JPS59155270A - 緩降機 - Google Patents

緩降機

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JPS59155270A
JPS59155270A JP2902983A JP2902983A JPS59155270A JP S59155270 A JPS59155270 A JP S59155270A JP 2902983 A JP2902983 A JP 2902983A JP 2902983 A JP2902983 A JP 2902983A JP S59155270 A JPS59155270 A JP S59155270A
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impeller
casing
pulley
rotation
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JP2902983A
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上田 博巳
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、火災等の災害時に高所より緩やかに降下避
難するのに用いる緩降機に関するものである。
従来の緩降機は、ロープの移動によるプーリーの回転を
遊星歯車装置を介して増速してディスクに伝え、このデ
ィスクの高速回転による遠心力によってディスク外周部
に取り付けたブレーキシューをブレーキドラムに押圧さ
せ、ブレーキシューとブレーキドラムとの摩擦力によっ
て降下速度を制御するものであった。しかし、この機構
では、ブレーキ装置が摩擦熱により300〜400℃の
呻温に達するため、焼結合金製のブレーキシューがディ
スクに溶着してブレーキドラムを押圧しなくなり、従っ
てブレーキが効かなくなることが多かった。また、ディ
スクの軸受部にはベアリングは設けられておらず金属同
志の摺動であるため、高速回転時には焼き付く可能性が
あり、これを防ぐために軸受部にオイルを付ければ、こ
れがプレーキシューへ付着してブレーキが効かなくなる
虞れがあるので、オイルを付けることもできなかった。
この発明は、上記従来例の難点を解消し、降下速度が速
いときでもブレーキが効かな(なる虞れがなく、また回
転軸が焼き付く虞れもない安全な緩降機を提供すること
を目的とする。
この発明の緩降機は、油槽中にインペラーと歯車装置を
設け、ローブの移動によるプーリーの回転を歯車装置で
増速してインペラーに伝え、インペラーの高速回転に対
する油の抵抗によって降下速度を制御するものであり、
以下その構成を一実施例として示した図面に従って説明
する。
第1図及び第2図は、この発明の第1実施例を示したも
のである。(1)はケーシングで、内部には油が充満さ
れており、固定ピン(2)と第1シヤフト(3)によっ
て固定板(4)に固着され、ケーシング(1)と固定板
(4)の間には空間(5)が形成されている。第1シヤ
フト(3)は、ケーシング(1)の上方より略1/3の
位置に、ケーシング(1)と空間(5)を貫通して形成
されている。また、ケーイング(1)の下方より略1/
3の位置に、第2シヤフト(6)がケーシング(1)を
貫通して形成されている。
プーリー(7)は、空間(5)内で第1シヤフト(3)
によって回動自在に支持され、ケーシング(1)内で第
1シヤフト(3)によって回動自在に支持された入力歯
車(8)と接続されている。また、増速歯車手段は第1
歯車(9)と第2歯車(10)より成り、これらは同軸
上で一体に形成されており、第2シヤフト(6)によっ
て回動自在に支持されている。出力歯車(11)はイン
ペラー (12)と一体に形成されており、第1シヤフ
ト(3)によって回動自在に支持されている。
インペラー(12)は、第1シヤフト(3)に対して、
適宜角度傾斜した多数の羽根(13)と円環状の枠(1
4)と円筒状の基部(15)から成り、各羽根(13)
は枠(14)と基部(15)の間に放射状に取り付けら
れている。
入力歯車(8)は第1歯車(9)と、第2歯車(10)
は出力歯車(11)とそれぞれ歯合しているプーリー(
7)が第1シヤフト(3)と摺動する部分と、ケーシン
グ(1)がプーリー(7)と入力歯車(8)の接続部(
16)と摺動する部分には、0リング等のシール(17
)  (1B)がそれぞれ嵌合されている。
固定板(4)の上端部は、リング状に折曲されて吊掛部
(19)が形成され、下部には逆三角形状に3個のガイ
ドプーリー(20)が取り付けられている。各ガイドプ
ーリー(20)は、ピン(21)によって回動自在に支
持されており、各ピン(21)の先端は保持板(22)
に固着されている。
プーリー(7)にはローブ(23)が懸架され、このロ
ーブ(23)の両端は、上記3個のガイドプーリー(2
0)のうちの上方の2個の間を通り、さらに下方のガイ
ドプーリー(20)の両側を通って下方に伸びている。
次に、この緩降機の使用状態について説明するローブ(
23)の一端を人が掴んで降下を始めると、ローブ(2
3)が移動してプーリー(7)が回転を始め、同時に入
力歯車(8)が回転を始める。この回転は、入力歯車(
8)と歯合している第1歯車(9)に伝達されるが、第
1歯車(9)の歯数N、は入力歯車(8)の歯数Nxy
より少ないため、第1歯車(9)の回転数は増加する。
たとえば、N+/ Nw = 1 / 5とすれば回転
数は5倍になる。さらに、第1歯車(9)は第2歯車(
10)と一体に形成されているので、第2歯車(10)
も5倍の回転数で回転する。この増加した回転は、第2
歯車(10)と歯合している出力歯車(11)に伝達さ
れるが、出力歯車(11)の歯数NouTは第2歯車(
10)の歯数Nより少ないため、出力歯車(11)の回
転数はさらに増加する。たとえば、No、J工/Nl=
 1 / 5とすれば回転数はさらに5倍になる。
従って、出力歯車(11)の回転数は、プーリー(7)
の回転数の25倍に増加することになり、出力歯車(1
1)と一体に形成されているインペラー(12)も25
倍の回転数で回転することになる。
ケーシング(1)内には油が充満しているので、高速で
回転するインペラー(12)の羽根(13)には大きな
抵抗力が働き、従ってプーリー(7)の回転にブレーキ
がかかる。
この発明の緩降機では、従来例のような金属同志の摩擦
部分がないため、高温になる部分がなく、またインペラ
ー(12)等の回転で発生した熱も油に吸収され、ケー
シング(1)の表面から大気に放出されるので、ケーシ
ング(1)内の温度の上昇も大きくならない。また、第
1シヤフト(3)、第2シヤフト(6)と各歯車の摺動
部及び歯車同志の歯合部には潤滑油が不要となる。
第3図ないし第5図は、この考案の第2実施例を示して
いる。
この実施例では、2個の入力歯車(8a)  (8b)
が同軸で一体に形成されており、第1シヤフト(3)に
よって回動自在に支持されている。また、第2シヤフト
(6)には2個の出力歯車(lla )(llb )が
回動自在に支持されており、一方の出力歯車(lla 
)はインナーインペラー(12a ”)と接続され、他
方の出力歯車(llb )は枠(14)で一体に形成さ
れた一対のアウターインペラー(12b)(12b)と
接続されている。インナーインペラー(12a )は、
両アウターインペラー(12b )(12b )の間に
配されている。
また、第3シヤフト(24)には、同軸で一体に形成さ
れた第1歯車(9)と第2歯車(10)が回動自在に支
持されている。
入力歯車(8a)は直接出力歯車(lla )と歯合し
ているが、入力歯車(8b)は第1歯車(9)と歯合し
、第1歯車(9)と一体に形成された第2歯車(lO)
が出力歯車(llb )と歯合している。
従って、この実施例では、インナーインペラー(12a
 )とアウターインペラー(12b)  (12b )
は常に逆方向に回転することになる。
インナーインペラー(12a )は、羽根(13)が第
2シヤフト(6)に対して平行に形成されており、アウ
ターインペラー(12b)(12b)の羽根(13)は
、第2シヤフト(6)に対して適宜角度傾斜して形成さ
れているので、各インペラー(12a )  (12b
 )  (12b )の回転に対して抵抗力が働くとと
もに、両アウターインペラー(12b )  (12b
)が造る油の流れの中をインナーインペラー(12a)
が回転することになるので、これによる抵抗力がさらに
加わることになる。従って、第1実施例に比べれば、ブ
レーキのかかり方を大きくすることができる。
この発明は、上述の様な構成を有するものであり、降下
速度が速いときでもブレーキが効かなくなる虞れがなく
、また回転軸が焼き付く虞れもないのであり、優れた効
果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例の内部構造を示す正面図
。第2図は第1図の縦断側面図。第3図はこの発明の第
2実施例の内部構造を示す正面図。第4図は第3図のA
−A線断面図を示す側面図。第5図はインナーインペラ
ーとアウターインペラーの斜視図。 (1)・・・ケーシング (7)・・・プーリー (8
)・・・入力歯車 (9)・・・第1歯車 (10)・
・・第2歯車 (11)・・・出力歯車 (12)・・
・インペラー(23)・・・ロープ 代理人 弁理士 辻 本 −義 第1図 第2図 第3図 第4図 。 第5図 12b

