JPS59162903A - 安定化された脱水用溶剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は脱水用ハロゲン化炭化水素系溶剤組成物に関し
、より詳しくは銅および銅合金や亜鉛製品に対して安定
な新規な組成物例関するものである。

従来よ勺金属、プラスチック、ガラス、セラミックス製
品あるいはそれらの組合せよりなる各種の機械部品や電
子部品の製造、加工工程では、汚れの除去を目的として
水洗をはじめとして、種々の水による処理が行なわれて
いる。かかる工程の後、物品に付着した水滴あるいは水
分を除去する手段として、トリクロロトリフルオロエタ
ンの如き・・ロダン化炭化水素系溶剤に各種界面活性剤
を添加してなる脱水用組成物を使用する方法が知られて
おり、例えば特公昭４５−５４１９７号公報、特開昭４
９−１２９９６１号公報などに開示されている。甘だ、
かかる脱水用組成物についても界面活性剤に特徴を有す
る提案が種挿なされているが、これらはいずれも脱水性
能については十分満足できるものの、銅製品や亜鉛製品
を乾燥処理する場合、次のような難点が認められるもの
である。即ち、脱水用組成物の浸漬浴は銅や亜鉛を腐食
し、その組成物自体も着色や白濁を生起し、特に界面活
性剤として１級アミン系のものが使用される場合には前
記傾向が顕著に認められ改善が望まれていたものである
。

本発明者らは、前記の如き問題点に鑑み種々検討を重ね
た結果、安定剤として特定のインド−で顕著な安定性を
示すことを見出し、本発明に到達したものである。

すなわち、本発明の第１は、ハロゲン化炭化水素系溶剤
に、界面活性剤と、安定剤として次の構造式（１）で示
されるインドール誘導体類が添加されてなる組成物であ
る。

また、本発明の第２は、ハロゲン化炭化水素系溶剤に界
面活性剤と、安定剤として前記（１）で示されるインド
ール誘導体類およびニトロアルカン類が添加されてなる
組成物である。

本発明において、前記（１）式で示されるインドール誘
導体類としてはＸがＮＨである２−メルカプトベンゾイ
ミダゾール、Ｘが０である２−メルカプトベンゾオキサ
ゾール、ＸがＳである２−メルカプトベンゾチアゾール
が挙げられ、これらは、それぞれ単独で用いてもよいし
、２種以上を併用してもよい。また置換基を有するもの
も採用可能である。捷た。ニトロアルカン類とシテハ、
ニトロメタン、ニトロエタンが好適であるが、２−二ｌ
・ロプロパンなども採用可能であり、通常は炭素数１−
３個のニトロアルカン類から選定きれる。

本発明の第１は特に銅製品に対する安定性を向上させた
本のであり、インドール誘導体類の添加量は、特に限定
されないが１通常は特定界面活性剤を含有する・・ロゲ
ン化炭化水素系溶剤組成物１００重量部当り０．００２
〜１．０重量部、好ましくは０．００５〜０．１重量部
の範囲が選定される。

本発明の第２は、特に亜鉛系製品に対する安定性を向上
させたものであり、インドール誘導体類の添加量は、第
１の発明と同様の範囲が選定される。さらに、併用する
ニトロアルカン類の添加量は、界面活性剤が添加されて
なるハロゲン化炭化水素系溶剤組成物１００重量部当シ
５− ０．００１〜３重量部、好オしくけ０．０１〜１．０重
量部の範囲から選定される。これら添加量の範囲は、余
りに少量では安定化効果が認められず。

捷た添加量を多量にしてもそれに見合う効果は期待でき
々いものである。

本発明に用いるハロゲン化炭化水素は分子中に弗素、塩
素あるいは臭素原子を少なくとも１個含有する炭素数１
−４の常温で液体の難燃性ないし不燃性の化合物であり
、例えば、１．１．２−トリクロロ−１，２，２−）リ
フルオロエタン、　１，１．２．２−テトラクロロ−１
，２−ジフルオロエタン、　トリクロロフルオロメタン
、ジクロロブロモフルオロメタン、トリクロロエタン、
　トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、塩化メ
チレン、四塩化炭素などである。また、必要に応じては
、これらの１２１以上の混合物あるいは、仙溶剤との混
合物を用いることもできる。

特に、　１．１．２−）ジクロロ−１，２，２−）リフ
ルオロエタンは不燃性、低毒性に加えて、化学的に極め
て安定で加水分解も受けにくく、プラスチック、エラス
トマー等を溶解しないので基材をいため＝　６一 ることなく安全に、金属、有機高分子、ガラス、老ラミ
ック等各種の固体表面より水分を除去することができ、
また低沸点であるため溶剤の蒸発が速く、特に乾燥工程
を必要としない点で最も適した溶剤といえる。

