JPS59166264A

JPS59166264A - 自動噴霧器

Info

Publication number: JPS59166264A
Application number: JP3818083A
Authority: JP
Inventors: Shigeru Ono; 大野　滋
Original assignee: FUROINTO SANGYO KK; Freund Corp
Current assignee: FUROINTO SANGYO KK; Freund Corp
Priority date: 1983-03-10
Filing date: 1983-03-10
Publication date: 1984-09-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、プロペラントガスを使用せずに内容液を噴霧
するだめの自動噴霧器に関するものである。

塗料、化粧料、薬剤、殺虫剤等を簡便に噴霧拡散させる
だめの自動噴霧器はスプレーまたはエアゾール等の名の
もとに極めて多くの種類のものが製造され多用されてい
る。これらの自動噴霧器の多くは、それぞれの内容液に
対して不活性の常温でガス体の物質を圧入しておき、こ
の物質の圧力をオＵ用して内容液を噴霧口から霧状に噴
射させるように構成されている。このような圧入物質は
その機能上から一般にプロペラントガスと呼称され、フ
ロンガス、プロパンガス、ジメチルエーテルガス等が使
用される。これらのプロペラントガスの中で、例えばフ
ロンは大気中に次第に蓄積されつつおシ、自然環境や人
畜に対する悪影響が世界的に懸念されていて、できるだ
け使用しないことが望ましいとされている。またプロパ
ンやジメチルエーテルなどは強撚性であシ火災予防上の
観点から使用しない方が望ましいとされている。

このようなプロペラントガスに対する難点にも拘らず、
極めて簡便に使用し得る自動噴霧器の需要は旺盛である
ため、プロペラントガスを拡散しないかまたは全く使用
しない自動噴霧器の開発が試みられている。例えば容器
内に隔膜を設けて２室に仕切シ、噴霧口側の一室に内容
液を充填しそして金属容器と隔膜との他室内にプロペラ
ントガスを圧入して噴霧中にプロペラントガスが使用時
に大気中に拡散しないようにする工夫も知られている。

しかしながら使用済の容器中にはプロペラントガスが充
満しておシ廃棄時に大気中に拡散することになシ根本的
解決法だ多得ない。

さらに、容器内に設けられたブチルゴムなどの弾性筒状
体中に内容液を圧入して、（金属）容器内で膨張させて
おき、この弾性筒状体の収縮力を利用して噴霧ノズルか
ら内容液を噴霧させるものも開発されている。しかしな
がら、強力な収縮力の期待できる弾性体としてのゴムは
、長期間にわたりある種の成分、特に液状有機物と接触
していると、侵蝕、変質、老化等の望ましからざる影響
を受けやすいことが知られている。その結果、内容液が
残存しているにも拘らず噴霧に必要な圧力が得られなく
なったシさらに侵蝕が進行しピンホールでも生ずる事態
に到れば、全く使用不能となる。さらに内容液中にゴム
成分が溶出するような現象も考慮されることから、使用
内容液の種類が制限される欠点があった。

本発明は、筒状弾性体を使用する自動噴霧器の性能を長
期にわたって維持しかつ内容液の種類もなんら限定され
ない自動噴霧器を提供することを目的とする。

本発明の目的は、特許請求の範囲に記載の構成を有する
自動噴霧器、すなわち、圧力発生用筒状弾性体と中空チ
ューブとの間に内容液゛密封用プラスチック層を介在せ
しめた自動噴霧器によって達成される。

本発明にかかる自動噴霧器によれば、圧力発生用弾性体
（ゴム）と内容液密封用プラスチック層とがそれぞれの
機能に応じた任意の性状に選定できるため従来技術にお
ける欠点が容易に解消できる。殊に密封用プラスチック
の材質を適宜考慮することによって必要とされる殆んど
全ての内容液に対応することができる。また、この方式
における内容液封入圧は、筒状弾性体が専ら負担してお
り、容器は通常（はなんらの圧力も受けない。したがっ
て、容器は筒状弾性体膨張時の外縁を規定しかつ使用時
の便宜を図るだめの用途を有するにすぎず、したがって
金属のみならずプラスチックとすることもでき、容器の
価格低減が可能となる。当然に、プロペラントガスを全
く使用しないことから人体、環境等に及ぼす悪影響を回
避することができ、また火災等に対する配慮も不要とな
る。

以下、本発明の実施例を示す添付図を参照して本発明を
詳述する。

第１図は本発明にかかる自動噴霧器の噴霧組立体の部分
破断説明図でちゃいノズル１、操作ボタン２によって作
動するバルフ゛逼３が容器（図示されていない）の外部
Ｏに位置する。破線よシ下の部分工は容器内に収納され
る。なお、ノズル１、操作ボタン２、バルブ乙の形状、
構造等に関してはなんら限定されることなく各種タイプ
の採用が可能である。

部分工の中心部にはバルブ部乙の下端に連結された有底
中空チューブ４が配設される。この中空チューブ４の底
部４Ｂより上方側面には開／口５が２〜数個程度穿孔さ
れる。なお、この開口の位置、個数、形状等は適宜選定
でき、例えば、小開口をチューブ側面全体に分散配置し
またはスリット状とすることもできる。

この開口５と底部４Ｂとの間ならびにバルブ部３の下方
には、中空チューブ４に比して長さおよび径ともに十分
大でおるプラスチックフイルムの筒状体乙の両端が封着
される。このような固着は例えば溶着とすることができ
または接着、かしめ等とすることもできる。なお、この
筒状体６は中空チューブ４に比して十分長いため図示の
ように軸線と交差する向きの多数の折ひだを付与してお
くと都合がよい。

