JPS59161544A - 建造物の表面保護方法 - Google Patents

建造物の表面保護方法

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JPS59161544A
JPS59161544A JP3524983A JP3524983A JPS59161544A JP S59161544 A JPS59161544 A JP S59161544A JP 3524983 A JP3524983 A JP 3524983A JP 3524983 A JP3524983 A JP 3524983A JP S59161544 A JPS59161544 A JP S59161544A
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building
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buildings
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博 上野
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OHIRA KOGYOSHO KK
OOHIRA KOGYOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、建造物の表面保護方法に関する。
海岸、河川、砂漠、砂丘等に近接し、若しくはその中に
構築された鉄鋼若しくはコンクリート製の建造物、例え
ば橋梁、堤防、鉱物資源採掘所等においては、その外表
面が風害、砂害、塩害、凍害により浸蝕され、その建造
物自体の耐久性の点で重大なる影響を受けているところ
である。
すなわち、海岸や砂漠、砂丘等においては、大小様々の
砂が存在するため、強風によりその砂が地表から舞い上
って飛来し、建造物の外表面に繰り返し衝突する。この
砂は建造物の外表面を恰もサンドブラスト機にかけた如
く少しずつ浸蝕破壊し、コンクリート製建造物の場合に
は鉄筋やPCケーブルが露出するに至り、その耐久性を
著しく低下させている。
また鉄骨構造の建造物の場合には、サンドブラスト的現
象により鉄骨断面が減少しコンクリート製の場合と同様
著しく耐久性を低下させて(する。
従来においてもかかる浸蝕害に対して、各種塗料や各種
合成樹脂等により建造物表面を塗膜処理し、その耐久性
の維持を図る試みがなされて(するが、これら従来の手
段においては凍害、風害、塩害に対して短期的にはある
程度の有効性がみられるものの、風、水とともに飛来す
る砂による浸蝕と、塩害、凍害等の相粱作用のため、短
期間のうちに建造物表面の塗装やコーティングがφJ離
、脱落せしめられ、その耐久性を著しく低下せしめるこ
とへの対策は何等考慮されて0な力\つだ。
本発明の主たる目的は、上述した砂による建造物表面の
浸蝕を有効に防止し、その耐久性の低下を招来しない建
造物の表面保護方法の提供にある。
本発明の他の目的は、耐熱、耐寒、耐水、耐油、耐薬品
、耐候、耐オゾンの緒特性に優れかつガス透過性にも優
れた建造物の表面保護層を形成することができ、建造物
を長期間にわたって各種浸蝕害より保護し得る建造物の
表面保護方法の提供にある。
かかる本発明の目的は建造物の表面に、弾性のあるゴム
、合成樹脂等からなる表面保護層を所定の厚さに形成す
ることを特徴とする建造物の表面保護方法及び建造物の
表面に、シリコン樹脂系の浸透型撥水防水剤を含浸させ
た後、弾性のあるゴム、合成樹脂等からなる所定厚の表
面保護層を形成することを特徴としてなる建造物の表面
保護方法により達成される。
海岸や砂漠、砂丘等の地域に構築された鉄骨若しくはコ
ンクリート製の建造物の外表面は、台用来襲時のような
風速30〜5Qm/sのような強風は稀なこととしても
、平常時においても風速10〜20m/s程度の風に晒
されている。
風速と砂粒子との力学的関係については、例えば直径2
1111Rの砂粒子が風速13+11/S程度の風によ
り移動を開始し、地表面を転勤したり、地表面の形状に
よっては空中に跳躍したり浮遊したりすることが知られ
ている。この傾向は砂粒子の粒径が小さくなれば顧著に
なることはいうまでもない。
このような空中を浮遊し、風による運動エネルギーを保
有した無数の砂粒子は、建造物の外表面に衝突するが、
本発明者はこのような砂粒子の衝突による建造物外表面
の浸蝕を防止すべく鋭意研究の結果、弾性のある各種の
ゴム、合成樹脂等による一定厚の表面保護層を建造物の
