JPS59164330A - ポリシルセスキオキサン - Google Patents

ポリシルセスキオキサン

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JPS59164330A
JPS59164330A JP3724183A JP3724183A JPS59164330A JP S59164330 A JPS59164330 A JP S59164330A JP 3724183 A JP3724183 A JP 3724183A JP 3724183 A JP3724183 A JP 3724183A JP S59164330 A JPS59164330 A JP S59164330A
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JP
Japan
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polysilsesquioxane
substituent
alkyl
sulfonic acid
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Shozo Kato
加藤 祥三
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Tokuyama Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式、 C式中nは1又は2の整数を示し、Bは水素原子又はメ
チル基を示し、Arは非置換あるいは置換基Xを有する
ベンゼン環を示し、置換基Xは・・ロゲン原子、水酸基
、アルキル基。
アルコキシ基、ニトロ基、シアン基、カルバミド基、カ
ルボキシル基、カルボキシル基の塩型基、エステル基、
ジ(アルキル)アミノ基、ビス(ハロチルキル)アミノ
基、スルホン酸基、及びスルホン酸基の塩型基からなる
群から選ばれた基である。)で表わされる構造単位を有
するポリシルセスキオキサン、及び該ポリシルセスキオ
キサンを有効成分とする制癌剤を提供するものである。
従来、ポリシルセスキオキサンの一部は、(−〇−)6
cmsin)2.さらに略記すれば01.s SiR(
但1−1Rは1価の有機基を表わす)で示されるシルセ
スキオキサンを繰返し単位とし、モデル的には下記式 %式% で示される一般に梯子状又は籠状の骨格構造を有する重
合体化合物であることが知られてhて、撥水処理剤、潤
滑剤、触媒、有機珪素化合物の合成中間体等として広く
利用されて騒る。
他方、炭素−窒素二重結合を有する有機珪素化合物とし
ては、特公昭36−9421号(但し、R1とR2はそ
れぞれ水素原子、炭化水素基、あるいはニトロ、ハイド
ロキシ、アルコキシ、またはハロゲン原子により置換さ
れた炭化水素基であり、aは少くとも6である整数であ
り、Si=で示される珪素原子の不飽和価隷はアルキル
、アリル、アルコキシ。
ハイドロキシあるいは一〇−8iミ基に結合している)
で提示されて−るアルコキシシラン誘導体ならびにポリ
シロキサン誘導体が公知であり1.該化合物について濾
光剤、紫外線吸収剤、鋏化剤としての利用が提案されて
いる。
本発明者は各種のポリシルセスキオキサンを合成、それ
らの”生理活性につき種々研究を行なって来た。その結
果、下記一般式 (但しR′は水素原子またはアルキル基で、Yは水素原
子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基。
ニトロ基、アルキル基、シアノ基、カルバミド基、カル
ボキシル基、エステル基、及びビス(ハロアルキル)ア
ミノ基等である。)で表わされる構造単位を有するポリ
シルセスキオキサンが優れた生理活性、殊に制癌活性を
有することを見出し、既に提案した。
本発明者はポリシルセスキオキサン化合物の生理活性に
ついて、さらに鋭意研究を重ねた結果、下記一般式、 (式中nけ1又は2の整数を示し、Bは水素原子又はメ
チル基を示し、Arは非置換あるいは置換基Xを有する
ベンゼン環を示し、置換基Xはハロゲン原子、水酸基、
アルキル基。
アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、カルバミド基、カ
ルボキシル基、カルボキシル基の塩型基、エステル基、
ジ(アルキル)アミノ基、ビス(ハロアルキル)アミノ