中空チューブ４ならひに折ひだをもって中空チューブ上
に配設されたプラスチック筒状体６上にゴム製筒状体７
が挿通せしめられ、プラスチック商状体乙の固着部上ま
たはその近傍においてその両端が固着される。本実施例
においては十分な硬度を有する輪状金属８によって固着
されたが、その他の固着方法も可能であることはいうま
でもない。

第１図の噴霧組立体は、第２図のように金属またはプラ
スチック製容器９内に部分工が収納されるように取付け
られる。

この自動噴霧器には、バルブ部５を加圧開放操作しなが
ら内容液を加圧注入する。内容液は中空チューブに設け
られた開口５を通ってプラスチック筒状体６内に充填さ
れる。この場合、プラスチック筒状体６の折ひだは順次
拡がシながら外方の筒状弾性体７を押し拡げる。筒状弾
性体７は容器９内壁に接するまで膨張しても、はソ完全
に内容液を押し出してしまうに足シる程度の十分高い弾
性限界を有するものであれば材質は問わない。したがっ
て各種成分の天然ゴム、合成ゴムを使用することができ
る。

プラスチック製の内容液密封用筒状体６の長さおよび太
さは、筒状弾性体７および容器９の寸法を十分に考慮し
て決定すべきことは当然である。

この自動噴霧器の使用は、通常の自動噴霧器と同様に操
作ボタン２を押圧すれば、バルブ部３の働きによυ中空
チューブ４とノズル１とが連通し、筒状弾性体７の収縮
力による圧力を受けた内容液（図示していない）が噴霧
される。

このようにして発生する噴霧には当然のことながらなん
らのプロペラントガスも含まれず、所望内容液のみを噴
霧するため人体、環境等に対する懸念は皆無となる。

また筒状弾性体７と内容液密封用プラスチック筒状体６
とはその役割を完全に異にするためプラスチック筒状体
６の材質は、内容液に応じて任意に選定できることから
、筒状弾性体７に対する悪影響を排除することができ、
同時に内容液中への不純物溶出等をも回避することが可
能となる。このようなプラスチックの種類を例示すれば
、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、塩
化ビニリデン共重合体、ポリアミド、ポリエステル、ポ
リビニルアルコール、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−ビニルアルコール共重合体等および類似性質
を有するプラスチックのフィルムが使用可能である。

なお、このようなプラスチックフィルムは溶接部または
接着部等が機械的弱点８■やすくかつ耐溶剤性にも劣る
ことが多いのでシームレス（継目無し）筒状体であるこ
とが望ましい。しかし、十分な配慮のもとに製作されれ
ば、シームレスでなくともよい。

また、プロペラントガスを使用しないため、内容液充填
率を向上−させることが可能となシ、同一容量であれば
小型容器を使用することができるオリ点が生ずる。

以上、本発明の好適な実施例に即して本発明を開示して
はいるが、本発明の範囲内において多くの変形または変
更が可能であることは明らかであろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は、一本発明にかかる自動噴霧器の噴霧組立体の
構造を示す部分破断説明図である。第２図は、噴霧組立体を容器に取付けた外観を示す側面
図である。主な参照符号の対応は次の通シである。１・・・噴霧ノズル２・・・操作ボタン６・・・バルブ４・・・中空チューブ５・・・側方開口６・・・プラスチックフィルム筒状体７・・・筒状弾性体８・・・輪状金属９・・・容器し−ニー′− 第１図　　　　　　第、２図手続補正書昭和５８年４月６日特許庁長官　若　杉　和　夫　殿２、発明の名称自動噴霧器３、補正をする者事件との関係　　出願人住所　東京都港区虎ノ門二丁目８番１号（虎の門電気ビ
ル）明細書の発明の詳細な説明の（閲６、補正の内容（１）明細書第３頁下から２行目「ブチルコ゛ム」とあ
イを「天然ゴム」に訂正。（２）明細書第６頁第１４行「２〜数個」とあケを２［
ｊ〜数個」に訂正。（３）明細書第６頁第１５行「口」と「の位置」との間
に「には、完全開口のみならす、内容液工大の際の加圧
によって破断する底部をする部分開口をも含まれ、そ」
を加入。）明細を第９頁第１０行「塩化ビニリデン共重合体」と
あるを「塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体」に訂正
。（５）明細書第９頁第１３行「重合体等および」と「類
似性質」との間に「これら相互にラミネートされたもの
或いはアルミ箔とラミネートされたものなど」を加入。以上

Claims

【特許請求の範囲】

（１）噴霧ノズルと、一端がバルブを介して前記噴霧ノ
ズルに連結されておシ側方に開口を有する有底中空チュ
ーブと、前記中空チューブの側方開口を内包するように
該中空チューブの両端付近にその両端が固着された圧力
発生用の筒状弾性体と、から成る噴霧組立体が、容器に
取付けられた自動噴霧器において、前記中空チューブ（
４）と前記筒状弾性体（７）との間に内容液密封用プラ
スチックフィルム筒状体（６）が介在せしめられ、該プ
ラスチックフィルム筒状体（６）の両端が前記側方開口
（５）を内包する部位で前記中空チューブ（４）に封着
されることを特徴とする自動噴霧器。（２、特許請求の範囲第１項記載の自動噴霧器において
、前記プラスチックフィルム筒状体（６）が、前記中空チ
ューブ（４）に対して十分太きい長さおよび太さを有し
、該中空チューブ（４）の軸線と交差する向きの所望数
の折シひだをもって配設されるもの。