外表面に形成することによって、上述した砂粒子による
浸蝕を防止し得ることを見出し、本発明を完成するに至
ったものである。
本発明は上述した弾性のあるゴム、合成樹脂等をコンク
リート製、鉄骨製等の建造物の外表面に一定の厚さに塗
布し、表面保護層を形成することによって、砂粒子の衝
撃力を吸収することを基本的原理とするものである。
次に本発明を詳)ボすると、表面保護層を形成すべきコ
ンクリート製の建造物の外表面を予め清掃し、油分、ゴ
ミ、カビなどを取り除く。また外表面のクランク等には
予め公知の充填材を充填し、調整しておく。処理面を充
分に乾燥した後、有機溶剤に溶解したシリコン樹脂系の
浸透型撥水防水剤を常温下で塗布する。塗布手段として
スプレーを用いる場合には処理面から20〜3QcII
+程度の位置から上記浸透型撥水防水剤を吹き付ける。
尚塗布手段としてはスプレーのほか、ハケ、ローラ等を
用いることもできる。
本発明にあける前記撥水防水剤の使用は、処理面に浸透
型撥水防水剤を含浸させることによって、強力な防水効
果を得ることにより外部よりの水の侵入を防止し、反面
通気性をもたせ、さらに後述する表面保@層と処理面と
の接着性を向上させるためである。
次に弾性のあるゴム合成樹脂等を、予め夫々専用のプラ
イマーで処理した前記処理面に対しスプレー、ハケ、ロ
ーラー等を用いて常法により塗布し、0,1〜b を形成する。
表面保護層の膜厚は、本発明者らの実験により決定され
たものであって、膜厚をQ、1mm未満とすると一様な
表面保護層を形成することが困難であり、一方膜厚が3
1!1mを越える保護層を必要とする砂粒子の衝突エネ
ルギーは現実には極めて頻度が少ないからである。
また表面保護層の膜厚は力学的観点からも実験された結
果であり、図面に示すように建造物1の表面に塗布され
た表面保護R2に対し、直径d miの砂粒子3が飛来
した場合には砂粒子3の衝突力Fl、表面保護層2の圧
縮応力をΣF2(Ft。
F2はベクトルを意味する)とすると、E1≦Σ自2の
関係が成立するように弾性度のちがう表面保護層2の場
合をも勘案して膜厚を選定したものである。
このようにして建造物1の外表面に表面保護層2を形成
し、放置乾燥させる。この硬化した表面保護層2は、建
造物1の外表面に飛来する無数の砂粒子3の運動エネル
ギーをすぐれた圧縮復元力によって吸収し、砂粒子3が
建造物1の外表面を直接的に浸蝕することを阻止する。
したがって従来の塗料や各種合成樹脂による外表面の保
護方法に比べ、建造物自体の耐久性を格段に向上し得る
ものである。
ここで表面保護層2の材質について説明すると、合成樹
脂のうちシリコン系の合成樹脂、例えば変性アルキルシ
リコン系樹脂が前記表面保r!1.層2として好適であ
る。
変性アルキルシリコン系樹脂について詳)ホラると、シ
リコン系樹脂のアルキル基として、メチル基の代わりに
変性アルキル基を結合させ、耐アルカリ性を向上させた
樹脂であって、その代表物性値を第1表に示す。
第1表 変性アルキルシリコン系樹脂の代表物性値表第
2表 次に表面保冷層2の耐久性についての実験結果を説明す
る。
第2表に示すように本発明により膜厚Q、3mmに形成
した表面保護層2は、30秒間のサンドブラスト状態に
もかかわらず何の影響も受けず、強大な耐久性を示した
30秒間のサンドブラスト状態は、建造物の自然環境下
におりる耐用年数に換桿すると約5年位に相当するもの
と考えられ、本発明により形成した表面保護層2は充分
な耐久性を有することが理解できる。
またシ1ノコン樹脂の一例として変性アルキルシリコン
系樹脂を用いた場合には、耐熱性、耐寒性に優れ、いず
れの温度においても物性の変化が少なく、いかなる場所
の建造物に対して本発明を適用できるものである。
ざらに変性アルキル基を有する変性アルキルシリコン系
樹脂を用いて表面保護層を形成した場合には、耐アルカ
リ性に優れ、特にコンクリート製建造物の外表面保護と
して好適である。
さらにシリコン系樹脂特有の耐油、耐水、耐薬品性、強
接着性、耐候性、耐オゾン性、ガス透過性等の緒特性を
有効に発揮させることができ、建造物の外表面を各種の
浸蝕から保護Jる画期的な方法を提供し得たものである
尚上述した説明においては、建造物の外表面に撥水性防
水剤を塗布した後表面保rI1層を形成する場合につい
て説明したが、撥水性防水剤を施工せず、外表面に直接
表面保護層を塗布形成することもできる。
この場合にも上記各種の特性を発揮し得ることはいうま
でもない。
また、コンクリート製建造物のほか、鉄骨製の建造物、
レンガ、プラスターボード、スレート板、モルタル等各
種の建材よりなる建造物の外表面における各種の浸蝕害
