JPS5916326Y2 - ゴミ箱 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はゴミ箱に関し、更に詳しくは、上向きのゴミ
投入用開口を備えたゴミ箱において、ゴミ投入用開口の
周端縁の一部から路上向きに延びるゴミ案内用ついたて
板を一体に設けたゴミ箱に関する。

ゴミ箱、特に紙クズ箱には、紙クズを直接投入用開口ま
で運んで投入しないで、遠方から投げ入れることがよく
ある。

しかしこのように遠方から投げると的（開口）をはずす
ことが多く、落ちたゴミをゴミ箱に入れなおさなければ
ならない破目になり、不愉快な思いをすることが多い。

この考案はこのような事情に鑑みなされたもので、その
主要な特徴の一つは、ゴミ投入用開口の一部周端縁つま
りゴミ箱本体に相当する幅の後端縁にゴミ案内用ついた
て板を一体に設けたことであり、これによって投げられ
たゴミが的（開口）をはずれても、ついたて板に当たれ
は゛、ゴミ箱内に案内され、ゴミを入れなおすという不
愉快な機会を少なくすることができる。

更にこのついたて板は、若干手前に傾斜すると共に左右
両側で手前に彎曲折するよう構成され、当ったゴミがよ
り確実にゴミ箱内に案内されるようにしている。

更にそのついたて板には、その付根に水平スリットを有
し、それによってゴミ袋の開口周端の一部を挿通可能と
し、ついたて板の形成によってゴミ袋の装着が難しくな
るのを防いでいる。

以下図に示す実施例に基づいてこの考案を詳述する。

まず第１図において、プラスチック製紙クズ箱１は、上
向きのゴミ投入用開口２の周端縁のうち後部分から路上
向きに延びるゴミ案内用ついたて板３を一体に設けてい
る。

なお１１は箱本体である。

このついたて板３は、若干手前に傾斜する主板部４とそ
の両側で上方（垂直）に延びる両側板部５．６からなり
、主板部４の付根には水平スリット７を形成している。

従って手前からゴミを投げて的（開口、２）をはずして
も、ついたて板３によって、その内面に当たったゴミは
紙クズ箱１内に入り得ることになり、投げられたゴミの
紙クズ箱に入る確率が高くなる。

特に投げられたゴミが向かいやすいゴミ投入用開口２の
後端辺の全幅についてついたて板３が設けられているの
で、その確率が高くなり、更についたて板３が折曲する
両側板部５，６を有しているので当たったゴミをより確
実にゴミ箱に投人できる。

もちろんこれによって、落ちたゴミを拾って再度投入す
るという不愉快な機会が少なくなる。

更にこのついたて板３は、紙クズ箱１のゴミを他の袋な
どの容器にすてる場合に、ゴミの導入板として使用でき
る。

一方この紙クズ箱１のようなゴミ箱には後しまつを容易
にするためよくポリ袋又は紙袋などのゴミ箱が内部に入
れられる。

そしてこの除袋の上周縁は箱の周縁から外側下へ折り曲
げられ、ゴミが全て袋の中に入るようにしている。

ところがこの紙クズ箱１にはついたて板３を設けている
ので袋を上のように装着できない。

そこでついたて板３の付根に形成した水平スリン１−７
に袋の上縁を挿通することによって上と近い状態に袋を
装着する。

つまり水平スリット７によって袋を箱に固定し、且つゴ
ミができるだけ袋と箱の間に入り込まないようにできる
。

もちろん袋の固定を確実にするため、更にゴム輪を外側
からはめ、袋上周縁の折り曲げ部及び水平スリット７を
挿通した上縁部を押えてもよい。

次に第２〜４図において、厚紙製紙クズ箱１ａは、六角
柱状の有底箱本体１１ ａにゴミ案内用ついたて板３ａ
を有している。

このついたて板３ａは、本体と一体で若干内側に傾斜し
て上方へ延びる基板部８ａと、この基板部に装着され、
更に上方へ延びる上板部９ａとからなっている。

更に基板部８ａは主板部分１０ ａとその両側板部分１
２ ａ、 １３ ａとからなり、主板部分は第３図に示
すように本体１１ ａの一つの壁板１４ａをそのまま上
方へ延長した板素材に切込みを入れその部分を重ねて接
着する（接着部：１５ａ）ことによって内側への傾斜を
形成している。

なお１６ ａ、 １７ ａ。１８ ａはそれぞれ水平ス
リット、１９ ａは底板である。

また上板部９ａは、箱本体１１ ａの上向き開口２ａの
上周縁のうちついたて板３ａを設けていない部分を形成
するために切除した残り材を用いている。

以上のような構成の紙クズ箱１ａも、第１図の紙クズ箱
１と同様、ついたて板３ａによって、投げられたゴミが
紙クズ箱外に落ちる機会を少なくできる。

また第４図のごとく各水平スリット１６ａ、 １７ａ、
１８ａにポリ袋の上縁（例えば２０ａ）を挿通させる
ことによって、ポリ袋を使用可能状態に装着できる。

紙クズ箱の材質は、以上の実施例とは異なり、一枚の金
属薄板でもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案に係るゴミ箱の一実施例の斜視図、第
２図は他の実施例の斜視図、第３図はそのＡ部の基板部
拡大図、第４図は第２図の縦断面図である。 １．１ａ・・・・・・紙クズ箱、３，３ａ・・・・・・
ついたて板、７．１６ａ、 １７ａ、 １８ａ・・・・
・・水平スリット。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上向きのゴミ投入用開口を備えたゴミ箱において、ゴミ
   投入用開口の周端縁のうち、ゴミ箱本体に相当する幅の
   後部分から若干手前に傾斜して上向きに延びると共に左
   右両側で彎曲折するゴミ案内用ついたて板を一体に設け
   、且つそのゴミ案内用ついたて板が、その付根に水平ス
   リットを有し、それによってゴミ袋の開口周端の一部を
   挿通可能としたゴミ箱。