JPS5916279B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPS5916279B2
JPS5916279B2 JP50085998A JP8599875A JPS5916279B2 JP S5916279 B2 JPS5916279 B2 JP S5916279B2 JP 50085998 A JP50085998 A JP 50085998A JP 8599875 A JP8599875 A JP 8599875A JP S5916279 B2 JPS5916279 B2 JP S5916279B2
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amplitude
harmonic
scale factor
memory
line
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JP50085998A
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ドイチユ ラルフ
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Nippon Gakki Co Ltd
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Nippon Gakki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は発生楽音の含有高調波をその音の振: 幅エ
ンベロープの大きさに応じて制御する電子楽器に関し、
また発生音の基本波周波数の音域に応じて音強度(ラウ
ドネス)を制御する電子楽器に関する。
オーケストラ楽器の聴取テスト及び分析によれ’0 ば
、望ましい楽音の音質は振幅エンベロープの大きさが増
大するにしたがつて高調波成分を増しエンベロープ振幅
が減少するにしたがつて高調波成分を減少させるという
ことによつて得られるということがわかつている。
このような高調波成分゛5(含有高調波)の変調は特殊
な合成音の発生にとって好都合である。第1図は合成さ
れた楽音の振幅エンベロープ10の典型例を示す。
アタックの初期の部分11の間振幅は、O(時間T。)
から時間Tiにおける00最大振幅に増大する。その後
時間Ti乃至T2の間にエンベロープ振幅12はサステ
イン値13に減少する。このサステイン値13は時間T
3においてデイケイが発生されるまで維持される。鍵盤
楽器において、このデイケイ14はキーが開放され’5
るとき開始しエンベロープ振幅が0に下降する時間T
4において終了する。この発明によれば発生される音の
高調波成分はエンベロープ10の振幅に比例する。
例によつて示せば第1図の左側の縦軸は0から127ま
での”0 目盛範囲の相対振幅目盛りを示す。右側の縦
軸は発生音に含まれる高調波成分の最大数をエンベロー
プ振幅に夫々対応して示す。この例によればエンベロー
プ振幅が7より小さいときの単一のフーリエ成分からエ
ンベロープ振幅が120と127’5 の間のときの1
6個のフーリエ成分という最大数の高調波含有までの範
囲がある。この発明の主な目的は電子楽器においてある
高調波変調を行うた)7−めの装置を提供することであ
る。
この発明の他の目的は異なる可聴周波数における音強度
に対する耳の不均等な感度を補償するための強度目盛り
づけを与えることである。
人間の聴取能力は高周波においてよりも低周波のほうが
より感度が低いということが周知である。特に耳の応答
性は約1000Hz(C5音の近傍)の周波数における
よりも約60Hz(C3音の近傍)の周波数における方
が20dbから30db感度が低い。この周波数依存の
平均聴取損失を克服するためにパイプオルガン及び良好
な電子楽器は、聴取者が全音階音にわたつてほぼ一定の
音強度を受けるように目盛付けられた強さの音を発生し
ている。たとえばパイプオルガンではかかる振幅調整は
聴取者が同じ相対強度を感じるまで個々のパイプに流れ
る空気を調節することによつて行つている。または異な
る音を発生するために個々の発振器を使用する電子楽器
においては、振幅の目盛付けは各発振器出力レベルの調
整によつて得ている。他の技術では電子楽器からこれに
関するパワー増幅器へのオーデイオ信号線にバスブース
トフイルタを使用することである。典型的にはかかるバ
スブーストフイルタはC2音を約20〜30dbだけ増
幅し、約E3音以上のすべての音に対してはほぼ1の利
得を有するようになされている。バスブーストフイルタ
技術に関する問題は不均等な高調波強調の点である。
例えばC2音が演奏されれば、基本波20〜30dbだ
け強調されるが、第2次高調波は10dbだけ強調され
、第3次高調波はほとんど振幅は変更しないままである
。かくして音C2の音質はC2よりもより高い音又はC
3の音とは明らかに異つた音となるだろう。更に高調波
に対する基本波の非常に著しい強調は、低音階音特にペ
ダル音に対して望ましくないブーミ一効果を生じる。こ
の発明の他の目的は相対的な高調波成分に影響を与える
ことなく電子楽器によつて発生される音の強度を目盛付
けるための装置を提供することである。
これは全楽音範囲にわたつて同じ強度及び同じ音質を有
する音の発生を可能にする。これらの目的は特願昭47
−65873号(特開昭48−90217号)の明細書
中に記載された形式の電子楽器によつて達成される。か
かる電子楽器において楽音は、楽音波形の連続するサン
プル点QRにおける振幅X。(QR)を実時間内で計算
をしこれらの振幅を計算をしながら音に変換することに
よつて形成される。各サンプル点振幅は関係式に従つて