基、スルホン酸基、及びスルホン酸基の塩型基からなる
群から選ばれた基である。)で表わされる構造単位を有
する新規なポリシルセスキオキサンの製造に成功しまた
該ポリシルセスキオキサンは生理活性が著しく良好で、
制癌剤として効果的であることを確認しここに提供する
に至った。
本発明のポリシルセスキオキサンは前記一般式で表わさ
れる構造のものであればよい。
最も特徴的な構造は珪素原子に結合するプロビル基に−
NHCH2CH2−又は−NHCH2CH2NHCH2
CH2−を結合し、しかもこの末端のCH2−基には9
H3゜ −N−C−A、r又は−N−C−Arか結合しているこ
とである。生理活性的には(−NHCH2CH2−+。
(nけ1又は2の整数)に−N−6−Be (B id
 H又は−CH,でBe妊ベンゼン猿を示す)が結合し
た基を有するポリシルセスキオキサンが意味を有するも
ので、上記ベンゼン環に置換基を有するか否か或いは置
換基の種類が何かによる生理活性の影響は一般的忙上記
基の影響に比べれば極めて小さい。
また本発明のポリシルセスキオキサンハ前記一般式で表
わされる構造単位を有する新規化合物であり、前記一般
式中、Arは非置換あるいは置換基Xを有するベンゼン
環を示し、置換基Xとして挙げたアルキル基、ならびに
アルコキシ基を構成するアルキル基、エステル基を構成
するアルキル基、及びジアルキルアミノ基を構成するア
ルキル基である脂肪族飽和炭化水素残基は特に限定され
ず使用出来る。一般には炭素原子数1〜4個のもの、即
ちメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、メトキ
シカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカ
ルボニル基、ブトキシカルボニル基等がその製法上の有
利性から最も好適に使用される。また前記置換基Xで示
されるカルボキシル基の塩型基は一般的Kcoo1とで
表わされ、Moとしては特に限定されるものではなりが
一般にはアンモニウム(NH4°):ナトリウム(Na
0)、カリウム(Kり。
リチウム(Li” )等のアルカリ金属:マグネシウム
(172M92Φ)、カルシウム(1/2Ca2■)等
のアルカリ土類金属等が最も好適に使用される。
また置換基Xとして挙げたハロゲン原子としては塩素、
臭素、沃素及び弗素の各原子が特に限定されず用いられ
る。さらに前記置換基Xで示されるビス(ハロアルキル
)アミノ基は一般的に〔Z(CH2)m〕2N で表わ
され、Zで示されるハロゲン原子は塩素、臭素、沃素及
び弗素の各原子が特に限定されず用いられ、またmは1
〜4の整数で表わされるものが最も好適に使用される。
前記一般式で示されるポリシルセスキオキサンは無定形
の白色、淡黄色、黄色、橙黄色。
橙色、褐色等を呈−する固体状高分子体として得られ、
粉砕して粉末として取扱われる場合が多いが、前記一般
式中の置換基RあるいはXの種類によっては粘稠物とし
て得られる場合もある。該ポリシルセスキオキサンはモ
デル的に前記した如く三次元籠状の重合体と推定され、
通常水、リグロイン、シクロペンタン、ヘキサンにほと
んど不溶であり、ベンゼン、トルエン、クロロホルム、
四環化炭mlどには難溶な場合が多い。他方、アルコー
ルには可溶でありさらにホルムアミド、 N、N−ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチ
ルホスホアミド等の極性非水溶媒には可溶である場合が
多く、特に加熱した場合に;1溶解度が著しく増加する
傾向が見られる。また水中に於いてはほとんどの場合不
溶であるため安定であるが、酸性あるいはアルカリ性水
溶液中に於いてはその濃度および温度によって安定性は
異なる。また一般にC=N結合が加水分解を受け、アミ
ノプロピルポリシルセスキオキサン類と対応スルカルボ
ニル化合物(例えば置換ベンズアルデヒドあるいは置換
フルフラールなど)に分解する。
該加水分解は酸あるいは塩基の濃度が増加する程、また
温度が上昇する程激しくなる傾向が見られる。
該ポリシルセスキオキサンが前記一般式で示される構造
単位を有する化学構造であることは、7般に化学分析お
よび機器分析によって確認することが出来る。特に元素
分析ならびに赤外吸収スペクトル測定が極めて有力な手
段となる。即ち合成した該ポリシルセスキオキサンにつ