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ケーシング外にはローブを懸架するプーリーを回動
    自在に設け、ケーシング内には入力歯車、増速歯車手段
    、出力歯車及びインペラーをそれぞれ回動自在に設けて
    油を充満し、プーリーを入力歯車と接続し、かつ出力歯
    車をインペラーと接続して、プーリーの回転をケーシン
    グ内で増速してインペラーに伝達し、インペラーは油の
    抵抗を受けて回転することを特徴とする緩降機。 2、増速歯車手段が、同軸で一体に形成された歯数の異
    なる2個の歯車よりなることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の緩降機。 3、入力歯車が、同軸で一体に形成された2個の歯車よ
    り成り、各入力歯車の回転が2個のインペラーに別個に
    伝達されることを特徴とする特許請求の範囲第1項また
    は第2項記載の緩降機。
JP2902983A 1983-02-22 1983-02-22 緩降機 Granted JPS59155270A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2902983A JPS59155270A (ja) 1983-02-22 1983-02-22 緩降機

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JP2902983A JPS59155270A (ja) 1983-02-22 1983-02-22 緩降機

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JPS59155270A true JPS59155270A (ja) 1984-09-04
JPS6336266B2 JPS6336266B2 (ja) 1988-07-19

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ID=12264982

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JPS6336266B2 (ja) 1988-07-19

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