を、有効に防止することのできる極めて実益性の大なる
表面保護方法を提供し得たものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の基本的原理を示す省略断面図である。 1・・・・・・建造物、2・・・・・・表面保護層、3
・・・・・・砂粒子持  許  出  願  人  上
    野       博聞     株式会社大平
工業所 代  理  人  弁理士  佐  々  木    
 功 イー゛・ゼ;\・5語1.、、、:、l、) 手続補正書く自発〉 昭和58年4月22日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第35249号 2、発明の名称 建造物の表面保護方法 3、補正を覆る者 事件どの関係   特許出願人 東京都三鷹市牟礼4−3−36 上   野     博  (他1名)4、代理人  
〒 105 東京都港区虎ノ門1丁目11番7号 第2文成ビル5階 (6317)  弁理士 佐々木 功 5 補正の対や 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 6、補正の内容 (1)明細書第8頁第2表中、[II!J圧1とあるを
、「膜厚」と補正づる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)建造物の表面に、弾性のあるゴム、合成樹脂等か
    らなる表面保護層を所定の厚さに形成することを特徴と
    する建造物の表面保護方法。 Cl2)  建造物の表面に、シリコン樹脂系の浸透型
    撥水防水剤を含浸させた後、弾性のあるゴム、合成樹脂
    等からなる所定厚の表面保護層を形成することを特徴と
    してなる建造物の表面保護方法。
JP3524983A 1983-03-05 1983-03-05 建造物の表面保護方法 Granted JPS59161544A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3524983A JPS59161544A (ja) 1983-03-05 1983-03-05 建造物の表面保護方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3524983A JPS59161544A (ja) 1983-03-05 1983-03-05 建造物の表面保護方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59161544A true JPS59161544A (ja) 1984-09-12
JPH0424496B2 JPH0424496B2 (ja) 1992-04-27

Family

ID=12436552

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JP3524983A Granted JPS59161544A (ja) 1983-03-05 1983-03-05 建造物の表面保護方法

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5272779A (en) * 1975-12-16 1977-06-17 Abc Trading Co Complex corrosion resistant structure
JPS5757776A (en) * 1980-09-26 1982-04-07 Toagosei Chem Ind Co Ltd Water absorption inhibitor composition

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5272779A (en) * 1975-12-16 1977-06-17 Abc Trading Co Complex corrosion resistant structure
JPS5757776A (en) * 1980-09-26 1982-04-07 Toagosei Chem Ind Co Ltd Water absorption inhibitor composition

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JPH0424496B2 (ja) 1992-04-27

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