き、炭素、水素、窒素、珪素(およびハロゲン原子を分
子中に含有する場合にはハロゲン原子)の元素の重量X
を求め、さらに認知された各元素の重量%の和を100
から減じることにより、酸素元素の重量%を算出し、該
試料であるポリシルセスキオキサンの組成式を決定する
ことができる。さらに該試料について赤外吸収スペクト
ルを測定し、該ポリシルセスキ−オキサン分子内に存在
スる特徴的な化学結合および官能基の種類を確認するこ
とができる。一般に該ポリシルセスキオキサンは169
0cm−’ 〜1620Crn−1付近に−C=N結合
に基づく特徴的な赤外吸収を示すこと、さらに元素分析
結果から該ポリシルセスキオキサンは固体状態に於いて
通常−水和の形、時に二水和の形で存在し、無水和の形
で存在することは稀であることが知られる。
本発明で用いるポリシルセスキオキサンの製造方法は特
に限定されず如何なる製造方法で得られたものでもよい
。一般には、下記一般反応式で示される如く、アミノプ
ロピルボや りシルセスキオキサン類と一般式〇 =C−Ar テ表
わされるカルボニル化合物を脱水縮合させることにより
容易に合成することが出来る。
早 01− s S i CH2CH2CH2(NHCH2
CH2)r111JH2+ O=C−Ar〒 一−→01.s 5iCH2CHzCH2(NHCH2
CH2)nN =C−Ar(但しnは1又は2の整数を
示し、Bは水素原子又はメチル基を示し、Arは非置換
あるいは置換基Xを有するベンゼン環を示し、置   
 ゛換基Xは)・ロゲン原子、水酸基、アルキル基。
アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、カルノ(ミド基、
カルボキシル基、カルボキシル基の塩型基、エステル基
、ジ(アルキル)アミノ基、ビス(ハロアルキル)アミ
ノ基、スルホン酸基、及びスルホン酸基の塩型基からな
る群から選ばれた基である。) 前記アミノプロピルポリシルセスキオキサン類と前記カ
ルボニル化合物の反応時のモル比は特に制限されるもの
ではないが、未反応物の回収を考慮すれi[1: 1以
上で、カルボニル化合物を過剰に使用するのがよい。そ
して未反応のカルボニル化合物は反応後蒸留し、ヘキサ
ンなどの溶媒で洗浄し除去すればよい。
また一般に上記反応は反応溶媒を使用するツカ好マしく
、例えばベンゼン、トルエン。
クロロホルム、エタノール等の水と共沸スル溶媒が好適
に使用如来る。反応温度は例えば0〜150℃或いはそ
れ以上の広い範囲で実施出来るが、一般には溶媒の沸点
温度で行うのが好適である。また反応時間は反応温度に
よって異なるが、一般には数分から数日の間で選べばよ
い。
上記反応の脱水縮合反応を促進するために反応系に酢酸
、蟻酸等の酸を添加する手段はしばしば好適に採用され
る。
前記一般式で表わされる本発明のポリシルセスキオキサ
ンは新規化合物であり、本発明者が該ポリシルセスキオ
キサンについて生理活性試験を行なったところ、特に制
癌活性が著しいことを確認した。即ち該ポリシルセスキ
オキサンが極めて強力な制癌効果を示すため、前記構造
単位を有するポリシルセスキオキサンは制癌剤として各
種癌の予防、治療または処理のために使用することがで
きる。
しかして、本発明の制癌剤は経口、非経口(たとえば筋
注、静注、皮下、腹腔内、直腸内)または局所投与のい
ずれによっても患者に投与することができ、その際の有
効成分であるポリシルセスキオキサンの有効投与量は、
投与すべき患者の年令2体重、症状の軽重。
癌の種類等に応じて異なるが、一般には800〜1■/
V4/日、好ましくは500〜10岬/助7日とするこ
とができる。該1日の投与量は1日1回のみ又は1日数
回(6〜5回)に分けて投与することができる。また、
上記の投与量は単なる指針であり、処置を行なう医師の
判断により、上記範囲を越えて投与することも可能であ
ることはいうまでもない。
上記有効成分の投与に当って、上記ポリシルセスキオキ
サンは、希望とする投与方法(経口、非経口又は局所)
VC応じて、種々の剤形に製剤することができ、また、
非経口投与に際しては、懸濁液、生薬等の剤形に製剤す
ることができ、さらに局所投与に際しては、軟膏、硬膏
、クリーム等の剤形に製剤することができる。
これら製剤中に“おける有効成分の濃度は特に制限され
るものではなく、剤形に応じて広範に変えることができ
るが、一般には0.05〜90重量%、好ましくは1〜