而して、前記主成分・・ロダン化炭化水素系溶剤に添加
される界面活性剤とＩ〜ては、特に限定されること々く
、従来より公知のものなどが広範囲にわたって例示はれ
、例えばアミン類とし７てヘキシルアミン、オクチルア
ミン、２−エチルヘキシルアミン、オクチルアミン、２
−エチルヘキシルアミン、ドテシルアミン、エチルブチ
ルアミン、ヘキシルメチルアミン、ブチルオクチルアミ
ン、ジブチルアミン、オクタデシルメチルアミン、トリ
エチルアミン、トリブチルアミン、ジエチルオクチルア
ミン、テトラデシルジメチルアミン等があげられる。酸
としては吉草酸、カプロン酸、カプリル酸、ラウリル酸
、ペラルゴン酸、ステアリン酸、ソルビン酸、ラウリル
スルフォン酸、ドテシルベンゼンスルフォン酸等があげ
られる。

本発明により安定化された溶剤組成物は、種棒の用途に
使用され得るが、特に脱水剤組成物として好適であり、
精密機械器具、プラスチック製品、プリント基板、電子
機器部品、メッキ製品の後処理としての乾燥に適してい
る。

以下実施例、比較例により本発明をよｐ詳細に説明する
。

実施例１〜２６、比較例１〜１５ 各種安定剤化合物を添加した場合、添加しない場合につ
いて、加熱還流腐食試験、常温浸漬腐食試験および変色
試験を実施した。溶剤組成物としては次のものを使用し
た。

１．１．２−１−リクロロー１．２．２−）リフルオロ
エタン　９９５重量％アルコキシアルキルアミンとペラ
ルゴン酸との反応生成物０．５重量％加熱還流腐食試験
は、下記の通りである。即ち３００ｍ１の丸底フラスコ
に安定剤を所定量添加した溶剤組成物を２００ｖ入れ、
気相および液相に金属片（３０ｘ２０ｘ２％）各２枚を
存在させ、恒温槽にて加熱還流を４８時間行なった後、
金属片の表面状態および原色の変化程度を調べ、それぞ
れ判定は次の通シ行なった。金属片の表面状態は◎：研
磨直後の光沢を保持しているもの、○：やや光沢減少が
認められるもの、△：かなり光沢減少が認められるもの
、×：全面腐食であり、また原色の変化程度は◎：変化
なし、○：少し着色、×：濃く着色である。また、金属
片の表面状態が○以下の評価であったものについては腐
食減量を測定した。

常温浸漬腐食試験は下記の通りである。即ち１００ｄの
蓋付サンプルビンに安定剤を所定量添加した溶剤組成物
１００ｖを入れ、液相に金属片（３０Ｘ２０Ｘ２％）を
つるし、室温にて７日間放置後、金属片の表面状態およ
び変色の変化程度を調べ１判定方法は加熱還流腐食試験
と同様に行ない、金属片についても同様と］〜だ。

変色試験は、下肥の通りである。即ち３００ｍ１の丸底
フラスコに安定剤を所定量添加した溶剤組成物を２００
２入れ、１５日間加熱還流した後外観および透明度を測
定した。透明度は４６０μｍ（黄色）の波長による吸光
度法により測定した３第１表は加熱還流腐食試験（実施
例１〜１１、９− 比較例１〜６）、第２表は常温浸漬腐食試験（実施例１
２〜２２、比較例７〜１２）、第３表は変色試験（実施
例２３〜２６、比較例１５〜１５）の結果をそれぞれ示
したものである。

実施例２７〜５６ 各種界面活性剤を添加した溶剤組成物に２−メルカプト
ベンゾチアゾール０．０２重骨量及びニトロメタン０．
１重量％を添加して加熱還流腐食試験を行なった。この
結果を第４表に、　示す。

一１〇− −１３− 第４表　　加熱還流腐食試験 １４−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （リ　ハロゲン化炭化水素系溶剤に （ａ）　　界面活性剤と （ｂ）　　安定剤として次の構造式（１）で示されるイ
   ンドール誘導体類 が添加されてなる安定化された脱水用溶剤組成物。 （２）ハロゲン化炭化水素系溶剤に （ａ）　　界面活性剤と （ｂ）　　安定剤として次の構造式（１）で示されるイ
   ンドール鰐導体類 およびニトロアルカン類が添加されてなる安定化された
   脱水用溶剤組成物。 （３）ハロゲン化炭化水素系溶剤が弗素化塩素化飽和炭
   化水素である特許請求の範囲第１ＬＪたけ第２項記載の
   安定化された脱水用溶剤組成物。 （４）弗素化塩素化飽和炭化水素がトリクロロトリフル
   オロエタンである特許請求の範囲第３項記載の安定化さ
   れた脱水用溶剤組成物。 （５）　　界面活性剤がアミン類単独貫たはアミン類を
   酸類で中和した混合物である特許請求の範囲第１項また
   は第２項の安定化された脱水用溶剤組成物。