規則的な時間Tx中に計算をされる。
ただしqは時間Txごとに増分される整数である。値n
=1、2、3・・・・・・・・・・・・・・・Wは計算
されるフーリエ成分の次数を表し、Cnはn次成分の相
対振幅を決定をする係数である。計算される波形の周期
、即ち発生される音の基本周波数は楽器の鍵盤スイツチ
により選択された周波数ナンバーRによつて決定される
。発生された音のエンベロープ10(第1図)の振幅は
時間に依存するスケールフアクタS(t)によつて決定
される。
この実施例においてスケールフアクタS(t)はアタツ
ク及びデイケイスケールフアクタメモリから供給され、
これらのメモリは各発生音のアタツク及びデイケイ期間
中適宜読み出される。この発明によれば各発生音の高調
波成分はそのエンベロープ振幅に応答して変調される。
特に各波形サンプル点振幅計算に含まれるフーリエ成分
の数はスケールフアクタS(t)に比例する。この値S
(t)はサンプル点振幅X。(QR)が計算される時点
でエンベロープ振幅を決定する。S(t)に部分的に比
例し波形振幅計算に含まれる最高次のプーリ工成分を決
定する値Nmaxを得るために適宜の回路が使用される
。このようにして発生された音は値Nmaxより小さい
か等しい次数のフーリエ成分のみを含むこととなる。か
くして高調波変調が達成される。エンベロープ振幅が小
さいとき発生される音のスペクトラムには低次のフーリ
エ成分のみが存在する。エンベロープ振幅が大きいとき
はより多くの振幅成分が存在する。この実施例において
最高次のフーリエ成分は次のによつて与えられる。
ただしkは定数であり、大括弧は商よりも次に大きい整
数の値をNmaxが有することを示している。これを具
体例によれば、値S(t)はO〜127の範囲を持ち、
kは8、値NmaxはOと16の間である。これは第1
図図小のものに相当する。もしS(t)が83に等しけ
れば括弧内の商は10375となるであろう。従つて振
幅計算に含まれる最高次のフーリエ成分はNmax−1
1となる。もちろんこの発明は上記特定の数字例または
第2式の適用に限定されるものではない。エンベロープ
振幅と最大フーリエ成分次数との間に他の関係を採用す
ることもできる。すべての発生音に対して表面上等しい
強度を得るために、この発明は基本周波数依存振幅メモ
リ回路を採用する。選択された音のオクターブまたは一
のオクターブは読み出された周波数ナンバRから確認さ
れる。計算されたサンプル点振幅XO(QR)は、その
後、発生楽音の基本周波数に対する人間の耳の相対感度
によつて決定される量だけ目盛付けられる。例えば、選
択された音がC2であるならば計算された波形サンプル
点振幅には8が乗数され18dbの強調を行う。
これは値X。(QR)をシフトレジスタにおいて3ビツ
ト位置だけ左側にシフトすることによつて容易に達成す
ることができる。他の方法によれば、各高調波成分Cn
を発生音を含むオクターブまたは半オクターブ音域に依
存する量だけ適宜目盛付けするようにしてもよい。以下
、この発明を添付図面の実施例に関して詳細に説明しよ
う。この発明における高調波変調と音声目盛付けの両者
は第3図に示す電子楽器20に組み込まれている。
一つの鍵盤スイツチ21が押圧されるたびに楽器20は
サウンドシステム22を経て対応する音を発生する。発
生される音の振幅エンベロープはオアゲート23を経て
ライン24に供給されるスケールフアクタS(t)の一
組により決定される。アタツクとサステインの期間中値
S(t)は第5図に詳細が示される適当なアタツクデイ
ケイ制御ロジツク26により制御されたスケールフアク
タメモリ25から読み出される。また鍵盤スイツチ21
が離されたとき始まるデイケイ期間中スケールフ27か
ら読み出される。音が発生する間、組成フーリエ成分は
以下に記述されたようにして個々に計算される。
各波形振幅計算に含まれるこれらのフーリエ成分の最大
数Nmaxは割り算回路30によつて決定される。この
実施例は第4図に詳細が示される。回路30はライン2
4からのスケールフアクタの値S(t)を受け第2式の
計算を行う。ライン31の回路30の出力は第2式の値
Nmaxを示す信号である。コンパレータ32はライン
31の信号により指定された最大次数Nmaxと今計算
されたフーリエ成分の次数nを比較する。n>Nmax
であれば、コンパレータ32はこのフーリエ成分が振幅
計に含まれることを妨げる抑止信号ライン33に供給す
る。このようにして発生音はNmaxに等しいか小さい
次数のフーリエ成分だけを含むこととなる。すなわちこ
れは発生音の含有高調波がエンベロープ振幅に部分的に
比例することを意味する。楽器20において、順次波形
サンプル点振幅XO(QR)は第1式に従つて実時間内
で計算される。
発生音の基本周波数は鍵盤スイツチ21の選択に応答し
て周波数ナンバメモリ35(第3図)から読み出される
周波数ナンバRによつて決定される。周波数ナンバRは
選択された音の音名とそのオクターブ音域の両方を表わ
す。第6図に関連して詳細が述べてある適宜なラウドネ
ス目盛付けロジツク36は選択された音の周波数に対す
る人間の耳の相対的感度に比例するラウドネススケール
フアクタL(8)を設定する。計算された各サンプル点
振幅X。(QR)はサウンドシステム22による再生の
まえに乗算器37において上記ラウドネススケールフア
クタL(R)が乗算される。他の例として各高調波係数
Cnが第6図に一点鎖線で示したスケーラ38において
ラウドネススケールフアクタL(8)と乗算されるよう
にしてもよい。どちらの場合も結果は楽器20により発
生された全ての音が等しいはつきりとしたラウドネスを
有する。電子楽器20(第3図)において個々のプーリ