60重量%程度の濃度とすることができる。
上記製剤に使用しうる賦形剤としては当該分野で常用さ
れているものはいずれも使用可能であり、固体形態の製
剤に対しては、例えば、乳糖、しよ糖、でん粉、グリシ
ン、結晶セルロース、マンニット、ステアリン酸マグネ
シウム、流動パラフィン、炭酸カルシウム。
炭酸水素ナトリウム等が挙げられ、また、液体形態の製
剤に対しては、例えば生理食塩水。
界面活性剤液、ぶどう糖液、アルコール、エステル類等
が挙げられる。
かかる製剤の具体例を示せば次のとおりである。
製剤例1:カプセル剤 ステアリン酸マグネシウム0.6重量部に乳糖4.5重
量部を加えて攪拌混合することにより均一とし、さらに
乳糖5重量部と結晶セルロース10重量部を加えて混合
する。この混合物に予め微粉末化したポリシルセスキオ
キサン20重量部を加えて、再度混合することにより調
製粉末を得る。この粉末をカプセル充填機を用いゼラチ
ンカプセルに充填スることによりカプセル剤を製造する
とよい。
製剤例2:軟こう剤 ステアリルアルコール10重量部、流動パラフィン20
重量部およびワセリン160重量部を80℃に加温溶解
した後、コレステロール0.5重量部ならびに予め微粉
末化したポリシルセスキオキサン10重量部をよく攪拌
しながら加え、さらによく攪拌を行なった後室温に放置
し、適当な硬さにして軟こう剤を得るとよい。
製剤例3二錠剤 ポリシルセスキオキサン25重量部とマンニット20重
量部を良く混合粉砕した後、でんぷん糊として馬鈴署で
んぷん4.7重量部を加えて粒状化する。
この粒子を60メツシユふるいを通し、乾燥して所定の
重量とし16メツシユふるいにかける。次に、この粒子
をステアリン酸マグネシウム0.3重量部と混合して、
なめらかにし、通常の方法により錠剤成型機により圧縮
して適当な大きさの素錠とすればよい。
以下に本発明のポリシルセスキオキサンの合成例並びに
制癌活性試験に於ける薬効例を示す。しかし、本発明は
以下の実施例に限定されるものではない。
実施例 1 γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルポリシルセス
キオキサン(4,50f)、酢酸(10,76f ) 
、 ])−ブロモベンズアルデヒド(6,50r )お
よびベンゼン(40mg)の混合物を油浴上で5時間加
熱還流することにより共沸脱水を行なった。揮発分を減
圧留去した後真空乾燥することにより黄褐色固体9.2
5 fを得た。元素分析を行なったところC42,92
X、H6,01N、、N7.98%、 Si8.01%
なる値を示し、Cl2H16N201.5BrSi・H
20(338,30)に対する計算値C42,60%、
 H5,37%、 N 8.28X 、 Si 8.3
0%に一致した。さらに赤外吸収スペクトルを測定した
ところ、第1図に示す赤外吸収スペクトルが得られた。
第1図から明らかな様に6400cn1−1付近に水和
水に基づく吸収、1640cm’KC:E(=N結合に
基づく吸収、1240〜890c1n−1に5i−0に
基づく強い吸収を示した。以上の結果から単離した生成
物が脱水縮合反応によって得られる、下記式で示される
N−(p−ブロモベンジリデン)γ−(2−アミノエチ
ル)アミノプロピルポリシルセスキオキサンであること
が明らかとなった。
01.5SiCH2CH2CH2NHCH2CH2N=
CH−Q−B r実施例 2 γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルポリシルセス
キオキサン(4,28F)、酢酸(9,64r)、pミ
フルオロベンズアルデヒド(3,72f)、ベンゼン(
80d)の混合物を加熱還流して共沸脱水を5時間行な
った。
反応混合物を乾固し、真空乾燥することにより黒褐色粘
稠物(9,08F )を得た。元素分析を行なったとこ
ろC51,39%、H6,15X。
N9.58%、 Si 9.56%なる値を示し、Cl
2H16N201.5FSi・n2o (277、g8
 )に対する計算値C51,96%、H6,54%、N
10.10%、5i10.13%に一致した。赤外吸収
スペクトルは第2図に示す通りであり、3400cr7
1−1付近に水和水に基づく吸収、1640 cm−’
にCH=N結合に基づく吸収、1220=850−−1
に81−0結合に基づく吸収を示しだ。以上の結果から
該単離生成物が下記式で示され6N−(p−フルオロベ
