JPS59160907A - 電気機器 - Google Patents

電気機器

Info

Publication number
JPS59160907A
JPS59160907A JP3644083A JP3644083A JPS59160907A JP S59160907 A JPS59160907 A JP S59160907A JP 3644083 A JP3644083 A JP 3644083A JP 3644083 A JP3644083 A JP 3644083A JP S59160907 A JPS59160907 A JP S59160907A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copolymer
electrical
oil
monovinyl
substituted aromatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3644083A
Other languages
English (en)
Inventor
滝川 尚二
寺西 清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority to JP3644083A priority Critical patent/JPS59160907A/ja
Publication of JPS59160907A publication Critical patent/JPS59160907A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Insulating Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気機器に関する。さらに詳しくは低温におい
ても安定した電気特性を維持しうる電気機器に関するも
のである。
電気機器たとえば電カケープル、変圧器、コンデンサは
一般に導体上に電気絶縁紙などの繊維質絶縁体および/
またはポリエチレンテレ7タレート、ポリカーボネート
、ポリフェニレンオキサイドなどのプラスチック絶縁体
のテープを纏巻し、これを電気絶縁油に含浸して構成さ
れている。
この絶′縁油としては従来使用されているナンテン系鉱
 油の原料であるナフテン系原油が次第に枯渇したため
、近年、低粘度のパラフィン系鉱冨油の活用が注目され
ている。しかしパラフィン系鉱 油は低温で固化し易く
粘度が高く、そのまま絶縁油として利用した場合冬期や
寒冷地においては低温で流動性を失ない、熱放散を困難
にし、絶縁油としての機能を果せない状態となる。
か\る情況下、2本発明者らは鋭意検討した結果、本発
明に到達した。すなわち本発明は、水素化された共役ジ
エン−モノビニル置換芳香族炭化水素共重合体を含有さ
せてなるパラフィン系鉱油を電気絶縁油として有するこ
とを特徴とする電気機器である。
本発明における共役ジエンとしてはブタジェン。
インプレン、13−ペンタジェン、13−へキサジェノ
、13−オクタジエン、24−デカジエンおよびこれら
の2種以上の混合物があげられる。好ましいのはブタジ
ェンおよびイソプレンである。
モノビニル置換芳香族炭化水素としてはスチレン、ビニ
ルトルエン(3−メチルスf レン+ 4−メチルスチ
レンなど)、4−エチルスチレン、1−ピニルナフタリ
ン、2−ビニルナフタリンおよびこれらの2種以上の混
合物かあげられる。好ましいものはスチレンおよび4−
メチルスチレンである。
共役ジエンとモノビニル置換芳香族炭化水素との共重合
体における共役ジエンとモノビニル置換芳香族化合物と
の重量比は通常40/60〜9515であり、好捷しく
は50150〜99”10である。
共役ジエンの重量比が40未満ではパラフィン系鉱油に
対する共重合体の溶解性か悪くなり、低温で油が固化し
たり粘度が著しく増大する。
共役ジエン−モノビニル置換芳香族炭化水素の共重合体
はランダム共重合体でもブロック共重合体でもよいが前
者が好ましい。これらの共重合体は公知の方法で製造す
ることができる。たとえば脂肪酸石けん、092石けん
、アルキルアリルスルホン として過硫酸塩,有機過酸化物などを用いて重合する乳
化重合法やヘキサン、ペンタン、ベンゼントルエンなど
の炭化水素系溶媒の中で有機リチウム触媒、アルフィン
触媒、千−グラ−触媒などを用いて重合する浴液重合法
があげられるカベ本発明では共重合体を一旦系外にとシ
出すことなく、生成した共重合体溶液をそのま5次の水
素.イヒ,,工程に移すことができる溶液重合法を採用
するのが好ましい。なお、有機リチウム触媒を用いる溶
液重合においては、ランダム共重合体をうるため、テト
ラヒドロフランなどのエーテル化合物をランダム化剤と
して使用しtコリ、重合時、重合速度が速い共役ジエン
をモノビニル置換芳香゛族炭化水素が仕込まれている重
合系内に供給してランダム共重合体をうる方法をとる必