工成分F(n)は連続的な計算時間TCPlからTCp
l6の間個々に計算される。かかる各期間に相当する値
nはライン40に与えられる。クロツク41はモジユロ
Wのカウンタ42に期間Tcp毎にパルスを供給する。
カウンタ42の内容は次数nを示し、ライン40に信号
を供給する。計算時間Txの夕イミングパルスはカウン
タ42からのりセツトパルス(時間TCPl6毎に発生
する)を遅延回路44でわずかに遅延することによりラ
イン43に供給される。各フーリエ成分はアキユームレ
ータ45で累算される。
従つて各々の計算時間Txの最後にはアキロームレータ
45の内容は現時サンプル点QRの波形振幅XO(QR
)を示す。パルスTxが生じるとアキユームレータ45
の内容を乗算器37とゲート46を経てデジタル−アナ
ログコンバータ47に移す。アキユームレータ45はそ
の後クリアされすぐに計算の始められる次のサンプル点
のフーリエ成分の累算に備える。デジタル−アナログコ
ンバータ47は今計算された波形振幅に対応する電圧を
サウンドシステム22に供給する。
これらの計算は実時間内に行なわれるから、コンバータ
47から供給されるアナログ電圧は、そのとき周波数ナ
ンバメモリ35からライン48に供給されている周波数
ナンバRによつて設定された基本周波数を有する楽音波
形を含む。各計算期間Txの始めにおいて、ゲート49
を経て供給される周波数ナンバRは音加算器50の前の
内容に加算される。
従つてライン51を経て供給される加算器50の内容は
今計算されている波形サンプル点を示す値(QR)を表
わす。音加算器50はモジユロ2Wが好ましい。ここで
Wは楽器20により計算される最高次数のフーリエ成分
である。各計算タイミングパルスTcpはライン52を
経てゲート53に供給される。
このゲート53は値QRを高調波加算器54に供給し、
高調波加算器54は各振幅計算期間Txの終りにクリア
される。従つて高調波加算器54の内容は、各計算期間
TCPl〜TCPl6において値(QR)によつて増加
される。だから加算器54の内容は値(NqR)を表わ
す。この値(NqR)はライン55に与えられる。アド
レスデコーダ56はライン55を介して受π入された変
数NqRに対応する値Sin−NqRを正1ス1弦関数
記憶装置57から読み出す。
正弦関数記憶π W装置57はSin−
φ(但しOくφく一)の値を間1X70構成することが
できる。
ここでDはメモリの分割度定数とよばれる。この構成に
よつて、最初の計π算期間TCPlの間に値Sin−Q
Rがライン58に供1スIる。
従つて、一般的には、カウンタ42の内容によつて明示
される個々の第n次成分の値π Sin.7.nqRが正弦関数記憶装置57から供給さ
れる。
高調波係数Cnの一組が高調波係数メモリ60に記憶さ
れる。
各正弦波関数の値はライン58に供給され、n次成分に
対応する高調波係数Cnがライン40から値nを受ける
メモリ読出し制御回路61により上記メモリ60から読
み出される。読み出された値Cnはライン63を経て高
調波係数スケーラ64に供給され、ここでライン24に
生じている値S(t)と乗算される。ライン65を経て
供給される計算結果S(t)Cnは高調波振幅乗算π器
66においてライン58の値Sin.7.nqRに乗算
される。
乗算器66の出力、即ち今計算されたフーリエ成分の値
はライン67を経てアキユームレータ45に供給される
このようにして連続的なフーリエ成分の組は連続的な期
間Txの間計算される。これらの成分を累算し、そして
、コンバータ47によりアナログ波形に変換することに
より所望の音を発生させることができる。第4図に示す
のは、発生音の含有高調波をエンベローブ振幅の関数で
変調するための回路例である。
この実施例において、振幅スケールフアクタS(t)は
Oから127までの範囲の相対振幅目盛りに対応する7
ビツトの2進数の形でライン24に供給される。各2進
スケールフアクタの個々のビツトはライン24−1(最
上位ビツトMSB)から24−7(最下位ビットLSB
)に並列的に供?y七+11回路30において、各スケ
ールフアクタS(t)は定数k=8で割算される。
これはライン24−5からライン24−7に含まれる3
つの下位ビツトを切捨てることにより達成される。これ
は3ビツト位置だけ右シフト(下位桁へのシフト)を実
行して23=8による割算を実行することと等価である
。これによりライン24−1〜24−4の信S(t)号
は量−を表わすことになる。
加算回路70はこの量に1(例えば2進数0001)を
加算する。その結果、出力31(ビツトライン31−1
〜31−4から成る)に現われる4ビツトの2進信号は
、k=8として前記第2式で与えられる量Nmaxを表
わす。例えば、もしS(t)−83とすると、ライン2
4一1から24−7は2進数値1010011を含むこ
とになる。
従つて出力ライン31−1から31−4は10進数11
に対応する2進数1011を含むことになる。換言すれ
ば、相対振幅83の信号により振幅計算に含まれる最高
次のプーリ工成分はNmO=11である。上記のように
今計算しているフーリエ成分の次数nはカウンタ42に
より決定される。
好都合に、このカウンタはモジユロW=16であり、ジ
グネテイクス社のタイプSIG828lの16ステート
バイナリカウンタのような普通の集積回路を用いて実現
できる。カウンタ42は、今計算しているn次のフーリ
エ成分を表わす4ビツトの2進出力をライン40−1〜
40−4に供給する。コンパレータ32は同様にジグネ
テイクス型SIG8269のような普通の集積回路で実
現できる。この回路はライン31と40の入力を比較し
、n>Nmaxのときライン33に抑止信号を供給する
。他の例において、回路30はNm2Oの値を貯えるメ