ンジリデン)γ−(2−アミノエチル)アミノプロピル
ポリシルセスキオキサンであることが明らかとなった。
01、s S 1CH2CH2CH2NHa’H2CH
2N =CHu F実施例 6 r−(2−アミノエチル)アミノプロピルポリシルセス
キオキサン(4,2s t ) jp −シアノベンズ
アルデヒド(g、6sr)、無水ベンゼン(80ml 
)の混合物を5時間加熱還流させ、共沸脱水を行なった
後、吸引濾過することにより輝黄色砂状固体(6,84
y )を得た。元素分析を測定したところC55,52
%、 H6,10X 、N 16.86’X 、 8i
9.53Nなる値を示し、C13H16N501.58
i−H20(284,39)に対する計算値C54,9
0X、H6,38jV、N14.78X 、 Si 9
.88X K一致した。赤外吸収スペクトルは第6図に
示す通りであり、5300w 付近に水和水沈基づく吸
収、2930.2880.2800i1にCHN結合基
づく吸収、 1640z−”にCH=N結合に基づく吸
収、1250〜880 crrT ’に5i−0結合に
基づく吸収を示した。以上の結果から該単離生成物が下
記式で示されるN−(p−シアノベンジリデン)γ−(
2−アミノエチル)アミノプロビルボリシルセス−キオ
キサンであることが明らかとなった。
01.5SiCH2CH2CH2NHCH2CH2N=
CH−cr−CN実施例 4 γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルポリシルセス
キオキサン(4,28f)、p−カルボキシベンズアル
デヒド(’3.90 ? ) 。
酢酸(9,62F)、ベンゼン(80mg)の混合物を
2日間加熱還流させて共沸脱水を行ない、吸引濾過する
ことにより橙色砂状固体(8,55f )を得た。元素
分析を測定したところC51,46%、 H5,98%
、 N 8.97%。
Si 9.54%なる値を示し、C15Hly N20
s、sSi・H20(303,40)に対する計算値C
51,46%、H6,31X、N9.24X、Si9.
26Nに一致した。赤外吸収スペクトルは第4図に示す
通りであり、6700〜2100z’ 水和水ならびに
カルボキシル基のOH結合に基づく幅広い吸収、169
5cm−1にカルボキシル基のC=O結合忙基づく吸収
、1635 tyn−’ Ic CH−N結合に基づく
吸収、1180〜9oocIn−1に5i−0結合に基
づく吸収を示した。以上の結果から生成物が下記式で示
されるN−(p−カルボキシベンジリデン)γ−(2−
アミノエチル)アミノプロピルポリシルセスキオキサン
であることが明らかとなった。
01、s S i CH2CH2CH2NHCH2CH
2N = CH(yC00H実施例 5 γ−[2−(エチレンジアミノ)エチルコアミノプロピ
ルポリシルセスキオキサン(1水和物;4.5Of)、
酢酸(11,68F)、p−ブロモベンズアルデヒド(
4,60f )の混合物を1日間加熱還流させて共沸脱
水を行ない、揮発成分を減圧留去後真空乾燥することに
より褐色粘稠物(7,895”)を得だ。該粘稠物は数
日放置したところ固化した。元素分析を測定したところ
C45,90%、H6,53%。
N 10.59%、 Si 7.08Xなる値を示し、
C14H25N302,5BrSi −H20(381
,36)に対する計算値C44,09X、H6,08%
、N11.02%、 S17.37% に一致した。赤
外吸収スペクトルを測定したところ340077F+ 
 付近に水和水に基づく吸収、16.40cm−11c
 CH=N結合に基づく吸収、1220〜890σ−1
に81−〇結合に基づく吸収を示した。以上の結果から
生成物が下記式で示されるN−(p−ブロモベンジリチ
ン)γ−[2−(エチレンジアミノ)エチル〕アミノプ
ロピルポリシルセスキオキサンであることが明らかとな
った。
01.5sicH2cH2CH2NHCH2CH2NH
CI−i2cH2N−CH−o−Br実施例 6 実施例1から5にお込て詳細に記述したのと同様な方法
により、第1表に記載したポリシルセスキオキサンを合
成した。なお、第1表には合成した各ポリシルセスキオ
キサン化合物の赤外吸収スペクトル(1r)における特
性吸収値および元素分析結果をも併せて略記した。
実施例 7 実施例1で得られたN−(p−ブロモベンジリデン)γ
