WO (1) WO1980002144A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS618229A (ja) * 1984-04-21 1986-01-14 ベルケンホフ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング ワイヤ電極を製造するための方法
JPS62110816U (ja) * 1985-12-28 1987-07-15

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2557575B1 (fr) * 1983-12-30 1987-02-06 Charbonnages Ste Chimique Procede de preparation de polystyrene-choc presentant un bon comportement aux agents corrosifs
JPH0714990B2 (ja) * 1990-03-02 1995-02-22 新日鐵化学株式会社 ゴム変性スチレン系樹脂の製造法
KR100298107B1 (ko) * 1992-11-20 2001-10-24 그래햄 이. 테일러 고내충격성스티렌계수지를포함하는수지조성물

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE612235A (ja) * 1961-01-03
DE1495837C3 (de) * 1964-09-30 1974-02-14 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verfahren zur Herstellung thermoplastisch-elastischer Formmassen
US3402160A (en) * 1967-02-16 1968-09-17 Firestone Tire & Rubber Co Styrene resins
US3819764A (en) * 1972-05-30 1974-06-25 Firestone Tire & Rubber Co Process for the grafting of styrene onto polymeric butadiene or isoprene prereacted with an alkyl lithium or sodium and a sec-alkyl chloride
US3806557A (en) * 1972-05-30 1974-04-23 Firestone Tire & Rubber Co Process for grafting polystyrene branches onto polymeric butadiene or isoprene in the presence of an alkyl lithium or sodium and a sec.-alkyl chloride
US3903040A (en) * 1973-07-30 1975-09-02 Phillips Petroleum Co Preparation of polymer-in-polymerizable monomer solution
US4107238A (en) * 1976-01-22 1978-08-15 Exxon Research & Engineering Co. Graft copolymerization process
US4153647A (en) * 1977-06-15 1979-05-08 Glukhovskoi Vladimir S Process for producing-impact polystyrene

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS618229A (ja) * 1984-04-21 1986-01-14 ベルケンホフ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング ワイヤ電極を製造するための方法
JPS62110816U (ja) * 1985-12-28 1987-07-15

Also Published As

Publication number Publication date
EP0026219A4 (en) 1981-08-31
JPS55149311A (en) 1980-11-20
WO1980002144A1 (en) 1980-10-16
DE3068932D1 (en) 1984-09-20
EP0026219A1 (en) 1981-04-08
EP0026219B1 (en) 1984-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3903202A (en) Continuous mass polymerization process for polyblends
US5569709A (en) Grafting, phase-inversion and cross-linking controlled multi-stage bulk process for making ABS graft copolymers
US4146589A (en) Method for preparing a monoalkenyl aromatic polyblend having a dispersed rubber phase as particles with a bimodal particle size distribution
US3903200A (en) Continuous mass polymerization process for ABS polymeric polyblends
US4277574A (en) Process for preparing ABS polyblends
EP0015752B1 (en) A continuous mass polymerization process for the production of polyblends having a dispersed rubber phase with bimodal rubber particle size
US4334039A (en) Process for preparing polymeric polyblends having a rubber phase as particles with a bimodal particle size distribution
US4252911A (en) Mass polymerization process for ABS polyblends
EP0067536B1 (en) Mass polymerization process for abs polyblends
US5278253A (en) Preparation of ABS molding materials
JPS5945692B2 (ja) Absタイプポリブレンドの製造方法
US4097555A (en) Transparent polymeric polyblend
CA1054290A (en) Continuous mass polymerization process for abs polymeric polyblends
US4315083A (en) Process for the continuous mass polymerization of polyblends
US4187260A (en) Mass polymerization process for polyblends
JPS5917126B2 (ja) 改良された耐衝撃性スチレン系重合体の製法
US5286792A (en) ABS with novel morphology
EP0096555B1 (en) Rubber-modified thermoplastic resins and production thereof
US4362850A (en) Process for the continuous polymerization of polyblends
CA1129139A (en) Process for the continuous polymerization of polyblends
US4185049A (en) Mass polymerization process for polyblends
US4598124A (en) Mass polymerization process for ABS polyblends
US4521569A (en) Impact styrene polymer
CA1160791A (en) Impact styrene polymer
JPS6259726B2 (ja)