モリ67(第4図で一点鎖線で示した)に置き換えても
よい。
メモリ読み出しデコーダ68はライン24から現在のス
ケールフアクタS(t)を受け、対応する値Nmaxを
メモリ67から読み出す。記憶するNmaxの値は設計
上の選択事項であるが、第1図の左縦軸に与えられた相
対振幅に対応して右縦軸に示すような値とすることがで
きる。高調波係数メモリ60とそれに連合するメモリ読
み出し制御回路61の両者は−ジグネテイクス型SIG
8223のような普通の集積回路リードオンリメモリを
用いて実現できる。この回路は使用者が所望する高調波
係数Cnの一組を保有するようにプログラムできるスト
レージアレイ(記憶系列)を有する。例えば、デイアパ
ーソン音声の場合下記第1表のように記憶値がこれらの
組に対応するようにすることができる。同集積回路は2
進アドレス情報を受ける読み出し制御回路を含む。
かくして、ライン40の2進信号はこの制御回路61に
直接供給され、ライン40に生じるnの値に対応する高
周波係数Cnをメモリ60から読み出させる。同集積回
路は抑止あるいは「テツプイネイブル」入力を含む。比
較器出力ライン33はこの入力に接続される。その結果
、n>Nmaxのときはいつでも高調波係数メモリ60
からの読み出しは抑止され、出力Cnはライン63に供
給されない。その結果、高調波係数スケーラ64の出力
はOとなる。従つて高次のフーリエ成分は所望の通り正
確に振幅計算から除去される。図示しないがライン33
の抑止信号はライン63のゲートの抑止に用いることが
できる。
そしてこのようにしてスケーラ64に供給される値Cn
を妨げる。スケーラ64自体は普通の乗算回路により実
現でき、あるいはジグネテイクス型SIG8243のよ
うな標準集積回路を用いても実現できる。第5図は、音
発生のアタツク、サスティン及びデイケイ期間の間中、
エンベロープ振幅スケールフアクタS(t)を供給する
回路を例示したものである。
この実施例において、アタツク及びデイケイ期間の長さ
は発生された音の周期の一定の数に対応する。例えば最
初のアタツク11(第1図)の存続期間(TO−T1)
は発生音の基本周波数の一A周期の16個分に相当させ
てもよい。
同様にアタツクの部分12は一周期の48個分の存続時
間(TO−T2)を有するようにすることができる。そ
して、デイケイ14は一周期の32個分の存続時間(T
3〜T4)を有するようにすることができる。第5図の
実施例においてアタツクとデイケイ期間は音加算器50
の関係において設定される。
モジユロ2Wのこの加算器50は発生音の各周期の始め
にりセツトされる。例えば、電子楽器20がW=16の
フーリエ成分を計算するように構成され、ほとんどのパ
イプオルガンの音を合成するのに十分であるとすると、
加算器50は2W−32を越えるごとにその内容がりセ
ツトされる。従つて音加算器50がりセツト(計数値3
2に達したとき)されるごとにライン72に得られる信
号は発生音の新しい周期の始まりを示す。同様に音加算
器50が計数値16に達したとき得られるライン73の
出力は各周期の最初の半分の完成を示すことになる。
ライン72と73はオアゲート74に接続され、発生音
の各半周期毎に生じる信号をライン75に供給する。同
様に発生音の各周期毎に生じる信号ぱ、加算器50が計
数値8、16、24、32に達するごとに得られる信号
がオアゲートJモVを経て結合されることによりライン7
6に得られる。
次の第2表と第3表は、音加算器50が現在の波形サン
プル点(QR)を確認しか2発生音の各周期の終りにり
セツトを行なう動作の理解の助けになる。
従つて第2表は周波数テンバーメモリ35に記憶された
周波数ナンバRの典型的値を示す。各周波数ナンバRは
対応する音の基本周波数に直接比例し、発生音の各周期
の間発生波形振幅XO(QR)が計算されるサンプル点
の数に反比例する。第3表は3つの異つた音の発生中の
順次計算期間Txにおける音加算器50の内容を示す。
例えば音C7の発生の間、加算器50は各計算期間Tx
の間量R−1、0000によつて増大される。従つて正
確に32個のこれらの期間が音発生に要求される。−周
期のパルスは期間Tx=8、16、24、32のときに
ライン76(第5図)に生じる。
同様に音G6の発生の間、加算器50は各計算期間ごと
に値R−0.7494によつて増大されることになる。
これらの期間欲が42よりわずか★★に大きいことがこ
の音の基本周波数の一周期の発生に要求される。従つて
一周期の信号は計算期間Atx−11、22、33、4
3のときにライン76に与えられることになる。
アタツクとデイケイの間、スケールフアクタS(t)は
発生される音の各全周期または半周期または一周期毎に
新しくされる。
この選択は対応するAライン72,75又は76とスケ
ールフアクタタイミングライン79を結合するスイツチ
78(第5図)によりなされる。
アタツクとサステイン期間の間スケールフアクタS(t
)はアタツクサステインスケールフアクタメモリ25か
ら供給される。
第5図の実施例において、このメモリ25は、個々の値
S(t)を保有する複数の記憶部25−1〜25−Pを
有する。最初のアタツク部分11と12(第1図)の間
、これらの記憶されたスケールフアクタは夫々に対応す
る複数の位置81−1〜81−Pを有する並列読込み型
シフトレジスタ81の制御により順次に読み出される。
これらの位置81−1〜81−Pの1つだけが2進の゛
1゛ビツトを含む。この″1゛ビツトを含むレジスタ位
置に対応するメモリ25の記憶部はスケールフアクタS
(t)をライン82に供給し、更にアンドゲート83と
オアゲート23を経てライン24に供給する。このよう
なアタツクサステインスケールフアクタメモリ25の読
