JPS59156465A - 建築用板の模様付け法 - Google Patents
建築用板の模様付け法Info
- Publication number
- JPS59156465A JPS59156465A JP3239783A JP3239783A JPS59156465A JP S59156465 A JPS59156465 A JP S59156465A JP 3239783 A JP3239783 A JP 3239783A JP 3239783 A JP3239783 A JP 3239783A JP S59156465 A JPS59156465 A JP S59156465A
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- Japan
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- paint
- solvent
- pattern
- water
- supply part
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Decoration By Transfer Pictures (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
し技術分野]
この発明は、広い意味では建築用板の製造技術の分野に
属する。具体的には、建築用板の模様付け、ないし表面
化粧の技術分野に属する。さらに詳しくは、模様付は法
の内でも、特に水面転写法と称せられる技術の分野に属
する。
属する。具体的には、建築用板の模様付け、ないし表面
化粧の技術分野に属する。さらに詳しくは、模様付は法
の内でも、特に水面転写法と称せられる技術の分野に属
する。
[背景技術]
水面転写法は、水槽の中に水を満たし、その水面上に、
塗料を拡散させて塗料の膜を形成させ、これを被塗装物
の表面に転写する内容の技術であり、手工業的には古く
から行われていた。
塗料を拡散させて塗料の膜を形成させ、これを被塗装物
の表面に転写する内容の技術であり、手工業的には古く
から行われていた。
しかし、水面転写法による模様付は法については種々問
題があり、これの解決策として幾つかの技術力侮関され
でいる。たとえば、特許第92949号、特開昭56−
144281号、特開昭53−142448号、特開昭
50−100131号などの各公報に水面転写の改良技
術の開示が認められる。
題があり、これの解決策として幾つかの技術力侮関され
でいる。たとえば、特許第92949号、特開昭56−
144281号、特開昭53−142448号、特開昭
50−100131号などの各公報に水面転写の改良技
術の開示が認められる。
ところで、従来の水面転写法における重要な技術的課題
のうちの一つは、模様の再現性を確保して量産品の模様
付は法として適したものにすることであり、もう一つは
模様色彩の多様化を図ることであった。
のうちの一つは、模様の再現性を確保して量産品の模様
付は法として適したものにすることであり、もう一つは
模様色彩の多様化を図ることであった。
前記文献中には、量産化を図るために若干の試みが為さ
れているが、模様の再現性に関しては未だ十分でなく、
色彩の多様化については何等の提案もなされていない。
れているが、模様の再現性に関しては未だ十分でなく、
色彩の多様化については何等の提案もなされていない。
そもそも水面転写法は、別名墨流法とも称せられている
ように、単色の濃淡模様でしか模様表現が出来ない方法
であったのである。
ように、単色の濃淡模様でしか模様表現が出来ない方法
であったのである。
[発明の目的]
この発明は、前述のような事情に鑑みてなされたもので
あり、模様の再現性を図ると共に、複数の色彩模様を表
現することのできる水面転写法を提供することを目的と
してなされた。
あり、模様の再現性を図ると共に、複数の色彩模様を表
現することのできる水面転写法を提供することを目的と
してなされた。
なお、ここで言う模様の再現性とは勿論、厳密な意味で
の同一模様の再現を問題にしているのではなく、全体の
感じが似ている程度を意味している。
の同一模様の再現を問題にしているのではなく、全体の
感じが似ている程度を意味している。
[発明の開示]
この発明は、水面転写法による模様付は法において、い
わゆる模様設計部の他に、溶剤を溜める区画と、塗料を
溜める区画を設け、かついわゆる塗料のキャリヤーとし
て水に不溶の溶剤を使用する点に特徴を有する。
わゆる模様設計部の他に、溶剤を溜める区画と、塗料を
溜める区画を設け、かついわゆる塗料のキャリヤーとし
て水に不溶の溶剤を使用する点に特徴を有する。
以下、この発明の実施の際に使用する装置の一例として
示した図面を参照しながら説明する。
示した図面を参照しながら説明する。
図は、この発明の実施に際して使用する装置の一例を表
した略図である。この図で1は水槽、2は溶剤供給手段
、3.4は塗料供給手段、5は水面に展開された拡散模
様、5aは模様設計部、6は被塗装物である建築用板、
7は溶剤供給部、8は塗料供給部、9は第1堰、1oは
第2堰、llは第3堰である。
した略図である。この図で1は水槽、2は溶剤供給手段
、3.4は塗料供給手段、5は水面に展開された拡散模
様、5aは模様設計部、6は被塗装物である建築用板、
7は溶剤供給部、8は塗料供給部、9は第1堰、1oは
第2堰、llは第3堰である。
以上の装置において、まず水槽1に適当な深さに水を張
る。つぎに溶剤供給手段2により、溶剤供給部7に溶剤
を供給する。この熔荊は水に不溶性で水面に浮くものが
使用される。この溶剤はいわばキャリヤーの役目を果た
すものであり、後に使用する塗料の希釈のために使用す
る意図のものではない。ここでこの溶剤について要求さ
れる条件を要約すると以下のようである。
る。つぎに溶剤供給手段2により、溶剤供給部7に溶剤
を供給する。この熔荊は水に不溶性で水面に浮くものが
使用される。この溶剤はいわばキャリヤーの役目を果た
すものであり、後に使用する塗料の希釈のために使用す
る意図のものではない。ここでこの溶剤について要求さ
れる条件を要約すると以下のようである。
■ 水に不溶性であること。
■ 比重は1.0以下であり、かつ好ましくは0.8以
上であること。
上であること。
■ 表面張力が使用する塗料より、好ましくは小さいこ
と。
と。
■ 揮発速度は使用する塗料の溶剤よりは遅く、沸点と
しては150〜200°C(760R以下で)程度が好
ましい。
しては150〜200°C(760R以下で)程度が好
ましい。
■ 使用する塗料および塗料用の溶剤との相溶性はでき
るだけ小さいこと。
るだけ小さいこと。
以上の溶剤が供給された後は、第2堰を開いて所定量の
溶剤を塗料供給部8に送り込んだ後、塗料供給手段3.