要がある。これらの重合では分子@調整剤(ドデシルメ
ルカプタンを使用することもできる・ 前記の方Gによυ得られる共役ジエンーモノヒニル置換
芳香族炭化水素の共重合体の分子量は触媒および分子邦
調整剤の種類と量、重合温度などを変えることにより任
意に調整されうるが、数平均分子量で通常1000〜5
0万、好ましくは5000〜20万である。数平均分子
量が1000未満では低温で油が固化したり粘度が著し
く上昇して、熱放散の効果がみられなくなる。一方50
万より太きいとパラフィン系鉱油系絶縁油に列する溶解
性が悪くなシ、数平均分子量が1000未満の場合と同
様に低温時油が固化したり、粘度が著しく上昇して熱放
散の効果かみられなくなる。数平均分子量は従来よくイ
がはれている方法たとえば浸透圧法や蒸気圧法などによ
シ測定することができる。
次の工程である共役ジエン−モノビニル置換芳香族炭化
水素の共重合体の水素化も公知の技術で行うことができ
る。このような方法としてはヘキサン、ヘプタン、シク
ロヘキザンなどの脂肪族炭化水素系溶媒中で還元ニッケ
ル触媒,酢酸ニッケル、オクタン酸ニッケルなどの有機
ニッケル触媒。
トリエチルアルミニ°ウム,トリブチルアルミニウムな
どの有機アルミニウム触媒などによる水素添加法があげ
られる。水素圧は通常10〜100 /cg/crdで
ある。この水素化ないし水素添加により本発明における
共重合体に含捷れていた77位およびl・ランス位に存
在した主船中のオレフィン結合やビニル基などの形で側
鎖に存在したオレフィン結合は飽和結合に転換される。
その転換率(水素化率。
水素添加率)は水素化された共重合体か低温における好
捷しい流動性を発揮するため通常70%以上、好ましく
は95%以上である。
水素化きれたオレフィン結合は主鎖にンス位やトランス
位で存在していてもまた1llil 鎖にビニル基の形
などで存在していても、水素化後の共重合体の低温流動
性には大差なく、とくに限定すべきものではない・また
水素化の際、芳香族の二重結合も一部(1〜30%程度
)水素化(水素添加)され、/クロアルカンに変わるが
、シクロアルカンに変わっても低温流動性に影響はみら
れず限定すべきものでもない。水素化された後の共重合
体に残存するオレフィン結合の量は赤外分析などで測定
することかできる。
本発明におけるパラフィン系鉱油としてはJISC−2
320(1978年)の鉱油系の電気絶縁油1種(1−
′ij:主として油入コンテンサ、油入ケーブル用;2
号、主として油入友圧器、油人ンヤ断器用および3号:
生として厳寒地以外の場所で用いる油゛入変圧器、油入
7ヤ断器用)があげられる。このような絶縁油の粘度は
40°Cにおいて20C5t以下、とくに13cst以
下である。上記絶縁油は電気絶縁が主目的であるか、発
生熱を放散する冷却の役割をも果すものである。
本発明における電気絶縁油は前記水素化された共重合体
およびパラフィン系鉱油からなるものであり、水素化さ
れた共重合体の含有量は共重合体と鉱油の合計重量に基
ついて通常0.005〜2係、好ましくは001〜05
係である。上記範囲においては低温時の流動性もよく、
熱放散効果もすぐれる。
本発明における電気絶縁油には必要により電気絶縁油の
機能に癲影響を及ぼさない炭化水素溶媒たとえば絶縁油
に用いられる他の鉱物油、ボ1ノブテン、アルキルベン
ゼンとくにドデシルベンゼン。
ジアルキルベンゼン、ジフェニルアルカンなどを少量た
とえば絶縁油の重量に基づいて30%以下、含有してい
てもよい。
本発明における電気絶縁油の製法はとくに制限されずた
とえば水素化された共重合体をそのま\パラフィン系鉱
油に添加することによりまたは′電気絶縁油の機能に悪
影響を及ぼさない炭化水素に水素化された共重合体が通
常5〜50車量飴好才しくば10〜25重量係になるよ
うに炭化水素で希釈した溶gを添加することにより告る
ことかできる。
本発明の電気機器は上記電気絶縁油を有するものである
。この機器としては電カケープル、変圧器、コンデンサ
ー、シャ断器などがあげられる。
電気機器は導体上に繊維質絶縁体(電気絶縁紙など)お
よび/またはプラスチック(ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリカーボネート、ポリフェニレンオキサイドなど
)絶縁体のテープを纏巻しこれらを電気絶縁油に含浸し
て構成されている。
本発明における電気絶縁油は低温での粘度が大巾に低下
したもの5であり、低温での熱放散性が良好であり、し
たがって冬期や寒冷地で使用しても固化して熱放散を困
難にするということがない。
またこの電気絶縁油は電気特性の点で問題がない。
また製品の色を濃くさせ商品価値を損うこともない。し
たがってこのような電気絶縁油を有する本発明の電気機
器は低温においても安定した電気特性を維持しうるもの
である。
本発明において、本発明における共重合体に変えてポリ
メタクリレートを用いた場合、電気特性に悪影響を及ぼ
