JPS591593A

JPS591593A - コ−クス乾式消火設備の余剰ガス回収方法

Info

Publication number: JPS591593A
Application number: JP11236382A
Authority: JP
Inventors: Kazutomi Funabashi; 船橋　一富
Original assignee: Sumitomo Metal Industries Ltd
Current assignee: Nippon Steel Corp
Priority date: 1982-06-28
Filing date: 1982-06-28
Publication date: 1984-01-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明はコークス炉から排出される赤熱コークスの乾
式消火設備の余剰ガス回収方法に関する。

ものである。

従来から、コークス炉から排出される赤熱コークスは消
火塔に導き散水消火されていた。そのた（第１　頁）め多くの蒸気と粉塵を発生し、環境を悪化させるもので
ある。最近コークスの乾式消火設備が開発され一部実施
されている。第１図はコークス乾式消火設備の略図であ
る。（１）は冷却塔であり、（２）は熱交換器、（３）
は循環ファンである。コークス炉から排出され九赤熱コ
ークスは、捲上げ（４）等にょ如冷却塔（１）に装入さ
れる。冷却塔（１）の下部からは冷却用循環ガスが循環
ファン（３）により吹込まれ赤熱コークスは冷却され排
出口（５）から排出される。一方高温となつ九循環ガス
（６）は除塵器（７）を通り、熱交換器（２）に導ふれ
て蒸気を発生させ、冷却された循環ガスは循環ファン（
３）により冷却循環ガスとして循環使用される。このよ
うなコークス乾式消火設備において、循環する循環ガス
は、冷却塔内で発生するＣＯガスならびにＨ，ガスは循
環を繰返すと次第に濃縮されて爆発限界に達するため、
希釈用空気管（８）より希釈用空気を吹込み、余剰ガス
は余剰ガス管（９）から湿式除塵器αＱにより除重冷却
されてサービスタンクα◇に溜めて使用されるか、又放
散管（６）より放散されている。

ｆ４＊９百１この発明はこのようなコークス乾式消火設備においてさ
らに熱回収効率を高めることを目的になされたものでそ
の要旨は、上述のコークス乾式消火設備において余剰ガ
ス管からの余剰ガスを乾式除塵器に導き除塵したのち燃
料燃焼設備である例えばボイラー等の燃焼用ガスとして
使用することを特徴とするものである。

以下図面にもとづｈてこの発明を説明する。第２図はこ
の発明実施の態様を示す図である。この発明は上述のコ
ークス乾式消火設備の余剰ガス管（９）からの濃縮余剰
ガスをバグフィルタ−等の乾式除塵器Ｑ１に導き除塵し
たのち、ボイラー等の炉σ→の燃焼用ガスとして直接使
用するものである。濃縮余剰ガスは１７０〜１８０℃の
温度であり、従来はサービスタンクへ送るため湿式除塵
器により除塵冷却して２５℃程度の温度にしてサービス
タンクに送っていたものを、この発明は乾式除塵器によ
って温度はそのまま燃焼使用するのでその分の顕熱は有
効利用されるものである。

この発明はさらにボイラーの蒸発量を均一にするため高
炉ガスと併用した方が好ましい。コークス乾式消火設備
は処理するコークスの処理量によって冷却用循環ガスな
らびに濃縮余剰ガスの量が異なってくる。第３図はコー
クスの処理量と循環ガス量との関係を示す図である。横
軸は循環ガス量であり、縦軸はコークス切出量である。

図でわかるよりにコークス切出量が多くなると循環ガス
量も多くなるものである。第４図はコークス処、理量と
濃縮余剰ガス量との関係を示す図である。横軸は濃縮余
剰ガス量であり縦軸はコークス切出量である。

図で明らかなようにコークス切出量が多くなると余剰ガ
スも増加するものであり、コークスの処理量によってボ
イラーから発生する蒸気も大巾に異なってくるものであ
る。このような場合は高炉ガス本管と連結して併用する
ことが好ましい。第５図は余剰ガス配管を示す略図であ
る。余剰ガス管（９）は高炉ガス本管Ｑ篩と連結し、コ
ークス処理量が何らかの理由により減少した場合、ある
いは停止した場合は切替弁０呻により高炉ガスを送りボ
イラーの蒸気発生菫を均一に制御するものである。