4により、塗料を供給する。ここで供給する塗料として
複数種のものを、たとえば色を異にした複数種の塗料を
使用すれば、模様色彩の多様化が図れるのである。ある
いは、いわゆるベース塗料と柄塗料を使用してもよい。
溶剤を塗料供給部8に送り込んだ後、塗料供給手段3.
4により、塗料を供給する。ここで供給する塗料として
複数種のものを、たとえば色を異にした複数種の塗料を
使用すれば、模様色彩の多様化が図れるのである。ある
いは、いわゆるベース塗料と柄塗料を使用してもよい。
ベース塗料は柄塗料で形成する模様を固定的にし、かつ
柄塗料模様のコントラストを明確にするために使用され
る。
柄塗料模様のコントラストを明確にするために使用され
る。
以上のようにすると、塗料供給部8には、一時的に、水
に不溶の溶剤、ベース塗料、柄塗料などが共存すること
になる。もっとも使用する塗料を、2種以上必ず使用す
べしとの限定をするものではない。
に不溶の溶剤、ベース塗料、柄塗料などが共存すること
になる。もっとも使用する塗料を、2種以上必ず使用す
べしとの限定をするものではない。
つぎに第3堰を開いて模様設計部5aに塗料、溶剤を拡
散させることにより流れ模様を形成させる。この際、水
面上をキャリヤーとしての水に不溶性の溶剤が、その表
面張力に応じて拡散し、これに載せられた状態で塗料が
搬送され、流れ模様が形成される。なお、この場合補助
手段としての攪拌装置を使用し、流れ模様の形成を手伝
うようにしてもよいが、本質的にはキャリヤーとしての
溶剤、あるいは塗料自体の拡散に任せて模様を形成する
のである。このようにするから再現性ある流れ模様が得
られるのである。
散させることにより流れ模様を形成させる。この際、水
面上をキャリヤーとしての水に不溶性の溶剤が、その表
面張力に応じて拡散し、これに載せられた状態で塗料が
搬送され、流れ模様が形成される。なお、この場合補助
手段としての攪拌装置を使用し、流れ模様の形成を手伝
うようにしてもよいが、本質的にはキャリヤーとしての
溶剤、あるいは塗料自体の拡散に任せて模様を形成する
のである。このようにするから再現性ある流れ模様が得
られるのである。
模様が十分な広さに展開したら、これを被転写物である
建築用板に転写する。転写するには、水面上の模様の表
面が、板の表面に付着するように、建築用板でもって押
さえ込むようにして建築用板を斜めに槽中に挿入する。
建築用板に転写する。転写するには、水面上の模様の表
面が、板の表面に付着するように、建築用板でもって押
さえ込むようにして建築用板を斜めに槽中に挿入する。
十分模様が建築用板の表面に馴染み、転写されたら、槽
中より取り出す。つぎにこれを乾燥することにより転写
が終了する。これ以後の処置については常法に従うこと
で足りる。
中より取り出す。つぎにこれを乾燥することにより転写
が終了する。これ以後の処置については常法に従うこと
で足りる。
なお、以上に説明した以外の事項で、水面転写に必要な
技術的事項に関しては、公知の手段、設備および方法に
従うものとする。なお、前述の装置において、水に不溶
性の溶剤、塗料等の移送は、堰を上方に持ち上げること
により水面を連結させて、以後はそれぞれの拡散に任せ
るようにして行う。なお、第1堰9は必須的なのではな
い。
技術的事項に関しては、公知の手段、設備および方法に
従うものとする。なお、前述の装置において、水に不溶
性の溶剤、塗料等の移送は、堰を上方に持ち上げること
により水面を連結させて、以後はそれぞれの拡散に任せ
るようにして行う。なお、第1堰9は必須的なのではな
い。
以下、実施例を述べる。
実施例1
塗料としてアクリル樹脂系塗料(大日本塗料側、赤色)
を使用し、図示のような構造の設備を使用してスレート
板に水面転写塗装を施した。なお、塗料用の溶剤はトル
エンを使用した。また水に不溶性の溶剤としてエチルベ
ンジルエーテルを使用した。
を使用し、図示のような構造の設備を使用してスレート
板に水面転写塗装を施した。なお、塗料用の溶剤はトル
エンを使用した。また水に不溶性の溶剤としてエチルベ
ンジルエーテルを使用した。
以上の実施により、比較的幅の広いスジ模様が形成でき
、かつ類似性のある模様が再現性良く得られた。これは
スレート板上によく転写できた。
、かつ類似性のある模様が再現性良く得られた。これは
スレート板上によく転写できた。
実施例2
塗料として赤および黄色のアクリル樹脂系塗料(実施例
1と同様の銘柄)を使用し、これの溶剤としてプロピル