し塩素化パラフィンを用いた場合は絶縁油が著しく着色
して商品価値を損う。
以下製造例および実施例により本発明をさらに睨明する
か本発明はこれに限定されるものではない。
製造例1 ガス吹込管、排気管、圧力計、温度計および触媒投入口
を備えた1ノのステンレス製オートクレーブにシクロヘ
キサンを400.!?仕込み、窒素置換を行った。次に
ブタジェン25g、スチレン25gおよびテトラヒドロ
フラン075gを仕込み攪拌混合した。その後l]−ブ
チルリチウムの0.75.j9を加え、約50°C,2
/+:g/cnIの圧力下で3貼間重合反応を行ない、
22′−メチレンビス(4−メチル−6−tert −
ブチルフェノール)の10%イソプロピルアルコール溶
液を59加え反応を停止させた。
次いでこの共重合体のシクロヘキサンffl Q、 4
5o、9を前記と同様の装置を付けた別の21オートク
レーブに仕込み水素置換を行った。次いで酢酸ニッケル
0.05gおよびトリエチルアルミニウム0.59 f
含んだシクロヘキサン溶液1.2gを仕込み水素を導入
し、150°C+ 701cg/crdで2時間、水素
4bを行なった。冷却後、反応物を大量のメタノール中
に注ぎ、ポリマーを沈澱濾せ、更に数回メタノールで洗
浄し本発明における水素イヒ 共重合体を得た。
この水素イし、共重合体のオレフィン結合は赤外吸収ス
ペクトル(波長10.4μ+ 11.0μの吸収による
)分析によると実質的に100%水素イヒされてお9・
トルエンを溶媒にし、30°Cで測定した滲透工法によ
る数平均分子量は5万であまた。
実施例1 製造例1で得た水素イヒ1、共重合体を表−1に示す性
状をもつパラフィン系鉱油の2種(A、B)にそれぞれ
0.05%添加し電気絶縁油を得た。このものは−20
°Cにおいて230〜250cpsという低粘度を示し
、良好な低温流動性をホした(無添加の場合は−20’
Cですでに固化しており流動しない)。
この電気絶縁油を有する変圧器を構成し本発明の電気機
器を得た。
製造例2〜7 製造例1と同様の操作によシ表−2に示すような水素、
4b:共重合体を得た。
実施例2 製造例2〜7で得た水素イ巳1共重合体を表−1に示す
パラフィン系鉱油の2種(A、B)にそれぞれ005%
添加して電気絶縁油゛を得た。これらは表−3に示すよ
うに−20’Cにおいて良好な低温流動性を示した。
これらの電気絶縁油を有する変圧器、電力ケーブノTン
デンサーを構成し本発明の電気機器を得tこ。
表−3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1水素化されtこ共役ジエン−モノビニルtfLi 換
    芳香族炭化水素共重合体を含有させてなるパラフィン系
    鉱油を電気絶縁油として有することを特徴とする電気機
    器。 2共役ジエンがブタジェン、イソプレン、13−ペンタ
    ジェン、13−へキザジエン、L、S−:A−クタジエ
    ンおよび24−デカジエンからなる群より選ばれる化合
    物である特許請求の範囲第1項記載の電気機器。 3モノビニル置換芳香族炭化水素がスチレン。 ビニルトルエン、4−エチルスチレン、1−ビニルナフ
    タリンおよび2−ビニルナフタリンからなる群よシ選ば
    れる化合物である6言ど「請求の範囲第1項または第2
    項記載の電気機器。 4共役ジエンとモノビニル置換芳香族炭化水素の重量比
    が40/60〜9515である特許請求の範囲第1項〜
    第3項のいずれか記載の電気機器。 5該共重合体の水素化率が少くとも70係である6許請
    求の範囲第1項〜第3項のいずオ拷か記載の゛「■気機
    器。 6該共重合体の数平均分子Jttか1000〜50万で
    ある特許請求の範囲第1項〜第5項のいずれか記載の電
    気機器。 7該共重合体の含有量が共重合体と鉱油の合計重量に基
    づいて0.005〜2%である4当許請求の範囲第1項
    〜第6項のいずれか記載の電気機器。 8鉱油か40°Cにおいて20cst以下の粘度を有す
    る特許請求の範囲第1項〜第7項のいずれか記載の7F
    気機器。
JP3644083A 1983-03-04 1983-03-04 電気機器 Pending JPS59160907A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3644083A JPS59160907A (ja) 1983-03-04 1983-03-04 電気機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3644083A JPS59160907A (ja) 1983-03-04 1983-03-04 電気機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS59160907A true JPS59160907A (ja) 1984-09-11