−(2−アミノエチル)アミノプロピルポリシルセスキ
オキサンを界面活性剤ツイーン80を含む生理食塩水に
加えて規定量の試料を含む試料溶液を作成した。該試料
溶液を、エールリッヒ癌細胞数5 X 106個を有す
るCDFI系マウス(雄)6匹の腹腔内に0.5 yd
ずつ9日間連続注射投与した。60日間にわたる延命効
果の結果から、平均生存日数(MST)を求め、対照群
(60匹)の平均生存日数と比較することによりT/C
%を算出した。即ち、平均生存日数を験体(T)と対照
体(C)について求め’r7’cxio。
(%)で算出した。その結果、投与量を200■/匂と
した場合、マウス6匹中の生き残り数は4匹であり、そ
のMSTは45,0日以上であった。これに対し、対照
群のMSTは16.4日であった。従ってN−(p−ブ
ロモベンジリデン)γ−(2−アミノエチル)アミノプ
ロピルポリシルセスキオキサンの投与、i200my/
Kfに於けるr/c%は274以上と計算され、エール
リッヒ癌に対して顕著な制癌活性を示すことが明らかと
なった。
実施例 8 実施例1で得られたN−、(p−ブロモベンジリデン)
γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルポリシルセス
キオキサンを界面活性剤ツイーン80を含む生理食□塩
水に加えて規定量の試料を含む懸濁液を作成した。該試
料溶液ヲ、腹腔内にウォーカ−カルジノサルコーマ25
6癌細胞数lX105個を有するスブラグドーレイ系ラ
ット(雄)6匹に対して、腹腔内注射を5日間連続して
施し1ケ月間にわたって延命効果を調べた。その結果を
第2表に示した。
第  2  表 実施例 9 実施例2で得られたN−(p−フルオロベンジリデン)
γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルポリシルセス
キオキサンを用すて実施例7と同様にしてマウスのエー
ルリッヒ腹水癌に対する試験を行なった。その結果を第
3表に示した。
第  3  表 実施例 10 実施例6〜6で得られた各ポリシルセスキオキサンを用
いて実施例7と同様にしてマウスのエールリッヒ腹水癌
に対する試験を行なった。その結果を第4表に記載した
【図面の簡単な説明】
4で得らiた化合物の赤外吸収スペクトルノ測定結果で
ある。 特許出願人 徳山曹達株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  一般式、 (式中nは1又は2の整数を示し、Bは水素原子又はメ
    チル基を示し、Arは非置換あるいは置換基Xを有する
    ベンゼン環を示し、置換基Xは・・ロゲン原子、水酸基
    、アルキル基。 アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、カルバミド基、カ
    ルボキシル基、カルボキシル基の塩型基、エステル基、
    ジ(アルキル)アミノ基、ビス(ハロアルキル)アミノ
    基、スルホン酸基、及びスルホン酸基の塩型基からなる
    群から選ばれた基である。)で表わされる構造単位を有
    するポリシルセスキオキサン。
  2. (2)一般式、 (式中nは1又は2の整数を示し、Bは水素原子又はメ
    チル基を示し、Arは非置換あるいは置換基Xを有する
    ベンゼン環を示し、置換基Xはハロゲン原子、水酸基、
    アルキル基。 アルコキシ基、ニトロ基、シアン基、カルバミド基、カ
    ルボキシル基、カルボキシル基の塩型基、エステル基、
    ジ(アルキル)アミノ基、ビス(ハロアルキル)アミノ
    基、スルホン酸基、及びスルホン酸基の塩型基からなる
    群から選ばれた基である。)で表わされる構造単位を有
    するポリシルセスキオキサンヲ有効成分とする制癌剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6210138A (ja) * 1985-07-06 1987-01-19 Tokuyama Soda Co Ltd ポリシルセスキオキサン
WO2021186922A1 (ja) * 2020-03-19 2021-09-23 信越化学工業株式会社 オルガノポリシロキサンおよびそれを含有する硬化性組成物

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