アルコールを使用した。また水に不溶性の溶剤の溶剤と
してシリコーンオイルく信越化学0a製)を使用した。
1と同様の銘柄)を使用し、これの溶剤としてプロピル
アルコールを使用した。また水に不溶性の溶剤の溶剤と
してシリコーンオイルく信越化学0a製)を使用した。
前述の内容の手順で図示の装置を使用して実施したとこ
ろ、幅の狭い2色のスジ模様が、再現性よく得られた。
ろ、幅の狭い2色のスジ模様が、再現性よく得られた。
また、この模様は首尾よくスレート板に転写することが
できた。
できた。
[発明の効果]
この発明は、水面を堰により、塗料供給部を介して溶剤
供給部と模様設計部に分割し、溶剤供給手段面に、水に
不溶性の溶剤を供給し、ついでこれの所定量を塗料供給
部に移送した後1.この塗料供給部に塗料を供給し、つ
いでこれを模様設計部に拡散させる工程を含ましめたの
で、以下のような効果を得ることが出来た。
供給部と模様設計部に分割し、溶剤供給手段面に、水に
不溶性の溶剤を供給し、ついでこれの所定量を塗料供給
部に移送した後1.この塗料供給部に塗料を供給し、つ
いでこれを模様設計部に拡散させる工程を含ましめたの
で、以下のような効果を得ることが出来た。
■ 水に不溶性の溶剤の溶剤がキャリヤーとして作用す
るので、再現性ある流れ 模様が形成される。
るので、再現性ある流れ 模様が形成される。
■ また前記理由により、2色以上の塗料を使用しても
、拡散中に完全混合する ことなく、多色の模様が形成される。
、拡散中に完全混合する ことなく、多色の模様が形成される。
図はこの発明の実施に使用する水面転写装置の実施例を
示した略図である。 1は水槽 2は溶剤供給手段 3.4は塗料供給手段 5aは模様設計部 6は建築用板 7は溶剤供給部 8は塗料供給部 9は第1堰 10は第2堰 11は第3堰 特許出願人 松下電工株式会社
示した略図である。 1は水槽 2は溶剤供給手段 3.4は塗料供給手段 5aは模様設計部 6は建築用板 7は溶剤供給部 8は塗料供給部 9は第1堰 10は第2堰 11は第3堰 特許出願人 松下電工株式会社
Claims (1)
- (1)水面転写法による建築用板の模様付は法において
、水槽の水面を、堰により、塗料供給部を介して溶剤供
給部と模様設計部に分割し、溶剤供給部に、水に不溶性
の溶剤を供給し、ついでこれの所定量を塗料供給部に移
送した後、この塗料供給部に塗料を供給しミついでこれ
を模様設計部に拡散させる工程を含ましめたことを特徴
とする建築用板の模様つけ法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3239783A JPS59156465A (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | 建築用板の模様付け法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3239783A JPS59156465A (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | 建築用板の模様付け法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59156465A true JPS59156465A (ja) | 1984-09-05 |
JPH0330430B2 JPH0330430B2 (ja) | 1991-04-30 |
Family
ID=12357815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3239783A Granted JPS59156465A (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | 建築用板の模様付け法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59156465A (ja) |
-
1983
- 1983-02-28 JP JP3239783A patent/JPS59156465A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0330430B2 (ja) | 1991-04-30 |
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