実施例について説明する。濃縮循環ガスの成分ならびに
発熱量を第１表に示す。

第１表この循環ガスを第２図に示す余剰ガス管（９）から１０
０００Ｎｎｌ／Ｈ回収しバグフィルタ−を通して除塵し
ボイラーの燃焼用ガスとして使用した。

第６図は余剰ガス温度と顕然の関係を示す図である。横
軸は余剰ガス１０００ＯＮｙｄの顕熱であり、縦軸は余
剰ガス温度である。図でわかるように従来方法では余剰
ガスを湿式除塵器で除塵していたので余剰ガス温度は２
５℃であり顕熱は約７０Ｘ１０００Ｕである。これに対
しこの発明ではバグフィルタ−で除塵するため余剰ガス
温度は１７５℃であり、約５７０ｘ１０００＆の顕熱を
保有しており、この顕熱が有効利用された。

第７図は余剰ガス温度と燃料ガス削減率の関係を示す図
である。横軸は余剰ガス温度であｐ１縦軸は燃料ガス削
減率である。従来方法での余剰ガス温度２５℃をベース
としてこの発明方法は約６’ｍの燃料ガス削減率となっ
た。

また、第８図はボイラー蒸発量負荷とボイラー効率との
関係を示す図である。横軸はボイラー蒸発量負荷であり
、縦軸はボイラー効率である。ボイラー効率は下記式を
用いた。

ここで、Ａ：燃料量×発熱量Ｂ；燃焼用空気顕熱Ｃ：燃料ガス持込み顕熱Ｄ：発生蒸気総熱量−給水顕熱図中実線は従来方法であり、破線はこの発明方法である
。図で明らかのように従来方法では８７ｍのものが、９
１饅に向上した。

以上のように、この発明余剰ガス回収方法は、余剰ガス
の除塵に乾式除塵器を用い高温のまま直接ボイラー等に
燃料ガスとして使用し、その顕熱を有効に利用するもの
で、コークス乾式消火設備の熱回収効率を大巾に向上さ
せる顕著な効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はコークス乾式消火設備の略図、第２図はこの発
明実施の態様を示す図、第３図はコークス処理量と循環
ガス量との関係を示す図、第４図はコークス処理量と濃
縮余剰ガス量との関係を示す図、９Ｊ５図は余剰ガス配
管を示す略図、第６図は余剰ガス温度と顕熱の関係を示
す図、第７図は余剰ガス温度と燃料ガス削減率の関係を
示す図、第８図はボイラー蒸発量負荷とボイラー効率と
の関係を示す図である。図中、１・・・冷却塔、２・・・熱交換器、３・・・循
環ファン、４・・・捲上げ、５・・・排出口、６・・・
循環ガス、７・・・除塵器、８・・・希釈空気管、９・
・・余剰ガス管、１０・・・湿式除塵器、１１・・・サ
ービスタンク、１２・・・放散管、１３・・・乾式除塵
器、１４・・・炉、１５・・・高炉ガス本管、１６・・
・切替弁。出願人　　住友金属工業株式会社（Ｈ／上）　７ｉ　’Ｅ　Ｍ＄（Ｈ／ｆ）Ｉ’１ＪＩｔ＄（％）１吻Ｔツクロ＊ｗ’１ＣｖＯ（１）　　ψ　？　〜　ｏ　　　。 Φのののののの（％）崖ｍ孟ン平（り。）ｌ！？−ｆ４＋呻１翅Ｆ

Claims

【特許請求の範囲】

赤熱コークスを冷却塔に装入し、該冷却塔に冷却用循環
ガスを吹込み赤熱コークスを冷却するとともに、冷却塔
から排出される高温循環ガスを熱交換器に導き熱回収し
たのち冷却用循環ガスとして循環しかつ、前記循環ガス
の余剰ガスを回収あるいは放散するコークス乾式消火設
備におりて、前記余剰ガスを乾式除塵器に導き除塵した
のち燃料燃焼設備等の燃焼用ガスとして使用することを
特徴とするコークス乾式消火設備の余剰ガス回収方法。