み出しは鍵盤スイツチ21が閉じられるごとに始められ
る。
例えば、音C7が対応するスイツチ84が閉じられるこ
とによつて選択されると、信号がライン85とオアゲー
ト86を経て単安定マルチパイプレータ87に供給され
る。これはメモリ25の読み出しを開始する押鍵パルス
をライン88に生じる。特定的に、押鍵パルスはシフト
レジスタ81の読込み制御入力に供給され、位置81−
1に2進1r゛ビツトを送入させ、レジスタ81の他の
全ての位置に2進゛0゛ビツトを送人させる。
押鍵パルスはまたアンドゲート90を能動にするために
フリツプフロツプ89を状態゛1゛にセツトすする。
従つてライン79の周期または半周期または全周期のパ
ルスはアンドゲート90を経てレジスタ81のシフト入
力に与えられる。結果として、このレジスタ81に含ま
れる2進数信号61”ビツトはライン79に生ずる各パ
ルスによつて次から次へとその位置を進められる。こう
して、順次スケールフアクタS(t)は選択音の順次周
期の発生に比例する速度でメモリ25から読み出される
。好都合なことに、記憶位置25−1〜25〜1は、振
幅エンベロープ10のアタツク部分11(第1図)を発
生する適宜のスケールフアクタS(t)を含む。位置2
5−(1+1)から25−Pは減衰振幅のアタツク部分
12を発生するために必要なスケールフアクタS(t)
を含む。第1図の時間T2に対応するアタツクの終りは
、レジスタ81の単一の″F”ビツトが位置81−Pに
達したとき生じる。このとき信号はライン92を経てフ
リツプフロツプ89のりセツト入力((代)に供給され
る。これはフリツプフロツプ89を10゛状態にりセツ
トし、これによつて更にシフトパルスがレジスタ81に
供給されないようにアンドゲート90を不動作にする。
記憶位置25−Pに保有される最後のアタツクスケール
フアクタS(t)はライン24を経て、選択された鍵盤
スイツチ21が離されるまで供給され続けるこのように
して記憶位置25−Pのスケールフアクタはサステイン
期間13の間エンベロープ10(第1図)の振幅を設定
する。
他の振幅エンベロープ構成10″は第2図に示される。
ここでアタツクは時間′]V,で終る振幅増加部分11
のみを有する。サステインは、アタツク中に達した最大
振幅である最後の振幅に等しい振幅でただちに開始する
。デイケイ14′は鍵盤スイツチが離される時間T′3
に開始する。第2図のような振幅エンベロープを用いて
この発明で達成される高調波変調ぱ、第1図のような振
幅エンベロープを用いた高調波変調の「完全」に比較し
て[不完全」ということができる。不完全高調波変調は
またスイツチ93a及び93bを完全位置Cから不完全
位置1に切り換えることにより第5図の制御ロジツク2
6によつて実行される。
これが行なわれると、アタックサステインスケールフア
クタメモリ25の読み出しは、レジスタ81の単一の゛
1”ビツトが位置81一iに達したとき終る。このとき
信号はライン94とスイツチ93aを経てフリツプフロ
ツプのりセツト入力に供給される。結果としてアンドゲ
ート90はレジスタ81のシフトを終らせるように不動
作にされ、記憶位置25−1に貯えられる最大振幅スケ
ールフアクタはサステイン期間13′(第2図)の間ラ
イン24への供給を続ける。デイケイは、選択された鍵
盤スイツチ21が離されると始まる。デイケイ期間の問
音の発生を続けるのを容易にするように、周波数ナンバ
メモリ35は対応する鍵盤スイツチ21に各々関連する
フリツプフロツプ96の組に応答して読み出される。従
つて音C7,Dl,Clのためのスイツチ84,97,
98は各フリツプフロツプ96−1y96−Q,96−
rのセツト入力(S)に接続される。従つて例えば、ス
イツチ84が閉じられると、フリツプフロツプ96−1
はセツトされ、信号はライン99を経て供給され、音C
7に関連する周波数ナンバRがメモリ35から読み出さ
れる。鍵盤スイツチ84が離されるとき、フリツプフロ
ツプ96−1はすぐにはりセツトされない。その結果、
ライン99の信号はハイレベルを保持し、選択された周
波数ナンバがデイケイ期間の間中メモリ35から読出さ
れ続ける。しかしながらスイツチ84を開くことはオア
ゲート86の出力をローレベルにする原因になる。結果
として、インバータ101は単安定マルチパイプレータ
102をトリガするハイレベルの出力を供給する。これ
によリデイケイ開始信号をライン103に生ずる。この
信号はデイケイスケールフアクタメモリ27から振幅ス
ケールフアクタS(t)をライン24に供給させる。つ
まり、デイケイ開始信号はフリツプフロツプ104を状
態11゛にセツトする。
これはアンドゲート83を不動作とし、メモリ25から
のスケールフアクタをライン24に達しないようにする
。フリツプフロツプ104からの出力1はライン105
を経てアンドゲート106に供給され、デイケイスケー
ルフアクタメモリ27からのスケールフアクタS(t)
をライン107とオアゲート23を経てライン24へと
導く。ライン103のデイケイ開始信号はまたデイケイ
スケールフアクタメモリ27を読み出すのに用いられる
並列読込みシフトレジスタ108の読込み制御入力に加
えられる。
このシフトレジスタ108はレジスタ81と同様にメモ
リ27の記憶位置27−1から27−kに各々対々する
108−1から108−kの複数の位置を有する。デイ
ケィの開始において単一の2進6F゛ビツトはライン1
09とスイツチ93bを経てシフトレジスタ108に加
えられる。
完全高調波変調(第1図)の場合6F゛ビツトは位置1
08−jに加えられる。この場合、記憶位置27−jは
アタツクサステインスケールフアクタメモリ25の記憶
位置25−1に貯えられた値に近いか一致する値を有す