Family

ID=12469865

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3644083A Pending JPS59160907A (ja) 1983-03-04 1983-03-04 電気機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59160907A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7959254B2 (en) 2006-01-25 2011-06-14 Seiko Epson Corporation Liquid ejection apparatus, capping device, and installation device for liquid absorber

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52133600A (en) * 1976-05-01 1977-11-09 Nippon Oil Co Ltd Electric insulating oil composition

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52133600A (en) * 1976-05-01 1977-11-09 Nippon Oil Co Ltd Electric insulating oil composition

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7959254B2 (en) 2006-01-25 2011-06-14 Seiko Epson Corporation Liquid ejection apparatus, capping device, and installation device for liquid absorber

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1194285A (en) Electrical insulating oil and oil-filled electrical appliances
EP0103868B1 (en) Improved electrical insulating oil and oil-filled electrical appliances
KR101337289B1 (ko) 시클로알칸 기저유, 시클로알칸 기저유를 사용하여 제조된시클로알칸-기재 유전 액체, 및 그의 제조 방법
TW366502B (en) Dielectric fluid having defined chemical composition for use in electrical apparatus
JP2016503111A (ja) 電気絶縁性を有する伝熱流体
JPH088010B2 (ja) 電気絶縁油組成物
CN105051831A (zh) 电绝缘油组合物
EP0174378B1 (en) Electrical-insulating oil and oil-filled electrical appliances
CN111286396B (zh) 改性高燃点变压器油及其制备方法
CA1082444A (en) Electrical insulating oils
CN1366309A (zh) 电缆填充组合物
CN107903985A (zh) 一种合成酯类牵引变压器油组合物及其制备方法
CN102144018A (zh) 作为变压器油充气添加剂的重整器馏出物
JPS6364213A (ja) 電気絶縁油組成物
JPS59160907A (ja) 電気機器
CN104250577A (zh) 电气绝缘油及其用途
SE1651123A1 (sv) Use of certain aromatic compounds as additives to a dielectric liquid for reducing the viscosity thereof
US4081390A (en) Viscosity index improver composition
CN104250578A (zh) 电气绝缘油组合物及其用途
US5489649A (en) Star-branched polymers and functional fluids prepared therefrom
JPH0562529A (ja) 電力ケーブル
GB962250A (en) Copolymerization of olefins
Balsbaugh et al. Dielectric properties of hydrocarbons and hydrocarbon oils
CN1036138C (zh) 丁苯粘度指数改进剂的制造方法
EP0150908B1 (en) Use of Curable impregnant compositions for impregnating electrical appliances