るスケールフアクタS(t)を含むことが好ましい。第
2図のような不完全高調波変調の場合、゛1゛ビツトは
レジスタ位置108−1に加えられる。好ましくは対応
する記憶位置27−1に含まれるスケールフアクタはア
タツクサステインスケールフアクタメモリ25の記憶位
置25一Pに貯えられる値に非常に近いか等しいことで
ある。フリツプフロツプ104の出力6F゛は、ライン
79からレジスタ108のシフト入力に一周期または半
周期または全周期のパルスを加えるアンドゲート110
を能動にする。従つてデイケイスケールフアクタS(t
)は単一の6「”ビツトがレジスタ108でシフトされ
るにともなつてメモリ27から順次に読み出される。こ
れは、曲線14(第1図)または14″(第2図)に沿
つた発生音の減衰振幅を生じさせる。どちらの場合も単
一の″F゛ビツトが最後の位置108−kに達したとき
終る。
このときデイケイ終了信号がライン111に生ずる。こ
の信号は全てのフリツプフロツプ96をりセツトし、周
波数ナンバーメモリ35からの選択周波数ナンバの読み
出を終了し、これにより音の発生を終る。更にデイケイ
の終了信号はフリツプフロツプ104を10”状態にり
セツトする。これはアンドゲート106を不動作にし、
アンドゲート83を能動にする。これは次に鍵盤スイツ
チが押圧されたときメモリ25からのアタツクスケール
フアクタをライン24に供給することを保証する。完全
と不完全のアタツクとデイケイの振幅スケールフアクタ
S(t)の例を下記第4表に示す。
第6図は低周波数における人間の聴覚の減退を補償する
ために発生楽音のラウドネス(音の大きさ)を制御する
回路例を示す。この実施例においてラウドネスはF3音
から下の音域で半オクターブ低くなる毎に6dbづつ増
加する。各6dbの増加はラウドネスを2倍にする。つ
まり、ラウドネス目盛付はロジツク36は発生音のラウ
ドネスの相刻増加を設定するラウドネススケールフアク
タL((代)の一組を記憶するメモリ115を含む。
典型的にはこれらのラウドネススケールフアクタL(R
)は下記第5表に示す値を有する。上記第5表において
、スケールフアクタL(R)は各半オクターブ音域に対
応して10進数で示されている。
例えば、第2オクターブの低い方の半分(音C2からF
2を含む)のスケールフアクタL((代)は10進値8
である。アキユームレータ45からライン116に供給
される各計算された波形サンプル点振幅X。(QR)は
乗算器37でこの値L(R)と乗算される。増幅された
振幅値L(R)XO(QR)は乗算器37からゲート4
6を経てデジタル−アナログコンバータ47に供給され
る。その結果、サウンドシステム22の発生音は振幅が
18dbだけ増強される。スケールフアクタL(8)は
、ライン117を経てメモリ115から乗算器37に供
給される。
このメモI川15は、周波数ナンバメモリ35からライ
ン119を経てオクターブ情報を受ける制御回路118
により読み出される。好都合にメモリ35は周波数ナン
バRと関連したオクターブコードの両者を記憶する。前
記第5表に示したように記憶部35aに記憶されたオク
ターブコードは、最初の3ビツトは選択音の属するオク
ターブ音域を示し、最後の1ビツトはそのオクターブ音
域で選択音が属する半オクターブ音域を示す4ビツトの
2進数である。例えば音C2の場合、オクターブコート
0100はその音が第2オクターブのICC.l、十八
車八)I本JLイソ1j−)上記構成において、メモリ
115とそれに関連する読み出し制御回路118は共に
シグネテイクス型SIG223のような普通の集積回路
リードオンリメモリを用いて実現できる。ライン119
のオクターブを示す2進数コードはこの装置のアドレス
入力に直接供給される。メモリ自体は第5表に示したよ
うな適当なラウドネススケールフアクタを含む。2進処
理において、乗算器37は波形振幅XO(QR)を値L
(R)によつて示された位置だけ左にシフトするシフト
レジスタで簡単に構成することができる。
1つの位置だけ左にシフトすることは2を掛けることに
相当し、これにより6dbのラウドネスの増加を生ずる
このような動作において、メモリ115に貯えられるス
ケールフアクタL(R)は振幅XO(QR)が左へシフ
トされる位置の数を示す。例えば、もし18dbのラウ
ドネスの増加が望まれると、メモリ115は10進数8
を掛けることに対応する3ビツト位置左シフトを指示す
る数を記憶すればよい。他の例として、乗算器37を除
去し、ライン63に供給された個々の高調波係数Cnを
夫々目盛るためにラウドネススケールフアクタL(8)
を使用してもよい。
つまり、ライン117からのスケールフアクタL(8)
はライン63に挿入されたスケる。目盛られた高調波係
数L(角Cnは、記憶された高調波係数Cnの代わりに
高調波係数スケーラ64に供給さぺ所望のラウドネスの
増強が達成される。スケーラ38は普通の乗算回路か2
進シフトレジスタかあるいはシグネテイクス型8243
,のような集積回路で構成することができる。周波数ナ
ンバーメモリ35に記憶された各オクターブコードの他
の例として、スケールフアクタメモリ115を周波数ナ
ンバR自体に応答して読み出してもよい。これの達成に
は、読み出された周波数ナンバRをライン48を経てデ
コーダ回路121に供給する。このデコーダ121は選
択された音のオクターブ音域あるいは半オクターブ音域
を値R自体から直接確める。例えば、前記第5表に示す
ように、0.03125と0.0417の間の周波数ナ
ンバをもつ音は第2オクターブ音域の低い方の半分に含
まれる。デコーダ121は相応するオクターブ情報をラ
イン122を経て制御回路118に供給し、メモリ11
5から適宜のラウドネススケールフアクタを読み出す。
以上のよう 2にしてラウドネス調整が達成され、低周
波数音における人間の耳の感度の減退を補償する。以下
この発明の実施態様を要約して記憶する。
1.楽音波形の順次サンプル点の振幅を実時間に計算す
ることによつて楽音波形を合成し、前記 乏波形振幅の
計算を実行しながら楽音信号に変換するようにし、楽音
波形のフーリエ成分を個々に計算しかつこれらのフーリ
エ成分を合算することにより各波形振幅を計算するとと
もに、前記楽音波形のエンベロープ振幅を決定する時間
5変化のスケールフアクタによつて目盛られる一組の
記憶された高調波係数に従つて前記プーリ工成分の相対
振幅を設定するような発生装置を有する電子楽器におい
て、前記サンプル点振幅計算を行うごとに、前記エンベ
ロープの相対振 3幅に部分的に比例する含有高調波指
定数値を前記スケールフアクタに応じて与える第1の装
置と、前記発生装置に協働してかつ前記第1の装置に応
答して前記含有高調波指定数値によつて指定された或る
フーリエ成分を前記サンプル点 4振幅計算から排除す
る抑止装置とを具え、前記エンベロープの相対振幅に応
答して前記楽音波形の含有高調波を変調するようにした
電子楽器。
9 台←世μ51f!士嬰ふミ 会9和リム一,r
町呼Hh4.定数によつて割り算しその商をまるめて前
記含有高調波指定数値を得る割り算回路を有し、前記抑
止装置は、前記割り割回路によつて得られる商をまるめ
ることによつて得られるものよりもより高い次数を有す
るフーリエ成分を前記サンプル点計算から排除するよう
にした前記第1項記載の電子楽器。
3.S(t)Maxが前記エンベロープの最大相対振幅
であり、Wが前記サンプル点計算に含まれうる最高次の
フーリエ成分であり、かつ前記定数がら(T,)Max
値?に最も近くかつ大きい整数である 前記第2項記載の電子楽器。
4.前記第1の装置が、それぞれエンベロープ振幅スケ
ールフアクタ値の異なる範囲に関連する1組の含有高調
波指定数値を記憶するメモリと、現在のスケールフアク
タを含む領域を確認しかつ前記メモリからその領域に関
連する含有高調波指定数値を読み出す制御装置とを具え
る前記第1項記載の電子楽器。
5.前記発生装置は、楽音波形発生の各アタツク、サス
テイン、デイケイ部分中連続するスケールフアクタ値が
読み出される1またはこれ以上のアタツク、サステイン
、デイケイスケールフアクタメモリを有し、前記スケー
ルフアクタ値が前記第1の装置で利用されるべく供給さ
れる前記第1項記載の電子楽器。
従つて波形の振幅値XO(QR)を規則的な時間間隔T
xごとに計算する第1の装置を有し、qは時間Txごと
に増大される整数、n=1、2、3・・・・・・・・・
・・・・・・Wは各波形振幅計算に含まれるフーリエ成
分の次数を示し、Cnは対応するn次成分の相対振幅を
決定する係数であり、Rは選択された音の基本周波数を
特定をするナンバであり、S(t)はアタツク、サステ
イン、デイケイ中、各音のエンベロープ相対振幅を決定
する時間依存のスケールフアクタであり、この第1の装
置は、選択された音に関連するRに対して各計算時間T
xの区間中各次数nに対して値π Sin,,nqRを発生する第1の回路と、前記第1応
して係数Cnを与える高調波供給回路と、現在のサンプ
ル点振幅計算に含まれるべき最高次のフーリエ成分を特
定する値Nmaxを決定し、この値Nmaxは現在発生
されているスケールフアクタS(t)に部分的に比例す
るものであり、前 5記高調波係数供給回路をして次数
n>Nmaxのすべての係数に対して値Cn=Oを供給
させる高調波抑止回路と、各音の発生中スケールフアク
タS(t)を供給し、前記供給された係数Cnを現時的
に供給される値S(t)によつて目盛り、目 10盛ら
れた振幅係数S(t)Cnを得るアタツク/デイケイス
ケールフアクタ回路と、前記第1の回路によつて与えら
れる各正弦値と前記アタツク/デイケイスケールフアク
タ回路からの対応する振幅係数とを乗算する高調波振幅
乗算器と、前 15記高調波振幅乗算器からの積を各計
算時間Tx中合算して各波形振幅XO(QR)を得るア
キユムレータとを含み、更に、発生音の現在の相対振幅
に依存する高調波成分を含有する楽音を、前記第1の装
置に応答して前記得られた振幅か 20ら発生する第2
の装置を有し、アタツク、サステイン及びデイケイの間
中発生音の相対振幅に応じて含有高調波が変調される楽
音を得るようにした電子楽器。
7.前記高調波抑止回路は、現在与えられたスケ 25
ールフアクタS(t)を定数kによつて割り算し、この
商をまるめて整数にした値に等しい値Nmaxを得る割
算器と、前記割り算器から与えられた値Nmaxと現在
の次数nとを比較し、n>Nmaxの時に前記高調波形
数供給回路に抑 30止信号を与える比較器とを有し、
前記抑止信号は供給された係数CnをOに等しくする前
記第6項記載の電子楽器。
8.前記第1の装置は、選択し得る音に対応して1組の
値Rを記憶する周波数ナンバメモリと、 35前記周波
数ナンバメモリから選択されたスイツチに関連する値R
を読み出す音選択スイツチ回路と、値(QR)を得るた
めに時間Txごとに読み出された値Rだけ増大される2
W進の音加算器とを更に含み、前記アタツク/デイケイ
ス 40ケールフアクタ回路は、スケールフアクタの組
を記憶するアタツク、デイケイスケールフアクタメモリ
と、前記音加算器の内容によつて設定されながら発生音
の連続周期または部分周期の発生に一致した速さでアタ
ツク、デイケイスケールフアクタメモリから前記スケー
ルフアクタを連続的に読み出すアタツクデイケイ制御論
理回路とを有する前記第6項記載の電子楽器。
9.前記選択された音の周波数における聴取感度に逆方
向に関係する強度スケールフアクタL(代)を選択され
た音の周波数ナンバRに応答して発生する強度目盛付け
論理回路と、与えられた強度スケールフアクタL(R)
によつてそれぞれ発生されたサンプル点振幅X。
(QR)を目盛付けする目盛付け器とを具え、発生され
る楽音の強度を低周波における聴取者の減少する聴取感
度を補償するようにした第6項記載の電子楽器。0.各
音が別々に計算されるフーリエ成分の含算によつて実時
間内に合成され、各音の相対振幅が音合成のアタツク及
びデイケイ部分中変化される電子楽器において、前記音
の現在の相対振幅に比例して前記合算からある組成フー
リエ成分を排除する高調波変調装置を具えた電子楽器。
1.合成される音の相対振幅を決定する時間変化のスケ
ールフアクタを与えるアタツク/デイケイスケールフア
クタ装置を具え、前記高調波変調装置は、前記相対振幅
に比例をする数値を前記スケールフアクタを定数によつ
て割り算することによつて与える割り算器と、前記数値
を受入し電子楽器と協働してすべての成分の合算から前
記数値よりもより高い次数を有するプーリ工成分を抑止
するフーリエ成分抑止装置とを有する前記第10項記載
の電子楽器。
2.フーリエ成分を個々に計算し、これらを合算して各
サンプル点振幅を得ることによつて楽音波形の連続的な
サンプル点振幅を実時間内に計算し、得られた振幅を楽
音に変換し、得られた音の基本周波数は各フーリエ成分
計算に利用される周波数ナンバによつて決定されるよう
な音発生装置を有する電子楽器において、前記発生装置
から前記周波数ナンバを受入しこの周波数ナンバによつ
て決定される基本周波数に関連する強度スケールフアク
タを与える強度目盛付け回路と、前記回路から強度スケ
ールフアクタを受けとりかつ前記発生装置と協働し、前
記強度スケールフアクタと前記得られた振幅とを乗算す
る乗算装置とを具え、発生楽音の強度の増強により低周
波数における人間の耳の聴取感度を補償するようにした
電子楽器。
13.前記音発生装置が、音選択スイツチと、音階音に
関連する周波数ナンバ値を含む周波数ナンバメモリとを
具え、前記音スイツチの一つの選択により関連する周波
数ナンバを前記メモリから前記発生装置及び前記強度目
盛付け回路に供給するようにし、更に、前記強度目盛付
け回路は、異なるオクターブ音域または1オクターブの
部分音域に関連する一組の強度スケールフアクタを含む
スケールフアクタメモリと、前記供給された周波数ナン
バによつて特定される基本周波数を有する音を含むオク
ターブまたは部分オクターブに関連する強度スケールフ
アクタを前記スケールフアクタメモリから読み出すメモ
リ読み出し制御回路とを具える前記第12項記載の電子
楽器。
14.前記周波数ナンバメモリが更に、各周波数ナンバ
に関連するコードを含み、このコードは周波数ナンバの
オクターブまたは部分オクターブを特定し、前記メモリ
読み出し制御回路が前記コードに応答をする前記第13
項記載の電子楽器。
15.前記フーリエ成分がアキュムレータで合算され、
前記乗算装置は前記合算値の楽音への変換前に前記アキ
ユムレータで得られた各合算値と前記強度スケールフア
クタとを乗算する回路を具える前記第12項記載の電子
楽器。
16.各フーリエ成分の振幅が、対応する高調波係数に
よつて決定され、前記乗算装置は前記強度スケールフア
クタと前記高調波係数のそれぞれを乗算をする目盛付け
回路とを具える前記第12項記載の電子楽器。
【図面の簡単な説明】
第1図は楽音の振幅エンベロープの典型例を示すグラフ
、第2図は別の振幅エンベロープを示すグラフ、第3図
はこの発明の電子楽器の一実施例を示す電気的プロツク
線図、第4図はエンベロープ振幅の関数として各波形振
幅計算に含まれるフーリエ成分の数を限定する回路例を
示す概略プロツク線図、第5図はアタツク、サステイン
、及びデイケイのスケールフアクタS(t)を得る回路
の電気的プロツク線図、第6図は発生された音の基本周
波数の関数としてラウドネス目盛付けを達成する回路の
電気的プロツク線図である。 20・・・・・・電子楽器、25・・・・・・アタツク
サステインスケールフアクタメモリ、27・・・・・・
デイケイスケールフアクタメモリ、30・・・・・・割
り算回路、35・・・・・・周波数ナンバメモリ、36
・・・・・・ラウドネス目盛付けロジツク。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 楽音波形の順次サンプル点の振幅値が当該サンプル
    点におけるフーリエ成分を個々に計算しこれら各成分を
    合算することによつて計算され、この計算において各フ
    ーリエ成分の相対振幅は夫々に対応する高調波係数によ
    つて設定されるとともに、楽音波形のエンベロープ振幅
    は時間的に変化する振幅スケールファクタによつて設定
    される方式の電子楽器において、現時的な前記振幅スケ
    ールファクタの大きさに応じて含有高調波指定信号を供
    給する装置と、供給された含有高調波指定信号に応じて
    所定のフーリエ成分を前記サンプル点振幅計算から排除
    する抑止装置とを具え、前記楽音波形中に含有する高調
    波成分を前記エンベロープ振幅の相対的大きさに応じて
    変調するようにした電子楽器。 2 特許請求の範囲第1項記載の電子楽器において、前
    記楽音波形の基本周波数の音域に応じて前記計算された
    サンプル点振幅値を重みづける装置を更に具え、低周波
    音域における人間の聴取感度の低下を補償し得るように
    したことを特徴とする電子楽器。
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